XRは見る、体験する、利用するまではあるけど
そこの中で仕事してる人はそういないなぁと。
性的コンテンツでVR風俗は出てきたばかりですね
XRグラスに、手袋デバイスをつけた姿が今の私の仕事着だ。
椅子に座り、セットアップすると目の前に正方形のオブジェクトが現れる。
これから私はこのオブジェクトを粘土のように、引き伸ばしたり削ったりして、3Dアバターを作るのだ。
アバターは昔ながらのようにパソコンで作る人もいるし、フィギュアのように立体造形して3Dスキャナーで取り込む人もいるけど、私はこのオブジェクトを直感的にイジれるツールで仕事をしている。
触れば手袋が触感を伝えてくる。それを大きくして、まずは大雑把に中指で削っていく。
そうしたら削りすぎたところを親指と人差し指でつまんで、伸ばす。
余分に伸ばしたところはまた中指で削っていく。
ちょっとカクカクした所は、小指でさしってあげると滑らかなカーブになってくれる。
左手デバイスも併用すると、パソコンのように色々なツールも使えるけど、私は左手デバイスはあまり使っていない。
左手はもっぱらアバターを掴んで回したりするのに使うのだ。
指だと太くて大変な所は、アバターの描写サイズを拡大してまるで小人のような心地で指をいれていく人と、アバターはそのままでナイフ型のデバイスを用意して削る人がいるけど、私はナイフ型デバイスを使っている。
小人気分になるのはいつもドキっとするし、等身が人間大のアバターは十分に大きいので、そこまですること無いと思うのだ。
いつの世も、こういうやり方は人による部分だ。
このVRで直接3Dを作る方式で私が一番良いと思うのは絵付けだ。
私はパソコンでテクスチャを作ろうとしたら心が折れた。
ナイフ型デバイスを今度は絵筆のようにして塗っていく。
全部が全部直感的にできる。アバターを動かして、頭を抱えるようにして、髪の毛をデザインしていく。
こういう繊細な作業ができるようになったのは『触感』が生まれたからだよなとしみじみ思う。
ちまたじゃVR楽器の演奏のプロが出てきたり、VR格闘団体とかが生まれているらしいーー性的コンテンツとかもーー3Dに触れるだけで、VR内での表現の幅がすごい広がってきた。
今まではXRの仕事って、XR世界を現実で作る仕事だったけど、VR内でできる仕事が増えてきている。
IT産業という言葉では言い表せられない、電脳世界の中での営みは新しい産業となっている。
「できた」
3Dアバターの出来栄えをチェックする。等身大表示にすると、自分の肉体との比較で長さの調整がきくのがいい。
デフォルメキャラだと出来ないけど、違和感にすぐ気づける。
うん、問題はなさそうだ。
これから3Dのものづくり産業に入ってくるなら、パソコンでの作り方より、XR上で作れるほうがオススメですよ。
夢ノ語部という名前でVをしてるので、
こういう夢を語る話には参加しないとなぁと。