神に間違えて殺られた俺達が生き残る為に頑張って歴史を変えるようです? 作:soryu_tayhoone
1914年8月9日に始まった戦争であるが、戦争の為の物資調達等々の準備に多少の時間を要した結果、最初の戦闘の火蓋が切って落とされたのは8月19日のバルカン半島であった。
此処ではセルビア王国が攻め込んできたオーストリア=ハンガリー帝国軍(以下オーストリア軍)に対して決死の防衛戦を繰り広げており、戦闘開始から既に12日が経過していた。
ーー8月31日 バルカン半島 セルビア王国国境線付近にて
...ズドォォン
...ドドォォン
ヒュルルルル......
セルビア軍兵士1『Долази!! То је бомбардовање!!』
〔来るぞぉ!! 砲撃だぁ!!〕
ズドォォォォン!!
ズドドォォォォン!!
セルビア軍兵士2『Гуа?!』
〔ぐぁっ?!〕
セルビア軍兵士3『Да ли си добро! Буди чврст!』
〔大丈夫か! しっかりしろ!〕
戦闘に先立ち、オーストリア軍は手始めとして砲撃や、時折航空機から小型爆弾を投下してセルビア軍の籠っている塹壕に攻撃を始めていた。
セルビア軍下士官『(Проклетство... Бараж је превише невероватан, А непријатељски војници су више него дупло наши...! ) Куу...! Не бој се! Контактирајте артиљерију! Ми такође узвратимо!!』
〔(クソ、、雨霰の如く撃ちまくりやがって、それに敵兵士も我等の倍か...!) くっ...! 怯むなぁ! 砲陣地に連絡! こっちも撃ち返すんだ!!〕
セルビア軍兵士4『Да!!』タッタッタ...
〔了解っ!!〕
セルビア軍下士官『Yeah? Бомбардовање је престало...?』
〔ん? 砲撃が止んだ...?〕
‹ピィィィィィ
『『『Waaaaaaaaaa!!』』』
〔〔〔ワァァァァ!!〕〕〕
セルビア軍下士官『Шта!? Непријатељ је напао! Пешадија треба да се припреми за пуцање! Пожурите са припремом митраљеза! Зар наше бомбардовање још не долази!?』
〔っ!? 敵が突っ込んでくるぞ! 歩兵は射撃用意!機関銃も準備急げ! 味方の砲撃はまだ来ないのか!?〕
カチャカチャ、、! カラカラカラ...ジャキン!
セルビア軍兵士5『...Сви чланови су спремни!!』
〔...総員準備完了!!〕
セルビア軍兵士3『...Удаљеност од непријатеља 700м!』
〔...敵が700mまで接近!〕
セルビア軍下士官『Још увек! Са преосталих 500м, пуцајте одједном!』
〔まだだ! 残り500で一斉射撃セヨ!〕
セルビア軍兵士等『『Да!!』』
〔〔了解っ!!〕〕
セルビア軍下士官『(Често клали наше људе... Ја ћу се овде осветити!)』
〔(よくも我が国の国民を虐殺しやがって... その報い、ここで受けやがれ!)〕
『......Приготовиться к стрельбе‼』
〔......撃ち方用意!!〕
圧倒的な数で攻めてくるオーストリア軍に対して、彼等は誰一人として臆する事なく静かに闘志を燃やして待ち構えていた。
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ーー翌日 オーストリア軍前線基地
オーストリア軍兵士1『Hmm... Ich bin überrascht, dass ich überlebt habe... Adolf?』
〔はぁ...。 我ながら良く生き残れたな、、 なぁアドルフ?〕
オーストリア軍兵士2『Nun ...』
〔ですね、、〕
そう愚痴を零す2人の兵士の目の前には多数の自軍兵士、そしてセルビア軍兵士の死体があった。
ーー前日の午前6時頃 オーストリア軍最前線の塹壕
‹ズドォォン...
オーストリア軍兵士1『Die Artillerie tut ihr Möglichstes. Alles, was Sie sehen können, ist Rauch』
〔砲兵隊は張り切ってるな~。 見える範囲全てが土煙しかないぜ〕
オーストリア軍兵士2『Nun, Bleibt noch was für uns übrig?』
〔だなw 俺達の分も残しておいてくれよ~?〕
兵士等『『Hahahaha!』』
〔〔ハハハハハ!〕〕
開戦から10日以上を経ているが、それでもオーストリア軍の兵士達はセルビア軍よりも数に勝っている為、この戦いに勝ったつもりでいた。それもそうであろう、何せ今回の戦争に於いて動員した兵士の数は、即応ではあるものの実に490万人でありセルビア軍の370万人よりも多かったからである。
さらに此処の前線に於いても防衛側であるセルビア軍は12万人程であり、それに対して彼等は27万人と約2倍の戦力で攻めてきたからだ。
オーストリア軍下士官『 Setzen Sie ein Bajonett auf! Angriff nach dem nächsten Bombardement!』
〔お喋りはそこまでだ! 総員着剣! 次の砲撃の後突撃する!〕
兵士等『『Was! Ja!!』』
〔〔ッ! 了解!!〕〕
だがそこへ下士官が緩くなった雰囲気を引き締める。
その後数分もしないで最後の砲撃が終わった為、下士官はホイッスルを鳴らして攻撃命令を出した。
ピィィィィィ!!
オーストリア軍下士官『Aufladen!』
〔突撃ィ!〕
兵士等『『Waaaaaaaaaa!!』』
〔〔ワァァァァ!!〕〕
下士官の攻撃命令の下に塹壕より飛び出て、その圧倒的戦力でもってセルビア軍へと突撃を開始したオーストリア軍であったが、残り500m付近まで接近した所で、彼等はセルビア軍側からの一斉射撃を受け次々と倒れていった。
ダダダダダダ!
タァン!、、カチャ タァン!
オーストリア軍兵士『Gua!?』
〔グァ!?〕
セルビア軍兵士『Умрети!!』
〔くたばれぇ!!〕 タァン!
オーストリア軍兵士『Ga?!..Ah..』
〔ガッ?!、、アァ、、〕
セルビア軍兵士『Пуцај и пуцај!』
〔撃て撃てぇ!〕 ダダダダ!
セルビア軍兵士『Вау! Иди кући брзо!』 ズドン!
〔おらぁ! 尻尾撒いて帰れぇ!〕
ヒュルルルル......
オーストリア軍兵士『verdammt.. ja?』
〔くそぉ、、 ん?〕
オーストリア軍兵士『Jawohl? Dieses Geräusch ist... Echt?!』
〔え? この音は... マジか?!〕
ドゴォォォン!!
兵士等『『Guaa!?』』
〔〔ぐああっ!?〕〕
オーストリア軍兵士『Was ist los?! Das Bombardement funktioniert nicht und sie schießen zurück und es geht ihnen gut!』
〔どうなってる?! 砲撃が効いてない所か撃ち返してくるし彼奴等ピンピンしてるぞ!〕
下士官『Was..! Was für ein Sperrfeuer... Hey! Fordern Sie erneut eine Bombardierung an! Rezession! Zieh dich einmal zurück!』
〔ぐぬぅ、、! 何て弾幕だ... おい!再度砲撃を要請しろ! 引けぇ! 一旦引くんだ!〕
オーストリア軍の予想に反してセルビア軍は劣勢を物ともせず、砲撃も交えて盛大に歓迎したのであった。その為オーストリア軍はその数を十全に活かす事も出来ずにその気迫に圧倒され、退却を余儀なくされたのである。
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ーーオーストリア軍砲陣地
前線から遠く離れた此処砲陣地では、前線部隊からの要請を受けて再び砲撃の準備をしていた。
通信兵『Ich wurde von den Frontstreitkräften kontaktiert, um erneut um Artillerieunterstützung zu bitten! Die Bombardierungskoordinaten sind...』
〔前線より再度砲撃支援を求むと連絡アリ! 砲撃座標は...〕
砲兵隊長『......Verstanden! Vorbereitung zum Bombardement!』
〔......了解! 砲撃用意!〕
砲兵1『Vorbereitung zum Bombardement! Laden der Granate!!』
〔砲撃用意! 砲弾装填!!〕
砲兵2『Laden der Granate!! ...Nächste Runde geladen!』
〔砲弾装填! ...装填ヨシ!〕
砲兵3『Alle Feldgeschütze sind bereit!』
〔...各砲の準備完了しました!〕
砲兵隊長『Feuer!』
〔撃てぇ!〕
ズドォォォォン!!
ズドォォォォン!!
ズドォォォォン!!
撃つ事暫し..
砲兵隊長『......Stoppen Sie das Bombardement! Unsere Infanterie wird erneut angreifen!』
〔......撃ち方ヤメ! 是より我が軍の歩兵が再度突撃する!〕
砲兵等『『Ja!!』』
〔〔了解!!〕〕
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――最前線(セルビア軍側)
ヒュルルルル......
ドゴォォォン!!
セルビア軍兵士等『『Гиаааа?!』』
〔〔ぎゃあああ?!〕〕
下士官『Шта! Лоше је! Митраљески положај је уништен...! Ово ствара јаз у нападу...!』
〔っ! 不味い! 機関銃陣地がやられた...! これでは攻撃に隙が出来てしまう...!〕
オーストリア軍からの砲撃は、今度は正確にセルビア軍の展開している場所に次々と着弾して行き、多くの陣地に被害が出た事で今迄の様な攻撃は事実上の不可能となってしまった。
その結果、再度突撃して来たオーストリア軍を受け止めきれず、徐々に押され始めていった。
『『『Waaaaaaaaaa!!』』』
〔〔〔ワァァァァ!!〕〕〕
兵士『Непријатељска војска поново почиње офанзиву!』
〔敵軍再度攻勢を開始!!〕
兵士『Штета причињена претходним бомбардовањем је толика да се не може сузбити! Неки фронтови су већ разбијени!!』
〔先程の砲撃による被害甚大で抑えきれません! 既に一部の前線が突破されました!!〕
次々と入る凶報に下士官は遂にある決断を下す。
下士官『До овде...! повлачење!』
〔此処までか...! 撤退だ!〕
兵士『Повлачимо ли се?! али...』
〔撤退ですか?! 然し...〕
下士官『Знаешь что? Если мы останемся здесь еще дольше, они придут с той стороны, откуда прорвались. И мы нанесли им большой ущерб, и они думают, что мы нанесли им большой ущерб, так что у них есть возможность воспользоваться этим. Так что это не место для нашей смерти.』
〔いいか? これ以上此処に留まってると突破された所から回り込まれちまうぞ? それにかなりの損害を向こうにも与えたし奴らはその分此方の被害も相当だと思っているだろうから付け入る隙はそこにある。 故に此処は我等の死に場所ではない、分かったら撤退せよ〕
兵士等『『...Да!』』
〔〔...了解!〕〕
兵士『Повлачење! Повлачење! Повлачење!』
〔撤退! 撤退だぁ! 撤退しろぉ!〕
下士官はこれ以上の防衛は困難と分かると、撤退を決意し兵士等もそれに続いた。
今回の戦闘ではセルビア軍が撤退した為オーストリア軍の勝利ではあったが、司令部としては圧倒的な数で攻めたにも拘らずたかが最初の敵防衛線すら突破に10日以上を要し、尚且つこの12日間の戦闘で少なくない犠牲が出た事で、兵士等の身体的・精神的疲労が凄まじかった。結果、今日これ以上の進軍は実質不可能と判断した司令部は、「まぁ、敵も大損害を被ったのだ、暫くは今日迄の様な大反撃もあるまい、最低限の歩哨だけにして後は休ませるか」と考え此処で一旦休息をとる事にしたのであった。
だがそれは甘い考えであったと直ぐに思い知らされる事も知らずに...
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ーー先の戦闘終結から約2時間後 オーストリア軍前線側の塹壕
オーストリア軍兵士1『ich bin heute müde... ja? Zeichnest du wieder irgendwelche Bilder?』
〔もう今日は疲れたぜ、、 ん?何だまた絵をかいてるのか?〕
オーストリア軍兵士3『ja,Und ich zeichne gerne.』
〔えぇ、絵を描くのが好きですし〕
オーストリア軍兵士2『Oh, wenn ich es mir recht überlege, warst du auf der Kunsthochschule?』
〔あぁ、そう言えば美大に通ってるんだっけか?〕
オーストリア軍兵士3『ja,Nun, ich habe kein Geld, also melde ich mich bei der Armee an, um Schulgeld zu verdienen...』
〔そうですよ。 まぁお金が無いので学費を稼ぐ為に軍に入ったんですがね、、〕
昼間の激戦から漸く解放された彼等は塹壕で雑談をしながら体を休めていた。
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オーストリア軍兵士1『......Also verlor ich meinen Job und meldete mich freiwillig zum Militär.』
〔......んで仕事無くなっちまって軍に志願したのよ〕
オーストリア軍兵士2『Sie auch? Früher habe ich auf den Weizenfeldern gearbeitet, aber dann wurden Maschinen für die Aussaat und Ernte eingeführt, und ich wurde entlassen, weil sie nicht mehr Leute brauchten. Wir verloren also alle unsere Arbeit und konnten uns kein Essen leisten, also wurden wir Soldaten. Nun, die meisten Menschen, die zur Armee gehen, sind so.』
〔そっちもか? こっちは麦畑の仕事をしてたんだが種蒔とか収穫とかに機械を導入しやがってな、もう大人数はいらんからってクビよ。 お陰でみーんな職失ってメシ食えんくなったもんで兵士になったのさ。 まぁ、軍に入った奴なんて大概こんなもんだよな〕
オーストリア軍兵士1『Richtig? Ich meine, sicher, die Maschinen sind praktisch, aber unsere... Hm? Wohin gehst du?』
〔だよなぁ? ったく確かに機械は便利だが俺達の... ん?どこ行くんだ?〕
オーストリア軍兵士3『ach, geh ins Bad』
〔あぁ、トイレに〕
オーストリア軍兵士1『Sorge tragen』
〔おうそうか気を付けな~〕
オーストリア軍兵士2『Oh warte, ich gehe auch. Es sieht so aus, als würde jetzt etwas Großes herauskommen. Lassen Sie uns gemeinsam gehen.
〔あぁ待ってくれ、俺も行くわ、今ならデカいのが出そうなんだw てことでツレションだ、
兵士3改めアドルフ『Äh... es ist okay』
〔えぇ... まぁいいですけど〕
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ーー塹壕後方のトイレにて
アドルフ『Huu... Herr Müller, sind Sie immer noch nicht fertig?』
〔ふぅ... ミュラーさんまだですか?〕
兵士2改めミュラー『Woooo! Noch! Etwas später!』
〔うぉぉぉぉ! まだだ! 後少しや!〕
アドルフ『Ist das so... Kann ich dann zuer...』
〔そ、そうですか... なら先に戻っt...〕
‹ドォン! ...ワー!!
2人『『!?』』
ミュラー『Dieses Geräusch...! Bitte geh! Ich gehe bald hierher! Verdammt, wir sind noch unterwegs!』
〔この音は...! 先に行け! こっちもすぐ行く! くっそまだ途中だってのに!〕
アドルフ『Ja!』
〔わ、分かりました!〕ダッ!
如何やらアドルフ達が丁度トイレの為に後方に行った時に、セルビア軍が夜襲をかけてきたらしい。
その為アドルフは後方で休憩していた兵士等と共に前線へと急いで向かったのであった。
ーー前線
オーストリア軍下士官『Nachtangriff, du kleiner...! Lassen Sie sich nicht einschüchtern!』
〔えぇい夜襲とは小癪な、、! 怯むなぁ!〕ズドン!!
セルビア軍兵士『Sterben! !』
〔死ねぇ!!〕ザシュッ!
オーストリア軍兵士『Ga?!』
〔グァ?!〕
オーストリア軍兵士『...da ist es! Erschieß es!』
〔...そこだ! 撃ちまくれぇ!〕
ダダダダダダ!
セルビア軍兵士『Gya!』
〔ギャァ!〕
セルビア軍兵士『Aga...』
〔アガァ...〕
セルビア軍下士官『Вхоа? ! Здроби тај митраљез!』
〔ぬおっ?! あそこの機銃を潰せ!〕
さてアドルフが急いで向かっている頃、奇襲攻撃を受けたオーストリア軍側の塹壕ではお互いが超接近戦の為に銃撃の他銃剣やスコップで切り付けたり、その場にあった石ころや飲みかけのビンを投げるか叩き付ける、果てに殴り合いに噛み付きと、もはや混沌と化していた。
ドカァァン!!
オーストリア軍兵士等『『Gyaaa!!』』
〔〔ギャァァァ!!〕〕
オーストリア軍兵士『Gaa?! Heiß! Jemand soll es ausschalten!!』
〔ガァァッ?! 熱い! 誰か消してくれぇぇ!!〕
オーストリア軍兵士『Hey, das Munitionsdepot wurde getroffen!』
〔だ、弾薬庫に被弾したぞぉ!〕
だが昼間の疲労が抜けきってないのに加え、完全に油断していたオーストリア軍は真面に反撃が出来ておらず戦況は徐々にセルビア側へと傾いており、遂に逃走を始める兵士が出始めた。
オーストリア軍兵士『Boah?! Weglaufen!』
〔ヒィィ?! に、逃げろぉ!〕
オーストリア軍兵士『Nie mehr!!』
〔もうダメだぁ!!〕
下士官『Hey! Lauf nicht weg! Hey!! Verdammt, es ist komplett zusammengebrochen...! Alle zurückziehen! Beeil dich! Rückzug!!』
〔なっ、おい!逃げるなぁ!! おい!! くそっ完全に崩壊したか...! 総員撤退ぃ! 急げぇ! 撤退だぁ!!〕
セルビア軍の夜襲によって始まった戦闘は、開始から僅か10分足らずで前線が突破され、その勢いで更に陣地の中段付近まで一気に攻め込まれた結果、オーストリア軍の士気は完全崩壊し兵士達は我先にと逃げて行った。
アドルフ『Haa, haa, nur ein bisschen mehr... ja?』
〔はぁ、はぁ、もう少しで、、ん?〕
逃げてきた兵士『... Hm? Hey, du kannst da nicht rübergehen! Wir haben den Befehl erhalten, uns zurückzuziehen! Ihr müsst rennen! Wenn du nicht rennst, wirst du sterben!』
〔...あ? おい、向こうはもうダメだ! 撤退命令がでた! 逃げろ! ぐずぐずしてると死ぬぞ!〕
アドルフ達がもうすぐ到着するという時に前線の兵士達が彼等の方へと逃げて来ると、既にこの戦いは負けて撤退に入ったと告げた。
アドルフ『Rückzug? Okay! Oh, wir müssen auch Herrn Müller informieren...!』
〔撤退?! 分かった! あ、ミュラーさんにも知らせないと、、!〕
アドルフと共に来た兵士1『Zurückziehen!?』
〔撤退だと!?〕
兵士2『Unglaublich?!』
〔噓だろ?!〕
ヒュゥゥゥン...
ズドォォン!!
兵士1『Gua?!』
〔グァッ?!〕...ドサッ!
アドルフ達『『!?』』
〔〔!?〕〕
兵士2『Ahaa?! Waaa!?』
〔ヒィィッ?! うわぁぁぁ!?〕ダッ!
アドルフ『Ich muss rennen...!』
〔に、逃げなきゃ...!〕
アドルフ達が兵士から告げられた言葉に動揺している時、そこへ更なる追い討ちを掛けるように彼等の近くに砲弾が着弾した事でそれらが事実であると分かると、彼等も急いで後方へと逃げていったのであった。
最終的にオーストリア軍は自国の国境沿いまで押し返され、更には撤退中の兵士達も殆どがセルビア軍の執拗なまでの追撃や途中にある川で溺れて溺死する者が相次ぐなど散々であり、この12日間の戦闘で23万人が戦死、約17000人が捕虜となったのであった。だがその一方でセルビア軍側も損害著しく最後の夜襲に全力でもって望んだ為、実に9万人近くが戦死し、更には少なくない数の野砲等にも損害が発生した事で、人員の補充や防衛線の再構築をせねばならなくなった。だがそれ以外にも侵攻を受けた際に多くの町や村が襲撃を受けたのでその復興や民間人の避難等にも人手を割かねばならず、その為何処も人員不足であり、実質的にこれ以上の同地域での防衛能力は既に皆無と言っても過言ではない状況であった。
然しこの様なセルビア側の決死の反撃はここだけでなく国境線沿いの地域全てで行われており、オーストリア側の出鼻を挫く事に成功するなどかなり善戦していた。
その為早期に決着がつくと予想していたオーストリア側の思惑は大きく外れて数ヶ月にも及び、対ロシアに準備していた部隊を対セルビア戦へと投入する事で同地域での戦線を維持するしかなく、ロシアとの間に起こっていた戦闘でも有利とは言い難くなってしまう程に序盤の戦闘で一気に弱体化してしまったのであった。
だが一方でセルビア側も最初の頃は大きく善戦していたが、全力で戦う事が出来たのはその最初だけで戦争も11月頃になると最早その力を使い果たしているのに等しく、それを悟らせ無い様に散発的に奇襲攻撃や航空機による攻撃を仕掛けるなど、辛うじて戦線を保っている状態であった。
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ーー少し時は遡り 10月6日 太平洋マリアナ諸島沖
欧州から遠く離れた太平洋でも戦争が起きていた
ズズゥゥゥゥンンン...!!
ーードイツ東洋艦隊所属 マリアナ防衛艦隊
旗艦 戦艦
見張り員『Was! Der Kreuzer wurde von einem Torpedo getroffen! Es wird langsamer!』
〔ッ! 巡洋艦に被雷! 速力低下してます!〕
水兵1『Warum?! Warum schlagen die Torpedos so stark ein!』
〔どうなってる?! 何故奴らの魚雷はこんなにも当たるんだ!〕
水兵2『Ich weiß es nicht! Wie auch immer, schieße einfach weiter auf sie und halte sie in Schach!』
〔知るかよ! 今はとにかく撃ちまくって牽制しまくれ!〕
司令官『Scheiße...! Noch ein Schiff gesunken...! Hören Sie, der Angriff dient nur dazu, dem Feind den Weg zu versperren. Unsere Priorität ist es, uns aus dem Südpazifik zurückzuziehen und über Südamerika in unser Heimatland zurückzukehren.』
〔くっ...! また1隻食われたか...! いいか、反撃は敵の進路妨害のみにせよ。先ずは南洋より撤退し、南米経由で何とか本国まで戻るのが最優先事項である〕
艦長『Aber, Commander, neben Australien und den Vereinigten Staaten ist auch die japanische Marine in diesem Gebiet vertreten. Ich weiß nicht, ob ich damit durchkomme...』
〔ですが司令、この辺りにはオーストラリアやアメリカの他にあの日本海軍もおります。このまま逃げきれるかどうか...〕
見張り員『Die feindliche Flotte nähert sich uns!!』
〔
司令官『was!? (Scheiße Ich weiß nicht, ob das alles vorbei ist... Aber so wie es aussieht, scheinen wir ihnen zahlenmäßig überlegen zu sein, also können wir ihnen hoffentlich schweren Schaden zufügen und uns zurückziehen...?)』
〔何!? (クソッ 万事休すか... だが見たところ数では此方の方が多そうだから上手くいけば大損害を与えつつ撤退も出来るか...?)〕
ーー日本海軍南遣艦隊所属 マリアナ方面担当艦隊
旗艦 戦艦
見張り員「敵艦隊捕捉! 距離七十二
松田「漸くか...(って言うか数多くないか? もうこれ本体みたいなもんだろ、、まぁいっか) 分かった。 総員戦闘配置、それと
水兵等「「了解っ!!」」
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南遣艦隊所属 巡洋艦
通信兵「報告! 旗艦
艦長「うむ。 総員戦闘配置! 機関最大船速! 速度差を活かし敵艦隊の鼻を押さえるぞ」
水兵1「総員戦闘配置ぃ!」
水兵2「各主砲装填急げぇ!!」
此処太平洋ではドイツ東洋艦隊が集結しつつ決死の逃避行をしていたが、出港して8日目にその一部であるマリアナ防衛艦隊約230隻が日本海軍に捕捉されてしまい、戦いを余儀なくされていた。
そして逃走中のドイツ艦隊を発見したマリアナ方面攻略艦隊108隻(うち輸送船20隻だが戦闘前に護衛艦10隻と共に既に退避済み)は旗艦の命令により戦闘準備を進め、巡洋艦