神に間違えて殺られた俺達が生き残る為に頑張って歴史を変えるようです? 作:soryu_tayhoone
ーー水雷戦隊旗艦 巡洋艦
艦長「...現在の彼我の距離は?」
水兵「現在六十二
参謀長「艦長、すでに射程圏内でありますがまだ攻撃はしないのでありますか?」
艦長「まだだ、残り二十五
水兵等「「了解!」」
日本側が着々と攻撃準備を進めている一方で、日本海軍に捕捉されたドイツ艦隊は超高速で急激に迫ってくる
ーードイツマリアナ防衛艦隊所属 戦艦
見張り員『5 Schlachtschiffe und 25 Kreuzer verlassen die feindliche Flotte und kommen in diese Richtung! Wha?! Es ist zu schnell!? Ganz klar, es sind über 30, nein, über 40 Knoten!!』
〔て、敵艦隊から
艦長『Was?! War das nicht ein Fehler! Kuu...! Wie groß ist der aktuelle Abstand zwischen ihm und sich selbst!』
〔何だと?! 見間違いじゃないのか! くっ...! 現在の距離は!〕
見張り員『25km jetzt! ..Hm? Was? Die Hauptgeschütze des feindlichen Schlachtschiffs kreisen!』
〔現在25キロ! 、、ん? は? て、敵戦艦の主砲が旋回してます!〕
艦長『Huh!? Wovon redest du! Sogar wir haben es noch nicht in Reichweite gefangen, weißt du? ...was zum Teufel denken sie sich?』
〔はぁ!? 何を言ってるんだ! 我が方ですらまだ射程にとらえていないのだぞ? ...奴らは一体何を考えているんだ?〕
見張り員『!? Feindliches Flottenfeuer?!』
〔!? 敵艦隊発砲?!〕
艦長『Was sagst du!?』
〔何だと!?〕
ドイツ艦隊は当初はその速度に驚いていたが、暫くして日本艦隊の動向を見ていた見張り員から敵艦が発砲したとの報告を受け、艦長以下艦橋に居た者達が急いで確認すると、確かに敵の戦艦(実際は巡洋艦であるが)から黒煙が上がっていた。
艦長『blöd... in dieser entfernung? Ist das Hauptgeschütz des Schlachtschiffs größer als unseres...? Nein, das sollte nicht möglich sein...』
〔馬鹿な、、 この距離で? まさかあの戦艦の主砲は我が方よりデカいのか...? いや、そんなことは有り得ない筈だ...〕
しかし無情にも水雷戦隊側から撃たれた砲弾は着実にドイツ艦隊に迫っていた
......ヒュゥゥゥゥゥン
ーー外縁にいた巡洋艦
艦長『ja? Was ist dieses Geräusch... Guoo!!? Ist das nicht gelogen?! Huh, der Schaden!』
〔ん? この音は、、「ズガァァァンン!!」 ぐぉぉ!!? 噓だろ?! ひ、被害報告!〕
水兵『Es scheint, dass es im hinteren Teil aufgrund von Nahschussgeschossen zu einer leichten Überschwemmung gekommen ist!』
〔至近弾により後部にて若干の浸水がでた模様!〕
艦長『Was?! Der erste Schuss ist ein Nahschuss!?』
〔なっ?! 初弾で夾叉だと!?〕
見張り員『Was für eine riesige Wassersäule...』
〔何てデカい水柱だ...〕
水兵『Ah, es ist offensichtlich größer als dieses Schlachtschiff, nicht wahr? dass...』
〔あぁ、明らかにこっちの戦艦よりデカいんじゃないんか? あれ...〕
ーー旗艦
見張り員『Der Kreuzer Nürnberg wurde getroffen, außerdem wurden Grünau, Osterholz-Sharmbeck... und viele andere Schiffe beschädigt!!』
〔じゅ、巡洋艦
司令官『Ich habe dies auch bestätigt... Ich hatte nicht erwartet, dass es den äußersten Teil der Flotte erreicht, nicht den, der der japanischen Flotte gegenübersteht, sondern den am weitesten entfernten ...』
〔こっちでも確認した... まさか艦隊の一番外側、それも日本艦隊と面している方ではなく一番遠い方に届くとは...〕
然しドイツ艦隊に更なる攻撃の魔の手が静かに、だが着実に近づいていた...
ズガァァァァンン!!
ズガァァァァンン!!
ズガァァァァンン!!
見張り員『Was?! Die Kreuzer außerhalb der Flotte werden einer nach dem anderen torpediert!!』
〔なっ?! 外縁にいる巡洋艦が次々と被雷しています!!〕
司令官『Was!? ...Sie wollen mir doch nicht sagen, dass Sie auf diese Entfernung einen Torpedo getroffen haben? Wie ist das möglich...? He! Können Sie das Periskop sehen!』
〔何だと!? ...ま、まさかこの長距離から雷撃して、、当てたのか、、? そ、そんな馬鹿な事が有り得るのか...? おい!潜望鏡は見えるか!〕
見張り員『Nein, ich sehe keine... Im Gegenteil, ich habe kein Kielwasser gesehen und habe den Torpedo erst bemerkt, als er mich traf... Und da alle getroffenen Schiffe die einzigen waren, die der feindlichen Flotte gegenüberstanden, denke ich, dass es stimmt, dass sie von feindlichen Schiffen torpediert wurden...』
〔いえ、見当たりません... それどころか航跡も見えず、当たるまで魚雷が来ている事に気付きませんでした... また被雷している艦は全て敵艦隊と面している方のみである事から敵艦からの雷撃であるのは事実かと...〕
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ーー
見張り員「先頭の敵艦に至近弾、及び命中弾多数認ム。 魚雷も命中多数!」
艦長「よし、先ずは出鼻を挫けたかな?」
参謀長「...のようですね。 ドイツ艦隊の行動が少しバラついているように見受けられます」
艦長「ふむ... 電探士、そっちでも確認出来るか?」
電探士「はっ! 装置は依然問題無く稼働、敵艦隊は現在艦隊間が大幅に開いておりかなり混乱している模様!」
艦長「それは重畳、さて...ならば一気にケリをつけるかな。 とは言え普通にやるのもつまらんし... 良し、我等だけで突っ込むかな」
艦橋一同「「「......ゑ?」」」
「あ、あの艦長? 今何と? 聞き間違えでなければこの艦だけで敵艦隊に突っ込むと聞こえましたが...」
「そ、そうですよ艦長! いくら何でも単艦で行くなど...!」
艦長「なぁに大丈夫だ、問題無い。 ...それに奴らが混乱している今が絶好の機会だ、そこへ我が艦だけで突っ込めば敵は味方への誤射を恐れて反撃も儘ならんから更に一気に有利になるだろう。 そう言う訳だから通信士、各艦に本艦が突撃するから艦隊陣形を解除し、敵艦隊を囲う様に動くように通達せよ。 それと後ろの旗艦殿にもその旨を含めて手出し無用と頼むよ」
参謀長「た、確かにそうでありますが...。 ...通信士、頼んだ。こうなった艦長は梃子でも動かんよ」
通信士「...りょ、了解であります」
ーー旗艦 戦艦
通信士「......よって手出しは無用とのことであります、、」
松田「...そうか(えぇ、、? ま、まぁ自信ありそうだし... っていやいや普通に考えてアカンでしょ!! あ、でもこれ成功すればアレ1隻に手も足も出ないのにまだ俺らもいるって考えて、もしかしたら降伏してくれるかなぁ? うーん、流石にそれは無いか...? はぁ、ここまで来て今更ウジウジしてもしょうがない、ここは一つ掛けてみるかぁ...) ...分かった」
艦長「で、ですが司令、宜しいので?」
松田「あぁ、本当は我々も続くつもりだったが、ここは彼を信じようか。それに数では向こうに軍配が上がるがもしこの攻撃で彼方さんが数だけでは到底敵わんと降伏してくれるなら双方に要らぬ犠牲を払わずに済むかもしれん。 通信士、全艦隊にドイツ艦隊を逃がさん為包囲する様に通達セヨ」
通信士「はっ!」
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ーー旗艦
見張り員『...Hmm? Die feindliche Flotte bewegt sich! Ein Schiff hat die Flotte verlassen und steuert auf uns zu! Gleichzeitig beginnt sich die feindliche Flotte auszudehnen!』
〔...ん? て、敵艦隊に動きアリ! 1隻が離脱しこちらに向かってきます! またそれと同時に敵艦隊が間隔を拡げはじめています!〕
司令官『Was? Was meinen Sie?』
〔何? どういう事だ?〕
参謀長『...aber es stimmt, dass ich nur mit diesem Schlachtschiff komme』
〔...ですが確かにあの戦艦だけでこちらに来ておりますな、、〕
司令官『Ich weiß nicht, was sie vorhaben, aber man hat sie unterschätzt, und auch wenn sie ein wenig geschlagen wurden, glauben Sie nicht, dass sie mit nur einem Schlachtschiff gewinnen können? Das soll wohl ein Witz sein... Alle Schiffe bereit machen zum Feuern! Begrabt das blöde Schlachtschiff, sobald es in Reichweite ist!』
〔奴らの意図が読めん、、が然し舐められたものだな、幾らかやられたとは言えまさかあの戦艦1隻如きで勝てると? ふざけやがって... 全艦砲撃用意! 射程に入り次第あの愚かな戦艦を葬ってやれぇ!!〕
日本艦隊の意味不明な行動に疑問を浮かべていたドイツ艦隊であるが、たった一隻でノコノコと突っこんで来るのなら寧ろ袋叩きに出来ると砲撃準備を始めたのであった。 然しその考えが余りにも楽観的過ぎだったと多くの水兵等が後悔するのだが時すでに遅し、賽はすでに投げられたのだ。
そして彼等は気付いていないが見張り員が戦艦と言ったのは実は巡洋艦であり、そして巡洋艦と言っていたのが駆逐艦なのだが、それは彼等の常識に当て嵌めたものであったので仕方の無い事であろう。
それ程までにその巡洋艦は大きかったのだから。
三笠級戦術試験艦 戦艦級巡洋艦
全長:
全幅:
速力:九十五
主砲:
副砲:
対空砲:パルサ型
魚雷:
艦載機:桜花爆撃機4機もしくは二式戦闘機30機
同型艦:十八隻(現在も更に建造中)
無双は三笠級となっているが、位置付けとしては三笠の改良型戦艦であり日本海軍の種別としては巡洋艦の扱いであった。
その改良としてはまず
因みに戦術試験艦とは新型機関の試験、新型弾頭の試験、新型艦上機の試験、新型転車台の試験など様々な機械・武装の性能を確かめる為の実装実戦艦であり、その中でも特に主砲旋回の要である転車台の改良は急務であった。その為今回無双に積まれている転車台はそれぞれ異なっており、また艦載機の射出装置もワイヤー式や炸薬式、副砲も通常よりも大口径にしたものや、主砲も通常型の他にパルス型主砲などといったそれぞれ仕様の異なる主砲塔、更には当時としては超先進的である
またパルサ型対空砲のパルサ型とは簡単に言えば二門一対式のことであり、フランス海軍のダンケルク級やリシュリュー級が搭載している主砲のように、2基の連装砲を1つの砲塔に納めた感じのものであったと言えば分かり易いだろうか。
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ーードイツマリアナ艦隊 外縁にいた巡洋艦
観測士『Der Winkel ist, äh, hier. Gut! Man kann es umdrehen!』
〔角度は、、っと、ここか。 良し! 旋回良いぞ!〕
水兵『Ja! Beeilen Sie sich, beeilen Sie sich! Er wird gleich da sein!』
〔了解! 急げ急げぇ! 奴はすぐそこまで来てるぞぉ!〕
旋回要員『Ja! Tun! Dreh es!』
〔おう! いくぞぉ! 回せぇぇ!!〕
『『Wooooo!!!』』
〔〔うぉぉぉぉぉ!!!〕〕
ーー艦橋
艦長『...es ist schlecht, egal wie sehr ich darauf ziele, es ist zu schnell, um es einzuholen! Außerdem, warum stürmt er immer wieder herein, ohne seinen Kurs zu ändern? Bei diesem Tempo werden wir in die Flotte laufen.』
〔...不味いな、いくら指向していたとはいえ奴が速すぎて旋回が追いつかん! それに何故奴は進路を変えずにこのまま突っ込んで来るのだ? このままだと艦隊に入り込んじまうぞ〕
参謀長『Ich weiß es nicht, aber wenn wir so in die Flottenformation eindringen, können wir uns nicht wehren.』
〔分かりません、ですがもしこのまま陣形の内側に入られたら反撃も儘なりません〕
艦長『..Zielst du darauf ab!? Hey! Die Haupt- und Sekundärgeschütze sind immer noch außerhalb der Reichweite, aber feuern Sie sie ab! Und Sie können die Maschinengewehre auf dem Deck benutzen! Benachrichtige alle Schiffe in der Nähe! "Ah, sogar das Flaggschiff!』
〔..ま、まさか奴の狙いはそれか!? おい!主砲も副砲もまだ射程外だが撃て! それと甲板の機銃も使って構わん! とにかく奴の進路を妨害して艦隊に近づけさせるな!! すぐ近くの艦にも知らせてくれ! あぁ、旗艦にもだ!〕
ーー同じく外縁側にいた戦艦
水兵『Hm? volle Kraft...... Flaggensignal zum Start des Großangriffs von Leutenberg!』
〔ん? ゼ・ン・リ・ヨ・ク......。
艦長『Was? Angriff ist gut, aber was meinst du mit voller Kraft...? Außerdem ist es immer noch außerhalb der Reichweite... Hast du wirklich geschossen?! ...Ich benutze sogar ein Maschinengewehr?』
〔何? 攻撃は良いが全力って何言ってる...? それにまだ射程外だが、、ってホントに撃ちやがった?! ...おいおい機銃まで撃ってないか?〕
参謀長『Gewiss... Werden wir folgen?』
〔確かに... 我等も続きますか?〕
艦長『Ja. Aber wir haben uns noch nicht ins Visier genommen... Wir haben keine Wahl, wir werden auch hier das Maschinengewehr benutzen. Fang an anzugreifen!!』
〔あ、あぁ。 だがこっちもまだ旋回しきってないが... 仕方ない、こっちも機銃を使おう。 攻撃始めぇ!!〕
艦隊の一番外側にいた巡洋艦や戦艦たちは巡洋艦
というのも当時の欧米各国の主砲や副砲等の旋回は全て電気キャブレーション式で行っていたからだ。
この電気キャブレーション式とはモーターの方向スイッチを押してから人力で旋回させるもので、要するに人海戦術によって手動で砲塔を回していたのである。
その為当時の旋回性能は、手動であるが故に90度旋回するのに大体135秒と2分強だったのだが、なぜ手動なのか?という理由としては単純明快で、自動旋回装置の構造がかなり複雑だったからである。
なので旋回までに至る動作は大まかに
まず左右の取り回しと砲角度調整
↓
装填幅の確保
↓
弾頭隔離
↓
射出反動回避
↓
次転準備
↓
装填準備
↓
角度確認行動
↓
旋回確認行動
となっており、これらの項目全てを人海戦術でやっていたのである。
因みにどれだけの人数だったのかというと、各国によって差異はあるが砲台旋回要員だけで一基につき大体18~38人、弾頭運搬も単装砲だったとしても80人は必要であった。そこへ更に砲弾装填要員等も含めるとかなりの大人数になってしまうのである。
もしこれが、旋回要員を38人で弾頭要員が80人とした場合、そして連装砲で前後8門だったとすると砲塔直下の人員だけで実に792人も必要になるのだからまさに人海戦術の極みの様である。
なおこれが日本の場合は最初から自動旋回であるでごく少人数で済むのだがその理由として、砲自体が自動砲なので旋回要員も1人程度、弾頭運搬も高射自動軌道による自動化によって砲塔まで自動で砲弾を運んでいるので、格納庫傍の
そして何故日本だけは自動化に直ぐ出来たのか? それは日本も欧米と同じ様な仕様にした場合、先ず人口が少ないので同じ様な人海戦をやってしまうと即滅亡の道まっしぐらになってしまう。なので最初から主砲や副砲、果てに機銃まで自動化は念頭にあるのだ。
その為欧米と比べるとその能力は桁違いであり、また旋回もタービンモーター直結であるのでその旋回能力は初期型三笠で90度28秒と破格の速さであった。
日本艦隊に比べて能力が劣っていたドイツ艦隊に勝ち目はほぼ無いに等しかったのであった。
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巡洋艦
見張り員「前方の敵艦発砲!」
艦長「怯むな、進路そのままだ」
操舵手「り、了解、進路そのまま」
ヒュゥゥゥゥ...
ヒュゥゥゥゥ...
ズドドドドォォォォン!!
見張り員「敵弾は全て遥か前方に着弾!」
艦長「ふむ... 焦ってるな、かなり広範囲に着弾している。今の距離は?」
電探士「現在十七
参謀長「...それに如何やら敵は機銃も使用している様子。 という事はあれが最大射程なのでしょう」
艦長「の様だね、大体... 3~5ってところかな? だがまだだ、総員、残り七
航海士「ですがこれ以上は、、 万が一艦橋に被弾してしまっては戦闘に支障が...」
艦長「そんなのは今更でしょ? どの道突っ込むんだし勝機があるからこそ皆も付いて来てくれるんでしょうに高野航海士は心配性だね~、それでもあの日本海海戦を戦い抜いた勇士かね? それに此奴の名前は無双だ、総てを圧倒し、何者にも負けないのだ。 そんでもってこの艦には数的劣勢を覆す秘策として
航海士「...そうでしたね、自分とした事が、、お恥ずかしい限りであります」
艦長「うんうん、後で何か奢ってもらおうかな?」
航海士「...えぇ!? その、、如何かご容赦を...」
艦長「え~? しょうがないなぁ、ならば貸しにしといてあげよう」
艦橋一同「「ハハハハハ!」」
一瞬艦内に不安が出かけたが艦長の機転により余裕が出来たようだ。
艦長「...さて、見張り員! 七
見張り員「はっ!」
「...現在十五
「..十一
「..九
見張り員「......敵との距離七
艦長「各砲、撃てぇ!! 続けて魚雷並びに対空砲水平射撃始めぇ!!」
ドイツ艦隊の必死の砲撃もどこ吹く風か、無双は距離が7キロになった時点で遂に攻撃を開始、そして艦長が言っていた数的劣勢を覆す秘策とは、魚雷の全方位発射と対空砲の水平射撃であったのだ。
まず魚雷は格納式、尚且つ喫水線下にあるので敵艦は被雷するまでその存在に気付かず、また対空砲も相手からすれば約10㎝と駆逐砲並であり、もしそれが艦橋に当たれば敵はその艦の頭脳を失うので即沈黙し、真面な反撃も出来なくなってしまうである。
一番~八番の各砲術長「「「撃てぇ!」」」
ズドォォォォォンン!!!
ズドドドォォォンン!!!
魚雷担当の各水兵「...今! 魚雷発射ぁ!!」
パシュゥン! ...パシュゥン!
対空担当の各水兵「こっちも撃ちまくれぇ! 弾幕張って奴等に反撃を与える
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
今迄沈黙していた主砲が、魚雷が、そして対空砲が、先程迄のドイツ艦隊からの砲撃に対しての倍返しとばかりにその牙を剝き襲い掛かった。
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ーードイツマリアナ艦隊 旗艦
見張り員『Feindliche Schiffe beginnen aus 7km Entfernung zu bombardieren! Aber keine Spur von Abbiegen! Es nähert sich uns immer noch schnell!』
〔て、敵艦7キロで砲撃を開始! されど転舵する気配なし! 依然我が方に急速接近してきます!〕
司令官『Nuu...! Stimmt es, dass Reutenberg gesagt hat, dass ein feindliches Schiff in die Flotte krachen würde! Wir werden alles in unserer Macht stehende tun, um Sie aufzuhalten! Alle Flotten, Bombardierung einleiten! Beeilen Sie sich!』
〔ぬぅ...! まさか
ーー日本艦隊とは逆側の外縁にいた戦艦
艦長『Hmm... Es ist noch außer Reichweite, hat uns also noch nicht erreicht. Dies ist eine Verschwendung von Munition.』
〔ふぅむ、、 やはりまだ射程外故にまだ届いておらんな。 これでは無駄弾もいいところだぞ〕
水兵『Flaggschiff Mecklenburg hat den Befehl zum Angriff gegeben!』
〔旗艦
艦長『Was? Wir sind immer noch nicht in Schussweite... Wenn das ein Befehl ist, haben wir keine andere Wahl, fangt an zu schießen!!』
〔何? まだ砲撃範囲外だが... 命令ならば仕方ない、こちらも撃ち方始めぇ!!〕
ドイツ艦隊は砲撃に怯まず、それどころか撃ちながら突撃してくる
その結果、200隻近くの艦が一斉に砲撃をしている所に突っ込んで行った
ガギィィィンンンッ!!!
ーー
水兵1「右舷中央対空砲付近に被弾! されど戦闘に支障無し!」
水兵2「後部甲板にて被弾による火災発生! 現在消火班が向かっております!」
水兵3「5番主砲被弾! されど損傷なくそのまま戦闘継続可能との事!」
艦長「分かった、今何
見張り員「げ、現在...「チュィィンッ!」 ひッ?! 、、現在二
艦長「よし! 消火はいい! 『アレ』を使うぞ!
ガガ...! ゴウンゴウンゴウン...... ガコン!
次々と砲撃を受け、あちこちを被弾し、至る所から火災や煙が出ているその姿は、傍から見ると満身創痍の様相を呈していた、だが艦橋では次から次へと被弾等の凶報が入って来ても余裕を崩しておらず落ち着き払っていた。
最初に異変に気付いたのは
ーー巡洋艦
水兵1『Dieses Schlachtschiff wird nicht untergehen, es ist sehr hartnäckig und schießt immer noch auf uns.』
〔あの戦艦中々沈まんな、随分としぶとい奴だしまだ撃ってくるぜ〕
水兵2『Richtig. ...Hm? Hey, Was ist das für ein Stock, der aus dem Schlachtschiff kommt?』
〔全くだ。 ...ん? おい、何かあの戦艦から何か棒が出てきてないか?〕
水兵1『Ja? ...Sie haben Recht, Es ist einfach eine Sache nach der anderen. Was ist hier los?』
〔え? ...確かに、次々と出てきてるな。 何がどうなってるんだ?〕
ーー艦橋
艦長『(Was ist das? Dieses seltsame Unbehagen... Ich habe ein schlechtes Gefühl bei der Sache.) Ruder, dreh den Bug in seine Richtung
』
〔(何だ?この妙な胸騒ぎは... 途轍もなく嫌な予感がする) 取舵、艦首を奴に向けろ〕
参謀『? Kapitän, was ist hier los?』
〔? 艦長、どうしました?〕
艦長『Ja, ich kann es mir aus irgendeinem Grund nicht von der Seele reden. In solchen Momenten vertraue ich auf meinen Instinkt, denn er ist ekelhaft genau. Steuermann, Lenkung. Reduzieren Sie die exponierte Fläche so weit wie möglich.』
〔あぁ、何故か胸騒ぎが収まらなくてな。 こういう時の勘は嫌になる程当たるから信頼してるんだ。 操舵手、取舵一杯だ。 なるべく被弾面積を減らせ〕
操舵手『Ja. Lenkung』
〔りょ、了解。 取舵一杯〕
見張り員『Ja? ...Hm? Nach und nach tauchen stäbchenförmige Objekte aus dem feindlichen Schiff auf?』
〔ん? ...は? て、敵艦から次々と、、棒状の物が現れてます?〕
参謀長『Was? ...Was zum Teufel ist das? ...Was?! Oh, das ist ein Gewehrlauf, der da herausragt!?』
〔は? ...何だあれは? ...ッ?! あ、あれは、砲身が出ている!?〕
艦長『Gibt es so etwas?!』
〔そ、そんなの有りかよ?!〕
この巡洋艦の艦長や兵士達が言っていた様に、
そしてこれこそが
だが所詮はたかが副砲であろう?と侮る勿れ、単装ではあるのだがその口径は
とは言え、格納式である故に車軸が水平に近い状態なので、台座回転の限界で2キロ以上は照準が難しく、また水平下には撃てないがそれでも満身創痍と思って止めを刺そうと近づいて来た敵艦や、乱戦状態に於いては非常に脅威であった。
それが今、ドイツ艦隊へと牙を剝いて襲い掛かった。
ーー旗艦
ここ艦橋では次々と凶報が飛び込んで来ていた。
『Kreuzer "Karlsfeld", "Ettlingen", "Nikkenich", "Wehr" ...Viele andere Schiffe sind gesunken!』
〔巡洋艦
『Darüber hinaus wurden die Schlachtschiffe "Arenberg", "Schönstein" und "Leopold Clemens Karl von Lothringen" versenkt!』
〔更に戦艦
『Wir können das nicht mehr verhindern!!』
〔これ以上は防ぎきれません!!〕
『Der feindliche Angriff hat sich verstärkt, und viele unserer Kreuzer und Schlachtschiffe wurden versenkt! Du bist in die Formation eingetreten!』
〔て、敵艦の攻撃が更に激しくなり、我が方の巡洋艦や戦艦沈没多数! 艦隊陣形内に入られました!〕
司令官『Das ist lächerlich...! Was zum Teufel ist das? Das Kaliber ist offensichtlich größer als dieses...!』
〔馬鹿な...! 何だあれは!? あ、明らかにコレよりも口径がデカいじゃないか...!〕
ドォォォォン!!
司令官達『...Was?!』
〔...ッ?!〕
ガシャァァァァァン!!!
水兵1『Was?! Die Brücke wurde angegriffen!?』
〔あ?! か、艦橋に被弾したぞ!?〕
水兵2『Oh, nein!? Was muss ich tun!?』
〔そんな!? どうすればいい!?〕
水兵3『Noo!? Wir sind am Arsch!!』
〔ひぃぃ!? もうダメだ!!〕
水兵4『Worüber redest du! Wenn du Zeit zum Weinen hast, feuere deine Maschinengewehre ab und füge ihm ein...』
〔何言ってんだ! 泣く暇あるなら機銃を撃ちまくって少しでも奴に...「ズガァァン!!!!」〕
水兵等『Gyaa?!』
〔ギャァッ?!〕
水兵『Guaa....』
〔グァァ....〕
ただでさえ被弾しまくっているのにそれが何ともないように
その結果、艦隊は遂に陣形内への侵入を許してしまい、ドイツ艦隊は味方撃ちを避ける為に主砲や魚雷攻撃を断念したり、攻撃頻度を下げざるを得なかった。そこからはまさに
計8本のミサイルと8基の主砲が轟音を奏でれば、その猛々しき音色の数だけドイツ艦が沈み、例え運良くそれから逃れられたとしても、対空砲の水平弾幕射撃によって艦橋が蜂の巣にされ指揮困難に陥り、また甲板上にて機銃を操作していた多くの兵士達も同じく蜂の巣にされ物言わぬ肉片と化して完全沈黙した所を魚雷で止めを刺され、更に100cm越えの格納砲による至近砲撃をまともに喰らっては戦艦は元より巡洋艦は言わずもがな、一発轟沈であった。ただただそれを繰り返す。
戦闘開始から2時間半程が経過した時点で、200隻以上を誇ったドイツマリアナ艦隊はその多くの艦艇が沈没し、既に30隻程にまでその数を減らしていた。それを行ったのはたった一隻の艦、
もはやドイツ艦隊はまともに戦えておらず、旗艦がやられたことで士気は崩壊しており我先にと逃走を図る艦が出てきていた。だが逃げようにも周りは日本海軍が速度を活かして既に回り込んでいるので逃げる事叶わず、また強引に突破しようとしたドイツ艦もまた、序盤の戦闘宜しく射程外からの一方的な砲撃によって瞬く間に沈められた。
最終的にマリアナ方面を担当していたドイツ艦隊は旗艦
だがこの様な戦闘はここだけでなくカロリン諸島やマーシャル諸島方面でもドイツ東洋艦隊は敗走を重ねており、10月6日から約2週間程に渡って繰り広げられた戦闘の結果、これらの島々は日本の統治下に置かれる事となったのであった。
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ーー所変わって11月3日 青島軍港
ここ青島では日英両軍の兵士たちが戦闘後の後片付けをしている最中であり、この2人の兵士もその途中であった。
?「ふぅ、何と言うか、、助かった? 未だに実感が湧かないよな~。 上條?」
上條「だね、派遣されるのはまぁ分かってたけどまさかの後発組だったとはね~」
?「それでも死に掛けたけどね、、 正直言って何度ちびった事か、、」
上條「大丈夫、俺もだぜ姉川(ドヤァ)」
姉川「いやそれドヤ顔で言う事かよw」
上條「でなきゃやってらんないもん!」
姉川「分かりみが深いですわそれ」
作業をしていた兵士「おい!そこの二人ちょっと手伝ってくれ!」
姉川・上條「「応分かった~!」」
兵士「取り敢えずそこの、、」
2人「「......」」
上條「(で、皆は何処に?)」
姉川「(さぁ、手掛かり云々の前にそもそもとしてどっから手をつければいいんだ? まさか死んでないよね? それにもしまだ来ていなかったらそれこそ無理だよ?)」
上條「(分からんな、でもそこは生きてると信じるしかないし仮にまだなら尚更ここで死ぬ訳にはいかんよ。 だから俺達も絶対に生き残るぞ)」
姉川「(あぁ、でももう二度と前線に行きたくねぇな、、)」
上條「(確かに、、)」
如何やらあの女神のうっかりミスに巻き込まれた彼等だった様で漸く霧野達以外の彼等も無事に...無事に?転生出来た様だ。
果たして彼等は再会を果たす事ができるだろうか。
そう言えば戦艦テキサスが戦線復帰するらしいですね。
YouTubeに動画あったんで見ましたけどあれ、後付けが結構あったし艦尾も延長してたみたいですね。ってことは多分元々は巡洋艦だったのを戦中に増槽とか付けて排水量が増えたから戦艦に格上げしたんでしょうね。しかも日本海軍との戦闘中に体当たりされたっぽい戦闘痕がガッツリ2ヶ所も残ってたし。というか後付けしたお陰で生き残った感がありますね。