神に間違えて殺られた俺達が生き残る為に頑張って歴史を変えるようです? 作:soryu_tayhoone
これでダメだったら各国の言葉も日本語に直すかな、、
10/3やっぱりスマホ版だとおかしいのでセリフにルビ振るのやめました
ーーロシア主力艦隊(旅順艦隊)
迎撃艦隊の出撃から遅れること53分後、ようやく全ての艦の出撃準備が整い日本艦隊へ向かっていた主力艦隊であったが彼等もまた日本側の実力を下に見ていた為、先に出撃した彼らがもう日本艦隊を潰しただろう、我々は必要か?などと吞気に話し合っていた。
然し、続々と入ってくる不利を告げる緊急の通信に、最初は迎撃艦隊は油断をしていたからただ慌てていたに違いない、そう思っていたのだがその内容が何を言っているのか俄かに信じられないものであったのだ。
曰く、「船体の殆どが沈んでおり、弾が当たらない、当たってもそれ以上沈んでくれない」
と言ったもので、彼らの頭は大丈夫かと心配するほど正直意味不明なものであった。
だいたい船体の殆どが沈んでいると言うことはもう虫の息ではないのか?それに当たっても沈まないとは一体どう言う意味だ、沈んでも沈まないと言うのは支離滅裂ではないか? それに40ノット以上などという超高速な艦など我ら、いや各国ですらその様な高性能艦を造るのなんて無理なのだから日本が造れるはずもなかろう、暗闇での戦闘だった為にそう見えただけでないのか? と兵士のみならず艦長達までもが先遣隊からの通信に若干の混乱をしていたのである。
だが、それから通信が途絶え、此方から呼びかけても全く反応を示さない為、まさか本当のことなのか?と疑うもどの道敵を倒す事には変わりないのでこのまま進むと判断し、日本艦隊のいるであろう方向に
何故なら合流した駆逐艦は艦橋や前部煙突の一部が吹き飛び、船体も至る所が穴だらけで浮いてるのが奇跡の様な状態であり、更には甲板の至る所で死体が横たわっているという凄惨さを極めており、正しく必死の思いで命からがら逃げて来たと言う様相を呈していたからだ。
そして何とか生き残った駆逐艦の兵士の描いたスケッチ(夜間での戦闘だったので所々不鮮明ではあるが)や証言からも通信の内容に間違いがないと分かると艦隊に動揺が広がり始めた。
旗艦 戦艦
駆逐艦と別れた後の艦内では誰も彼もが下を向き、重苦しい雰囲気が漂っており、中にはその場に座り込んでしまっている者までいた。
司令『Не когда ты расстроен!』
〔ええい うろたえるな!〕
だがその空気を打ち破る様に突然司令が声を張り上げた
兵士等『『!!?』』ザワザワ...
司令『Безусловно、они сильные! Давайте признаем это』
〔確かに奴らは強い! それは認めよう〕
『Но можно ли позволять им делать то, что они хотят?』
〔だがこのまま奴らに好き勝手にさせていいのか?〕
『Вы принимаете потерю, ничего не делая?』
〔何もせず負けを認めるのか?〕
『Не так ли? Вы парни! Спросите всех! Кто мы!』
〔違うだろう? 諸君! 諸君等に問う! 我々は何者だ!〕
『Это личинка ползает по земле? 』
〔地を這う蛆虫か?〕
『Или это просто жалкий и жалкий нищий?』
〔それとも只々惨めで哀れな物乞いか?〕
『а также Ты просто трус?』
〔はたまたただの臆病者か?〕
『Отказ! Отказ! Точно нет!』
〔否! 否である! 断じて違う!〕
『Мы - славный флот России!』
〔我々は栄光あるロシア海軍である!〕
『Гордый флот России!』
〔誇り高きロシア海軍である!〕
『Как долго ты смотришь вниз! Правильно, все!』
〔何時まで俯いているのだ! そうだろう諸君!〕
『Тогда слушай еще раз!』
〔その上でもう一度問う!〕
『Кто мы?』
〔諸君等は何者だ?〕
司令官からの話を黙って聞いていた兵士たちには、先程まであった恐怖の色は消えつつあり、その眼には段々と闘志が宿っていた。
そして司令官に問われた彼らは、天まで届かんとする勢いで声高々に叫ぶ。
兵士等『『Мы гордый и самый сильный флот России‼』』
〔〔我等は誇り高く最強のロシア海軍であります!!〕〕
『『Все враги, которые противостоят нам!』』
〔〔我等の前に立ちはだかる全ての敵は!〕〕
『『Распростерся перед нашей властью одинаково!』』
〔〔我等の力の前に等しくひれ伏すのであります!〕〕
そう叫んだ彼らに恐怖心は完全に消え去っており、変わりに闘志を溢れんばかりに漲らせていた。
司令『Хорошо Итак, что нам делать сейчас?』
〔よろしい、ならば今為すべき事は何かね?〕
兵士等『『Мы наша сила Полностью поразить противника!!』』
〔〔我らは我らの力で奴らを完膚なきまでに叩く事であります!!〕〕
司令『Тогда поехали! Солдат связи! Сообщите флот!』
〔ならば行くぞ! 通信兵! 艦隊に通達!〕
『[Нападите на всю армию! Я их не боюсь!] Этого достаточно!』
〔[全軍突撃セヨ!奴ラナド恐ルルニ足ラズ!] これで十分である!〕
兵士等『『Ураааааааа!!!』』
〔〔ウォォォォォォォ!!!〕〕
士気を持ち直した艦隊は咆哮を上げ、先遣隊の仇を討たんと日本艦隊へと突き進む。
これから起こる悲劇など露知らずに。
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一方で敵主力艦隊に向かっていた水雷戦隊であるが、肝心のロシア艦隊が中々見つからずに焦っていた。
その為、戦隊を2~3艦隊に分け、更に危険を承知で間隔をあけて索敵半径を広げて敵艦隊を捜索しつつ旅順港へと向かっていた。
第三水雷戦隊
第二駆逐隊
旗艦 駆逐艦
艦長「敵艦はまだ見つからんかね?」
見張り員「申し訳ありません、、明かり一つ見えないであります、、」
艦長「うぅむ、参ったな、確かあと、、40分程度だったか?で旅順港に着くんだったよな? 参謀長」
参謀長「えぇ、このままの速度ですと40分程です」
艦長「そうか、
参謀長「艦長、
艦長「なるほど、それは一理あるな、、だが敢えて何隻かは逃がしてやろう」
参謀長「何故でありますか?」
艦長「何、たとえ機雷を設置しても直ぐに処理されてしまっては封鎖の意味がないだろう? 下手すりゃ更に警戒されて作戦が困難になる」
参謀長「確かに、、そうでありますね、、」
艦長「だろう? だから敢えて逃がすことで触雷させて港の入り口を奴らの艦で塞ごうってわけさね」
「それに一度被雷すれば警戒して引きこもるかもしれんしな。そうなれば仁川の攻略隊を安心して援護出来る」
「そうでなかったとして仮に再び挑むにしても先ずは港を塞いでいる艦を撤去せにゃならん、そうなった場合はもたついてる間にこっちが先手を打てるだろう。だからどっちにしろ大分時間は稼げると言う事だ」
参謀長「なるほど、、そこまでは考えておりませんでした、流石艦長です」
艦長「あっはっは! おだてたって何も出せんよ! まぁそう言う訳だから通信兵! この事を第一、第二戦隊に通達! あぁ、それと主力艦隊の方にも敵を発見出来なかった旨を通信してくれ!」
通信兵「了解であります!!」
その後少しして両方の戦隊から了承の返事があり、それぞれの戦隊は合流してそのまま港へと直行していった。
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ーー日本海軍聯合艦隊
旗艦 戦艦
通信兵「失礼します! 長官! 先行していた水雷戦隊より入電!」
長官「うむ、向こうは何と?」
通信兵「ハッ! [ワレ敵艦隊発見デキズスレ違ッタ可能性大ナリ注意サレタシ マタ我ガ艦隊ハ港ニ機雷設置後反転シ敵艦隊背後ヨリ奇襲 貴艦隊ト挟撃セントス ナオ敢エテ何隻カハ逃ガサレタシ] 以上であります!」
この水雷戦隊からの通信に艦橋にいた者たちは困惑した表情で聞いていた。
艦長「ん? 敢えて逃がす? どういう事だ?」ソッチハワカル?
参謀達「さぁ、自分も分かりかねます、、」
「何を考えてんだ?」ザワザワ
長官「....なるほど」ボソッ
艦長「長官は分かったので?」
長官「あぁ、
参謀長「何と大胆な、、となるとなるべくデカいのになりますね。 戦艦や装甲巡洋艦辺りになりますか、、」
長官「そうだな、それ以外はなるべく撃沈しようかね、まぁ砲員からはかなり文句を言われそうだがね。 あぁ、参謀長(ボソッ」
参謀長「? 何でしょうか?」ヒソヒソ
長官「今回は〈お客さん〉が乗ってるから
参謀長「分かりました、通信兵にもその様に言っておくよう伝えておきます」ヒソヒソ
長官「うむ、では頼んだよ」
参謀長「はい、では失礼します」
<すまんが少しいいかね?
<? 何でありますか?
<あぁ何、実はね、、
長官「(さて、気を引き締めねばな、、)」
「全艦に通達! 間も無く我が艦隊は敵主力艦隊と会敵する、総員戦闘配置!機関最大船速!!」
兵士等「「了解!!」」
こうして聯合艦隊は最大船速(とは言いつつも各国の目を誤魔化す為、かなり速度を落としているが)で敵艦に向かっていた。
そして彼我の距離が8
ーーロシア艦隊
見張り員『Найден вражеский флот впереди!』
〔前方に敵艦隊発見!〕
『Расстояние 8 км、Пришел прямо⁈』
〔距離8キロ、このまま突っ込んで来る?!〕
『поститься! Слишком быстро!』
〔速い! 速すぎる!〕
見張り員からの驚き混じりの報告に艦橋の者達も急いで確認すると、戦艦や巡洋艦たちが明らかに此方の戦艦よりも速く、駆逐艦達とほぼ同じ速度で航行していたのである。
司令『что!!? Что это за скорость...』
〔何ぃ!!? 何だあの速度は...〕
兵士等『Глупый⁉』
〔馬鹿な!?〕
『Очевидно, 30 узлов было на выходе!』
〔明らかに30ノットはあるぞ!〕
『Невозможно...』
〔ありえん...〕
司令『Ку、успойкойся!Скорее подойди с другой стороны』
〔くっ、落ち着け! 寧ろ向こうから近づいてきたのだ!〕
『Эсминец и др. Сначала Сначала атакуют торпеды!』
〔駆逐艦は先行して雷撃せよ!〕
『Основное орудие! Подготовка к артиллерии!』
〔主砲! 砲撃用意!〕
『Стреляйте с прицельной дистанции 700 метров!』
〔必中距離700メートルで撃つ!〕
『Также потушите торпедный катер,который сейчас установлен!』
〔それと今の内に搭載してる魚雷艇も出せ!〕
兵士等『『понять!!』』
〔〔了解!!〕〕
ロシア艦隊は日本艦隊の速度に驚きつつも司令官からの攻撃命令を聞き直ぐさま砲撃準備に移行、それと並行して戦艦や装甲巡洋艦等に搭載していた小型の魚雷艇を急いで降ろして出撃させた。
その一方で日本艦隊は観戦武官が乗っている手前、すべての手段は使わず、今回の海戦では搭載艇は使わずに主砲や副砲、機銃で対応する事とした。
そして今回の出撃ではロシア艦隊は戦艦19隻全艦が出撃、更には残っていた巡洋艦も先遣隊で出撃した5隻以外の全艦と此方も全力出撃、駆逐艦や水雷艇等が港の防衛部隊15隻を除く48隻、更に搭載艇も合わせると実に100隻以上という大艦隊であった。だが肝心の主力であるロシア側の戦艦はどんなに速くても19ノットが限界であり、巡洋艦もまた19~25ノット前後、更に駆逐艦や戦艦等の各艦に搭載している砲も最大射程がおおよそ500m〜1000mとこの時代ならば標準的な速度と射程であったが日本艦隊の速度と比べると明らかに不利であった、その為この海戦ではまず速度の速い駆逐艦や水雷艇らを護衛として残した8隻以外の40隻全艦を先行させて先に雷撃を敢行、日本艦隊が混乱している内に主力である戦艦らが多数の搭載艇と共に突撃して一気にけりをつけるつもりであった。
そしてそんなロシア側の思惑など無意味とばかりに日本側は梯形陣を保ったまま速度を30ノットから33ノットまで増速し、ロシア艦隊まで3キロを切った辺りで転舵しつつ梯形陣から素早く単縦陣に移行、そのまま側面を向けながら先に近づいてきた駆逐艦たちの射程外2.5キロ程から主砲や副砲群を雨霰の如く浴びせた。
その為ただでさえ日本艦隊の速度に軽いパニックになっていたのにそこへ更なる追い討ちをかけるように自分達の射程外から突如砲撃を喰らったロシア側は大混乱の極みに陥っており、当たるどころかまだ射程外であるのに主砲を撃ち初めていた。
ーーーーーーーー
ーーー
見張り員『Вражеский флот движется вправо!!』
〔敵艦隊転舵しました!!〕
『Глупы... Отличная мобильность...』
〔馬鹿な... 何て機動性だ...〕
ロシア駆逐艦長『что⁉ Какое расстояние?』
〔何だと!? 距離は?〕
見張り員『3 километров!』
〔3キロです!〕
『NS⁉ что⁉』
〔っ!? なっ!?〕
『Вражеский корабль выстрели!!』
〔敵艦発砲!!〕
艦長『Глупый⁉ Дойдет ли он с такого расстояния⁉』
〔馬鹿な!? あの距離から届くのか!?〕
参謀『Какое сейчас расстояние⁈』
〔今何キロだ?!〕
見張り員『Это 2,5 километра!!』
〔2.5キロです!!〕
艦長『что!!? Я даже не могу дотянуться до главного орудия...』
〔何ぃ!!? 主砲ですら射程外だぞ...〕
『Сколько километров составляет дальность торпедной атаки!』
〔雷撃まで後何キロだ!〕
参謀『Дальность торпедной атаки - 1,6 км...』
〔雷撃可能距離迄あと1.6キロです...〕
『Но я не знаю, смогу ли я добраться до этого...』
〔ですがその前に辿り着けるかどうか...〕
艦長『Ку! Первый удар в порядке!』
〔くっ! 牽制で構わん!〕
『Главный пистолет! огонь!!』
〔主砲! 撃てぇ!!〕
参謀『да!! огонь!!』
〔了解!! 撃てぇ!!〕
艦長『Хороший!』
〔良し!〕
『Распространение в пределах сейчас!』
〔今の内に散開しろ!〕
兵士等『『да!!』』
〔〔了解!!〕〕
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聯合艦隊
総旗艦 戦艦
見張り員「っ! 敵艦隊から駆逐艦群が離脱! 突っ込んで来る!」
長官「距離は?」
見張り員「6.3
長官「分かった、3
見張り員「了解!」
長官「全艦に通達、残り3
通信兵「了解!」
見張り員「残り5
「4.6
「4.1
「3.3
そして遂にその時が訪れる。
見張り員「...敵との距離3
その言葉と同時に直ぐに長官が命令を出す。
長官「今!! 取舵一杯!!」
操舵手「了解! 取舵一杯!!」
そして命令と共にすぐ全艦が舵を切る。
通常、直ぐに舵を切っても曲がり始めるのに大型艦であるほど掛かってしまうが日本艦隊の場合は全艦の舵を大きくし、更に船底に沢山の注排水孔がある為、それを利用して素早くかつ旋回半径が小さく転舵する事が可能になっていたのである。具体的に言うと転舵する際に旋回方向に注水し、反対側に
~~~
聯合艦隊
第二艦隊
旗艦 戦艦
通信兵「失礼します!
「[距離三
艦長「分かった、下がってよろしい。」
通信兵「はっ!」
艦長「2.5
松田「だな、まぁ今回ばかりはお客さんの目があるしね、仕方ないさ」
「(まぁ、俺としてはまさかのトーゴーターンが早く出てきた方が
「(しっかしまー今回の夜戦でそれをやるとは、、)」
「見張り員! 逐一距離を報告せよ!」
見張り員「了解!」
・
・
・
・
・
「距離3
松田「良し! 取舵一杯!!」
操舵手「取舵一杯!」
松田「おっとと、、相変わらずこの急制動は凄いな、、」
「...舵戻せぇ!!」
操舵手「戻~せ~!」
松田「(さてさて、他の艦も付いて来てるな。よしよし)」
「(霧野の奴大丈夫かね~、、っと)」
「砲撃用意!!」
水兵「了解!」
ーーーー
第二艦隊所属
装甲巡洋艦
艦長「取舵!!」
操舵手「取舵ぃ~!」
九番主砲
霧野「うわっとと、、相変わらず凄い機動性だな、、」
観測員「何だまだ慣れないのか?」
霧野「ははは、、やはり訓練してるとは言え、実戦だと大分感覚が違いますからね」
観測員「あー、今回が始めてk、、」
砲術長「おい!砲撃用意だ!」
観測員「了解! 良し装填急げ! 大丈夫、訓練通りにするだけだ! 落ち着けよ!」
霧野「っ!! 分かった!」
「(と言ってもただ
「(まさか此処まで魔改造してるとはな、、何かもう、引くわー、、)」
霧野の言う通り魔改造には砲も含まれており、主砲は全て自動砲となっている為、砲塔内には誰一人おらず、また全ての副砲も
その為先ほどの発言からも分かるように仮に砲付近に被弾したとしても人的被害はほぼゼロと言っても過言ではないのだ。(もちろんこの様な機密事項はバレない様にちゃんと対策済みである)
霧野「...装填良し!!」
観測員「方位良し、距離良し!」
砲術長「...
霧野「了解!」カチ
ズドォォォン!!!
ドォォォン!!
そして距離が2.5キロになった所で全艦が敵駆逐艦郡に対して一斉に砲撃を浴びせたのである。
当然自艦の射程にまだ入ってないロシア側はそれを只々ひたすらに耐えるしかなく、砲撃が命中した艦は次々と落後していき、運が悪い艦は魚雷に被弾して大爆発を引き起こして轟沈していったのである。その為なるべく被弾率を減らそうと各艦が不規則な動きで散開しながら日本艦隊へ突撃していった。
そして遂に砲雷撃の出来る距離まで来たときにはその数は僅かに11隻と言う壊滅状態といっても過言ではない状態になっており兵士の士気はガタ落ち、ロシア側の計画は破綻したと言えるだろう。
だが後ろからは彼らの主力艦隊が迫ってきており、更に前方には未だ無傷の日本艦隊に挟まれていると言う状況にもはや逃げることも出来ず、只々愚直に突撃をするしかロシアの駆逐艦達に生き残る道はなかった。そして指揮官の命令で生き残った艦は魚雷を発射した。
だが日本艦隊から攻撃を受けながらなので悠長に観測など当然する間も無く、急いで発射してしまった為に殆どがあらぬ方向へと行ってしまい全く意味のない攻撃となってしまったのである。
そして雷撃の為に艦の側面を日本艦隊に向けてしまった為、被弾し易くなってしまっていた。
当然日本艦隊がそこを逃す筈はなく、距離も近いこともあって機銃まで使い始めた事でより一層攻撃は激しくなっていき、遂にロシア戦艦部隊が到着する前に日本艦隊に有効打を与えることも出来ず全滅したのである。
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ーーー
ーーロシア艦隊
日本艦隊より漸く4.7キロ程度まで近づいたロシア艦隊では静寂が支配していた。
当然であろう、何せ自分達の目の前で
そして今から彼らを相手するのは我らだ。
一体何隻が生き残れる? そもそも生き残れるのか? だがやらねばならない
そうだ! 我らは最強のロシア海軍である!
それにやられたのは装甲の薄い駆逐艦ばかりであるし飛距離を延ばす為に砲弾を軽く作ってるに違いないから戦艦の装甲を抜ける訳がない!!
そう自らを鼓舞させた艦隊は100隻近くの魚雷艇を前面に出し、圧倒的物量で日本艦隊に迫った。
だが、見張り員が背後から数隻の日本艦が迫ってきたのを確認し、再び動揺が走る。
何故なら迫ってきてる日本艦は見たところかなり小さい為
だが猛スピード(と言ってもせいぜい40ノット程度である)でロシア艦隊に急接近してきたのは水雷艇ではなく8隻の
全長:
速力:百二十
主な装備:投網
主砲:
同型艦:三十七隻(更にまだ建造中)
明治18年、渥美半島赤羽造船所で就航した本艦は、たまたま
そして
そこに気が付いた
そしてその速度を活かして先に艦隊より離脱しロシア艦隊に迫ってきていたのだ。
ーーーー
水雷戦隊
第二駆逐隊所属臨時偵察隊
臨時戦隊長 駆逐艦
見張り員「敵艦隊発見っ!! 距離11
艦長「速度35まで落とせ! 総員戦闘準備!!」
「さて、予定通り奴らの手前まで近づいたら直ぐに転舵するぞ」
「投網用意!」
兵士等「「了解!!」」
艦長の命令で兵士等は直ぐに投網の準備に取り掛かる。というのもこの艦には砲があるがあくまで自衛用であり、主装備は投網であったからだ。
その使い方は至ってシンプルで敵の目の前で引き返して投網する、そして追いかけてきた敵艦のスクリューに引っ掛けて行動不能にするという相手からしたら堪ったものではないとんでもない嫌がらせ行為をするのである。
当然そんな事など知らないロシア艦隊は突如現れた伊剣達に対処すべくなけなしの駆逐艦8隻の内6隻が搭載艇15隻を伴って急いで伊剣達に向かっていき、残った2隻は戦艦らと共に目の前の日本艦隊へ突撃していった。
ーーーー
駆逐艦
見張り員「敵艦隊より駆逐艦が離脱! 小型艇を伴って此方に向かって来ます!!」
艦長「何? まぁいいか、距離900
「距離知らせぇ!」
見張り員「現在1.7
・
・
・
・
・
「距離900
艦長「反転今!! 全艦投網セヨ!!」
兵士等「「了解!!」」
ロシアの駆逐艦との距離が900mになった所で全艦が急速反転、網を投下した。
一方でロシア側は伊剣達がこちらの数に堪らず逃げたと判断、然し放っておく訳にもいかないので追跡する。
だが追跡を始めて3分後、突如1隻の艦の動きが鈍くなりやがて動かなくなった。そしてそれは段々全体に広がっていき最初の1隻から9分後、全艦の動きが止まってしまい、完全なパニックに陥っていた。
ーーーー
ロシア駆逐隊
『Что⁉』
〔何だ!?〕
『что случилось⁉』
〔何が起こってる!?〕
『Все корабли не двигаются⁈』
〔全艦動かないだと?!〕
『Что ты имеешь в виду!!』
〔どうなっている!!〕
『Двигайся!! двигайся!!』
〔動け!! 動けよ!!〕
『Что!!! Я бомбардировал!!』
〔あぁっ!!! 撃ってきた!!〕
と言った有様で未知の攻撃に恐れをなし、碌に反撃する間も無く次々と伊剣達の砲撃によって沈んでいった。
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ーーロシア戦艦部隊
こちらも先の駆逐隊と同じく惨劇が広がっていた。
日本主力艦隊との戦闘開始から2時間、100隻近い数を誇っていた艦隊は一方的な砲撃に晒された事で戦艦5隻、巡洋艦3隻、搭載艇7隻にまでその数が減っていた。そして背後にいた日本艦隊の迎撃も失敗したとの報が入ると遂に戦線が崩壊、逃亡し始めたのである。
そしてそれを見た日本艦隊は攻撃を止めて撃沈した艦の乗組員の救助を始め、後から伊剣達以外の水雷戦隊も合流して救助活動を続けた。
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ーーロシア残存艦隊
日本艦隊との海戦から数時間後、何とか本拠地である旅順港まで後少しといった所で彼らは逃げ切れた事に安堵していた。だが港に近づくにつれてその表情は段々と絶望に染まっていった。
何故なら彼らの本拠地である旅順港が燃えていたからだ。
と言うのも港まできた日本の水雷戦隊であるが港の防衛艦が思ったよりも多かった為、先に港に奇襲を仕掛ける事にし、その殆どを沈めて機雷を設置、そのまま主力艦隊に向かっていったのだ。
通信設備がやられた事でこの奇襲を知る事が出来なかった残存艦隊は日本艦隊の徹底ぶりに恐怖しながらも見張りから周囲に日本艦隊は居ないと判断、一先ず消火作業等の為に港の入り口付近に近づいた時、水雷戦隊の設置した機雷に接触、次々と着底し港の入り口を封鎖してしまい、ここに旅順艦隊は完全に行動不能となってしまったのである。
そしてこの海戦から翌日、日本軍が遂に仁川に上陸しようとしていた。