神に間違えて殺られた俺達が生き残る為に頑張って歴史を変えるようです?   作:soryu_tayhoone

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何か大分迷走してきた様な気がする、見切り発車はするべきじゃないんだなって思いました。
まぁ趣味みたいなものですしいっかー


第漆話 日露艦隊決戦

ーー戦艦三笠(みかさ)

 

 

 

日本海軍が敵艦隊を発見し攻撃準備をする少し前、英国(イギリス)から派遣されてこの三笠(みかさ)に乗り込んでいた彼等は、はたして日本の攻撃が何処までロシア艦隊に通じるのか話し合っているところであった。

 

 

 

 

?『...Oh? The movement of the Japanese Navy is in a hurry?  Did you find the Russian fleet?』

 〔...ん? 日本軍の動きが慌ただしくなっている? という事は露助共の艦隊を見つけたのか?〕

 

?『seems that way. But Colonel Charlie, like this "Mikasa", it looks like all the ships are bigger than they were when they were built in England...』

 〔そうみたいですね。 ですがチャーリー大佐、この『ミカサ』もそうですが全ての艦が我が国で建造した時よりも大きくなっている様に見えますが...〕

 

チャーリー大佐『what? I thought it was just me, but... Do you think so too, Brian?』

       〔何? てっきり私だけだと思っていたが... やはり君もそう思うかねブライアン君〕

 

ブライアン『Yes, I happened to see the construction of "Mikasa" in England... Well, the construction was almost finished, but there were only 3 main guns and 6 secondary guns on the ship.』

     〔えぇ、自分は本国で『ミカサ』の艤装工事を偶々見る機会がありましたが... まぁ殆ど工事は終わっていましたが、艦上には主砲が3門、そして副砲も6門程度しかありませんでした。〕

 

     『This time, when I was dispatched to Japan, the size and armament had increased so much that I didn't notice until it was said that "Mikasa" was introduced.』

     〔それが今回、日本に派遣された時に案内されたのが『ミカサ』と言われるまでは気付かない程大きさも武装も増えていましたからね〕

 

チャーリー大佐『Perhaps that was the case, because the performance and size that the Japanese side taught me was clearly not true. It was hard to read the material because their words were so unique.. That "Ikken" should be 1m, right?』

       〔そうだったのか、まぁ確かに日本側から教えてもらった性能や大きさは明らかに本当では無さそうだったからな。てか彼等の言葉が独特すぎて資料を読むのも一苦労だったんだが、、 あれ『一間』は1mでいいんだよな?〕

 

ブライアン『I think it's okay』

     〔でいいと思いますよ〕

 

チャーリー大佐『Well... well, do you think they can beat the Russian fleet aside?』

       〔そうか... まぁそれはさておき彼等はロシア艦隊に勝てると思うかね?〕

 

ブライアン『How about... It seems that you are strengthening your armament considerably, so you can do a lot of damage, but the opponent is that Russian fleet, and it is the most elite unit with the addition of the home fleet, so it may be difficult to win.』

     〔どうでしょうね... かなり武装を強化してるみたいですからかなりの損害を与える事は出来るでしょうが相手はあのロシア艦隊、それも本国艦隊も加わった最精鋭部隊ですから勝つまでは難しいかと〕

 

チャーリー大佐『s it difficult, if this is Royal Navy... Oh? Apparently the meeting is over, Admiral Togo and everyone is back』

       〔難しいか、、 これが我が軍(ロイヤルネイヴィー)だと... うん?如何やら会議が終わったようだな、アドミラルトーゴー達が戻ってきたようだ〕

 

ブライアン『Looks like it. ...Yeah? A soldier is approaching, what happened?』

     〔そのようですね。...ん?兵士が近づいてきますが何かあったのでしょうか?〕

 

兵士「excuse me. Are you sure you have a little time?」

  〔失礼します。 お時間少々宜しいでしょうか?〕

 

チャーリー大佐『Yeah? Oh, I don't mind. What happened?』

       〔ん? あぁ、構わんよ。何かあったかね?〕

 

兵士「Yes, because I discovered the Russian fleet, my fleet will sortie from now on, so I have come to pick you up to the bridge.」

  〔はい、ロシア艦隊を発見した為、これより我が艦隊は出撃しますので艦橋に上がっていただきたくお迎えに来た次第であります〕

 

チャーリー大佐『Well, thank you very much. Brian, let's go』

       〔そうか、わざわざ済まないね。ではブライアン君、行くとするかね〕

 

ブライアン『Eh』

     〔えぇ〕

 

兵士「Follow me」

  〔こちらです〕

 

 

 

 

彼等は兵士の案内で東郷達がいる艦橋へと向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー三笠(みかさ)艦橋

 

 

 

一方艦橋の方では東郷達や見張り員達が全てを見逃さんと目を皿にしてロシア艦隊を探していた。

 

とそこへチャーリー大佐達が兵士に連れられて艦橋へとやって来た。

 

 

 

 

兵士「失礼します! チャーリー大佐とブライアン中尉をお連れしました。」

 

東郷「うん、ご苦労さん。持ち場に戻りたまえ」

 

兵士「はっ! それでは失礼いたします!!」

 

東郷「さて... む? Did both of you have something?」

            〔御二方どうされました?〕

 

チャーリー大佐『!? Ahh! Don't worry, it's nothing. Ahaha...』

       〔!? あぁいや! お気になさらず、何でもありませんよ。 アハハ...〕

 

       『(What's this speed⁈ It's obviously 30 from the height of the wave, no, it's higher than that⁈)』

       〔(な、何だこの速度は?! 波の高さからして明らかに30、いやそれ以上は出ているだと?!)〕

 

ブライアン中尉『(I can't believe it...! it's faster than any British ship...! Wasn't that speed in the night battle at that time a mistake...?!)』

       〔(あ、有り得ない...! まさか我が国のどの艦よりも速いなんて...! やはり前回の夜戦でのあの速度は気のせいではなかったのか...?!)〕

 

チャーリー大佐『Ah, hahaha, but that's the decisive battle with the Russian fleet. We all know that your country is strong enough, but no, I just feel more and more when I actually ride it like this.』

       〔イヤーハハハ しかしあれですな、いよいよロシア艦隊との決戦ですな。 我々としては貴国の力が十分に強いと言うのはよく知ってますがいやはや、実際にこうして乗っているとますますそう感じるばかりですな〕

 

       『By the way, the speed of "Mikasa" seems to be quite fast, but...』

       〔ところで、随分と『ミカサ』達の速度が速いように見えますが...〕

 

東郷「Well.. I can't tell you more about military secrets, but any ship can produce 30 knots.」

  〔そうですな、、軍機につき詳しくはお教え出来ませんがどの艦も30ノットは出せるという事は言えますな〕

 

チャーリー大佐『I see, is that so... (I don't care anymore..)』

       〔なるほど、そうですか... (もう、いいやー..)〕

 

 

如何やら自国で造った艦が自国以上の性能を持っている事に対して驚きすぎたのか、そのまま考えるのを止めた様子の大佐達。とは言え、この様な反応は何も大佐達だけでなく、各艦に乗り込んでいた各国の観戦武官全員が同じような驚き方をしていた。

 

その後しばらくして、遂に見張り員が遠くに黒煙を発見、艦隊は雌雄を決すべく更に増速した。

 

 

 

 

 

見張り員「...っ!! 前方23(キロ)に多数の黒煙を確認!! 数は300以上! 敵主力艦隊と思われます!!」

 

東郷「でかした! 戦闘用意!艦隊増速! 主砲砲撃準備! それと並行して魚雷艇及び突撃艇を出せ!」

 

兵士等「「了解!!」」

 

チャーリー大佐『(...Huh? Is it still accelerating?)』

       〔(...え? まだ速度上がるの?)〕

 

 

 

 

 

 

 

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ーーロシアバルチック艦隊

 

 

 

 

旗艦 戦艦Князь Суворов(クニャージ・スヴォーロフ)

 

 

 

見張り員『Откройте для себя флот противника по левому борту!! Расстояние 21 км!! Количество составляет около 300! Вроде бы основной флот!!』

    〔左舷に敵艦隊を発見!! 距離21キロ!! 数は凡そ300! 主力艦隊と思われます!!〕

 

ロジェストヴェンスキー『Ты пришел! Готовьтесь к битве на всех кораблях! Прежде всего, поразитесь максимальной дальности! Готовьтесь стрелять из основного орудия! И пусть вылазит торпедный катер!』

           〔来たか! 全艦戦闘用意! 先ずは最大射程で奴らの度肝を抜いてやれ! 主砲撃ち方用意! それと魚雷艇も降ろせ!〕

 

兵士等『『Понял!』』

   〔〔了解!〕〕

 

見張り員『NS?! Скорость вражеского флота увеличилась! Судя по замерам, скорость явно превышала 30 узлов!!』

    〔っ?! て、敵艦隊増速しました! 目測でも明らかに30ノット以上出ています!!〕

 

ロジェストヴェンスキー『NS?! Тупой!? Такое... невозможно! Какое расстояние?』

           〔な?! 馬鹿な!? そんな事が... あ、有り得ない! 距離は!〕

 

見張り員『Сейчас 15 километров!』

    〔現在15キロです!〕

 

ロジェストヴェンスキー『15... Но для достижения эффективной дальности все равно нужно много времени, так что я тоже ускорю! Крупнейшее заведение!!』

           〔15か... だがどの道有効射程距離まではまだかかる、こちらも増速する! 機関最大船速!!〕

 

操舵手『Понял! Максимальная скорость корабля!』

   〔了解! 最大船速!〕

 

ロジェストヴェンスキー『Хорошо... Но я был удивлен такой скоростью』

           〔よし... 然しあの速度には驚いたな〕

 

参謀長『Что ж, чувствуется медленность после скорости японского флота... Тем не менее, я предполагаю, что я сильно подрезал броню, чтобы получить такую скорость.』

   〔えぇ、日本艦隊の速度の後では遅く感じますが... しかしあれだけ速くする為にかなり装甲を削ったんでしょうね〕

 

参謀『Я вижу, на первый взгляд он выглядит сильным, но это только внешний вид.』

  〔なるほど、一見強そうに見えますが見た目だけという事ですか〕

 

参謀長『верно. Ну, если вы знаете семена, вы можете видеть, насколько они бедны.』

   〔そう言う事だ。まぁタネさえ分かれば奴らが如何に貧弱かが良く分かる〕

 

参謀『Действительно, владивостокские ребята, которые им проиграли, - это клеймо в нашей стране. Ведь еще раз было доказано, что простолюдины бесполезны.』

  〔ですね、となると奴らに負けたウラジオストクの連中共は我が国の汚点ですな。所詮平民は役立たずだということが改めて証明されましたな〕

 

ロジェストヴェンスキー『...』

           〔...〕

           

           『(Хм... Вообще... Корабль не смог бы двигаться без упомянутых вами людей, а усталость солдат уже превысила предел. Однако, с другой стороны, поскольку они находятся близко к материку, на кораблях меньше усталость и меньше износ. Блин, победа или поражение уже решено еще до боя, но боль полководца в том, что он еще должен это сделать...)』

           〔(はぁ、全く... 貴様らが言った者たちがいなければ艦は動かせれんというのに、それに兵士等の疲労も既に限界を超えているのだ。しかし一方で奴らは本土から近い故に疲労も艦艇の損耗も少ない。くそっ、戦う前から既に勝敗は決まったな、だがそれでもやらねばならんのが指揮官の辛いところか...)〕

 

 

さて此方の方でも見張り員が日本海軍を発見し、攻撃準備をしていたが兵士等の動きは今一精細さに欠けていた。と言うのも、ただでさえ喜望峰を越えてからロシア海兵達は暑さと補給した水が悪く下痢とマラリアに悩まされて疲労がピークに達しており、そのおかげでインドでの補給の際に脱走者が大勢でたのである。しかしこの時、艦隊指揮官も自らの病状悪化で統制を執る事すら困難であり、薬自治療に専念するしかなかった為に多くの脱走兵を出す事を許してしまう自体となってしまったのだ。

 

その為当初は470隻いた大艦隊も、インドでの医療下船や逃亡によって稼働出来る艦艇が減ってしまい、その際に旗艦をБалтийский(バルチック)からКнязь Суворов(クニャージ・スヴォーロフ)に移す事になってしまったがそれでもまだまだ360隻近くの数を有していたので、疲労はありつつも戦意や士気自体はまだ完全崩壊していなかったので戦う前から戦線が崩壊するという最悪の事態だけは辛うじて免れていた。然し、南支那海までは順調に進んでいたが台湾付近まで来た時に台湾から出撃した日本の偵察艦隊に出くわし、軽い戦闘状態になってしまったのだ。その後何とか振り切ったものの、偵察艦隊から連絡を受けて警戒していた特務艦隊所属の部隊にも東支那海で遂に見付かってしまい、その為水兵の多くは聯合艦隊と会敵する前に緊張が殆ど解けず、余計に疲労を蓄積させてしまった為に戦う前から士気が更に大幅に落ちてしまっていたのだ。然し艦隊の首脳陣は士気は低下しているが艦や砲の性能が日本海軍よりも遥かに高いと思っていたのでそこまで気にはしていなかった。

 

と言うのも、当時のEU諸国の戦艦が搭載している砲の射程はどこも2000mにも満たない射程であり、海軍強国であったイギリスの戦艦ですら最大射程が1800mしかなかったのだ。一方でロシア艦隊(彼ら)の戦艦が搭載している砲の最大射程はEU諸国よりも遥かに長い3300mであり、それを戦艦の主砲身に使用しているので、海軍後進国(だと思っている)の日本艦隊に対して圧倒的に此方が有利だと思っていたのだ。

 

その為聯合艦隊を発見するもその速度に驚いていた彼らであったがその分かなり装甲が薄いだろう、それに主砲の射程まではまだお互いに届かない距離なのでそれが早まっただけと判断し、こちらも増速して射程距離に達し次第相手の有効射程外から一方的に射撃をするつもりであった。

 

しかし、彼我の距離が残り6キロとなった所で聯合艦隊が突如として彼らの目の前で一斉に左回頭を開始、それを見て疑問に思ったが向こうが腹を見せたそれを好機だと思った。しかしながらまだ最大射程にも届いていなかったので、はやる気持ちを抑えつつもロシア艦隊は日本艦隊がわざわざ此方に大きく腹を見せたと喜んでいた。

 

だがそれは直ぐにぬか喜びだと知る事になる。

 

 

 

 

 

 

 

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ーー日本海軍聯合艦隊

 

 

 

旗艦 戦艦三笠(みかさ)

 

 

 

見張り員「距離6(キロ)!」

 

東郷「取舵ィ!!」

 

操舵手「取舵ぃ~!」

 

東郷「主砲撃ち方用意、先ずは距離5.5(キロ)で試射を行ない様子を見る。 もし彼方さんが反撃してこなかった場合は5(キロ)で艦隊一斉斉射を行う」

 

兵士等「「了解!!」」

 

見張り員「...距離5.5(キロ)!」

 

東郷「(って)ぇ!!」

 

 

 

ドォォォン!!

 

 

 

見張り員「......敵艦隊による反撃非ズ!!」

 

東郷「全艦に通達! 当初の予定通り距離が5(キロ)になったら一斉砲撃! 主砲、砲撃用意!」

 

通信兵「了解!!」

 

 

 

一方で聯合艦隊の方はバルチック艦隊との距離が残り6キロを切った所で、東郷は艦隊に取舵と砲撃の用意を指示した。

 

何故なら三笠を始めとする各艦隊の戦艦に搭載している主砲の最大射程はロシア艦の搭載している砲を更に上回る5600mであったからだ。

 

その為日本艦隊はロシア艦隊の有効射程外から余裕を持って全艦の回頭ができるのだ。

 

そして三笠達の砲の射程が長大な理由としては、前述した鴨緑江戦線で分かると思われるが日本軍が採用している砲弾が半滑空弾道弾、詰まりロケット推進砲弾であるからである。そして何故そこまで時間がかからずに開発が出来たのか?と言うのは、そもそも日本では夏祭りや花火大会など、何かしらのお祝い事やお祭りなどで花火をよく打ち上げているのでその技術を応用したに過ぎないのだ。要するに最低でも30kg以上はある花火を真っ直ぐに打ち上る事が出来る技術と推力が既にあった為、それをそのまま弾頭に使用、そして更に炸薬菅も長くすれば更に飛翔距離も伸ばすことが出来ると言う訳だ。故に日本軍は海戦や陸戦に於いて常に相手にとっては有り得ないほどの射程外から攻撃を浴びせる事が出来るという事である。

 

因みにだがこれもあって日本軍の砲弾は他国の軍が使用している砲弾と比べるとかなり長くなっていたが閑話休題(それはさておき)

 

だからこそ聯合艦隊は目の前で余裕綽々と敵前で一斉大回頭、所謂有名なT字戦法が使えたのだ。

 

そしてバルチック艦隊との距離が5500mとなった所で先ず三笠が主砲を放ち反撃が来ないのを確認すると、そのまま陣形を維持しつつ5000mまで接近、遂に聯合艦隊の戦艦に搭載している主砲が一斉に火を噴いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーロシアバルチック艦隊

 

 

 

 

旗艦 戦艦Князь Суворов(クニャージ・スヴォーロフ)

 

 

 

見張り員『!? Вражеский корабль стреляет!! Расстояние 5.5 км!』

    〔!? 敵艦発砲!! 距離5.5キロ!〕

 

参謀『что!? Почему с такого расстояния?!』

  〔なんだと!? 何故その距離から?!〕

 

参謀長『Успокойся, я все равно не могу до него дотянуться. Ну, они пытались расстроить нас, потому что даже мы были вне зоны досягаемости. не расстраивайтесь』

   〔落ち着け、どうせ届かないのだ。我が方でさえ射程外なのだからまぁ、動揺を誘ったのだろう。 狼狽えるな〕

 

ロジェストヴェンスキー『Нет, на всякий случай проведем упражнение на избегание. Правый борт!』

           〔いや、念の為回避運動をとろう。 面舵!〕

 

参謀長『Почему? четко...』

   〔何故です? 明らかに...〕

 

 

 

    ズドォォォン!!

 

 

 ズドォォォン!!

 

 

 

 

参謀長『??! Что?! Неее... это глупо...!? Долетит ли на таком расстоянии?!』

   〔??! な?! な... ば、馬鹿な...!? この距離でと、届くと言うのかぁ?!〕

 

ロジェストヴェンスキー『(Это... Вы были правы, приказав уклониться.. Но я этого не ожидал, в нас так или иначе будут стрелять! Нам придется рассредоточиться и использовать эсминцы, чтобы отвлечь их...!)』

           〔(これは... 回避を指示して正解だったな。 しかしこれは予想外だ、、 これでは一方的に撃たれるだけだ! とにかく散開しつつ駆逐艦で攪乱するしか...!)〕

 

           『Разрушители, рассредоточьтесь и идите вперед! Мы отвлечем их и воспользуемся разрывом, чтобы сократить расстояние!!』

           〔駆逐艦は散開しつつ先行! 奴らを攪乱させつつその隙をついて一気に距離を詰めるぞ!!〕

 

兵士等『『понять!!』』

   〔〔了解!!〕〕

 

 

 

 

 

バルチック艦隊は当初、聯合艦隊からの射程外からの攻撃にそこまで驚きはしなかった、と言うのもこの頃はお互いの飛距離を測定するのに試し打ちが多かったからである。然し聯合艦隊が彼等よりも遥かに遠い位置から射撃を開始し、そしてこちらに届いた事で艦橋では軽いパニックに陥っていた、だがロジェストヴェンスキーの指示によって何とか態勢を立て直し、日本艦隊を混乱させる為に駆逐艦を先行、そして日本側が駆逐艦の相手をしてる隙をついて戦艦や巡洋艦らの大口径砲を浴びせるつもりであった。

 

だが彼らは聯合艦隊の長射程砲にばかり気を取られており、聯合艦隊の艦艇は戦艦ですら自軍の駆逐艦よりも遥かに速力が速く、戦場では如何に速度が重要であるかというのを失念していた。

 

そしてその洗礼を先に受けたのは最初に突撃して来た駆逐艦群であった。

 

 

 

 

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ーー聯合艦隊第二艦隊

 

 

 

 

旗艦 戦艦景鶴(けいづる)

 

 

 

見張り員「敵艦隊より駆逐艦群が離脱!」

 

参謀長「何? 数は?」

 

見張り員「凡そ二百隻程であります!」

 

松田「ふむ... (...え? 200? 多くない? どれどr... あ、うわぁ、、それでも敵本体にはまだ駆逐残ってますやん(ドン引き) 流石アメと並ぶ物量チート国家ですわ... あーでもこの距離でも撃たないって事は向こうは()()()()まだ射程外なのか、それで駆逐艦群(あれら)を弾除けか何かにして一気に距離を詰めるって所かな? 何て言うか、俺達が転生する前に書店やらウ○キやらで見たのより射程が大分短いし結構な無茶をしてるな。 ものによっちゃ確か8キロから砲撃戦とか書いてあったよなぁ、懐かしー)」

 

  「駆逐艦群との距離は?」

 

見張り員「現在5.3(キロ)!!」

 

松田「分かった。指示のあった5(キロ)までそのまま。決して早まって撃たないよう、再度注意するようにたのむ」

 

伝令兵「了解であります!」

 

松田「見張り員、5(キロ)になり次第すぐに知らせ」

 

見張り員「はっ!!」

 

      ・

      ・

      ・

      ・

      ・

 

    「敵との距離5(キロ)になりました!!」

 

松田「全砲門!(って)ぇ!!」

 

 

 

 

ドォォォン!!

 

 

  ドドォォォン!!

 

 

 

見張り員「...命中! 命中弾多数認ム!!」

 

松田「よし、このまま射撃を続行せよ。 しっかしまー、あそこまで多いと外すほうが難しいんじゃないか?」

 

参謀長「ですねぇ。 これも日頃の訓練の賜物ですね。」

 

松田「だな」

 

 

 

 

 

 

 

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ーーバルチック艦隊所属臨時駆逐戦隊

 

 

 

 

 

一方本体より離脱して敵艦隊に向かっていた駆逐戦隊は、聯合艦隊が射撃を開始した事で大混乱に陥っていた。

 

 

 

 

ーー臨時戦隊旗艦 駆逐艦Знаменск(ズナメンスク)

 

 

 

 

 

『Суздаль,Усинск тонет!』

〔スーズダリ、ウシンスク轟沈!〕

 

『Вторая пушка сломана! Много жертв!』

〔2番砲被弾! 死傷者多数!〕

 

『Рядом с торпедой вспыхнул пожар!!』

〔魚雷付近に火災発生!!〕

 

『60% флота затонуло!!』

〔艦隊の6割が轟沈!!〕

 

『Ого?! Еще три корабля подбили!! Скорость замедляется !! 』

〔あぁ?! 更に3隻被弾!! 速度が低下してます!!〕

 

 

 

ズズゥゥン...!

 

 

 

 

駆逐艦長『Ух ты!? Было ли попадание?! Отчет о повреждениях!』

    〔うぉ!? 被弾()られたか?! 被害報告!〕

 

機関兵『Это машинное отделение! Двигатель №2 был поврежден! Более того, даже главный двигатель №1 не может двигаться из-за пожара』

   〔こちら機関室! 2号主機に被弾! 更に1号主機でも火災発生で航行不能!〕

 

 

駆逐艦長『Что!? Это делает тебя легкой мишенью... Сделайте что-нибудь! Меня не волнует скорость. Мы должны заставить корабль двигаться!!』

    〔何ぃ!? これではいい的ではないか... 何とか復旧しろ! 微速でもいい! 兎に角艦を動かすんだ!!〕

 

機関兵『понять!!』

   〔了解!!〕

 

駆逐艦長『(Черт! Скорость слишком разная! С этим уже не отбиться...! Что делать...)』

    〔(くそっ! 速度があまりにも違いすぎる! これでは反撃もままならんではないか...! どうすればいいのか...)〕

 

 

 

 

と言った有様で聯合艦隊による射程外からの攻撃に、臨時駆逐戦隊では阿鼻叫喚となっていた。

 

だがそれでも彼等の後ろには主力艦隊がいる為に撤退をするという選択肢は無く、ならばせめて聯合艦隊に一矢報わんと、当初の士気低下が噓だったのかの如く恐れず全力で聯合艦隊に突き進んでいった。

 

然し彼我の速度差と射程故に一方的な砲弾の嵐が戦隊を打ち砕き、次々と艦が沈んでいったのである。

 

そして戦闘開始から2時間程が経過した頃には200隻を誇っていた駆逐艦達も21隻にまでその数を減らしており、実に9割以上の艦が聯合艦隊に辿り着く前に深海へと其の身を沈めるか大破、若しくは被弾時の浸水での大傾斜による戦闘不能になる事となってしまった。

 

然しながら此処まで生き残った21隻も、自艦の主砲の射程距離に入る前に聯合艦隊まで残り2800m付近で遂に最後の1隻が被弾、轟沈した事で200隻以上いた駆逐戦隊はその自慢の主砲を撃つ事はおろか魚雷さえ撃てずに壊滅してしまったのである。

 

一方で聯合艦隊の方は駆逐戦隊との戦闘に勝利すると、そのままの勢いでバルチック艦隊本体の方にもその牙を容赦なく向け、第二の蹂躙劇が始まった事でロシアが誇る皇帝自慢の本国精鋭艦隊は、遂に最後の時が近づこうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーロシアバルチック艦隊

 

 

 

 

旗艦 戦艦Князь Суворов(クニャージ・スヴォーロフ)

 

 

 

見張り員『Наш эсминец уничтожен... NS!? Здесь вражеский флот изменил курс! Вражеский корабль выстрелил?!』

    〔わ、我が方の駆逐隊壊滅しました... っ!? 敵艦隊此方に針路変更! う、撃ってきたぁ?!〕

 

ロジェストヴェンスキー『Левый поворот!! Спешите избежать!』

           〔取舵ィ!! 回避急げ!〕

 

操舵手『Левый поворот!』

   〔取舵!〕

 

見張り員『Группа торпедных катеров приближается с флота противника!』

    〔敵艦隊より魚雷艇群接近!〕

 

ロジェストヴェンスキー『Куу...! Это тоже оставляет часть и ставит перед ними торпедный катер!』

           〔くっ...! 此方も一部を残して魚雷艇を奴らの前面に出すんだ!〕

 

兵士等『『понять!!』』

   〔〔了解!!〕〕

 

見張り員『...Хм? Что!? Это вражеский корабль приближается сзади на большой скорости! Количество кораблей 5! 50 узлов и более!』

    〔...ん? 何!? こ、後方より高速で近づく敵艦アリ! 数は5! 目測で50ノット以上!!〕

 

ロジェストヴェンスキー『Что!!? Разве это не ошибка!?』

           〔何だとぉ!!? 見間違いじゃないのか!?〕

 

参謀長『Что?! Что это за скорость!? О, не похожа ли та характерная корма на эсминец, который мы видели у берегов Тайваня?! Я никогда не думал, что это так быстро...』

   〔なっ?! 何だあの速度は!? ん? あ、あの特徴的な艦尾は台湾沖で接触した駆逐艦に似てませんか?! まさかあんなに速いとは思いませんでしたが...〕

 

ロジェストヴェンスキー『Ну наверняка... Вы зашли так далеко?! нехорошо! Распространяйте флот больше! Мы будем окружены!』

           〔た、確かに... まさか此処まで追ってきたのか?! い、いかん! 艦隊をもっと散開させるんだ! 包囲されるぞ!〕

 

           『Это нормально быть запугивающим! Стреляй из главного орудия!』

           〔牽制でいい! 主砲も撃ちまくれ!〕

 

兵士等『『понять!!』』

   〔〔了解!!〕〕

 

 

 

 

 

主力艦隊の方もまた、日本軍に対して反撃をしようと試みるも彼我の射程の差は如何ともし難く、その為艦隊は駆逐艦群を先行させて自らもかなり接近する事に成功はしていた。だが聯合艦隊は先行した駆逐艦と片をつけるやまたもその速度を活かして一定の距離を保ちながら射撃を続行した為に手も足も出せず、ひたすらに回避運動をするのが精一杯であった。そこに聯合艦隊から多数の魚雷艇が艦隊目掛けて突撃してきた事で大混乱に陥っていたのだが、それに拍車をかける様に更に後方から駆逐艦が迫って来たのだが、それらは残念ながら駆逐艦ではなく5隻の細兼(ささかね)型駆逐『艇』であり、聯合艦隊と共に包囲するかのように迫って来たのだ。

 

 

 

 

細兼(ささかね)型駆逐艇

 

全長:十九.七間(約61メートル)

 

全幅:二間(6.2メートル)

 

速力:八十九(ノット)

 

主砲:五寸(約15センチ)単装砲4基3門

 

同型艦:十隻(更にまだ建造中)

 

 

 

明治11年に就航した本艦は伊剣型と全長が同じだが、細兼(ささかね)型の方が機雷敷設装置が充実しており。そして何と言っても最大の特徴は後部甲板にデルタ翼が付いてる事と他の日本艦艇の艦底が平型なのに対して本艦の喫水線下はⅤ型(これはブイ型ではなく曲線で絞っている感じである)という事であろう。これによって直進性が大幅に上がった為、別名高速重視の先行必勝型とも呼ばれている艦である。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

高雄警備艦隊所属特別編成打撃艦隊

 

戦隊長 駆逐艇 篠兼(ささがね)

 

 

 

艦長「いやー、 既に空が黒煙に覆われてたからもう終わった後かと思ったけど間に合って良かったね~」

 

参謀長「そりゃ最大船速で行きゃ直ぐに着くのは当たり前じゃないですか...」

 

艦長「でも直前で落としたからいいじゃないのー。 それに沙良型を出さなかっただけましでしょ~?」

 

参謀「いやそうですけど... と言いますかそれこそ出したら一番駄目ですよ。然もアレ巡洋艇じゃないですか。」

 

艦長「まぁ、この艦よりちっこいけどね。 ...でも足は沙良型(あっち)の方が速いけど」

 

  「見張り員!敵艦隊との距離は?」

 

見張り員「7(キロ)です!!」

 

艦長「主砲の射程圏内まで後3(キロ)程か...」

 

  「良し! 責任は俺が取る、艦隊は散開しつつ増速!速力70まで上げて敵艦隊に肉薄する!」

 

参謀長「えぇ?! 突っ込むんですか?! それに速度も出し過ぎですよぉ!?」

 

艦長「? だからそうだって言ってるじゃない~。 ダイジョブダイジョブちょっと攪乱させるだけダヨ? それに肉薄といってもせいぜい1(キロ)程度だし砲撃戦も基本的に潜航しつつ砲撃するんだからまず当たらないし、狙いはあくまで周りの魚雷艇群さ~」 

 

  「...まぁその後敵主力にも突っ込むけど」ボソッ

 

参謀長「そうですけど! そうですけども! てか最後ぉ! ~~っ!! ...はぁ、詰まりは補助艦艇をさっさと排除して大物にありつきたいと?」

 

艦長「そゆこと~」

 

参謀「... (相変わらずの夫婦漫才だな)」ヒソヒソ

 

兵士等「「(ですねぇ)」」ほっこり

 

 

 

さて無事(?)に方針が決まったようで戦隊は一気に増速、バルチック艦隊へとその凶悪的な速度で向かっていったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

ーーロシアバルチック艦隊

 

 

 

 

旗艦 戦艦Князь Суворов(クニャージ・スヴォーロフ)

 

 

 

 

『А?! Эсминец за вами еще быстрее!! Там 70 узлов!  О, я не могу поверить в это...』

〔あぁ?! 後方の駆逐艦さらに増速!! 70ノットはあります! あ、有り得ない...〕

 

『Есть повреждения 3-го промежуточного вооружения!』

〔こちら3番副砲被弾!〕

 

『Повреждение правого борта сзади! Вода проникает оттуда!』

〔右舷後部に被弾!そこから浸水が発生!〕

 

『С левого борта подходят семь торпедных катеров!』

〔左舷より7隻の魚雷艇が接近セリ!〕

 

『Крейсер Астраханская потоплен!』

〔巡洋艦アストラハン轟沈!〕

 

『Как мощны эти пули?! 』

〔何だあの砲弾の威力は?!〕

 

『Пять торпед приближаются с правого борта!』

〔右舷より魚雷5接近!〕

 

『Почему это так! Не может попасть в пулю?!』

〔何故だ! 弾が当たらない?!〕

 

参謀長『Ах... зачем... зачем столько...』

   〔あぁ... 何故だ... 何故こんなにも...〕

 

ロジェストヴェンスキー『(Сдался ли, наконец, начальник штаба...  Больше воевать было бессмысленно, даже если его презирали как некомпетентного, он не мог больше терять подчиненных.)』

           〔(遂に参謀長も折れたか... これ以上の戦闘は最早無意味、例え無能と蔑まれようとこれ以上部下を失う訳にはいかん)〕

 

           『... Солдаты связи, пожалуйста, свяжитесь с японской армией [Мы сдаемся, больше нет бесплодной борьбы друг с другом.]』

           〔...通信兵、日本軍に通信してくれ [ワレ降伏ス コレ以上ハ最早オ互イニ不毛デアル] と〕

 

通信兵『Понял... Мне жаль ...』

   〔了解... 無念であります...〕

 

ロジェストヴェンスキー『Молодцы, вы сражались храбро и хорошо. Гордитесь этим』

           〔良い、君たちは勇猛果敢によく戦った。 それを誇りに持て〕

 

 

 

 

 

主力艦隊が聯合艦隊と戦闘を初めてから3時間程が経ったが、篠兼(ささがね)達が縦横無尽に暴れ回った結果、その頃には既に殆どの戦力は最早残っておらず、旗艦に入る通信は艦隊の不利を伝える凶報ばかりであり、それは最早日本海軍には勝てないと知らしめるには十分すぎるものであった。

 

その為遂にロジェストヴェンスキー指揮官は降伏を決意し聯合艦隊に降伏を宣言、そして聯合艦隊がこれを受諾した事で遂に本海戦は日本側の圧勝によって幕を閉じた。

 

そしてこの海戦に参加した観戦武官によって日本海軍の実力が世界に知れ渡った事で各国は大いに驚き、特に日本海軍の保有している戦艦の実力が余りにも格上であり、各国自慢の戦艦達が一気に巡洋クラスへと下がる程の衝撃をもたらす事となってしまうある意味事件でもあった。

 

更にその一月後にはまだ辛うじて健在であったハバロフスク艦隊も、()()()()()()()()()()相手に壊滅状態に陥った事で極東地域での制海権を完全喪失。さらには本国の方でも大規模な革命が起こった事で、これ以上の戦争続行は困難になり翌年の明治39年(1906年)2月、実に3年近くに渡って繰り広げられた日露両国の戦いは両国の講話によって遂に幕を閉じた。

 

この衝撃的なニュースは世界中を駆け巡り、特に欧州各国の人達に大きな衝撃をもって迎え入れられた。

 

何故ならそれは今迄の『白人絶対不敗神話』が揺らぎかねない程の衝撃であったからだ。

 

そして植民地支配を受けている地域の人々からすればまだまだか細い糸ながらも自分達有色人種もやればできるのではと一筋の光が見えた瞬間でもあった。

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