神に間違えて殺られた俺達が生き残る為に頑張って歴史を変えるようです?   作:soryu_tayhoone

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殆ど会話回... なのに文才皆無ゆえ超薄味ですがそこはどうか許してクレメンス


第捌話 各国の反応と新型戦艦と新型駆逐...え?これ駆逐艦? あ、さいですか...

明治39年(1906年) 3月

 

 

ーー呉

 

 

 

ロシアとの戦争が終結した翌月、ここ呉では道行く人々が皆手に持った旗を振り、帰ってきた兵士等はそれに笑顔で応えていた。そして周りの街頭やビル等には『祝』や『戦捷』の文字が書かれた垂幕があちらこちらに掛かっているなど、いつも以上に賑っていた。

 

いや、呉だけでなく日本中がこの様な状況となっており、お祭り騒ぎであった。

 

何故ならあの大国であるロシアに勝利、それも圧倒的な迄の勝利をしたのだから当然であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

松田「え~、本日はお日柄もよく...」

 

高橋「いや何ちょっと急に真面目感出してんの。 漸く休みそろったんだからもっと緩~く祝おうぜ。 こっちなんて何も言わへんかったら今も向こうで机に縛られてましたわ...」ポチポチ

 

 

松田の硬すぎる挨拶に対してスマホを弄りながら受け答えする高橋

 

 

松田「いやだってアイツまだ帰ってこねーし。 まぁパシらせたの俺等だが」

 

高橋「そら逸っちゃんが下やしな、使えるもんは使うさ~w」

 

松田「かなりストレスあったのね... これ以上は藪蛇だな... やめとこ」ボソッ

 

 

<ガラガラ~ ただいま~、遅くなってすまん~

 

 

高橋「...んお? 噂をすれば何とやらってか? 帰って来たね」

 

霧野「いや~ごめんね。 どこもかしこも人が一杯で随分とかかっちゃってね... まぁ兎に角買うものはちゃんと買えたからおkって事で許してちょ~ね~」

 

松田「いやまぁかまへんけどね。 だがまぁ確かに連日連夜ずっと騒いでるもんな、、何て言うか日清戦争の時もそうだったけどこうやって映像でしか見れなかったのがいざ現実として目の前にあると何とも不思議なんだよな~...」

 

高橋「うん、今だに慣れんわ~。 特に俺なんて仕事場に缶詰めだったから余計にね~」

 

松田「あ、仕事と言えば高橋さんや、先の海戦でウラジオやら樺太やらは聞いとったけどハバロフスクに何送ったんだ? 何やら一部上層部...どころかあっち方面を担当してた警備艦隊でもとんでもなくデカい奴見たって噂になっとったで?」

 

高橋「おん? 戦艦だけど? 因みに名前は三笠な」

 

霧野「え? いやいや高橋、三笠は東郷長官が乗ってて俺らと一緒にバルチック艦隊を相手にしてたんだぞ?」

 

高橋「あぁいや、そっちの、、所謂旧国名とか山岳名とかの方でなくて陛下のご子息である三笠宮殿下から頂いた名前なのよ、だもんで、確か所属が...皇室艦隊だったかな?」

 

松田「そうなのか? 然しよくもまぁ人名を許可されたな...」

 

高橋「んまぁ俺も詳しくは知らんが、と言うかこんな超機密なもんはまず漏らすわけないからな? 先ず真っ先に消されるし俺だってあくまで設計に携わってるから一部言われただけよ? 逸っちゃん等に話したのは付き合い長いから大丈夫って知ってるのと道連れね? で、話しを戻すと前にも話したと思うが、、ん?話してなかったかな?まぁいっか... んでその皇室艦隊、、もとい天皇直下軍とも言うが皇室艦隊(そっち)の方の戦艦の名前は山岳名とか以外にも歴代の天皇陛下の名前と上位神の名前を使うとか何とかって言ってた様な...気がする。 悪いがそれ以上は知らん」

 

  「序に言うとこの戦艦三笠(みかさ)が皇室艦第一号艦だったかな。 あと今年中にもう一隻駆逐艦も竣工する予定よ~」

 

霧野「まって、ちょっとまって何サラっと爆弾投下してんの?! 勘弁してくれ(肩ポン)...ん?」

 

松田「...大丈夫、死ぬときは一緒だよ(ニッコリ)」

 

霧野「ちょっ!? 松田サン?! アラ目が死んでらっしゃる!!?」

 

高橋「わ~い♪ みっち~づれ~♪ みっち~づれ~♪」

 

霧野「あぁ!!? 高橋まで壊れたぁ?!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

 

 

霧野「......落ち着いた?」

 

高橋「...ハイ、モウシワケアリマセンデシタ」ドゲザー

 

霧野「まぁ、高橋が一番大変なのはわかってるからいいけどね。例えばほら、ロケット砲弾とか言う奴だってよく花火から結び付いたしな」

 

高橋「...だってさ、特典くれるのはいいけどそれの基盤技術がまだ無いのに貰ってもよ、もどかしいと言うか何というか... てかその基礎の部分から作るのがもう大変でさ、だって幾ら知識云々があるっつってもゼロからだぜ? それで気分転換に見たらふと「あれ?これで行けるんでね?」って感じかな? ったくあの駄女神やっぱり最後まで抜けてやがるぜ... 今の所はこの時代ので何か応用するしかないね」

 

松田「それは思ったわ。 だでもうそっち系はお前に丸投げだもんな。てかぶっちゃけ両立よりもこんな感じで分業した方がよくね?」

 

霧野「右に同じく」

 

高橋「大体だな...」グチグチ

 

 

 

 

 

先の戦争でのお祝いムードから一転、自分達を間違って()った挙句此処に飛ばした女神(原因)の愚痴大会になり彼等はまた貴重な一日を潰してしまうのであった。

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

日本中がお祝いムードである一方、欧州各国は自国の観戦武官が持ち帰ってきた情報を基に日本の実力を分析し驚いていた。

 

その一部を見てみよう。

 

 

 

 

 

――United Kingdom(イギリス)

 

 

 

『...We have found that the Japanese battleships have larger calibre and longer range guns than not only our own but any other European country, and that their secondary guns are equal to the main guns of our European battleships.』

〔...でありまして、日本の保有している戦艦は我が国のみならずヨーロッパのどの国よりも大口径かつ超長射程砲であり、副砲が我々ヨーロッパ諸国の戦艦が搭載している主砲と同等であると分かりました〕

 

『I see... I didn't think that the Japanese had modified and built that many ships...』

〔なるほど... まさか日本がそこまで艦を改造、建造していたとは...〕

 

『Yes, and as for the speed, the cruisers and even the battleships were sure to be at least 30 knots, and as for the destroyers, they wanted to hide it, but some of them didn't keep to it... Well, we were doing 65, maybe more.』

〔はい、また速力につきましても巡洋艦はおろか戦艦ですら最低でも30ノットは確実であり、駆逐艦につきましては彼等は隠したかったようですが一部の艦がそれを守らなかった事で分かりましたが... その、目測で65、いやそれ以上は出ておりました〕

 

『What the hell is this!? Is it true?!』

〔なんだと!? それは本当かね?!〕ザワザワ

 

『It can't be... They're non-white, there must be some mistake!』

〔馬鹿な... 奴らは非白人だぞ? 何かの間違いだろう!〕ザワザワ

 

『We could compete with them only on range, but also on speed...!?  It could be a one-sided defeat for the Russian fleet...!』

〔射程だけならまだ対抗のしようもあったかもしれんが速度もだと...!? まさかロシア艦隊の一方的敗北は...!〕ザワザワ

 

『Yes, not a single ship could get close to the Japanese fleet, and at the mercy of their speed, they sank one after another, unable to fire back as they were continually shot out of range. Well, when I told a Russian soldier who was being treated in India that Japan had won, he said, 『Yeah! This is good news! We are freedom!』 They were delighted.』

〔えぇ、彼等は一隻も日本艦隊に近づく事が出来ずにその速度で翻弄され、射程外から撃たれ続けて碌に反撃も出来ず次々と沈んで行きました。 まぁ、日本が勝ったとインドで治療を受けていたロシア兵に話したら『やったー! これは朗報だ! 俺達は自由だ!』と歓喜していましたがね〕 

 

 

 

何故彼等が此処まで狂喜乱舞したのか?という理由はそもそも彼等自身が戦場からの逃亡兵という扱いだったからだ。その為もし治療が完了して元気になったとしても、バルチック艦隊が勝っていたら本国に連れ戻され、その後は確実に敵前逃亡の罪で死刑にされていただろうし親類一同にもその矛先が向けられていたであろう。詰まり日本がバルチック艦隊を破らなかったら彼等は敵前逃亡をしたとして永久戦犯扱いだったのである。

 

故に彼等は艦隊が日本海軍に敗北したと聞くや朗報と喚起し、以後祖国には戻らずそのままインドに定住する事となる。

 

そして後に、彼等生き残り組はインドの海軍創設に貢献し、子孫達もまた先祖同様に日本に対して感謝と敬意も持ち、インド独立戦争の際に戦術指揮の中心を担う事となる。

 

 

 

『Well... However, it is good news that the Russian fleet has been weakened, which has been a problem for many years. This will change everything you've ever known about naval warfare...!』

〔そうか... まぁとは言え長年の悩みの種であったロシア艦隊の弱体化は朗報だな。 これは今迄の海戦常識が覆るぞ...!〕

 

『Isn't it more important to update our main ships?』

〔いやそれよりも我が国の主力艦達を更新させるのが先決では?〕ガヤガヤ

 

『What are you talking about! We've got over 100 battleships alone! And where are we going to get the money for them? We have to spend money on destroyers, too!』

〔何言ってるんだ! 戦艦だけでも100隻以上はあるんだぞ!? それに何処から金を出すんだ!駆逐艦等にも予算を割かねばならないのだぞ!〕

 

『So how about this? First...』

〔ではこうするのはどうでしょう? まず...〕ガヤガヤ

 

 

 

観戦武官より報告を受けていた議会では日本の実力に疑問を持つ者や内容が荒唐無稽だと困惑しており、『会議は踊るされど進まず』といった有様を擁し中々会議が進まないほどの混乱ぶりであった。

 

だがこの会議の後に異例の速さで起工・竣工した新型戦艦は、それまでとは一新されたもの且つ日本の戦艦に影響された砲配置であり、世界を驚かせると共にその後のスタンダードとなっていく。

 

 

 

 

 

――Osmanlı imparatorluğu(オスマン帝国)

 

 

 

『...Bu nedenle, kruvazörlerin ve muhriplerin zenginleştirilmesi gerektiğini merak ediyorum.』

〔...以上の事から、巡洋艦や駆逐艦などを充実させるべきと愚考します〕

 

『anladım. Bu ülkenin coğrafyasında savaş gemisi sayısının az olması, küçük dönüşler yapabilen çok sayıda küçük geminin konuşlandırılması gerektiği doğrudur.』

〔なるほどな。 確かに我が国の地理的にも戦艦は少数とし、小回りの利く小型艦艇を多数配備すればいいと言う訳か〕

 

『Evet, özellikle Japonya'da, çok dalgalı denizlere rağmen muhripler bile zorlanmadan yol alıyor. Öyleyse neden bazı insanların Japonya'da yurtdışında eğitim görmesine ve gemi manevra tekniğini öğrenmesine izin vermiyorsunuz?』

〔はい、特に日本では荒れた海が多いにもかかわらず駆逐艦ですら何の苦も無く航行しております。なので何人か日本に留学させてその操艦技術を教えてもらってはいかがでしょうか?〕

 

『Kesinlikle bu daha iyi olabilir. Duyduğuma göre, Majesteleri uzun zaman önce Japonya tarafından bakılmış ve o zamanlar ona dalgalı denizde küçük bir tekneyle nasıl çalıştırılacağı öğretilmişti Beklenmedik bir şekilde sorunsuz geçebilir.』

〔確かにその方が良いかもしれんな。 それに聞くところによると陛下も昔日本には世話になったらしく、その時に小舟で荒れた海での操作の仕方を教わった事があるそうだし案外すんなりと通るかもしれんな〕

 

『Pekala, Majestelerine bu şekilde rapor vermek uygun mu?』

〔ですな、ではその様に陛下にご報告する形で良いな?〕

 

『『İtiraz yok』』

〔〔異議なし〕〕

 

『E hadi dağılalım』

〔うむ、では解散しようか〕

 

 

 

 

 

 

 

――United States America(アメリカ合衆国)

 

 

 

『I'll admit that Japan defeated Russia, but I don't believe this report. 「Speeds of more than 30 knots for the larger ships and even faster for the smaller ones, at least 60 knots at the slowest estimate」? And the 「range is certain to be 5 kilometers」 is impossible, it's too ridiculous a report.』

〔全く、日本がロシアを破ったのは事実として認めてやるがこの報告書は俄かに信じれんね。 「速度は大型艦で30ノット以上、小型艦はさらに速くどんなに遅く見積もっても60ノットは出ている」だと? それに「射程も5㎞は確実」とあるが有り得ん、余りにも馬鹿馬鹿しい報告だ〕

 

『You're right, Mr. President, and there's one more thing.』

〔仰る通りです大統領、それともう一つあるのですが〕

 

『Hmm? Is there anything more to it? As long as it's not in here, I don't think it's worth that much, right?』

〔ん? まだ何かあるのかね?ここに書いてない以上そこまで価値のないものだと思うがね?〕

 

『Well, the officer on board happened to overhear a conversation in which the word 「Kakunoho」 was mentioned quite frequently, and he thought it might be some kind of weapon...』

〔えぇ、乗り込んでいた士官が偶々聞いていた会話ですが「カクノホ」なる単語がそこそこの頻度で出てきたらしく何かしらの武器なのではと...〕

 

『Kakunoho? What's that?』

〔カクノホ? 何だそれは?〕

 

『I don't know... They didn't use it in the last naval battle, so I don't know the details, but I'm pretty sure it's their trump card.』

〔そこまでは... 先の海戦では使用しなかったとの事ですから詳しくはわかりかねますが、彼等にとってはそれが切り札なのは確実かと思われます〕

 

『Hmm... I don't know what it is, but they live in the Far East, so I guess it's not a big deal. However, there is nothing I can do about it, so please look into it.』

〔ふむ... それが何なのかは分からんが所詮は極東の未開に住んでいる者共だ、大したものではあるまい。 とは言え何も手を打たないというのも憚られるからそれとなく探っといてくれ〕

 

『I understand. Now, if you'll excuse me.』

〔分かりました、その様に。 では失礼します〕

 

『Oh.』

〔あぁ〕

 

ギィ... バタン

 

『...Now, there are some uncertainties, but if we can get Japan, we may be able to get a foothold on the continent. But the only thing that would stand in our way would be the British, who have a close relationship with Japan... Let's see what we can do.』

〔...さて、多少の不確定要素はあるが日本さえ手に入れば大陸(フロンティア)への足掛かりになるやもしれん。 だがそうなると邪魔なのは日本と親密関係にあるイギリスか... どうするかな〕

 

 

 

 

 

 

 

といった感じで困惑やそもそも信じていない等はあったが、それなりの影響を日本は世界に与えたようであった。

 

そして11月、何と約7ヶ月と言う速さでイギリスで最新型戦艦が竣工、新型戦艦の名前は「ドレッドノート」と公表しその性能に世界が驚愕した。

 

 

 

 

 

ドレッドノート級戦艦

 

全長:167.8m

 

全幅:29m

 

速力:26ノット

 

主砲:Mark X 30.5cm連装砲5基8門

 

迎撃砲:QF 12ポンド(7.6cm)単装速射砲27基(右舷13門 左舷14門)

 

魚雷:45cm水中魚雷発射管5門

 

同型艦:2隻

 

 

 

イギリスが発表したこのドレッドノート型戦艦の最大の特徴は、副砲、中間砲を全廃し連装主砲を中央線状に配置した事と小型艦艇迎撃の為の速射砲のみを搭載していたのである。

 

それまでのヨーロッパ諸国の戦艦は基本的に単装もしくは連装主砲や副砲の他に中間砲を搭載していたが、何故ドレッドノートが上記の様な艦形になったのかは先の日露海戦で活躍した三笠達日本戦艦が原因であった。そもそも戦艦三笠はイギリスで建造された艦であったのだが、建造時に一本だった煙突が2本に増え、単装3門だった主砲も比較的小さい艦体に比して大口径化した連装砲が2基4門となり、副砲も増加して側面全部に付いた挙句魚雷発射管まで付いており、殆どの日本戦艦はその様な装備を標準武装として搭載していたからだ。

 

更には速力ですら速くなっていたのでこのままでは海軍強国の名折れと速度を出す為に機関室を大きくした結果として、史実では全長が160.6m、全幅が25mだったのが若干大きくなり、速度も21ノットから26ノットとイギリス戦艦最速となったが、機関室を広くした代償として機関室と弾薬庫との隔壁が狭く被弾時の誘爆率がかなり高くなってしまったがそれでも脅威である事に変わりなく、世界中の列強が所有していた戦艦は一気に旧式の烙印を押されたのである。

 

そしてドレッドノートが竣工したのと同じ月に日本でもまた一隻の駆逐艦、いやそうと言うには余りにも大きすぎる程の巨大な艦が就工したのである。

 

 

 

「...よって本艦の名前を、駆逐艦「白鷺(しらさぎ)」と命名する!」

 

 

そう言った直後にくす玉が割れ、軍艦行進曲の演奏と共に白鷺(しらさぎ)と命名された艦がその船体を海へと滑らせた。

 

 

松田「えぇ、、(ドン引き)」

 

霧野「...ねぇ高橋さん?」

 

高橋「おん?」

 

霧野「あれぇ、ホントに駆逐艦ですかい? ぱっと見... と言うかそうじゃなくても明らかに戦艦ぐらいの大きさに見えるんですが」

 

松田「同じく」

 

高橋「いやだって前に話したやん、今年中にもう一隻皇室艦出すよーって。 んで霧野の言う通り大きさが戦艦並だからこいつの種別は戦艦級駆逐艦だぜ!」

 

霧野「なんだそのロマン溢れる響は、、」

 

 

 

 

 

戦艦級駆逐艦白鷺(しらさぎ)

 

全長:九十.四間(280m)

 

全幅:十二.三間(38m)

 

速力:百七十二(ノット)  巡行速力:百六十一(ノット)

 

主砲:十.二寸(30.6㎝)単装砲三基三門

 

副砲:十三.七寸(41.1㎝)弾頭式副砲百八十三門  一.三寸墳進砲(3.9㎝ロケット砲)多数

 

魚雷:二十二寸(66㎝)八門六連装式多目的音波式誘導酸素魚雷発射管四基三十二門

 

水雷機雷管:三百門

 

艦載機:二十一式爆雷艇及び試作零式艦上戦闘機 計二十三機

 

同型艦:二隻

 

 

 

明治39年に竣工・就航した本艦は今迄の艦と大きく違う所があった。それは情勢変化に対応するため多角艦上装甲を完備している点ともう一つ、巨体でありながら艦種が駆逐艦である所だろうか。

 

この多角艦上装甲とは、戦況に応じて副砲と魚雷を短期間で交換出来る様にしたものであり、後の大東亜戦争では、この余った副砲のブロックを空母に流用した事で短期間での空母増産が可能となり、戦線を支える存在となってくる。

 

そして大きさが戦艦並なのに何故艦種が駆逐艦なのかは白鷺(しらさぎ)の所属が天皇直下軍(皇室艦隊)だからである。

 

そもそも天皇直下軍とは、大本は陸海空の要塞機計画として計画され、日本軍の中でも貴族軍に属しており一般兵役が配属される通常の軍とは違うのである。 更に艦艇の仕様旗は、旭日旗だけでなく皇室旗もあるので決して沈められてはならない、と言う事で例え駆逐艦と言えども大きいのだ。

然しながらその予算が余りにも法外過ぎる為に通常の予算ではなく、別に予算を設けてそれを天皇直下軍とした訳である。

 

 

 

松田「...ん? な、なぁ高橋?」

 

高橋「うん?どったの?」

 

松田「いやさ、これ一応艦種としては駆逐艦何だろ? てことは此奴でこの大きさならもしかしてハバロフスクに送った三笠とやらはもっとデカいのか?」

 

高橋「え?うんそうだけど? あ、これ内緒で、、良し周りには誰もいないか、あんまり外ではこう言うのは無しで頼むわ。これ超が何個もつく機密だでさ」

 

松田「あ、すまん...」

 

霧野「これで駆逐艦かぁ、、へぇー(現実逃避中) ...あれ?駆逐艦とは、、?(哲学)」

 

 

 

因みに三笠(みかさ)の就役時の諸元性能は以下の通りである。

 

 

 

皇室艦三笠(みかさ)

 

全長:二百三.六間(631m)

 

甲板幅:十六.五間(51m)

喫水線上部:十二.三間(38m)

喫水線下部:七.五間(23m)

 

速力:百三(ノット)  外洋巡行速力:九十七(ノット)

 

主砲:二十.二寸(60.6㎝)三連装砲九基二十四門

 

副砲:十一寸(33㎝)十三寸(39㎝)砲多数

 

魚雷:二十八寸(84㎝)五連装多目的音波式誘導酸素魚雷発射管十二基三十門

 

爆雷:時限式酸素爆雷投射機多数

 

 

 

皇室艦隊最初の艦として建造された本艦の最大の特徴は、それまでに建造されたどの日本艦艇よりも遥かに巨大な船体であるにも拘らず細身であり、パッと見た感じの形状としては新型のズムウォルト級に近いような逆三角形の艦形で、然し洋上に浮かぶ姿は何処か荘厳な雰囲気を醸し出しながらもその武装の多さ故に荒々しい雰囲気も出しており、それは正しく海上に浮く要塞の如き様を擁していた点である。

 

そして艦体の側面には副砲が3段、まるで雛壇のようにびっしりと配置されていたのである。

更にこの副砲群はそれぞれ役割を分担しており、1段目が対艦用、2段目が遠距離用、そして3段目が対高速艦用として使用する事で、一々弾種を切り替える手間を省き戦闘効率を上げているのである。

 

更に主砲もお馴染みの推進式(ロケット)砲弾(半滑空弾道弾)であるので射程が長く、そこに大口径砲なのも相まって最短着弾距離が何と脅威の210㎞と言う恐ろしい程の射程を有していたのである。

 

 

 

高橋「まぁ、ぶっちゃけこんなにデカいなら空母にしたかったけどね~」

 

松田「そりゃ気持ちは分からんでもないが流石に時期尚早過ぎるからな...」

 

霧野「あ~、うん。 そうだよね... 問題はアレだね~...」

 

3人「「「やっぱアメリカがネックですわな」」」

 

霧野「うわシンクロとかキッモw」

 

高橋「でも結局はそこに辿り着くんだよな~」

 

松田「そらなんせ物量がリアルチート国家だからな。今から早速空母造った日にゃまず勝てんぜ」

 

霧野「確かに資源も豊富だもんね~ あっち。 それなのにうちらはね... あ、目から汗が、、」

 

高橋「あ、それならこの国もそうっぽいぞ?」

 

霧野・松田「「あれ?そうだっけ?」」

 

高橋「あぁ、なんか九州方面って鉄も出るし石炭金塊の生産高がすごいらしい。てかあっちは活火山が多いから金はそうだろうね。でもって更に活火山って事は硫黄が豊富だろ? だから鋼板から砲弾に火薬まで贅沢に作り放題でテンション上がりました」

 

霧野「うわ既に関わってたのかよ、、」

 

高橋「でなきゃ短期間に、かつ大量にロケット砲弾その他諸々なんか作れねぇですぜ。特にロケット砲弾って撃ち出す為の炸薬とは別に弾頭自体にも飛行の為の燃焼剤搭載してんだもん。 まぁ、安定化させるのに苦労したがそのお陰で回転しながら砲弾が飛ぶから狙いさえあってりゃ水平滑空でほぼ命中すると言う訳ですぜ旦那」

 

松田「それで長距離でもバカスカ当たってたのか...」

 

霧野「まぁどうせその内空母に改装でもするんじゃない?」

 

高橋「いやいや...」

 

松田「寧ろそこはこうした方が...」

 

霧野「所がどっこい...」

 

 

 

結局そのまま3人だけの雑談は暫く続いたが人気の多い所でずっと喋るのも不味いと漸く気付いたのか、会話を止め式典が終わり次第そそくさと自分達の家に戻って続きをしてますます議論は白熱し、翌日3人仲良く揃って目の下にクマを作っているのであった。

 




まぁ彼等はオタクですからね。 仕方ないね。
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