あとがきまで原作通り忠実にするつもりは私にはありません。
※以下、当初書き上げたときのあとがきです
なんとか書き上げました、俗物語でした。ええと、自分は
この物語で言いたかったことを挙げるとするならば、「みんなが思ってる忍野って何!?」でしょうか。
ここからは、くだらないことをだらだら書いていきますので(本編では、肩の力を入れすぎて力が抜けなかったのです)、そこまで重要なことも書かないのですっとばして下さってもかまいません。
今回、化物語二次創作を書こうと思うまでの経緯を簡単に説明させていただきますと、はじまりは、怪異を思いついたことからでした。
怪異=夢を食べる強い奴→バク→バクって英語でどう書くの?→逃げ→あ、バクってウマ目バク科なんだ→ウマ目→めめホース=!
とまあくだらない洒落でございます。
しかし怪異を思いついても題名はどうしたものか、と考えて。
とりあえず人偏のものをということで俗に。
俗はなんだか続編っぽいし(絶望先生でもあったような)、ありきたりなオチを考えるにはぴったりかな、と。
これは題名を決めて知ったのですが、『ばけもの』『にせもの』と同様に、『きずもの』という単語もあるんですね…。知らないまま、『ぞくもの』という単語はないけど『きずもの』があるしいいや! と思って『俗物語』になりました。ちなみに『ぞくぶつ』という単語はあります。
しかしまあ怪異とタイトルを思いついてもあの魅力あるキャラをどう描いたものか、と考えて。
とりあえず原作を読み直し。
DVDを見て。
副音声を聞いて。――!
今回は副音声を語る!
といった感じです。
何だかメッタメタなのは、これが原因です。
何でしょう、「全てのキャラがメタ発言」という変な目標を一人で掲げ、あの羽川さんまでその犠牲者になってしまったのでした(……まあ、正確には一人、メタ発言してない人がいるんですが)。
全てのキャラを均等に出す予定が、やはり趣味が入って好きな子が結構でしゃばってしまいました(誰かは言うまでもありませんよね、ツンドロと金髪です)。そして苦手な子は扱いが酷いことになり(撫子ではないと断言しますが、彼女は扱いが難しかった)、ファンの皆様には申し訳ない限りです。
そして私は忍野君が嫌いなのです。振り返ればよくもまあこいつを軸に話が書けたなあと思いますが。
ここで少しクライマックスシーンの余談ですが(ネタバレですので、本当にこの後ネタバレしますので、読んでない方は戻ったほうが良いかと)。
今はあんなオチで終わっていますが、一番最初に考えたものはひどいものでした。
時期を冬にして、流石の忍野も冬にアロハは着ないからこいつは偽者、といったオチだったのです(!?)
それに比べれば、まあ、いい感じに終われたかな、と思っておりますが。
『俗』物語ということで、最後はありがちな終わり方にしようとあんな感じになりました。
偽物語の間の話なので、俗だけでなく偽者と本物、についても書きたかったのであんな感じになりました。
できれば、何度も読み直してもらえれば……色々と伏線や繰り返しギャグに気付いていただければ、そして、俗ワード(別に俗、とつかわれてるわけではなく、当たり前とか、ありきたりとかそんなワードです)に気付いていただければ、もっと楽しめるのではないかと自負しております。
しかし、(最終更新時)ユニーク:21,574 PV:4,000 と、一人あたり約五回繰り返し読んで下さっていることになりますから本当、びっくりしました。
そして、この場をお借りして。
下書きを読んで下さった友人の皆様、忙しい中読んでくださってありがとうございました。また、にじファン閉鎖後、ツイッターでメール配信を希望してくださった皆様。いろいろ不備がありましたが、読んでくださって心から感謝しております。
執筆中に感想を下さったテイクさま、譱さま。本当に励みになりました。感想だけでなく、誤字のご指摘までして頂いて、本当に感謝しています。
評価してくださった方々、お気に入りに登録して下さった方々。とても嬉しかったです。頑張ろう、という気持ちになりました。
最後になりますが、二ヶ月あまりでしたが、本当に楽しかったです。
拙い文、短い作品でしたが、これが学生の限界です……!
今まで読んでくださった方々、そしてこれから読んでくださる方々へ。
この俗な物語を、少しでも楽しんで読んで頂けたのなら幸いです。