捨てられた3期生の不思議な復讐の教室へ   作:仁611

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翌日の放課後、監視カメラのチェックした場所に小型の監視カメラを設置してもらっている用務員さんと一緒に校内をウロウロしている。小型監視カメラは、ケヤキモールと言う大型ショッピングセンター内にある家電量販店で購入した。

 

監視カメラが無いと言う事は、暴力や脅迫などをするにはもってこいの場所と言える。そう言った情報は、前日にクラスメイトに言った様に武器になるのだから、早めに設置する事で今後の展開を有利に運べるだろうな。

 

用務員さんは、1時間程の作業で3万プライベートポイント払うと言うと喜んで引き受けてくれた。小型監視カメラはウェブカメラの様なので、寮に設置したPCでいつでも閲覧出来る。

 

全てを設置し終わると、17時から講堂で部活の説明会が行われているお陰か廊下には誰も居ない様だ。説明会には恐らく部長クラスだけが参加してるだろうから、今日使い込んだ分をチェス部以外で補う為に部活棟に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

結果だけ言うけれど『将棋部』『遊戯部』で賭けをして来たが、遊戯部では花札とブラックジャックをして来た。将棋はチェス部と同じ様に顧問も巻き込み、と言うより男子しか居ない部だった為にチョロ過ぎた。遊戯部では賭博の額が他より高額で、ギャンブル依存に近いのかゼロになった生徒までいた…。

 

1160万ポイントも稼いだ私は、昨日先輩に聞いたとあるモノを職員室に購入しに来ていた。

 

 

昨日先輩が言っていたのは寮である部屋にはグレードがあり、通常は1Kの6畳でトイレとお風呂別で脱衣所があるだけだが、2倍部屋には2部屋分のスペースがある為、お風呂とトイレを片方無くした感じに一気に大きくなるらしく、1DKの寝室12畳とダイニングキッチンは6畳もあるとかで、最高峰の部屋である3倍部屋は1LDK プラスWIC(ウォークインクローゼット)で、寝室は12畳だがリビングダイニングキッチンは20畳あり、ウォークインクローゼットは2畳もある上、最上階層の部屋になる為部屋数は少ないし、隣が部屋を購入しない限り貸切らしい。

 

2倍部屋は300万で3倍部屋は500万もするらしいが、私は職員室で堂々と500万プライベートポイントを支払い、即日引越しをする事になった。昨日から知っていた為に、荷物も解いていないし購入も一切していない。新品の部屋らしいが放置していた為に30分だけ室内清掃と水質チェックが入った。

 

寮の管理人さんにカードキーを貰い、台車を借りてから自室に戻って行った。因みに元自室も私が所有者になるらしく、扱いは私の裁量に任されるらしい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

私の荷物を台車に全て乗せ、玄関から出ようとしたところで松下さんと偶然にも鉢合わせた。彼女は、私と荷物を視線で往き来させている様で、気になったのか質問をして来た。

 

 

「あれ?なんで部屋から荷物出してるの?」

 

「これから新しい部屋に向かうからですよ」

 

「新しい部屋?」

 

「ええ、グレードアップした部屋をポイントで購入しました」

 

「!?……因みにだけど幾らしたのか聞いて良い?」

 

「500万プライベートポイントですね」

 

「……え〜と、見て見たいけど駄目かな?」

 

「構いませんが、家具を業者さんが配送してくれるそうなので、まだ何も無い部屋ですよ?」

 

「うん!それは良いよ。凄く気になるから、見せてもらえるだけでも楽しみだよ」

 

「今から行きますか?」

 

「ちょっとだけ待ってて、買ってきた食材を冷蔵庫にしまって来るから!」

 

 

私は、松下さんと一緒に新しい部屋へと向かっていたら、既に業者さんが多くの家具を15階の廊下へ運び入れている状態だった様で、管理人さんがインターホンを鳴らそうとしていた。

 

扉を開けて私達は先に入ると、松下さんは一番興味があるキッチンの違いに食いついていた。元の部屋ではThe一人暮らしといった感じのキッチンだったが、この部屋のキッチンはアイランドキッチンと呼ばれる壁に面していないオシャレなキッチンだ。

 

そんなキッチンをキラキラした目で見ている松下さんを放置して、業者さんに配置位置を支持していく中で、私はどうしても新しい家具や見知らぬ人の贈り物には敏感になってしまう。

 

 

 

「ねえねえ……四法院さん、何してるの?」

 

「盗撮や盗聴の確認ですよ」

 

「……いやいや、無いでしょ!」

 

 

 

ピーピーピー

 

「「「「!?」」」」

 

「まっマジであった」

 

「私は過去に、私の誕生日を祝う父が開いたパーティーで頂いたテディーベアの瞳がカメラだった事がありました。管理人さんと業者さんもそこを動かないで下さいね」

 

prrrrrr

 

『四法院か…どうした』

 

「茶柱先生、今日家具を購入して業者さんに頼んで運んでもらったのですが、盗撮か盗聴目的の物が取り付けられていた様ですが、この場合警察で良いですか?」

 

『直ぐに私は他にも先生を連れて向かうが、警察にも電話してくれて構わない。業者は帰ったのか?』

 

「いいえ…どなたが仕掛けたのかも分からない為、皆さんには今も待機していただいています。証拠の物にはまだ触れて居ませんから、容疑者は直ぐに分かるでしょう」

 

『分かった。絶対に1対1の状況になるな』

 

「ええ、分かりました。お手数ですがお願いします」

 

 

 

「立ったままは疲れるでしょうから、その場の床に座っていただいて構いませんよ。松下さんも巻き込んでしまってごめんなさい」

 

「ううん!大丈夫だけどさ、綺麗なのを羨ましいと思ってたけどこう言う状況を見ちゃうと一概に言えないよね」

 

「過去にこう言った手口を行われた回数は13回ありますし、学校外では父がボディーガードも付けてくれますから、一応手間はありますが対処には慣れてしまいました」

 

「うへぇ〜そんな慣れ要らないでしょ!」

 

「そうですね。業者さんも管理人さんも恐らく無関係でしょうが、ご協力宜しくお願いします」

 

「「「「ええ(はい)」」」」

 

 

 

 

5分程で、学校内部に設営された警察署から警察の方がやって来て、先生方はその2分後に部屋へとやって来た。私が持っている盗聴・盗撮発見用の機械を使い、警察官にも家具に仕込まれた物を特定してもらったりとバタバタしてしまった。

 

茶柱先生曰く、業者さんは私を目撃したのは部屋前が始めての筈だから可能性は低いと言われ、管理人さんに関してはそもそも家具に触っていない。その為家具を購入した家具屋の店員が一番可能性が高いとかで、警察官にも合わせて対応してくれた店員の見た目を説明した。

 

ついでとばかりにそれ以外の家具も機械で確認したが、寝室に置くデスク・姿見用の鏡・リビング用のテレビ台に盗撮カメラが仕込まれて居た様で、最悪裸を盗撮されていた可能性が大いにあった。

 

茶柱先生と一緒に来たのは、Bクラス担任の星之宮先生とAクラス担任の真嶋先生だったのだけれど、もしかしたら私以外の生徒も盗撮されているかも知れないと言う事で、茶柱先生だけを残して二人は先に学校へと報告に帰って行った。

 

警察や業者さん達が帰った後も、茶柱先生と松下さんは残ってくれており、茶柱先生からは見えない不安を考慮して1時間半もの時間を、一緒になって機械とは言え万能では無い事を考慮して、見つけられていない可能性を考えて家捜しを手伝ってくれた。

 

茶柱先生からは、生徒全員に告知はするだろうがそれは決まるまで黙っていて欲しいと言われ、私と松下さんは了承した。

 

 

 

 

 

松下さんには迷惑を掛けたので、晩御飯は私の奢りでカウンターのお寿司屋さんに行ったり、迷惑料を私の気持ちで10万プライベートポイントを送金したが、2回返されてしまい妥協して5万ポイントだけ受け取ってもらった。

 

当然だけれど、ポイントを多く持っている理由が気になった様だけども、松下さんは既にある程度予想しているのか一人で納得して質問はしてこなかった。

 

今日は、気持ち的にこの部屋でお風呂に入ろうと思えず、元々宛てがわれた部屋でお風呂に入る事にした。当然元の部屋でも確認は昨日済ませているし、今日の件は経験があるからかなりマシではあるけど、不愉快で嫌悪感は何度あっても減らない…。

 

 

 

 

 

 

 

翌日は普段よりかなり早めに目が覚めたが、携帯端末にメールが入っている事に気付くと、早めに起きて良かったと思った。職員室の方へ朝寄って欲しいと茶柱先生から連絡が来ていた為、普段より早めに朝食を済ませてから登校した。

 

職員室へと辿り着いた私は、ノックを4回してから中へと入って行った。既に先生方は全員が学校へと来ている様で、若い男性教員には不躾な視線を送られて来たが、歯牙にも掛けず茶柱先生の元へと向かって行く。

 

茶柱先生のデスク手前には、星之宮先生のデスクがあるらしく昨日の件で大丈夫かを心配された。確かに元男の子だった私と言えども、初回にやられた時は無意識に不安を感じて、1週間は寝つきが悪くなった記憶がある。

 

星之宮先生には、不愉快で嫌悪感がある事は素直に伝えてから過去にも似た経験があるだけまだましだと説明した。先生は少し苦い顔をしていたが、保健医でもある先生は優しい笑顔で何かあれば頼って欲しいと言われ、感謝を述べてから茶柱先生に話し掛けた。

 

 

 

「おはようございます。茶柱先生」

 

「ああ、おはよう四法院…早く来てもらって悪いが、少し私に付いてきてもらえるか?」

 

「分かりました」

 

 

 

 

 

職員室を二人で出ると、理事長室横にある応接室へと案内される。そこで待ち受けていたのは、教育庁の主席補佐官であり我が家のパーティーで何度かお会いした事のある方だった。

 

簡潔にまとめると、本来であれば大々的に発表するレベルの案件だろうし、政府主導のこの学校敷地内に参入している企業のスタッフ達も審査された者だけが入って来ているが、今回の件でそれすら見通しの甘い結果が今回で露呈している。

 

当然責任は政府側にあり、今後の対応次第では東京都高度育成高等学校は閉校する事になるだろう。

 

 

 

聞かされた内容は、既に女性関係施設を最優先で業者が深夜から招かれて調査しているらしく、校舎や店舗などのトイレや更衣室は全て検査済みだとか、放課後には全ての女性住居の検査を予定していると伝えられ、明日は男性側も行われる予定だと言うことだ。

 

それと、既に指紋などが検出されているらしく被疑者が上がって来ているが、裏どりしているの段階ではあるが逮捕を急ぐとか、捜査情報の為口外を禁止されたが、被害者として教えてくれた。

 

今回の件で精神的に多くのストレスを与えられた事や、最悪トラウマになる案件である為、政府から見舞金と言う名の口止め料と慰謝料が支払われると言われた。

 

それに付随して対策内容も教えてくれたが、全生徒への告知と管理人が各寮にいることから、寮内に持ち込む家電や家具への検査を専門機材を使って調べてくれるとのことだった。勿論不安だった場合は、それ以外の物であっても管理人に伝えたら行なってくれる。

 

そこで、管理人に関しては常にツーマンセルを組ませる事で、彼等がそちら側に回らない様にする徹底ぶりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての案件を話し終わると、プライベートポイントを500万と言う巨額な金額が支払われ、受け取った後に教室へと向かった。既に多くの生徒が登校して来ており、HRが始まると茶柱先生から昨日の事件が伝えられると、教室内では多くの女生徒が動揺の色を見せ、一部男子以外も驚愕の色を見せていた。

 

茶柱先生が全てを説明し終わると、HRが終わって教室から出て行ったのだが、一部の男子が不謹慎で気持ち悪い事を言い出した。

 

 

「マジ居るんだな!俺だったら四法院ちゃんか櫛田ちゃんを間違いなく狙うなぁ〜」

 

「完全に犯罪だけど誰がって言われたら分かるけどな」

 

「山内、池…言っていい事と悪い事の区別ぐらいしろよ?」

 

 

 

かなり意外だったのは、須藤くんが嫌悪感を出して注意したことだ。池くんは一応ギリギリ踏み止まった感はあるけど、山内くんは完全にアウト発言で松下さんは射殺す程に彼を睨み付けていた。櫛田さんですら彼を笑っていない目で冷笑していたし、クラスの男子の多くも庇いようが無かった。

 

彼はいずれ、クラスで切り捨てるなら誰となった場合は最有力候補に選ばれるだろうと、思わず私もそれを望んでいる事を感じていた。

 

 

 

 

 

どう言う方向で向かうか?

  • ボーイズラブ?
  • ガールズラブ?
  • どっちも?
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