IF―切り開かれる現在、閉ざされる未来―(OCCF)   作:黒川 優

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―前回のあらすじ

亡国機業が攻めてきた(何回目だよ)
だから原作では京都とか行ってるんですよ。

では本編をどうぞ。




ジャンジャジャ~~ン!今明かされる衝撃の真実ゥ~!

(一夏side)

 

 

 

「くそ………」

 

相手はたった一人なのにこんなにも力量が違うなんて……。

先月、優と戦った先輩達と同じようにThe End Stormで一掃された。

 

「がっ!あぁぁぁぁああ!」

 

さっき俺達を攻撃した金髪の男がラウラを踏みつけていた。

 

「こんなのが代表候補生か。大したことねーな」

「その足を離せー!」

 

ファントムで百式を展開しラウラを助け出す。

相手は灰色のローブの上から再びレッドデーモンズに似た機体を展開してきた。

 

『ウリア―Absolute Power Force』

「零落白夜」

 

物理刀からエネルギー刀を展開しヤツの攻撃を無効化する。

 

『防いだな』

 

雪片を掴まれ、逆に動きが制限される。

ガシャンとウイングスラスターが開き砲口が現れた。

 

『デモン・メテオ』

 

熱核拡散弾が零距離で連射される。

雪羅のシールドモードで防ぐがこれではエネルギーがすぐに尽きる。

雪片のエネルギーの放出を断ち距離を置こうとする。

が、ヤツの尻尾のような装甲が腰に巻き付いて俺を離してくれなかった。

 

「こ、のぉ…」

『格好のチャンスを逃がすわけねぇだろ。苦しみ悶えろ』

 

ウイングスラスターから熱核拡散弾が放たれる。

ただそれは一発ずつ。ダメージで俺が苦しむ様子を見るかのように、少しずつ威力が落ちていた。

 

「おっと、Slave Modeを使われても困るからな」

 

デモン・メテオは止まったが尻尾でギリギリと締め付けられた。

 

『オータム、やれ』

『Ruin Rain』

 

この男が暴れたことで回復した女の方が空を覆うほどの雷の矢を上空に展開した。

 

「止めろ!――がはっ」

 

地面に叩きつけられ頭を足で踏みつけられた。

 

「てめぇは自分の無力さを嘆きながら学園が崩れるのを見てろ」

「ぐっ………」

 

『くたばれ。クソウサギの犬め』

 

オータムがデスサイズを振り下ろした。

雷の雨は明確な意志を持って容赦なく降り落ちる。

 

 

 

 

 

――Chaos Zone

 

避難シェルターを狙った雷の矢は全て収納された。これは……

 

『よく来たな。俺の計算通りに』

 

俺を踏みつけているヤツがニヤッと顔を歪ませる。

そこには光闇を展開した優が二人と対峙していた。

 

 

 

(一夏side)

 

 

 

「久しぶりじゃねぇか。黒川」

「……………-IS-」

 

優は機体をスターダストに切り替え斬撃を容赦無く金髪の男をに放つ。

ウリアはそれを避けるために俺の拘束を解き後退した。

 

「一夏。大丈夫か?」

「ファントムのお陰で何とかな」

 

優はウリアの操縦者を睨み付けていた。

 

「おいおい。何もこれだけで怒ることはねーだろ」

「これだけだと?」

「まだこれは余興だぜ?まぁ俺にとってだがな」

「…………………………」

 

この男、優と何か関係があるのか。

しかも唯さんと違って良い関係ではない。

そもそも先月の優と唯さんの会話からしてあの惨劇を作ったのはコイツなのは確かだ。

なのに優よりも相手の敵意の方が大きいように感じる。

 

「一夏、皆をここから離れた所に避難させてくれ」

「それじゃ2対1だ。優が不利になる。

オータムという奴なら俺達でも相手できる。だから――」

「行け」

「…わかった」

 

模擬戦の時よりも重い優の声に俺は従わざる負えない気がした。

 

 

 

 

(優side)

 

 

 

「ほう。雑魚達を退けたか」

「俺の問題だ。俺がケリを付ける」

「あぁ…。そうだな。くくくく…」

 

ベクターは俺が言っていることが可笑しいとでも言うかのように笑っていた。

俺はスターダストからレッドデーモンズに換装する。

 

「ベクター。どこまでが余興だという?

ここにいる皆を傷つけることかがか?

世界にISISをばらまくことがか?

それとも唯のように人を操り人形にすることがか?」

『ほう……。俺が開発したDollの存在が分かったか』

 

(やはりコイツが・・・)

それだけわかればもういい。これ以上コイツを生かす必要はない。

 

『あれはな。言わばお前の願いを――』

「Absolute Power Force」

 

瞬間加速で奴の懐に入り奴を殺す。

だが、その考えはベクターも同じ。

結果的に最初の一撃は直線的に交差し、その後のデモン・メテオまで流れが一緒だった。

 

「おいおい。俺とお前は同じ機体を使っているようなものだぞ?

それで俺様に勝てると思ったら大間違いだ」

「ちっ」

 

口調こそふざけているがコイツがレッドデーモンズを扱う為にどれだけ時間を割いているのか、それは同じ機体を持っているから分かる。

口調と行動が違って先が読めないのは面倒だ。

 

(だから何だっていう)

向こうの機体は一機。こっちは複数。

この機体がコピー機なら最悪同士討ちになる。

コイツがこうして表に出た以上殺す(・・)殺す。絶対に逃がさん。

 

 

大剣を展開し瞬間加速で接近する。

 

『単身で来るとは愚かな。―The End Storm』

 

ベクターは一斉に枝柱を展開する。

それらを減速せずに避けそのまま接近する。

 

枝柱だけの動きは速いが直線的になるのがこの技の弱点だ。

アインスに越壁の瞳があればこの攻撃は避けれる。

本来は大元の後ろに展開される火柱も動かさなければならないのをベクターは分かっていないらしかった。

 

『くそ。なんで…』

「はっ!」

 

大剣から炎の斬撃を放つ。

が、当然それは伸びていた枝柱が縮み盾になったことで防がれた。

大元の火柱の前にいることから技の発動者への攻撃は通りにくい。

この後瞬間加速で更に後ろから攻撃しても無駄だろう。

 

大いに結構。防御に回せばその分何もない空間が広がるからな。

それが狙い。それが奴を還付なきまでに殺す一手。

 

「The End Storm」

 

攻撃と同時に仕込んでおいた3ヵ所から巨大な火柱があがる。

それらは直接ベクターに攻撃するのではなく、1度枝柱でドーム状に囲う。

充分な空間がなければ新たにThe End Storm は展開できない。

今度は真似なんかさせない。3ヵ所同時展開という無理ができる今この物量差で押しきる

 

『てめぇ…!』

「くたばれ」

 

互いの火柱が激突し熱風が吹き荒れる。

が、それは一瞬。

圧倒的な物量で押し潰す。

残った枝柱はベクターに対し豪雨のように振りかかるが決定的な攻撃にはさせない。

 

―俺の手で直接、殺す。

 

腕部の重火器を逆向きにしてスラスター代わりにする

その勢いのまま大剣をベクターの首に向け振りきった、

 

 

 

 

 

 

――ズシャァァァ

 

機体の絶対防御を打ち破り、刃が肉を切り鮮血を散らした。

 

 

 

 

 

 

「……!?」

 

コピーナイトのように唯に似た人がいきなり現れ、間に入り俺の一太刀を防いできた。

ぐっと少女は俺の腕を掴んだ。

 

『よくやった―Absolute Power Force』

 

ベクターは俺の攻撃を防いだ子ごと攻撃してこようとしていた。

早くここから離脱したい。しかし、さっきの子が俺の腕を掴んだまま放してくれない。

 

(ちっ。仕方ない…)

奴の手首に横からウイングスラスターをぶつけることで軌道を変えた。

 

『かかったな?』

ベクターの進行方向が変わったことにより眼前にはウリアのウイングスラスターが

砲口を展開し俺を狙うウイングスラスターが。

 

『デモン・メテオ』

 

砲口から熱核拡散弾が無差別に放たれた。

これを受ければエネルギーを大きくもっていかれる。

俺はさっきの子を抱え上げそこから離れた。

 

――ザクッ

 

「ぐっ……」

『わざわざ敵である奴を助けるとはな』

 

離脱の際に庇った子にブレードで深々と刺された。

それでも助けることができた。――

 

『あの小娘に似ている奴を、てかぁ?』

「……分かってやっているのか」

『イッヒヒヒヒヒ。そんなに知りたいか?』

 

 

『ジャンジャジャ~~ン!今明かされる衝撃の真実ゥ~!』

 

ベクターはまるでお楽しみを発表するかのように今までで一番生き生きとした声を出した。

 

『The End Storm』

 

俺はベクターの攻撃に防御の構えをしたが、ベクターは俺ではなく唯に似た少女の頭を切り飛ばした。

人間がそこをやられたらISを纏った状態でも死ぬ。

彼女は膝をつき、そのまま動かなくなった。

 

『Dollって言うのは人工心臓とSlave Modeの役割がある』

「……何…だと」

 

ベクターの言葉を裏付けるように、攻撃を受けた少女は先月の唯のようにオシリスが展開される。

 

『そうだ。機体や操縦者が使い物にならなければオシリスが展開され、

どんな手段であろうとオシリスが使い物にならなくなればDollは死ぬ』

「……つまり唯を殺したのは他でもなく俺だと言いたいのか」

『あぁ。その通りだ』

 

ベクターはもう一度少女にThe End Stormの枝柱を突き刺す。

その少女は先月の唯と同じように唯に似た子も動かなくなった。

 

『イッヒヒヒハハハ、おかしくって腹痛いわぁ~。

助けられなかったって嘆いてる奴が、実は直接自分の手で殺したんだからなぁ~。

なぁどんな気分だよ?

なぁ今どんな気持ち?今どんな気持ち?ウッヒャハハハハ!』

「この……!!」

『ほぉ?お前が望んだんだろう?あの小娘を生き返らせるっで。

俺様はそのくだらねー願いを叶えたんだぜ。羨めよ』

 

(ふざけるなよ・・・!)

誰が、お前なんかに!

 

「ベクター!!」

『いいぜ、その顔。サイコーにキてるぜ』

 

 

 

 






どこにも言えることだけど、挿絵ほしい…。
絵上手かったらなぁ。
まずは文の方頑張ります。

ではまた次回。ここまで読んでいただきありがとうございます。


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