疲れた状態のマネージャーに話しかけてきた1人の女性。
だが、その女性はマネージャーに逆ナンをして、マネージャーが困っている時にまほろが助けに来てくれる。
助けたあとのまほろは、赤い表情だった。
仕事終わりの時に、ある女性から声をかけられた。
せっかく今日のマネージャーとしての仕事が終わったからあまり労力を使いたくなかったが、女性の話を聞くことにした。
「あの、いきなりすみません。少し話を聞いてもらいたいんですけど、いいですか?」
「短めでなら大丈夫です。」
「その…彼女とかいるんですか?実はあなたに一目惚れをしてしまって、近くにホテルがあるんですけど、一緒に夜を…」
「いや、何言って。いきなり話しかけてそれはちょっと…」
マジかよ…。困るなぁ。初めましての人だし、いきなりそんなこと言われてもどうすればいいんだ。
「お願いです!私と一緒に過ごしましょう!お願いします!同じベットで、抱いてくだ__」
「こいつ、まほろの彼氏だから。」
俺の腕に誰かが組んできた。そして、聞いた事のあるフレーズ。「まほろ」という言葉。
「なんだよ…彼女持ちかぁ…。いい男だと思ったのに、運最悪じゃん。」
手のひら返しがすごい…。
俺の腕をギュとするまほろに少しビクッとなってしまった。
「まほろがいなかったら、連れてってたでしょ?」
「さすがに連れてくなんてことはしないよ。それに断ろうとしても聞き入ってくれそうじゃなかったし困ってたんだ。ありがとうまほろ。」
夜ということもあったので、寮までまほろを送ることにした。
「そういえばまほろ、こんな夜遅くに何してたの?」
「お気に入りのバーで飲んでた。悪い?」
「別に悪いわけじゃないよ。ただ、さすがに暗くなってきたし、まほろだって女性なんだから気をつけないと。」
「さっきナンパされてたマネージャーが言う?」
あはは…こりゃ1本取られた。
「あと、まほろさ。いつまで腕組んでればいいの?」
そう言うとまほろは顔を赤くし、腕を離そうとしたが、もう一度ギュッと力を入れた。
「今日は…マネージャーは、まほろの彼氏だから…」
ボソッと言う彼女の声をはっきりと聞き取ったが、照れくさかったから聞こえないふりでもしとくか。
「え、まほろ…。なんて言った?」
「だ、だから…マネージャーは今だけまほろの彼氏だから!2度も言わせないで!」
ツンツンするまほろの顔はとっくのとうに真っ赤だった。そして俺も真っ赤だった。
「彼氏かぁ…まほろ顔赤いぞ。酒飲みすぎたのか?」
「そう言うマネージャーだって真っ赤。お酒飲んだの?」
「あはは、甘い酒を飲んだかな。」
☆ ☆ ☆
寮にて。
「ただいま〜」
「お邪魔します。」
2人で玄関に入り、少し休もうと思い靴を置くと美晴とまほろが話していた。
「あら、マネージャーさん。こんな夜遅くにまほろを届けてくれてありがとうございます。」
「いやいや、大丈夫。こっちもまほろに助けてもらったし。」
「そうよ、マネージャーが逆ナンなんてされるから。でも、あの時まほろがいなかったらほんとに危なかったんだからね?
貸しだから、今度ラーメン奢ってよね。」
「はーい。」
まほろが部屋に戻ると、美晴が俺に話しかけてきた。
「マネージャーさん、まほろとなにかありました」
「え…いや、別にそんな…」
腕組まれて今は彼氏とかの話を言えるわけねぇ〜!
「そうですか…まほろのマネージャーを見る目が乙女の目だったので。」
「そうなのか…さすが乙女の美晴だ。」
「うふふ、ありがとうございます。」
ご読了ありがとうございます。
作者塩ボウズです。twitter名ではまかろん(ロマん)となってますが、同一人物です。
分かりずらくて申し訳ございません。
今回はtwitterでフォロワーさんと話していた話題が発展し、書くことになった作品です。
自分は宮路まほろがとても好きなので書くことは楽しいです。
読んで楽しんでくれたらありがたいです。