思ったより間違えていることが多くて申し訳ない…
これからも書き続けられるよう頑張ります!
今回は少し短いかもしれないです。
「さぁ遂に始まりました、男と男の一番勝負!男同士の因縁がぶつかり合い、血で血を洗う地獄の宴!先に調理されるのはどちらだ!ワカメとウニの海産物デスマッチの開幕です!!」
「アンタ急にどうしたの?」
「ノリって大事だろ?」
耳郎からマジレスされるとは思っていなかったが、この勝負は見届けないといけないだろう。
あの2人に何があったのかは知らないが、俺が中学に入って直ぐでもあの2人の噂はよく聞いた。ものすごく合わない2人だと。
「そういや石楠花はあの2人と同じ中学だったんだよな?」
「そうだな」
「あの2人の関係って何なんだ?あっ、緑谷スゲェ!爆豪の一撃を躱して背負い投げしやがった!」
純粋な質問だね、切島君よ。
それと確かに今のは凄かったな。おばあちゃんがスポーツカーでドリフトするぐらい凄かったわ。
「あの2人は幼馴染らしいんだ。だが一つ問題がある」
「問題?」
鱗と切島の会話が気になったのか、観戦している誰もがモニターを見ながら耳を傾ける。
「あの2人は…致命的に合わない」
「「「えぇ…」」」
「どれくらい合わないんだ?」
「S極とN極ぐらい合わない」
「「「そんなに!?」」」
いや、事実だし。あの2人を見ていないから驚くんだよ。見てて面白いぐらいに合わないんだよなあの2人は。挨拶したら暴言が返ってくる。前を歩くと暴言が返ってくる。同じ方向に歩いても暴言が返ってくる。何処の世紀末よ。でもS極とN極は両極端だけど、別々のSとNを近づけたら引っ付くようにちょっとの弾みがあれば相性抜群になりそうなんだけどな。
「アイツ何話してんだ?定点カメラで音声無いとわかんねぇな」
「大体わかるよ。『クソが!クソがクソがクソが!』ってところだろうな」
「いやそんなわけねぇだろ!?」
「いや、アイツは決め言葉が『クソが』だし、話す言葉は長文で話しても訳せば大体『クソが!』に完結する。それが爆豪という男よ」
「嘘だろ!?」
「(どうしよう、音声を聞いていて納得できてしまった自分がいる)」
オールマイトも爆豪の生態を理解した。だからこそ全てが『クソが!』に訳せてしまう彼の精神に危険を覚えた。
「(爆豪少年は緑谷少年、それと今の石楠花少年の会話から聞いた感じ自尊心の塊なんだろうが…肥大化しすぎているぞ…ムムム…!)」
そしてその危機感は的中した、いや、してしまった。
「(それってまさか…!)爆豪少年ストップだ!殺す気か!?」
オールマイトが突然不穏な言葉を発したため、生徒達は不安を覚える。それと同時にモニターに映っていた建物が盛大に爆発した。
「マジかよ!?何だアレ!?」
「大方爆豪の爆破の力を籠手に溜めて一気に放出したんだろうな。遠距離攻撃を考えてたってわけだ。でも威力すげぇな。何を目指してんだよアイツ」
「そんな冷静で大丈夫かよ!?緑谷巻き込まれちまったぜ!?」
「大丈夫大丈夫、爆豪と聞いて最初に連想できるのは『みみっちさ』だから。アイツはみみっちさに関しては他の追随を許さない。全日本みみっちさ測定総合大会があれば2位と大差をつけて優勝できるぐらいにみみっちいから」
「そんなに!?」
その証拠に煙がはれて映し出されたのは、ボロボロに壊れた建物と少しの火傷程度で目立った怪我をしていない緑谷だった。
「よかった生きてる!」
「なっ?絶妙にコントロールして「自分が上だ」マウントを取りたかったのよ。すごくいい笑顔してるぜ?七五三の写真もあの顔なら一発オッケーだろ」
「フフッ……!」
「あっ、笑ったな切島。これで俺たちは共犯だ。一緒にぶっ飛ばされようぜ」
「えっ!?」
『(妙な部分で冷静ではある…そして石楠花少年の言う通りみみっちいというか何というか…とにかく)爆豪少年、次それを撃ったら…強制終了で君らの負けとする。屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く!ヒーローとしてはもちろん敵としても愚策だそれは!大幅減点だからな!』
そしてそのオールマイトの忠告を聞いた直後、緑谷と爆豪の接近戦が始まった。
結果は明白、爆豪が優勢して攻撃を仕掛け続ける結果となっている。
そしてその現状に対し、轟や八百万といった博識な生徒たちが補足を入れる。
「目くらましを兼ねた爆破で軌道を変更、そして即座にもう一回…考えるタイプには見えねえが意外と繊細だな」
「慣性を殺しつつ有効打を加えるには左右の爆破力を微調整しなきゃなりませんしね」
「才能マンだ才能マン、ヤダヤダ…」
確かに爆豪の戦闘センスはすごい。しかし戦闘を進めていくにつれ、一つの状況があらわになっていく。そのことに誰もが気づいた。
「しかし変だよな…爆豪の方が余裕なくね?」
「そりゃそうだろう」
「石楠花?」
ここで補足するのが鱗だ。しかし今の鱗にはいつものふざけた雰囲気がない。本気の補足をするようだ。その雰囲気を感じ取ったのか誰もが黙って耳を傾ける。
「爆豪は中学の時から見てたけど何でも卒なくこなすタイプ。自分が一番すごいと信じて突き進んできたんだ。そんな奴の人生の中には無個性で何もできないデクと呼ばれた存在がいた。しかしどうだ、今まで見下していたやつには自身も破壊してしまうほどの強力な個性が宿っていた。プライドの高い爆豪君なら舐めてんのかと思うだろう。さらに自分より下だった奴が自分の研究をして、今このように渡り合ってるとは言えないが同じ舞台に立っている。プライドの権化と言われる奴からしたら屈辱以外の何物でもないし、内心はもうぐちゃぐちゃだろうね」
想像以上に真面目な語りと思ったより深い彼らの因縁に誰も何も言えなかった。しかしこの場の雰囲気を変えたのは何の因果か画面の中の二人と焦ったオールマイトだった。
先ほどの比じゃない衝撃が画面越しにも伝わってくる。次に画面に映ったのはボロボロで倒れる緑谷と上に撃ち抜かれたビル、そして核兵器のハリボテにしがみつき、回収を成功させた麗日だった。
『ヒーローチーム…
▽
「負けた方がほぼ無傷で、勝った方が倒れてら…」
「勝負に負けて試合に勝ったということか」
「訓練だけど」
いや~、あいつらものすごい白熱した試合をしおって。
これは俺も白熱した試合をしろっていうお告げかな?
その後講評の場となり、八百万に予想以上の勢いで意見を言われ若干震えるオールマイト、感動に震える飯田が完成した。
そして場所を移して第二回戦となったが、こちらは一回戦と比べ、すぐに終わる事態となった。
理由は簡単、強個性轟ソーダ味だ。
「まさかのビル丸ごと凍結とは…夏場もクーラーいらずだな」
「言ってる場合か!?」
「仲間も巻き込まず核兵器にもダメージを与えず尚且つ敵も弱体化!」
「最強じゃねえか!!」
それよりも葉隠は服着ててよかったな。こんな氷の中で全裸とか地獄だからな。俺に感謝してもらいたいぐらいだ。
いやちょっと待って!?アイツ火も出してない!?
マジかよ!そんな個性ありかよ!氷と火とかアイツ普通のソーダ味じゃねぇじゃん!氷と火か…合わせてトドロキ君落雁味だな!
▽
「おいおい葉隠大丈夫かよ?」
「あっ、石楠花君!うん、服着てたから少し寒いだけで平気だよ!」
「よろしければこちらの毛布をお使いください」
「ありがとヤオモモ!」
うん、女子の友情美しきかな。
「オイ石楠花ェェェェェェェェェェ!何しれっと女子と話してんだよオォォォォォォォ!!女子の裸を見るとか何てうらやまけしからんラッキースケベイベント起こしてんだよぉぉぉぉぉぉ!オイラにも少し分けてくれよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「峰田よ…ラッキースケベとは、自ら行動し続けない限り起こりえない神の如き崇高な行為なんだよ?そのことを理解して君は頑張り続けてきたのかい?」
「いや…そこまでは出来てねぇ…どうしても勇気がなく明日声かけようと考えて…中学が終わっちまったんだよ…!」
「峰田よ、ならこう考えるんだ…『明日から頑張るんじゃない、今日、今日だけ頑張るんだ!今日頑張った者、今日頑張り始めた者にのみ……
エロスが来るんだよ!』とな…!」
「あっ…ああっ……!!」
峰田は涙を流しながら膝をついた。鱗は悟りを開いた聖母のような眼差しで峰田を見る。男子は尊敬した眼差しで二人を見る。女子は変態を見る眼差しで二人を見る。
「ヤオモモ、ペアあの変態二人だけど大丈夫?」
「不安になってきましたわ…」
「さっ…さあ次の試合に行ってみようか!次の対戦相手はこいつらだ!
Cチームがヴィラン、Hチームがヒーローだ!!」
選ばれたのは石楠花・峰田・八百万、そして常闇・蛙吹だ。
「おっ?ついにビル破壊の申し子石楠花様の出番だ!」
「ビルは壊すなよ石楠花!?」
「不安ですわ…」
「ケロッ、強敵ね」
「あぁ。
「どうしたの?常闇ちゃん」
カオスの申し子、いざ出陣!!