いや、人ん家の前で何やってんの?   作:ライムミント

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遂にお気に入り登録数1万人突破ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

書き始めてもうじき一カ月で1万突破はものすごい偉業を成し遂げたような達成感がありますね!

これからも応援よろしくお願いします!!


宣戦布告と帰宅

 いや~怒られたね。めっちゃ怒られたね。

「血圧上がりますよ?」ってアドバイスしたら、より怒られたね。

 

 まぁあの後何とか昼飯を食えていつも通り授業を受けれたけどね。女子からと一部の男子からの視線が人を殺せそうなぐらいすごかったけど、きっと俺に向けられたものじゃないだろう。きっとみんな必死に黒板にメンチ切ってただけさ。

 

 

 

 そして放課後………

 

 

 

 

「何事だあ!?」

 

 何事だぁ麗日、入り口で大声なんか出してはしたな…何事だぁ!?

 

 

 教室の入り口には人があふれかえっていた。USJ事件を乗り越えたヒーロー科を一目見る為か、それとも体育祭に向けての視察か、どちらにせよ人の波ができていた。

 

「出れねーじゃん!何しに来たんだよ」

「敵情視察だろザコ」

 

 ナチュラルに罵倒される峰田。そんな目でこっち見んな。

 

「どうしたのだ?峰田伯爵」

「うわあぁぁぁぁあ!石楠花ェェェェェ、アレ何なんだよォォ!?」

「アレがニュートラルで、その残念すぎる性格のせいか絶滅してしまった珍妙生物『バクゴサウルス』なのだよ」

「「「バwクwゴwサwウwルwスww」」」

「うるせえ!!聞こえてんだよテメエら!!」

 

 元気マンかよ。喧嘩売るのは前か後かどっちかにしろよ?

 

「敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな、体育祭の前に見ときてえんだろ。意味ねぇからどけモブ共」

「知らない人のことをとりあえずモブっていうのやめなよ!!」

 

 飯田よ、その程度の注意では暴君バクゴサウルスは止まらねえぜ?俺が見本を見せてやるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんなの大好き!愛されたいが為にいじられ続けるピュアボーイ!爆かっちゃんのお出ましだよ!みんなは握手するためにここへ来たんだろ!?さぁ並んで並んで!握手は一人一回で5秒経ったら交代だよ!下手に触りすぎて爆破されないように気を付けて触れ合おうね!あっ、そこ爆かっちゃんに餌を与えないで下さーい!」

 

 

「殺されてェのか石楠花ェェェェェェェ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふっ、これで空気は守られた。俺に感謝するんだな。見ろよ、所々で爆かっちゃんがツボに入ってる音が聞こえるぜ?心なしか爆豪に対する視線も「何だこいつ?」から「あっ!ミーアキャットだ!」みたいな優しい視線に変わってるしな。感謝しな爆豪、お前の学生生活は守られたぜ?後ろの奴らは腹抱えて笑ってるけど。

 

「テメエら笑ってんじゃねえ!!」

 

 キレるのに忙しすぎない?キレ痔かよ。

 

 

 

 だが、それでもなお人込みをかき分けて爆豪に話しかける者がいた。

 

 

「どんなもんかと見に来たが随分と偉そうな奴と面白い奴がいるなぁ」

「偉そうな奴と面白い奴、二人合わせると爆豪じゃん。お前案外種類が豊富だよな?」

「テメエのせいだろーが!!ああ?それで何だテメエは!!」

「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ」

 

 

 急にどうしたよ?この幸薄そうな顔ナンバーワンに選ばれそうな奴は。

 

「普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ、知ってる?体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ…」

 

 なるほど。つまり俺達に頑張ってね!というエールを送りに来たと。

 

「敵情視察?少なくとも普通科(おれ)調子乗ってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり

 

 全然違った。すげえな、こんな堂々とヒーロー科の教室の前で全員に宣戦布告するって。俺なら宣戦布告ついでに一人か二人沈めちゃうね。

 

「それとお前にも勝つぞ、石楠花 鱗」

 

 名指し指名で俺!?ってかどっかで面識あったっけ?

 

「石楠花君知り合いだったの!?」

「思い当たる節はある。多分遊園地に入るための待ち時間の時、俺の3つ前でいきなり服を脱ぎだした人だ」

「誰がするかそんなこと!?」

 

 アレ?違ったかー、じゃあもうお手上げだわ。

 

「お前、『落雁の石楠花』だろ?」

「そうです。私が落雁の石楠花です」

「前々から思ってたけど、そのあだ名何なの?」

 

 マジレスはやめたまえ妹よ。

 

 そしてその謎を解決するかのように名前を知らない幸薄少年が話し始める。

 

 

「俺の通ってる中学で悪い方面に有名な先輩達がいたんだ。だがある日を境にめっきり大人しくなった。理由を聞けば『落雁の石楠花』にやられたと言っていたらしい。そして暇があれば『落雁怖い落雁怖い…!』とつぶやくようになった。理由はどうあれ、お前のおかげで被害にあう生徒が減ったんだ。ありがとう」

「偶々動物をいじめている奴らがいたから口に落雁を詰め込んで、逆さづりにして川に沈めて、持ち物を全部ハッピーセットにしてやっただけさ。礼を言われる筋合いはないぜ?」

「それでもお前に救われた奴らはいるんだ、ありがとう」

「そこまで言うならその言葉、受け取っておくよ」

「ああ」

 

 

「「「(いやいい話っぽいけどやってること凄く物騒!?)」」」

 

 

 みんなの心は一つになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから何故かいい雰囲気で話が終わり険悪な雰囲気になることなく教室前に集まっていた生徒たちは帰っていった。ヒーロー科はより一層鱗への謎が増えた。

 

 鱗はというといち早く帰っていた。

 

 

「ただいま~」

 

 元気よく帰ったが返事はない。父も母もまだ仕事中だからだ。

 ここで石楠花家の間取りを紹介しよう。石楠花家は八百万家には及ばないが中々のお金持ち一家だ。だが街中の一軒家に住んでいる。これは石楠花パパママの「住むなら普通のところがいい」という意見が取り入れられ、一般家庭と何ら変わらない家に住んでいる。

 

 2階建ての一般的な家。()()()()そういうことになっている。

 

 では実際は……

 

 

 

 

 

 鱗はまず家に帰り、手洗いうがい、おやつに落雁を食べて、()()()()()

 

 

 

 鱗パパは技術開発長、そして鱗ママは()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 石楠花家周辺の土地を買い取り、技術開発部の総力、あらゆるツテを使い、地下に秘密のトレーニング部屋や開発部屋、()()()()()()()()()()()()を作ったのだ。

 

 そして地下の一室、トレーニング部屋。

 そこで鱗はひたすらに基礎能力の徹底向上を測る。幸いにも父が技術開発長であるため、まだ世に出ておらずプロヒーローでも使えないような最新機器や設備を自分のペースで使うことができる。

 

 何処にでもある平凡な一軒家だが、地下には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()があるとても重要な場所なのだ。

 

 

 

「(あのゴキブリ野郎には強くもしてもらったが、最初にこれ以上ないくらい負けたからな……、俺はもう負けねぇぜ!慢心はしねぇ!そして勘違いラジカセ野郎の顔面を一発殴りたい!待ってろ千秋楽!)」

 

 

 体育祭まで気合は十分だ。

 

 

 

「(そう言えばラジカセ野郎、オールマイトと知り合いみたいなこと言ってたな。それに個性を与えるとか。オールマイトは個性を譲渡する個性だし。アレ?俺また国家機密に一歩近づいた?)」

 

 

 石楠花は国家機密並みの秘密をまた知った。

 石楠花は賢さが5上がった。

 石楠花家の地下室は国家機密並みだった。

 石楠花は賢さが8下がった。

 

 

 

 

 

「(ついでにUSJで敵が持ってたラジカセを直すという名目で預かったから、ラジカセを直してあの勘違い発言を復活させよう)」

 

 

 自称魔王は煽られ素材を最も危険な男に取られてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鱗ちゃん日記!

 〇月✕日

 今日から雄英体育祭まで日記を書こうと思う。

 

 二週間はあっという間だが、自分がどう成長したか分かるため書いていく。

 

 今日は朝は学校に行き、爆豪を煽った。そして帰ってからトレーニング。

 

 休憩のため自分の部屋に戻ると、窓から家の前の道で切島と上鳴が「グリコ」をしているのが見えた。こいつらの家近所なのかとか、何で家の前でグリコしてんの?とか思うが、俺だったらパーはパイナップルじゃなく『パイナップルービックキューブレイドランナースマッシュークリームーンウォークォーターミネーター』とかにする。これで1番間違いなしだ。

 

 とりあえず近所迷惑とかになりそうだから上鳴に俺監修サポートアイテムでヘッドショット決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 〇月□日

 今日は学校休み、腹筋の向こう側を見るためにひたすら腹筋を鍛え抜いた。

 

 腹筋が死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 〇月△日

 今日も今日とて爆豪を煽り、妹と戯れ、峰田が血涙を流した。

 

 昼休みに学校を歩いてたら青いプルプルした普通科の生徒がいた。個性は「ところてん」らしい。

 

 ところてんがどんなのか気になったので腹パンしてみたらお腹のところてんが飛んで行った。とりあえずこの技に『ところてんマグナム』と名付けよう。

 

 めっちゃ怒られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〇月〇日

 最近忙しかったから書けなかった。

 

 毎日毎日トレーニングしたり、個性を伸ばしたり、新しいサポートアイテムの発案をしたりしてた。

 

 それと今日学校で面白い奴を見つけた。サポート科の工房が目の前で爆発してパワーローダー先生が吹っ飛んでいった。とりあえず笑い転げた俺は悪くない。それと一瞬爆豪が暴れたと思った俺も悪くない。

 

 爆心地からボロボロのいいおっp…お胸をお持ちになったレディが出てきたではありませんか。

 

 しかも片乳モロにはみ出てますよお嬢さん?

 

 俺に気づいても普通に直すだけで羞恥心のカケラもなかった。全世界の女性はぜひ彼女を見習ってほしいもんだ。

 

 とりあえず今から捗ると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〇月◇日

 今日も勉強&煽り祭りだ。そして遂に耳郎が授業中に俺のことをお兄ちゃんと呼んでくれた。

 

 兄はうれしいぞ!妹の照れた顔は格別にかわいいと思う。

 

 俺の鼓膜は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 〇月▼日

 最近やたらと八百万のボディタッチがすごい。

 

 これが焼きもちというやつか?俺の息子がオッスオッスしそうだ。

 

 それと自分の部屋で休憩してたら窓の外に珍しい服装の人が見えた。

 

 全身黒スーツに工業用マスクみたいなフルフェイスマスクをかぶった男がスーパーの袋を引っ提げて歩いていた。あのマスク前見えんのかな?

 

 オールマイトといい工業用マスクマンといい、俺の家の前は変人の出没率が高い気がする。

 

 

 

 

 

 

 〇月▲日

 明日は遂に雄英体育祭。

 

 目立ちに目立つため頑張ろうと思う。

 

 とりあえず選手宣誓で一発決めよう。

 

 

 

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