いや、人ん家の前で何やってんの?   作:ライムミント

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お待たせしましたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
お久しぶりの投稿です!ようやくかけました!

本日で閑話が最後となり、次回からようやく体育祭編に突入します。
本日の内容は少々おスケベくなっておりますが、楽しくお読みください!

これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!


閑話 そうだ!八百万家に行こう! その3

オッス!おら孫 鱗!

海賊王になるために、ひとつなぎの大落雁を探している雄英高校ヒーロー科の1年生だってばよ!

 

拙者は苦手なことが特にない自他ともに認めるパーフェクトヒューマンでござる。しかし、そんなまろでもどうしようもない現実というものが存在するのでおじゃる。

 

それは………

 

 

「鱗さんっ………触って…いいですわよ…っ」

 

 

いい感じの(エロい)雰囲気だ…!

いやほんとどうしてこうなった………!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間前…昼ご飯を食べ終えた鱗たちは少し八百万ファミリーと世間話をしてから有意義な時間を過ごしていた。

 

その1 八百万家にて

「学校での百の活躍はどうだい?」

「それはもう大活躍ですよ。向かい来る敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、獅子奮迅の活躍によりランニングホームランを決めて千秋楽を優勝していましたね」

「いったい何の話をしておりますの!?そんなこと1度もしていませんわ!?」

「まあ!百は大活躍ですのね!」

「お母様!?」

 

 

その2 玄関にて

「ではお買い物(デート)に行ってきますわ!」

「鱗君、百のことをよろしく頼むよ」

「任せてください。ロードローラーも隕石も峰田も、危害が及びそうなら殴って粉砕します」

「一人クラスメイトがいましたわよ!?」

 

 

その3 ショッピングモールにて

「鱗さん!どちらの服が良いでしょうか?」

「(よく考えろ石楠花 鱗。この意図の質問が来る場合、正解が一つと地雷が一つだ。どっちだ…?一体どっちが八百万のお気に入りなんだ…!?ここで外せばテンションがワンランク下がり俺の心に深い傷を負う確率が99.8%…!いや、確か右手に持っている服を見ていた回数が左手に持った服に比べて4回多かった。時間に換算すると約6.4秒長かった。その結果を踏まえて俺が選ぶべき答えは………!)ミニスカポリスなりきりセットの方がいいと思う」

「ふんっ!!」

「目があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

その4 喫茶店にて

「まさか服選びに2時間かかり、俺の着せ替え人形タイムに1時間かかるとは…」

「女性の服選びは時間がかかるものですわよ。それと鱗さんもとても似合っておりましたわよ?」

「ありがとよ。それと、ほら…これやるよ」

「これは………私が先ほど選んでいた服?どうしてこれが欲しいとわかったのですの!?」

「いや、それぐらい分かるわ。見てる回数が多かったし。その服は今日一日のお礼とでも思ってくれ」

「鱗さんっ…ありがとうございます!大切に着ますね!」

 

 

その5 帰宅&夕食タイム

「今日はとても楽しかったですわ!」

「良かったですね、百」

「娘さんのプリプリ具合がたまりませんでした」

「鱗さん!?何を言ってますの!?」

「異議なし」

「お父様!?」

 

 

 

その6 お風呂タイム

「お風呂ばったり遭遇ハプニングとか起きないかな~、お風呂失礼しまーす」

「キャッ!?石楠花さん!?」

「まさかのお母様遭遇イベントだとぉぉぉぉぉぉぉおお!?」

「覚悟は出来たかい?私は出来ている」

「そして後ろから猟銃を構えたお父様出現イベントだとぉぉぉぉぉお!?」

 

 

 

 

 

 

いやマジで今日は濃い1日だったよな、マジで…

朝から八百万家に召集され、お父さんに会い、買い物という名のウィンドウショッピングデートを楽しみ、八百万の良い所発表会を開催し、お風呂に入るときに裸の八百万ママにばったりイベントに遭遇し、猟銃を持った八百万パパと殺意マシマシDeath鬼ごっこを繰り広げたのはいい思い出だよ、うん。

 

ついでにヤオママヌードは大切に脳内保存しております。

 

 

 

 

 

その後、話をしたりしているうちに夜が更けてきたため就寝する流れとなった。だがここで昼間に話していた就寝部屋ご一緒事件がぶり返す。流石に女子と、更にクラスメイトの女子と、また更に先程まで鬼の形相で追いかけてきた男の一人娘と同じ部屋で1日を過ごすのは、あの倫理観が欠如している言われている鱗でもヤバいと感じた。

 

八百万も年頃の、更にクラスメイトの気になる男子と一夜を過ごすのは恥ずかしい気持ちがあるのか意見を唱えた。

 

しかし抵抗むなしく二人そろってメイド達に拘束され、そのまま八百万の部屋にぶち込まれた。その場には状況を把握したいが本能が事態を把握することを拒んでいる男女が取り残された。

 

 

 

 

 

 

本当にやりやがったあのおっさん!

実の娘と年頃の男を二人きりで部屋に放り込むとか正気かよ!?はっ…これが八百万一族か!!

 

「部屋は完全防音だからね、HAHA☆」と言われたときはグッと挙げられた親指をへし折ってやろうかと本気で考えたぐらいだからな。

 

しかしさっきから八百万が大人しいが大丈夫か?顔がゆでだこぐらい赤くなっているけど沸騰して蒸発しないよな?

 

しかし八百万の服装がヤバいな。薄々のネグリジェを着てるとか俺を殺す気か?事前にヤオママの裸を見ていなければ俺の理性は死んでいた。ありがとうヤオママ。

 

 

鱗が良いようで悪い頭を使って脱出方法を考えているさなか、八百万が言葉を発した。

 

 

「鱗さん…約束を果たす時が来ましたわ…!」

 

 

はて?約束?約束なんてあったか?

いや、あったはずだ。思い出せ石楠花 鱗よ!女の子との約束を忘れるなんて男として最低だぞ!頑張れ俺の使えるようで使えない脳よ!プルスウルトラだぁぁぁぁぁ!

 

 

 

 

 

キュピーン!シャコシャコシャコーン!

 

よし、今電波を受信したぞ!そう、あれはUSJ熊手ファッション男乱入事件の時だ!

確かあの時に………

 

 

 

『石楠花さん!私はあなたが勝つと信じています!!だから石楠花さん!!無事でしたら()()()()()お願いを聞きますわ!』

『おっぱいをしこたま揉ませてくれ!!』

『『『即答!?』』』

『わっ…わかりましたわ!』

『『『いいの!?』』』

 

 

あっ………

 

 

 

 

「鱗さんっ………触って…いいですわよ…っ」

 

 

 

みっ…自らパンドラの箱をこじ開けるだとぉぉぉぉぉぉ!?

 

「バカな!?こんなよく分からない男に自ら胸を強調させながら差し出すだと!?正気か!?」

「まじまじと見ながら状況説明しないでくださいまし!」

 

まさかこれは全くの予想外だった…

教室で爆弾を発射するのはまだわかるが、まさか○○しないと出られない部屋みたいなシチュエーションの時に自ら死地に飛び込んでくるなんて思わなかった…!

 

くそっ…!どうする!?

ここで揉むのは簡単だ。しかし揉んだら最後、俺はあの低反発枕よりも柔らかそうなボールから手が離れなくなるだろう。よく考えろ!石楠花 うろ「それに…」ん?

 

 

 

「鱗さんだからこそ…いいのですのよ…?」

 

 

「うわっ…うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「鱗さん!?何で吹き飛びましたの!?」

 

なんて破壊力だ!これが緑谷だったら過呼吸になって死んでたぞ!

クソ…!落ち着け…!ここで落ち着けなかったら一夜の過ちコースに…………ん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何ィィィィィィィィィィィィ!?俺がベッドに座っているだとぉぉぉぉぉぉぉ!?

 

噓だ!いつの間に………はっ!まさかあまりの可愛さに吹き飛ばされ、そのまま近くにあったベッドに座ったのか…!それこそ無意識のうちに!

 

 

そのまま八百万はベッドに座る鱗の隣に着席する。

 

 

やめろ!俺の隣に座るんじゃない!少し考える時間を………何ィィィィィィ!?体が勝手に動くだと!?

落ち着け俺の体!勝手に動くんじゃない!クソっ…これが抗うことができない人間の本能だとでもいうのか!

 

 

 

そのままベッドに座り、向かい合う二人。見つめあったまま数分が経過する。顔を真っ赤にしながら見つめる八百万。すました顔をしているが頭の中がカーニバル状態の鱗。そのまま時間が過ぎ、とうとう鱗が口を開く。

 

 

 

 

 

 

 

覚悟を決めろ俺。確かに本人から許可をもらったが今この場では流石にまずい。本当に…本っっっっっっっ当に惜しいが今日はお預けだ。だからこそNOと伝えるんだ。そして重要なのは『今は』NOだということだ。そう『今』はね。ここが一番大事。せっかく与えられた機会を自分からみすみす捨てるバカが何処にいるんだ。さて言うぞ…!

 

 

 

 

 

 

今は大丈夫だよ(揉み揉みさせてくれ)

 

 

 

 

 

 

おのれ俺の口めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

 

 

 

「どっ…どうぞ…っ!」

 

ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

こうなったのならもう仕方ない…覚悟を決めろ俺!親がいるとかワンナイトとか知ったこっちゃねぇ!据え膳食わぬは男の恥ってやつだ!

 

大丈夫…そっと触ってさっと手を離すだけの簡単のお仕事さ。所詮は脂肪の塊、これぐらいのミッションをサクッとクリアできなければ全国のリア充共に笑われちまうぜ。そう…平常心平常心、そっと触ってさっと離すそっと触ってさっと離すそっと触って………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふにょん………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、鱗の脳内に電流(ビッグバン)が襲った。

倫理と創造の宙を舞い、無数もの小惑星が誕生しては崩壊、新たなる生物の誕生に立ち会い滅びを迎え、また新たなる宇宙が生まれる。人間の一生を悟り、存在意義を悟り、石楠花 鱗という一人の生命の意義を見つける。そう、ユートピアを発見する(おっぱいを揉み揉みする)ことこそ我が生まれた瞬間から背負った使命だったのだ………と!

 

 

 

えっ…ナニコレ、Yogibo(ヨギボ)?人をダメにするおっぱいなのかこれは?いや…そんなちゃちなものじゃ断じてない!これは世界だ!世界そのものだ!感触を知ったが最後、こいつは世界の一部にするための世界システムだ…!

 

クソっ…!さっきまでの強固な信念が一瞬で塵になって崩れ去った…!

何て恐ろしい世界を知ってしまったんだ…!手が止まらねえ…!仮に俺がヒーローになるという確固たる夢を持っていなかったら「俺、将来乳揉み屋になるわ」とか言い出していたに違いない。それほどまでに強力…!何て魔性なる妖気を放つけしからん乳よ…!

 

 

「あのっ…鱗さ……っ!」

 

 

しかし俺は腐ってもヒーロー志望だ。こんなところで敗北を知るわけにはいかねえんだよ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!負けるかあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!

 

 

「あ………っ!」

 

 

モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ

 

 

 

 

 

 

 

 

はっ…!いかん、魅力に取りつかれていた…!

もう少しで乳揉み大明神に連れていかれるところだったぜ…!それと何か忘れているような………あ。

 

 

「しっかりしろ百ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

その場にはビクンビクンしながら大変なことになった八百万と、犯人である元気な変態だけが残された。

 

「嘘だろおい!?体の汁という汁が出てるぞ!?それとその顔はダメだ!人に見せちゃいけない顔になってるぞ!?」

 

気絶する八百万。主犯格の変態。もはや寝るどころの騒ぎではない。ならこの夜をどう切り抜けるか。そこからの鱗の判断は早かった。

 

 

 

「責任もって自害します」

 

 

流れるように自分の顔に拳を振り切る。そのまま流れるように気絶し、八百万の横に倒れる。そうしてカオスな現場が完成した。

 

 

 

 

八百万 百 鱗テクニックにより気絶。

石楠花 鱗 自らの拳で顎骨を粉砕し気絶。重傷。

 

 

 

 

 

 

その後、昨日の出来事が夢であったかのように何事もなく二人そろって起床し、一緒に登校。終始顔を真っ赤にした少女と顔半分に包帯を巻いた男がヒーロー科で確認されたそうな。

 

 

 

 

 

 

 


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