幻想入りした男。   作:すつぬ

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失踪したくても、自ら『この続き出ねぇーかな』って思って作る当たり、相当ナルシストなんだなって思いました。

第一SS作りは暇つぶしであり、自分で見返してニヤニヤするものだから。はいそうです。私が変なおじさんです。


氷の妖精さん。赤毛の門番。

とりあえず地図に沿って道を歩いていた。

思ったより博麗神社から近くて驚いていた。まぁ、道はそこそこ整備されてるし、真ん中にポツリと湖があり、それを囲うように森がモリモリしていた。草生える。

 

そして俺は、そんな湖の真上を歩いていた。いや別に舞空術とか瞬歩とか、そんな特殊能力じゃないんですよ?断じて違うからね?俺そんな力ないですから。

 

?「わっはっはー!アタイを恐れろ!アタイは!最強なんだー!わーはっはっはっ!!」

 

とんでもなく自信過剰な水色髪の少女が森の中で急に話しかけてきたので、とりあえず話してたら、なんか意気投合し、話を合わせていたら『話が分かる人間は大好きだ!紅魔館に用?ふっふっふ!アタイに任せなさい!アタイは最強のチルノ様だからね!』っと言って、迂回する気満々だった湖を凍らして即席の足場を作りながら話をしていた。

 

なんか、愉快なやつもいるんだなと安心していた。今までそれこそ冷静だったり、急に変な光の光線をブッパしてくるやつだったり、火の玉をポンポン飛ばしてくるやつだったりと、何かと戦闘民族ばかりだったからか、こうして馬鹿みたいに話し合いながら、何気もない会話で笑い合う奴も中には居るんだなと安堵していた。

 

チルノが言う事を簡略化すると、自身を妖精種という所におり、自分と同じ種族。要は妖精の皆さんは結構マイペースで温厚な性格だと言う。そう言うが、最後に絶対『ま!アタイは全然違うけどね!』と言う。こうして道案内してくれてる時点でだいぶ温厚な気もするが、突っ込まないようにしよう。

 

チルノ「そういえば人間!人間はアタイを怖がらないんだな!他の人間達はアタイらの姿を見るだけで悲鳴をあげて背を向けて走り出すのに。」

 

「俺はどっかネジが外れた人間さんなのよ。だから妖怪だろうが妖精さんだろうが、話し合いをしたいと思うのよ。」

 

チルノ「ふーんっ。随分と変わり者な人間なんだな!…ううん、人間じゃなんか味気ないし、特別じゃない。人間は初めて恐れずにアタイと言葉を交わした数少ない人間…。こう、特別な感じで言いたいなぁ。…高級人間…?特別な人間…?むむむぅ?」

 

両人差し指をコメカミに当てながらううんううんと左右に頭をふりながら悩んでいた。

後ろに見える氷のようで出来た翼に水滴が現れていた。見かねて俺はふっと少し鼻で笑いながらボソッと答える。

 

「拓人」

 

チルノ「んあっ?それはあんた…人間の名前?」

 

「そっ。俺の名前。流石に馴れ馴れしいか?」

 

そう言うと、何度も何度も俺の名前を復唱すると、パァァっと笑顔になるとこちらに振り返ってくる。

 

チルノ「…拓人!うん!気に入った!!拓人!今日からアタイと拓人は友達だ!!」

 

「ふっ。おう、友達だな。よろしくな」ニコ

 

チルノ「うん!宜しくしてやる!…じゃー特別に、アタイの名前…チルノって呼ぶ事を許可してあげよう!ふふん!人間でアタイの名前を呼べる奴なんてそう居ないんだからね!光栄に思うがいい!わーっはっは!」

 

「あぁ。今日から俺とチルノは友達だ。よろしくな♪」ニコ

 

チルノ「っ!…うん…うんっ!宜しくするのだ!拓人!」パァァァァ

 

湖を渡り終わり、森の中をルンルン気分で歩いているチルノの、1歩後ろで歩いていた。すると突然歩いていた足を少し緩めると、ムゥっとしたお顔をしてこちらに振り返ってきた。

 

チルノ「拓人!隣!!」

 

「へっ?」

 

チルノ「ずーーっとアタイの後ろ歩いて…なんかそれ、ヤダっ!」

 

「や、ヤダって言われても…。俺は道案内してもらってる身だし、隣に歩いて万が一チルノを見失ったらそれこそ問題じゃないか…?」

 

チルノ「そーれーなーらー!…こうっ!こうしとけば、離れることなんてないよね!?…ぁ」

 

そう言って、チルノは俺の腕に抱きつくようにぎゅっと掴んできた。

 

「ま、まぁ…確かにそうだが…。…。分かった♪こうして歩くか」ニコ

 

チルノ「うぇっ!?お、おう!?」

 

「?何をそんなに驚いてるんだ?」

 

チルノ「へっ!?…あ、いやぁ…。…大丈夫?冷たく…ない…の…?」

 

急に何か慌てたように目を泳がせると、スっと離れようとする。俺はそんなチルノの手をぎゅっと掴みながら平然と答える。

 

「確かに冷たいが、別にそんなウオ!冷たっ!…とまではならねぇーぞ?それに今日は少し日が暖かいからな。森の中だからといってちと暑い。涼しいよ」ニコ

 

チルノ「!?…そ、そう…かっ…。…アタイ、役に立ててる?」

 

「何を言ってるんだ。チルノは最強なんだろう?役に立たない…なんて事、他の人は思ってても、俺はめちゃくちゃ思わないよ。すっごく助かってるぜ!さすがは最強様だぜ!」

 

チルノ「っっっ!!♪♪…ふ、ふへへ…//…。…拓人。」

 

「ん?」

 

チルノ「アタイは…『暖かい』?」

 

「何を当たり前なことを…。『温かい』ぜ」ニコ

 

チルノ「!!…そっ…かっ♪…アタイ、拓人に会えて嬉しい。新しい友達は…すっごく、嬉しいものだから♪」ニコ

 

「俺も、友達ができるのは凄く嬉しいぜ!これからもよろしく頼むぜ!チルノ!」ギュッ

チルノ「…っ//…ぅ…んっ。これからも…よろしくね…♪拓人っ!」ニコッ

 

そうして、最後ラストは手を繋いで歩いていた。…構図的には完全に小学生ぐらいの子と変える兄貴だったが…まぁ、そこは気にしないことにしよう。

 

チルノ「ここを真っ直ぐ歩けば、紅魔館に着くよ。」

 

「んあ?最後まで着いてきてくれないんか?」

 

チルノ「んー…。着いていきたいんだけどねぇ。拓人がさっき言った通り、今日の気温はものすごく高い!アタイ溶けちゃう!」

 

あ、それもそうか。チルノは確か氷の妖精かなんかって言ってたもんな。先程湖を歩いていた時は曇り空だったし、早朝だった事もあり渡れたのだろう。

 

「そっか…笑ここまで道案内ありがとなっ!今度はめいいっぱい遊ぼう!」

 

チルノ「っ!うん!アタイ待ってるね!」

 

「おうっ!またなぁー!」

 

そういった後、チルノに背を向けて歩き出す。

 

チルノ「……。拓人っっ!!」

 

「…?」

 

チルノ「またっ!…。また!!沢山沢山話そうね!アタイ!待ってる!!」

 

大声で呼び止められる。俺がゆっくり振り返ると、そう大声を出して、最後にニカッと笑うと、手を振ってくる。

それに対して俺はニコッと笑ってから、グッとサムズアップしてからグーに変える。

 

「そん時は、チルノの愉快話、最強話を頼むぜ!俺も話のストックを作っておくぜ!」ニッッ

 

チルノ「っっ!!うんっっ!!またねぇぇぇ!!」

 

その言葉で俺は2回目の背を向けて、手をヒラヒラとさせてその場を去る。最初にあった時は子供っぽかったりとか思ったが、案外大人だった。…って、そりゃ当たり前か。こっちは年相応だが、あっちは容姿こそ幼いが、立派な妖精さんなのだ。

 

「ふぉぉっ…。馬鹿広いなぁ。」

 

森を抜けた先、そこには紅を基調としたレンガ造りの馬鹿でかいお城みたいなのが現れた。ク〇パ城かな?

 

「門番は……ねてる…。」

 

ふと入口を見ると、壁に背を預ける形で両腕組んで寝ていた。呑気だなぁとか思いながらその門番に近づく。貼り紙を見て来たものですけどとか言えば、案内してもらえるだろ。

 

?「っっ!はぁぁぁっっ!!」ドパンッッ

「ふぉっおおぉぉぉっっ!?」

 

間合いに入ったその刹那、思いっきり地面をアッパーカットしてくると、地面にクレーターを作った。

 

?「…嗅ぎなれない匂いに、覚えのない霊力ネ。何者ネ?」

 

?(それに、あたいの不意打ちを見てから避ける瞬発力…洞察力…。ただのものじゃない。)

 

「ゲホッゲホゲホッ!な、なんだよ急に!?血の気が多すぎんか!?」

 

?「…男の人…。珍しいネ。男の人がここを訪ねてくるなんて。盗人ならお引き取りねがうネ!」

 

「誰が盗人じゃい!求人をみて来たんだよ!」

 

?「言い訳ならもっとマシな事を言うネ!紅美鈴…紅魔館の門番アルネ。」

 

「ちっ…やる流れかよ…!つくづくここの住民は…血の気が多いいなぁ!?」

 

構えをとる。

 

美鈴「…ふん。行くネっ!」ドパンッッ

「クッソ…がっっ!!」

 

俄然に迫ってくる美鈴からの拳を、クロスして防御耐性をとる。

 

「まずは…相手の分析からだ…!」

 

 

 

 

 




霊夢「…あら?荷物がない。」

魔理沙「敏感すぎだろ…。今日行くんだろ?普通に血を垂らして行ったんだろ?」

霊夢「…これを見なさい。テーブルの上。」

魔理沙「…は?まさか拓人の奴、肝心の転移を使わないでわざわざ歩きで向かったのか…?」

霊夢「これじゃー侵入者として扱われるわよ…。」

魔理沙「…どうするのぜ?一応届けに行くか…?」

霊夢「……。だるい。」

魔理沙「んなっ!?…はぁ…相変わらずだぜな…」

霊夢「そういうならあんたが行きなさいよ。暇でしょ?」

魔理沙「嫌だぜな。こうしてお茶飲んでいたいぜ☆」

霊夢「200円になります」
魔理沙「金取るのぜな!?」
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