幻想入りした男。   作:すつぬ

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すっごく久しぶりに、小説(笑)を書いた気がする。


あの世の世界

「……がっ…あ゙っ……?ここ…はっ……?」

 

重い体を起こしながら当たりを見渡す。

 

「アレ…たしか俺フランにとんでもねぇー技ぶっぱなされてて…それで……死んだ?」

 

周りの情景をみてそうボソリと呟いた。辺りは何もかもが真っ赤だった。空すらも、くすんではいるが赤いモヤのようなものだった。近くにある池のような、川のような場所も真っ赤な池に見える。それこそ血でできてるのかと思えるぐらい。

 

「…人…?」

 

ぼーっと池を眺めていたら、人影のようなモヤが見え始めた。

それは次第に明確になっていき、同時に、こちらに近づいてるのがわかった。

 

?「おんやぁ?誰かと思えば有名人くんじゃん。何?まさかやらかしてこんな所に来たわけぇ?」ニヤニヤ

 

鎌のようなでっかい刃物をもった、赤色髪の女性は俺を見るなりそう言うと、にししと笑いながら俺を小馬鹿にしてきた。

 

?「っとと、その様子だと本当にここがどこだか分かってない様子だねぇ♪…よおぉし!お姉さんが丁寧に教えてしんぜよう♪」

 

俺がポカーンと見上げている様子をみた彼女は、そう言ってきた。どうやらここがどこだが教えてくれそうな流れだ。

 

?「とっとと♪その前にまずは自己紹介からだねっ♪私は小野塚小町、ただのしがない死神さ♪」

 

そう自己紹介をする彼女の最後の一文でハッとなる。

 

「俺…死んだのか…」

 

小町「ノンノン♪確かに今の君は瀕死寸前だけど、まだ死なないよォ?だって、もし死んでたら私のこの船の上で起きてるからね♪」

 

そう言うと、コンコンと鎌のような刃物の塚で自身が乗ってる木でできた船をつつく。

 

小町「有名人くんが居るのは走馬島。走馬灯を誤字ったような…言わば、生と死の瀬戸際の島に滞在してるって感じかな♪…んで、私が立ってるこの川は三途の川。死者の魂や意識を責任もって冥府に送る役目って感じ♪」

 

そう淡々と話す彼女は、よっこいしょっ♪っと可愛らしく船から降りると、俺の真隣へと腰掛ける。

 

小町「しっかし有名人君も災難だねぇ~♪あの子の自分勝手な思いで殺されかけるなんてねぇ♪」

 

全く微塵も思ってない様子でそうニヤニヤとした表情で言ってくる。

 

「自分勝手じゃないさ。確かに変なプライドはあるかもしれないけど…フランの全力を受け止めきれなかった俺の力不足のせいさ。」

 

小町「…。案外謙虚だねぇ♪いいよォ♪他人のせいにするテンプレじゃないだけマシだよォ♪…でも、心のどこかで思ってるんだろう?死にたくないって。」

 

「そりゃ、人だからな。」

小町「そう、人だから当然の感情さ。…だが不思議だね。私が死神と名乗っても、怯えもしないなんてね。」

 

「小町さんからは、そういう殺意を感じない。話しかけてきたのも、暇つぶし相手が見つかったような感覚だったし小町さんの役割上、無理やり命を奪う系じゃないのかなぁー、と。」

 

小町「WOWっ!そこまで分かるの?!」

「何となくっすよ」

 

すごいすごーい♪と嬉しそうにパチパチと手を叩く小町さんそんなにか?と首を傾げてしまった。

 

小町「いい力ですね♪確かに、有名人になるには充分…だね♪」

 

「幻想郷…だったか?そこで俺は、どういう存在なんだ?」

 

前に霊夢がチョロっと教えてくれた幻想郷というワード。そして、それがどういう場所なのか、どういう人達が住んでいるのか。

 

小町「それは、私が教える役目じゃないですからねぇ~♪そ・れ・に~!何れ分かることですよ♪霊夢さんが貴方を特別気にかけたのかはわかりませんが、1目置かれる存在では確かにある。」

 

「ふむっ…?」

 

小町「っとと♪少し話しすぎちゃいましたね♪そろそろ私は本業に戻らねば…四季映姫様にこっぴどく叱られしまいます…。」

 

「四季映姫…?」

 

小町「私の上官さんです♪最も、永く一緒にいる友人関係でもありますけどね♪」

 

「そう、なのか。」

 

俺のいる場所からヒョイッと立ち上がり、木のボートのようなものに立ち尽くす。

 

小町「それに♪有名人君もそろそろお目覚めの時間のようですしね♪」

 

確かに、微かに俺の身体が淡い白色にチカチカと点灯していた。周りには白色の蛍のようなのがフワフワとうごめいていた。

 

小町「でも、有名人君がこの場所に一度でも訪れて良かったです♪」

 

「それはアレか?ひょっとしてジョークで言ってるのか?」

 

小町「半分だけです♪」

「残りの半分はガチかよ…」

 

小町「……。♪でわ、またいつか、近いうちに、今度は私の上官とまったりお茶でもしましょ♪」

 

「俺また生死の境に迷わなきゃならなきゃならんやん…。…案外近そうだな!…んじゃなっ!」

 

次の瞬間、パッと光り輝く。

 

 

 

「…………。戻って…来たか。」

 

ま、知らない天井ですけどねっ!

 

 

 

 

 

 

 

 







小町「…面白い…本当に面白いなぁ♪有名人君は♪」

あの様子だと、まだ自分の力を100%理解してるわけでは無さそうですね…。

?「小町!」
小町「ひゃいっ!?し、四季映姫様!?」

四季映姫「こんな所で油売ってる暇があるなんて、随分余裕ですね?」

小町「ち!ちちちちがいますよ!?ちゃんと仕事してましたよ?!」

四季映姫「ボートにボーッと突っ立ってるのが仕事ですって?」

小町「上手いこと言いますね。」

四季映姫「?…ボートにボーッと……っ!?//ち!違っ!?//そういう意味で言った訳では……っ!…コホンっ!…それで?どうでした?例の彼は」

小町「面白い方ですよ♪…確かに心は人間のようですね。ただ…」

四季映姫「ただ?」

小町「……。いえ♪少し思うところがあるだけです。」

四季映姫「……そう。」


小町「てか、見てたんなら話に混ざれば良かったじゃないですか♪コミュ症してないで」
四季映姫「だぁぁれがコミュ症だ?!それに!彼は一応準1級危険人物なわけで!」

小町「彼は間違いを犯しませんよ♪」

四季映姫「っ。」

小町「たとえ間違えても、周りの人達がどうにかしてくれますよ♪彼は不思議と人を魅了する何かを秘めてますから♪」

四季映姫「…随分と、貴女も彼に魅了されましたね。」

小町「四季も、彼と話せば分かりますよ♪」

四季映姫「…そう…ですか。所で小町さん?」
小町「はいっ?」

四季映姫「まだ、私は貴女の『上官』なんですけど?」

小町「…?……。あ゙っ…」












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