【完結】IS―二人目は万能の天才!?―   作:緑竜

19 / 56
はい、ちょっと間が空きましたが来ました。
前も言った通り、作者の一存で福音戦の顛末を大きく変えました。
・・・なんというか、自分でもこれ無理があるだろと思いましたけど。

では、今回分どうぞ。


16.ストライク・バック

万が部屋に戻ると、布仏だけでなく後二人いた。確か、名前はそれぞれ鷹月と相川といったか。

三人のうち相川が気づいてこちらを振り向いた。

 

「あ、黒川君。織斑先生の話って何だったの?」

 

「長くなるから後で話すよ。・・・一夏は?」

 

「・・・まだ目を覚ましてない。このまま死んじゃうとか・・・ないよね?」

 

不安気な言葉を半ば無視して万は一夏の体に触れた。バイタルを読み取って一つ頷く。

 

「傷の回復に専念してるだけで、それ以外はいたって健康体だ。しかも、傷もかなり塞がってると来ている。遠くないうちに目が覚めるだろ」

 

その答えに三人がほっと一息をついた。

ちょうどその時、後ろからかすかな声が聞こえた。

 

「・・・え、と、ここ、は?」

 

その言葉にはっと万は振り返った。

 

「ようやくお目覚めか、この寝坊助。・・・ちょっと失礼」

 

そういって一夏の体に触れてバイタルをもう一度測る。そこに現れたデータは、

 

「・・・わーお、マジか。お前人間か?」

 

「開口一番、ひでえ言い草だな」

 

「だってよ、意識不明の重体で運ばれてくるほどの傷を負って高々数時間で傷が完治して目覚める人間とか、俺聞いたことねえぞ。それこそ、物語に出てくる吸血鬼くらいしか。もっとも、ISに操縦者の生体再生機能でもついてるってんなら話は別だけど、今のところそんなの聞いたことないし」

 

そこで一回区切ると万は三人に向けていった。

 

「ごめん、何か飲み物を買ってきてくれる?」

 

「わかった、何がいい?」

 

「そうだな、ミネラルウォーターとスポーツドリンクで頼むわ」

 

「わかった、ちょっと待ってて」

 

そういって三人は部屋を出ていった。それを確認すると、万は一夏に顔を向けた。そこに先ほどまでの微笑みはなかった。

すると突然、手際よく点滴を抜き、酸素マスクを取った。あまりにも突発的な奇行に一夏が目を丸くしていると万が言った。

 

「単刀直入に言う。俺以外の専用機持ちは、福音の追撃に向かった」

 

その言葉に一夏は純粋に驚いた。

 

「行くか?行くんなら、俺が運んでやる」

 

その返答に対する答えは即答だった。

 

「当たり前だ。あいつらだけに任せていられるか!」

 

「OK、いい返事だ」

 

そしてにやりと微笑み今にも駆け出しそうな万を一夏が呼び止めた。

 

「ただ、ちょっととってきたいものがあるんだ。いいか?」

 

「それくらいの間はある。が、手短に頼むぞ」

 

それに対し一言謝辞を述べて自分の部屋に走った一夏を万が追う形で二人は走る。幸い、他の生徒は緊急事態につき自室待機を指示されていたようで、誰ともすれ違わなかった。

 

一夏が部屋に入って取り出したのはリボンだった。いったい何に使うのかはわからないが、こんな緊急事態に不要なものを持っていくほどのほほんとはしていないだろう。そう思った万はアイコンタクトをとって部屋から飛び出した。それに一夏も続く。

砂浜につくと、万はセイリュウを展開した。

 

「今、セイリュウはステルスを起動させてる。こいつのそばならレーダーに感知されない。とっとと白式を展開しろ」

 

そういわれると一夏は白式を展開して万の肩につかまった。だが、その一瞬でも白式の姿を見て万は驚いた。

 

二次移行(セカンドシフト)・・・いつの間に済ませてたんだ?」

 

「・・・俺にもわからない。けど、今は早くみんなのところにいかないといけないだろ」

 

「それもそうだな・・・。さて、しっかりつかまってろよ!」

 

そういうとセイリュウと白式は飛翔した。

 

 

二人が現場に到着したとき、そこには形態が変化した福音と、倒れる専用機持ちの面々がいた。

 

「ちっ、こっちも二次移行(セカンドシフト)を済ませてたっていうのかよ!?」

 

「箒!」

 

そんな様子などいざ知らず、一夏は箒のもとへ飛んでいった。

その様子を目で確認すると、万は福音に肉薄した。それに対し福音は一点での強力な砲撃を放った。瞬時にかわしたものの、かすったことでエネルギーを持っていかれた。かまわず突撃し逆手で持ったナイフで斬りつける。が、それを福音は難なくかわす。それを見ると、さらに足の隠しブレードを使って回し蹴りの要領で斬りつけるが、今度はその足をつかまれて投げ飛ばされた。

空中で受け身を取って停止すると、そこには復活した専用機持ちと一夏がいた。

 

「・・・お前らしぶといな」

 

「あったりまえよ」

 

「この程度で戦闘不能になっていては、代表候補生の名折れですわ」

 

「そうだね。じゃあ、そろそろ反撃といこうよ」

 

「同感だ。エネルギーは十分だから、心配する必要はない」

 

「みんな・・・!」

 

その様子を見て一夏は軽く驚き、万は口の端で笑った。

 

「よし、じゃあ大雑把な方針だけ言うぞ。最終的には白式の零落白夜による撃墜を目標とする。そのために、なんとしてでも相手の動きを止めろ。別命があったらまた言う。ラウラ、セシリアは遠距離から、デュノアと凰は遊撃、篠ノ之は近接で援護。俺も基本遊撃で動く。行くぞ!」

 

その言葉に反応して全員が行動を開始した。

 

何とか全員が福音の動きを止めようと動く。だが、なかなか動きを止めることはできなかった。そうしているうちに白式のエネルギーがほぼ空になってしまう。

 

(ちっ、なんとか回復させたいけど、そんな暇はない・・・!どうする、()()を使うか・・・?でも、あれは零落を使う以上に決定的な隙が必要になる。くそ、万事休す!)

 

そう思った瞬間、紅椿が少し遅れて戦闘空域まで上がってきた。

 

「一夏、これを受け取れ!」

 

そういわれ一夏が手を取ると、白式のエネルギーが回復した。

 

「・・・いったい何が!?」

 

思わず万は叫んだ。それに対し、箒は冷静に答える。

 

「・・・紅椿の単一能力(ワンオフ・アビリティー)だ。どうやら、エネルギーを回復するものらしいのでな」

 

それに万はしばし驚きを隠せずにいたが、やがてまた口の端で笑っていった。

 

「・・・結構。さて、じゃあ反撃開始と行くぞ者ども!」

 

そういって自身が真っ先に突撃していった。それに追従する形で残り全員が攻撃に移った。

 

 

まず、箒が福音の動きを止め、そこに一夏が攻撃を加えようとするが、同じ手を二度は食わないといわんばかりにさっさと箒の拘束を解き一夏に対峙する。なかなか隙のできない福音に攻めあぐねているときに、ラウラの砲撃が福音に決まり、標的がラウラに移る。その瞬間に一夏がもう一度狙うが、それをかわして福音はラウラに砲撃をした。が、その広範囲攻撃を万が横から掃射でほぼすべて撃ち落とした。その瞬間、後ろに回り込んだセシリアが一発見舞いさらに凰が衝撃砲で追撃する。二人を認識した福音は上に飛び上り、広範囲の砲撃で反撃をかました。それを各々が防ぐ。

 

その次の瞬間、万とセイリュウはある驚くべき発見をする。それと同時に上から福音に襲い掛かる白い閃光を見た。

制止は間に合わない。そう判断した万はその上から降ってくる軌道から白式の進路を予測し万はスラスターを全開で吹かして先回りをした。予想通り零落白夜を発動し雪片が装甲を貫いた瞬間万が白式の襟首をつかんで後ろに放り投げた。代わりに馬乗りになったセイリュウはその手に持ったものを福音に取り付ける。直後、電流が周囲に迸り、福音が強制解除させられた。

 

そこにあった、いやいたものに全員が驚愕の色を示した。

なぜなら、そこにはわき腹から血を流す女性がいたからだ。

 

「そんな!?」

 

「なんでだよ!?」

 

「情報では無人機となっていたはずなのに・・・!」

 

わき腹から血を流す女性を見て驚きと疑心暗鬼がないまぜになった表情を浮かべる面々を無視して、万は女性の体に触れて血液の循環をコントロールする。

かつて、学園都市第一位が顔見知りの研究者に対して行ったように、血が体外に出ないよう、うまく破れた血管から血管へ血液を送っていく。

 

「状況終了。要救助者1、すぐに救急の用意を。具体的には、担架と止血の用具の準備を帰投するまでに済ませてください」

 

「了解、とっとと戻ってこい馬鹿ども。だが、担架と止血の用意が必要とはどういうことだ?」

 

「・・・今、細かい報告ができる自信がありません。詳細な報告は帰投後にします。とにかく、今言った用意をすぐお願いします!」

 

オープンチャンネル越しに聞こえるラウラと管制の無線が聞こえるのもほとんど聞き流した。演算式が安定したところで万は周りに向けていった。

 

「悪いけど俺は演算しながら飛行することになる。飛行だけならいけるだろうけど、それ以上はたぶん無理だ。だから、悪いが俺を護送するように帰投してくれ」

 

「・・・了解。そんな真似はお前しかできないしな」

 

「恩に着る。じゃあ、行くぞ」

 

そういって専用機持ちは帰投に入った。

 

 

帰投した直後、千冬は小言の一つでも言おうと思っていたのだろうが、万の両手の中にあるものを見た瞬間に周りに指示を出した。

 

「黒川、その女性を担架に。先生方は速やかに救急室へ運んで手当を。そこに止血の用意がワンセットあるはずです。足りないのなら申し付けください」

 

万は言われた通り女性を担架に乗せた瞬間にセイリュウを解除してまた触れた。その様子を見て千冬は目を三角にしたが、その直後万の反論が飛んだ。

 

「俺が女性の裸を見る可能性があるのは否定しません。が、それは彼女の命とどちらが大切ですか?」

 

その言葉に千冬は黙り込んだ。それを確認して万は動く担架に合わせて一緒に歩いて行った。

 

 

結論から言ってしまえば、女性は命をつないだ。腹部をうがたれたにもかかわらず彼女が一命をとりとめたのは、彼が血流の操作をして出血が最小限に抑えられたというのもあるが、教師陣の止血の手腕あってのものだろう。その手腕は、暗部、タスカーとして止血をたびたびしていた万の目から見ても見事の一言に尽きるものだった。

 

止血作業を終えて保健室へ女性を運んだ後で千冬のもとに出頭すると、そこにはもうすでに全員がいた。万が来たことを確認すると、千冬は口を開いた。

 

「作戦完了!・・・と言いたいところだが、お前たちは重大な命令違反を犯した。帰ったら反省文の提出と懲罰用の特別トレーニングだ、覚悟しておけ」

 

「あの、織斑先生。そのくらいにしておいてあげたらどうですか?みんな疲れているでしょうし」

 

隣にいた山田先生がそういうと、さらにいくつか小言を言いたかったであろう千冬は紡ぐ言葉を変えた。

 

「・・・しかし、まあ、よくやった。全員無事で何よりだ。ゆっくり休め」

 

そういってつかつかと宿舎のほうに戻って行った。振り返る寸前、その頬は少し赤く染まっていたように見えた。

 

 

千冬と山田先生の姿が見えなくなったことを確認してから、万は一夏に声をかける。

 

「一夏、俺の言いたいことがわかるか」

 

一夏の返答はない。が、そのまま続けた。

 

「あの傷は、女性の腹をうがった傷は、まぎれもなくお前が、雪片弐型でつけた傷だ。俺と先生方の手当てがなければ、あの女性は命を落としていた可能性すらある。これでもなお、ISは兵器じゃないと言い切れるか」

 

それに対し一夏は一言もしゃべらない。ただただうつむき、拳を握りしめるだけだ。

 

「いい加減現実を見ろ。ISは、誰が何と言おうと兵器だ。たやすく人を殺めれるものなんだよ。今回は俺がいたからよかった。だがな、覚悟を決めないと後々取り返しのつかないことになるぞ」

 

その言葉にすら一夏は何も答えなかった。が、その地面が濡れていないところを見ると泣いてはいないのだろう。その様子を少しの間見つめると、万は体の向きを変えた。

 

「俺はしばらく保健室にいる。一応手当をした身だからな。何かあったら呼んでくれ」

 

そういうとすたすたと万は歩いて行った。

 

 

 

保健室につくと、例の女性はやはりまだ目を覚ましてはいなかった。それもそうだ、万が手当をしていなければいったいどれほどの血が流れていたのかすらわからないほどの大けがだったのだから。むしろ、こんな短時間で目が覚めていたら万が驚いていた。

そんな本音を胸にしまい込んで女性の首筋に手を軽くあてる。そのまま生体電流などを測るとすぐ手を離した。

 

(やっぱり、一般的な範囲内で傷の治癒が始まっている。ということは、やはり一夏が特例なのか、それとも白式が異常なのか・・・)

 

だが、他のバイタルは特に異常も見当たらない。この分ではあと数時間もすれば目を覚ますだろう。だが、いつ目を覚ますまでかはわからない。さすがに目を覚ました時誰もいないのでは不安だろう。幸いなことに英語は完璧だ。長らく使っていないが、日常会話くらいは大丈夫だろう。

だが、目を覚ますまではどうしようか。そんなことを考えていると一つの案が思い浮かんだ。すぐさま実行に移すため、万はボックスからあるものを取り出した。

 

 

 

 

夕食を終えて戻りさらに作業を続けていると、隣からかすかな声が聞こえた。そちらに目をやると、かすかだが例の女性が目を開けていた。それを見てすぐさま目の前のものをしまうと、女性に英語で話しかける。

 

「Did you wake up?(目が覚めましたか?)」

 

その言葉でこちらに気づいたのだろう、起き上がろうとしたが、それを万は制した。

 

「You mustn’t get up yet.(まだ起き上がってはいけません)Wond may open.(傷が開きます)」

 

そして万は女性の背中に手を入れてやさしく寝かせた。また寝そべると顔を万に向けて問いかけた。

 

「Thanks you for helping me.(助けてくださってありがとう)I’m Natasha Fairs.(私はナターシャ・ファイルスと言います)Who are you?(あなたは誰ですか?)」

 

「My name is Yorozu Kurokawa.(黒川万と言います)I’m first grade of the IS School.(IS学園の1年です)」

 

「I see.(そうですか)By the way ,are you a Japanese?(ところで、あなたは日本人ですか?)」

 

「Yes,I am.(そうです)What about it?(それが何か?)」

 

その返答を聞くと相手は一呼吸おいてから口を開いた。

 

「なら、こちらのほうがいいかしら?」

 

それに対して万は驚きに目を見開いた。相手がアメリカ人かイスラエル人であろうと思っていたからこそ英語でしゃべっていたからだ。それは、相手が日本語をしゃべれないかもしれない、という前提の上だった。

 

「え、ええ、確かにそちらのほうがこちらとしてはやりやすいですが・・・。あ、少し待ってください、教員に伝えてまいります」

 

そういうと部屋を出た。そこにはちょうど千冬がいた。特に取り込んでいる様子もなかったので万は呼び止めた。

 

「織斑先生」

 

「黒川か、どうした?」

 

「例の女性が目を覚まされましたので、報告をと思いまして」

 

「そうか、ご苦労。会おう」

 

「わかりました。それと、相手は日本語をしゃべれるようです」

 

「・・・そうか、わかった」

 

「では、自分はそろそろ部屋に戻ります」

 

「いや、お前も立ち会え。仮にも治療した側だ、その手の質問にも回答できるだろう」

 

そういわれては仕方がない。万は千冬と部屋に入った。

部屋に入った時、その女性の顔を見てかすかに千冬は驚いたようだった。

 

「・・・久しぶりだな、ファイルス」

 

「ええ、久しぶりね、ブリュンヒルデ。・・・まさか、あなたが教師をやっているなんてね」

 

「まあ、私にも思うところがあったのだ。・・・体は大丈夫か?」

 

「まあ、ね。傷は痛むけど。これでも、あの子と飛ぶためにある程度は鍛えてあるから、これくらいでへこたれるようなことはないわ」

 

そこまで言ったところで彼女の顔が曇る。

 

「ねえ、あの子はどうなったの?」

 

「待機状態となっています。今はISの自己修復機能が働いているようですが、機体ダメージが大きいので回復までには時間がかかるかと」

 

ナターシャの問いかけに答えたのは意外にも万だった。それに対し千冬が問いかける。

 

「・・・なぜそこまでわかる」

 

「一応、身体検査みたいなことはしましたから。その過程で、ISが待機状態なことを知っていた、というだけですよ」

 

淡々と答えた万に嘘をついている様子はないと判断したのか、ナターシャがさらに問いかけた。

 

「そもそも、なんで待機状態なのかしら。普通、撃墜されたらどこかで整備される物じゃない?」

 

「ええ、確かに。ですが、零落白夜・・・バリア無効化攻撃を放つ直前、自分が生体反応を感知、止めることはできませんでしたがその直後にそれを放った剣を持っていた人間をはがして剥離剤(リムーバー)によるIS強制解除をしたためです」

 

「・・・剥離剤(リムーバー)・・・だと?」

 

聞きなれない単語に千冬が妙な表情をする。

 

「ええ。自分が開発した兵器です。もっとも、他の人も考えそうなものですが」

 

「それはいったいどんなものなのかしら?」

 

「ISを、一回だけ強制解除できる、というものです。一回使うと耐性ができるため、一つのISにつき、使えるのは一回のみです」

 

それに二人は驚いた表情をした。

 

「・・・すごいものを開発したな?」

 

「ええ、たまたまでしたけどね。と言っても、コストがかかりすぎるので量産は見込めませんけど」

 

「そうか・・・」

 

そんな会話をしていると、千冬は教師の顔になって言った。

 

「さて、ここからはお前でも聞かせることはできん。下がれ」

 

「はい、失礼します」

 

そういって万は部屋を退出した。

 

 

 

 

その日の深夜、部屋の中で万は例によって自身の端末でクラッキングを行っていた。今度見ていたのはアメリカの情報だ。かつて学習装置で完璧にさせられた英語のスキルのおかげで入手した情報を読み解く必要がないのは幸か不幸かといったところだろう。そしてダウンロードしつつ今ダウンロードしているものの情報を見る。

 

(なるほど、ここをこうすることでこういう・・・。これは盲点だったな、確かにこうすればより多目的化できる・・・)

 

そうこう考えているうちにダウンロードが終わり、さっさと痕跡を消しつつネットワークから切断すると思考を開始する。

 

(福音は機体凍結、その操縦者、ナターシャ・ファイルスは退役扱い、か。まあ順当だろうな。それぞれの行われた時刻から察するに、おそらく機体凍結は暴走直後。それを行おうとして機体側にブロックされた、ってとこだろうな。ナターシャ氏の処遇は・・・まあ、無人機っていう情報を流した以上、パイロットもいないことにしたほうが楽ってとこかな。とりあえず、今はそれだけ知れたから細かく考えるのは後にするか)

 

そして、ダウンロードを終えた情報をじっくり見直すと、またさらに後ろに大きなものを出す。

 

(いろいろ細かいことをごちゃごちゃ考えるのはこれを終わらせてからだ)

 

そう思ってその上の書いている途中の紙にさらに何かを書いていった。

 




はい、というわけでこんな結末です。

絶対防御はどこ行ったとかはどこか別のところで解説したいと思っています。

ではまた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。