【完結】IS―二人目は万能の天才!?―   作:緑竜

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はい、ではプロローグを。
初っ端から結構長くなってしまいましたが・・・

どうぞ。


本編
0.プロローグ


今にして思えば、きっかけは些細なものだった。

 

ドイツで生まれ、そのあと学園都市へ行った。

そんな飛び回る生活をしていたからか、自宅への執着はなかった。

 

学園都市では、その能力の高さから、学園都市の仕事もした。

 

反乱分子の鎮圧、依頼物の運搬、研究所の護衛などといえば聞こえはいいが、やってることはほとんど同じだ。

依頼主が敵と認識した人間を眉ひとつ動かさず殺し、依頼を全うする。依頼物も、能力を使ってみると何やらデータであったり、精密機器だったり、はたまた大量の金だったりした。

 

個人的に依頼を受け、それをほぼ完ぺきにこなし、報酬をもらう。自分はそんなスタイルを貫いていたが、他はほとんどは組織立って依頼をこなしており、俺のようなものは珍しかった、というのは後から聞いた話だが、しばしば合同任務もあったからうすうすと察していた。

 

いつも通り裏で仕事をこなす準備をしていた折、あれが起こった。

 

適当につけてあったテレビが突然切り替わった。さして興味があったわけでもないが、突然切り替わるだけの何かがあったのだろうかと思い目を上げた。

 

「緊急事態です!世界各地のミサイルが無数に日本に向けて発射されました!総数は2000以上と思われます!」

 

そのアナウンサーのセリフや口調から緊急事態というより非常識事態であることは確かなのだろうが、俺は「へえ、そりゃまたすごいことで」と漏らしただけだった。なにせ、この街の裏にいると、その程度でもそこまで驚かなくなってきているのだ。

そうこうしているうちに映像が切り替わった。どうやら弾道予測に何かいるようだ。

 

「なんでしょうか、あれは・・・。人・・・?」

 

丁寧な口調が一瞬外れたのは仕方のないことかもしれない。なにせ、その映像はどう考えても空中なのだ。そこに人型としか思えない何かがいてもまずそれを鵜呑みにはせず、合成かCGかと疑うだろう。だが、それらの疑いのすべては数分後にすべて裏切られることとなる。

 

「あ!ミサイルがカメラに見える距離まで迫ってきました!このままでは・・・!」

 

そこで言葉は途切れたが言わんとするところはわかった。

推定2000以上とされるすべてがあの人型の何かの上に降り注ぐ。しかも30秒とないのちに。それがもたらす結果など考えるまでもない。

 

だが、回避に入ると思われたその人型の何かは予想に反して剣と思われる物を構えた。

 

それからはまるでSF映画でも見ているかのようだった。

2000以上の大陸間弾道ミサイルをそれは手に持った巨大な剣で残らず撃ち落としたのだ。それがミサイルを撃ち落とした後、正体不明のそれに対し諸国の艦隊、航空戦力は総攻撃を開始したがそれは残らず撃退していく。

戦闘機に対しては翼の一部を斬り、艦隊に対しては艦上砲をすべて破壊し、戦闘ヘリに対しては搭載された重機を破壊し、陸上からの戦力に対しては砲門という砲門をすべて斬りおとした。

殺さずして撃退する。それは明らかに圧倒的な力をもっているからこそできる技であった。その証拠に、現代最高の機動性を誇る戦闘機ですらそれの機動性には敵わなかった。

 

「へえ、世の中不思議なことも起こるもんだな」

 

俺は思わずそう漏らしていた。そしてまた仕事へと出ていった。

 

それから数日もたつと件の事件の真相はほとんど明らかになった。

あの人型のものは今まで旧時代の遺物扱いされていたインフィニット・ストラトス―――通称ISであり、それは女性にしか操れない。そして、それの根幹であるコアは一人の天才・篠ノ之束にしか作れないブラックボックスであり、彼女自身はISコアの量産を拒否している。

白騎士事件と呼ばれ、ISの名を世界に轟かせたこの事件の直後、このようなことが明らかとなった。

 

そんなことがあってもしばらくは彼の仕事はほとんど変化がなかった。が、少し経った頃におかしな依頼が来た。

曰く、IS部隊設立に伴い、軍事訓練の教官を務めるために期間限定でドイツへ飛べ。言語は学習装置(テスタメント)でどうにかする。

今まで特殊な依頼ばかりこなしてきた自分だが、これはひときわ異様だった。

 

だがいくら特異な依頼とはいえこなさなければならない。即座にでドイツ語と英語を完璧にマスターするとドイツに飛んだ。

そこで年頃の少女に対し生身での戦闘、銃器の扱いと射撃のコツ、身ごなしの音を消す技術その他もろもろの暗部で培った戦闘技術を伝えた。

 

俺の教えれることはもう教えつくしたころに期限が来て、俺は学園都市に帰還した。

 

学園都市へ帰還した俺を待っていたのは新たな指令だった。

今度はIS開発企業への出向だった。いわばISの技術を盗んで来いといったところだろう。いまだにあのコアはブラックボックスだ。

 

そして、俺がその企業においてスパイ活動をしていたころに学園都市から通達が下った。

かいつまんで言えば、暗部はもうない。返ってきたいなら場所は用意してやる。とのことだった。

 

そして、俺は自分の意志でISの解析、開発を行っていた。

といっても、それはあの時までだった。

 




はい、というわけでオリ主からの目線でした。

オリ主なども含めたオリキャラの設定等は第一回の投下とほぼ同時に行います。

第一回は結構さっさと投下したいです。もしかしたら今日中に完成するかもですけど、完成し次第投下します。

ではでは。
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