―――ああ、分かってた。
遠くに見える、黒い鎧姿となって向かって飛んで来るエドさんの姿に、私は疑問も何も浮かばずにとても安らかな気持ちとなる。
だって……碧く輝く双眼は私を見てくれているのだから。絶対に、助けてくれると分かっているから。
――――――
魔装を完全展開したオレは、風魔法による爆発的な加速でオリヴィアさんの下へと向かっていく。
その間に、周囲のモンスターがオリヴィアさんに食らいつこうとするが、掌から放った雷撃でそのモンスター達を焦がし貫いてオリヴィアさんを守っていく。
……本当にこの状態はチートだな。プロトタイプでこれだから、正規の魔装はもっと強力だろうな。
そのオリヴィアさんは落下中にも関わらず、手を組んで祈るような仕草で目を閉じて安心しきった顔を浮かべている。
……無条件に信じすぎだろ。絶対に無事に助けないといけないじゃないか。
『そろそろ追い付くぞ。しっかり掴めよキャプテン』
「分かってる!」
ハーツの言葉にオレはそう返すと、風魔法を調整してオリヴィアさんの落下スピードに合わせていき、彼女を背中から抱くように掴み取る。
『海面との距離も近い。早く速度を落とさねば衝撃でお陀仏だぞ』
「だから分かってるって!」
ハーツに言い返しながら、風属性の魔法陣をオレの真下に複数同時展開。空気のクッションとして幾つも作り上げ、落下の勢いを順次殺していく。
落下速度が穏やかになったところで、オレは氷属性の魔法を発動。オレの真下の海の表面を凍らせ、足場を作り上げる。
そして、その氷の足場の上へとゆっくりと降り立った。
「う……ひっく。う……」
オリヴィアさんは安堵からか嗚咽を洩らしている。そんな彼女の頭を、オレはあやすように撫でながら大丈夫だと伝えていく。
「大丈夫だ。すぐにリオンが迎えに来るだろうから、それまでの辛抱だ。オリヴィアさん」
風魔法を使えば強引に飛べないこともないが、燃費が頗る悪い上に身体の負担も大きい。安全に戻るならリオンの迎えを待つのが一番だ。リオンもすぐにこちらに来るだろうしな。
「“リビア”です!」
「……はい?」
そう考えていると、オリヴィアさんは如何にも怒ってます!といった表情で名称の訂正を求めてきた。その訂正にオレが困惑していると、オリヴィアさんは更に言葉を続けていく。
「どうしてリビアって呼んでくれないんですか!?私の事が嫌いになったんですか!?」
嫌いになったわけじゃない。オリヴィアさんの為を思って距離を取ったんだ。だから……
「“オリヴィアさん”だなんて……呼ばないでくださいよ」
そんな泣き顔を向けないでくれ。オレの決意が鈍ってしまうだろ。
このままじゃ埒が明かないと思ったオレは、理由をはっきりと伝えることにした。
「……オリヴィアさんはオレと一緒にいるべきじゃない。空賊の一件で、傷付けたんだからな」
「!?まさか……ずっとそれを気にしていたんですか!?」
オリヴィアさんは驚きと疑問が混じった表情をするが、オレは構わずに続けていく。
「そして、これからも一緒にいれば、あれ以上の悪意が襲いかかる可能性は十分にある。だから距離を取った方がお互いの……」
「嫌です!」
嫌って……。世の中には、どうしようもないこともあるんだよ。オリヴィアさん。
「嫌、じゃない。オレと一緒にいれば、オレを陥れようとする奴の格好の狙いにされる。次は二度と癒えない心の傷を負わされるかもしれないんだ」
「そんなの……知りませんし、関係ありません!」
いやいや!知らない関係ないじゃないだろ!?オリヴィア自身に関わることなんだぞ!?
「我が儘言うな!実際、オリヴィアさんは相当参っていただろ!オレは短期で出世した以上、反感を買う敵が多いんだ!最悪、命の危険もあるんだぞ!!」
「だからそんなの関係ありません!私はエドさんと一緒にいたいんです!アンジェとリオンさん……四人で前みたいに楽しく過ごしたいんです!」
「何でそんなにオレに拘るんだ!?オレは自分で言うのも何だが、腹黒なんだぞ!?」
実際、この性格は距離を取られやすかったし。前世も何人かは慕ってくれはしたが、それでも浮いていたという自覚はあったんだ。
「確かにエドさんは腹黒ですけど、優しいじゃないですか!それに強くて頭も良くて……いえ、そんな事関係ないんです。私は……リビアは―――」
次に出てきたオリヴィアさんの言葉は、あまりにも予想外な言葉であった。
「エドさんが大好きです。それがすべてです。私は貴方が好きなんです!」
愛の告白。
海風が吹く中で告げられたその言葉に……オレは完全に言葉が出なくなってしまった。
こ、こうも堂々と好きだと言われたのはいつ以来だ?前世でもこうも堂々と好きですと言われた記憶は……ないな。良くて後輩のスキンシップ程度だ。
……本当にどうすればいい?いやいや、流されるな。ここは心を鬼して……!
そう考えて否定の言葉を紡ごうとした矢先、灰色のエアバイク―――シュヴェールトに乗ったリオンが海面すれすれに着地した。
「エドにオリヴィアさん。迎えに―――」
「リビアです!」
オリヴィアさん、リオンにも名称訂正を要求してきた。ヘルメットで表情は見えないが、たぶん困惑してるだろうな。
「ええ……」
「どうしてリオンさんもリビアって呼んでくれないのですか!?」
「……オリヴィアさんは他の男と一緒にいるべきだ」
「!?どうして他の男の人が出てくるんですか!?そもそも、私は他の人とだなんて嫌です!」
リオンの意図は分からないが、頼む!どうにかオレ達との関係を断ち切って……!
「いやいや。オリヴィアさんには相応しい男がいるんだよ。例えばユリウス殿下」
「アンジェを泣かしたので嫌いです!!」
「ジルク」
「ダメな腹黒も嫌です!」
「ブラッド」
「ナルシスト!」
「グレッグ」
「脳筋!」
「クリス」
「構ってちゃん!」
……い、意外と特徴を掴んでいたんだな。思わず笑いそうになったよ。後、腹黒にダメも良いもないと思うんだけど。
「……だ、そうだ。エド、諦めろ。ここまで“リビア”に想われてるんだから、最後まで責任とれ」
リオンのその言葉にオリヴィアさんは目をぱちくり。次いで恥ずかしそうに顔を赤く染めた。
リ、リオンの野郎……!さてはオリヴィアさんのあの言葉が聞こえていたな!?それでオレとオリヴィアさんを一緒にさせる気か!?
てかお前、ゲーム重視だろ!こんなところで臨機応変に対応すんじゃねぇよ!!
『観念しろキャプテン。一度関わったのが運のつきと思い、諦めるがいい』
お前もかハーツ!この場にオレの味方はいないのか!?
さっきからオリヴィアさんのあの言葉も脳内にリフレインしてるし……ああ、クソッ!
「もう勝手にしろ、リビア!」
「……っ、はい。勝手にしますね!」
オレの半ばヤケとなった台詞に、リビアは満面の笑みで頷く。
……本当にどうしてこうなった。
「それとエド。あの船に心当たりはないか?」
リオンがそう言いながら頭上を指差したので、オレは意味が分からずに顔を上へと向けると……客船のすぐ隣に公国の船ではない、一隻の船が存在していたのだった。
――――――
―――時は少し遡る。
「何をしているのですか!何故、砲撃ではなく体当たりをしたのです!?」
「分かりません!ですが、王女殿下はまだ無事との報告が!」
私の詰問に兵士はそう答える。その表情には不満が見え隠れしている。
さてはこいつら……わざと体当たりしましたね……!姫様を助ける為、周りが砲撃できない理由を作る為に!
ここで姫様が果てようと、“代わり”はいるというのに……!
私は苛立ちを露に顎を擦る。そこに大事で自慢の髭はない。あの小僧にのされ、次に目が覚めた時には消えていたのだ。
間違いなくあの小僧の仕業だろう……!憎い……!私の麗しき髭を奪ったあの小僧が憎イイイイ!
魔笛を奪い、姫様を拐ったあの小僧に憎悪を滾らせていると、双眼鏡で外を確認していた兵士が大声を上げた。
「あ、新たな艦影を確認!目算で七十五メートル級……は、速い!?こちらにどんどん近づいてきています!!」
「馬鹿な!王国の増援が間に合うわけが……」
私があり得ないと断言しようとした瞬間、轟音と共に船全体が揺れた。
「な、何が起きたのです!」
「敵からの砲撃です!それもすれ違い様にです!」
「馬鹿な……飛行船にそのような速度が出せる筈が……!」
私は慌てたように外を確認すると、そこには船の後方部にある推進装置から火を噴き、二つの白い煙を靡かせながら空を駆ける白い船が飛行船としてはあり得ない速度で飛んでいた。
その白い船は、大きく旋回しながら別の戦艦に迫り―――船首側にあった一門の大砲の火を噴かせた。
ほぼすれすれの飛行と砲撃。実質障壁が張れない近距離で大砲の一撃を受けた戦艦は着弾した箇所から炎と煙を立ち上らせていく。
その白い船に他の戦艦が砲撃を開始するも、その白い船はあり得ない動作で砲撃を回避し、すれ違い様に砲撃を叩き込んでいく。
「何なんだ……あの船は……?」
今までの常識を破るようなその船に、私は茫然と立ち尽くしてしまうのであった。
――――――
―――本当にどういうタイミングなんだよ。
「若頭!無事で良かったです!」
「まさか公国の軍隊がいたとは……若頭を驚かせるつもりが、逆に驚かされましたよ!」
魔装の完全展開を解除してからシュヴェールトに乗って客船に戻ってくると、その隣にいた船はまさかのウチの船。それもジェットエンジンモドキを取り付けた高速強襲目的の高速船だ。その甲板には、元空賊の船員達が安堵の笑みを浮かべている。
ジェットエンジンモドキだから、複数取り付けた左右の短い翼で上昇と下降、速度調整で船の操作をしなければならないのが難点だが、その速度は従来の飛行船を大きく上回る。後、速い船はロマンだしな。ウチの職人達も、ロマン大好きだし。
「まさか……オレを驚かせるつもりで船を修学旅行前に完成させ、御披露目目的で此処に来たのか?」
「「「「はい!!」」」」
オレのその言葉に甲板の船員達は笑顔で頷く。
本当に何と言えばいいのか……イタズラ心が過ぎるのか、いい年したオッサンが子供みたいなのか……
だが……
「ちなみに鎧は?」
「もちろん若頭のゼクトールを持ってきています!装備も装甲も、全部です!」
本当に良いタイミングだよ!
「なら、すぐに用意してくれ!アーマーはファイター。ヘビーアーマーの装備である手持ちライフルを持たせた状態で。ブラストアーマーは射出移送が可能な状態にしといてくれ!」
「「「「了解です!若頭!!」」」」
オレの指示に船員達は頷くと、足早に船の中へと戻っていく。
これなら、色々と何とかなりそうだ。
「リオン。プラン変更だ。離脱ではなく、ここで連中を全員無力化する」
「理由は?」
「連中はどう戦況が転ぼうが絶対に撤退しないからだ」
何せ、自国のトップをあっさり切り捨てたんだからな。そこまでやった相手が、このまま引き下がるとは到底思えないからな。
ましてや学生相手にここまでやられたのだ。プライドや何やらで絶対に引かないだろうよ。
「マジかよ。俺としては適当にボコって退散したいんだけど」
「オレだって本当はそうしたいわ」
心底嫌な表情をするリオンの言葉に、オレも本心で呟く。撤退するなら追いはしないが、攻めてくるならやるしかない。
それに、可能なら軛を打っておきたいしな。
「それにオレの船じゃ全員を乗せるのは厳しいしな。パルトナーは?」
「もう来てるよ」
『既にアロガンツも射出しています』
リオンがそう言って指差す先には、パルトナーがこちらへと近づいてきている。
現状の最高戦力のパルトナーも到着し、戦況はどんどんこちらへと有利になっていくのが実感できる。
少しして、客船の甲板にアロガンツが到着。ライフルを装備したファイターアーマーのゼクトールもウチの船の甲板に姿を現した。
「バルトファルト。ファーレンガルド。やれるのか?」
「誰に向かって言ってる?」
「良い意味で予想外も起きたしな」
クリスの疑問にオレとリオンはそう答える。元々はパルトナーが来るまで凌ぐのが本来の狙いだったが、公女が都合の良い道化だったせいで、単純な撤退では意味をなさなくなったからな。
その意味では、ウチの船がゼクトール付きで来てくれたのは本当にラッキーだった。
「あの黒い鎧……まさか、ロストアイテム」
リビアとアンジェリカ嬢に押さえられているヘルトルーデは、アロガンツを見てそう呟く。一目でアロガンツをロストアイテムと見抜いたか。自覚のない道化だけど。
「詳しいですね」
「思い出しました……王国に冒険者として名を上げた騎士が二人もいると。その一人が貴方でしたか」
二人ね……もしかしてオレも含まれてる?オレの冒険者としての成功の具合は、明らかにリオンより下なんだけどなー。
「今まで一方的に殴られ続けましたからね。ここからは一方的に殴り続けてやりますよ」
「いや、オレらも反撃しただろ。嘘つき連中に目にもの見せてやるのには賛成だけど」
オレの言葉にヘルトルーデがまた睨んでくるが無視。裸の王様ならぬ裸の公女様に取り合う価値はないからな。
「気分の問題だ!誰に喧嘩売ったのか、公国の馬鹿共に分からせてやるよ!」
「……そうだな。連中が押し売りした喧嘩を、百倍にして返してやる。連中の腐った性根を、徹底的に叩き潰してやろうぜ」
互いに悪い笑みを浮かべるオレとリオン。オレはもちろん、リオンもクソ公国をボコボコにする気は満々だ。
『どちらも本当にいい性格をしているな』
『遺憾極まりないですが同感ですね。マスターもエドワードも、本当に性格がよろしいことで』
そんなオレとリオンに相棒達が呆れているが、オレ達のすることは変わらないぞ。盗人精神が染み付いている連中に、二度と泥棒できないように恐怖を叩き込まないとな。
「リオン。エド。後はお前達に任せる」
「絶対に帰ってきてくださいね」
リビアとアンジェリカ嬢の言葉に、オレとリオンは無言で頷く。
オレもリオンも、ここで死ぬ気はないんだ。勝って帰ってくるさ。
「二人とも待ってくれ。私も一緒に戦わせてくれ」
クリスもオレ達と戦うと名乗り出たが、鎧はもうボロボロだ。正直、ここで休んでくれた方が良いんだが……
「お前の鎧、ボロボロだろ……」
「それでも……どうしても戦いたいんだ……!頼む!」
リオンがその事実を指摘したが、クリスはそれでもと言って引き下がらない。
……こりゃ駄目だ。却下しても勝手に動くやつだ。それなら釘指して参戦を認めた方がマシか。
「……勝手にしろ。足を引っ張るなよ」
「ヤバいとなったらすぐに下がれよ」
「……!善処する!」
善処って……せめて頷けや。
後、リオンの嫌味に嬉しそうにするとか……本当に頭の中がお花畑なのか?それとも、フィルターが掛かってるだけ?
まあ、余計ないざこざが起きなくていいか。
そうしてクリスの参戦も認め、オレはゼクトールに搭乗。リオンもアロガンツに乗り込み、クリスもボロボロの鎧に乗って共に空へと飛び立つ。
ゼクトールの装備は左腕の複合シールドに加え、右手には高性能なライフル。チェーンソーモドキは背中にマウントしている。
「それじゃ、蹂躙させてもらおうか」
『悪役のセリフだな』
戦争に正義も悪もねーよ。だから、正義面して戦争仕掛けるバカ共にそれを骨の髄まで叩き込んでやる。
モンスターの群れはパルトナーから出撃したドローンにほとんど任せ、オレは公国側の鎧に向かってライフルと左腕の盾から展開したヒートナイフを構えて突撃するのであった。
――――――
バカな……バカなバカなバカなバカなバカな!?
なぜ公国の船だけでなく、鎧までも次々落とされているのです!?
灰色の鎧は重装甲の片落ちにも関わらず、圧倒的な性能で鎧を次々と落としていく。
青色の鎧は、珍妙な武器で武器ごと鎧を切り落とし、次々と戦闘不能へと追い込んでいく。
「化け物共め!」
その光景に私が怒りを露に叫ぶと、近くにいた兵士が声を上げた。
「伯爵!ここはもう撤退すべきです!」
「馬鹿を言うなぁ!!」
ふざけた事を宣った兵士を、私はすぐに殴り飛ばす。もう、我々に撤退の選択肢はないというのに!!
「誇り高き我々公国の軍隊が!王国の学生に負けておめおめ帰れると思っているのですか!」
「し、しかし……!」
兵士は納得しておらず、逆に意見しようとしてくるがそれに構う暇はない。
このまま帰れば私は極刑……良くて地位の剥奪。せめてあの二隻の船と鎧を奪い、持ち帰らねば……!
そう考えていると、一人の騎士が艦橋に入ってくる。
そ、そうだ……!我々には最強の英雄殿がいたではないか!!
私は希望を見出だすと、その英雄―――“黒騎士”ゼンデン子爵へと顔を向ける。
「バンデル・ヒム・ゼンデン子爵!貴方に今すぐ命じます!すぐに部隊を率いて出撃しなさい!」
「……フン。出撃するなと命令しておいて、今になって出撃しろと命令するのか……お前を締め上げるのは姫様を救出してからだ」
ゼンデン子爵はそう言って踵を返し、入口で待機していた灰色の髪の若き騎士へと話しかける。
「行くぞクロウ。姫様を必ずお救いするぞ」
「はい。
若き騎士―――“黒騎士”の直弟子であるクロウはゼンデン子爵に従い、共に艦橋を後にする。
「よろしいのですか伯爵。ゼンデン子爵は出撃させるなと国から命令が……」
「本人達が勝手に出撃するだけです。この状況で最強のカードを切らないなど、馬鹿ですか?」
実際、周りの兵士達はゼンデン子爵の出撃で士気が高まり、勝利を確信している。私もその一人だ。
「ゼンデン子爵とあの小僧なら……黒騎士とその弟子ならば、あの化け物共を倒してくれますよ」
頼みますよ。ゼンデン子爵に小僧。私の栄えある未来の為に化け物共を討ち取って下さいよ。
その数分後。六機の黒い鎧が戦場へと飛び立っていくのであった。
「リビア!」
「アンジェ!」
「……本当に尊いよな。この光景は」
「そうだな。友情は本来はこうあるべきだよな。大抵は蹴落とし合いだけど」
「まったくだ。ウチの姉貴と妹に、二人のアカを飲ませたいよ」