てな訳でどうぞ。
二作目主人公であるノエルの恋愛フラグの全滅。
それはマリエが持つゲーム知識による、ハッピーエンドルートの破綻と同義でしかない。聖樹のラスボス化を本当に阻止しないと、世界破滅でオレ達の人生だけでなくリビア達も終わってしまう。
……本当に何でこうなった。静観どころか積極的に介入しないと、一貫の終わりだろ。本当に。
「……一応、攻略対象となる人物達の詳しい現状を聞いてもいいか?」
『【ロイク・レタ・バリエル】は先程言ったように、ノエルのストーカーと化している。【ナルシス・カルセ・グランジュ】は別の女子生徒にお熱―――ストーカー予備軍と化している。【エミール・ラズ・プレヴァン】はノエルの妹であるレリアと交際中。【ユーグ・トアラ・ドルイユ】と【セルジュ・サラ・ラウルト】とも接点がなく、セルジュに至っては学院にすら通っていない』
「文字通り全滅してるじゃねぇか」
ラプラスの情報に、リオンが思いっきり頭を抱えている。そりゃ、最悪の場合の保険が全く宛にできない状況なんだからな。
その中で、マリエがおずおずと手を上げる。
「い、一応ロイクは攻略対象なんでしょ?それなら、上手くフォローすればまだ修正できるんじゃない……?」
『それは私のマスターも既に一度試した。だが、ノエルの交遊関係の嫉妬は男女問わずだ。事実、ノエルの友人であるティア・ロットンとやらもロイクにとっては排除の対象となっている。彼女自身も間を取り持とうとしたが、失敗に終わっている。ジャンという男子生徒に関しては言うまでもないだろう』
マジか。ラプラスのマスター候補であるティアも修正しようとして、失敗したのか。
後、客観的な言い回しは特定回避のためだろうな。幾ら探さないと約束したといえど、マスターの情報を話すなんて論外だろうし。
それと、ノエルとジャンは世話役以前から親しかったのか。ノエルの性格的に、あり得なくもないけど。初対面の外国人のリオンとの距離感が本当に近かったし。
「つまり、ロイクのストーカー化は手遅れのレベルと?」
『そうだ。教諭のナルシスも、同じ理由でノエルの中では恋愛対象外となっている』
うん、そりゃそうだよな。本人が嫌がっているのに付きまとう人物なんて、現在進行形で付きまとわれている彼女からしたら論外になるだろうな。実際、同じストーカー被害で精神的に参っているみたいだし。
『ついでに話すがマスター曰く、ノエルは監禁エンドに向かっているそうだ』
「か、監禁エンド……」
「それ、マジなの?不穏すぎる響きで不安しかないんだけど」
すんごい不穏なエンディング名を洩らされたんだけど?どう見ても、バッドエンドの類だろ、それ。
一応マリエに視線を向けてみると……めっちゃ顔を引き攣らせていた。バッドエンド確定だろ、これ。
「あ、あるわ……確かにロイクには《監禁エンド》という、バッドエンドルートが存在しているわ。それも、ロイクとのフラグがあると、どのルートでも起こりかねない地雷よ」
「マジで最悪だな」
マリエも同意したことで、ノエルの状況が別の意味で最悪一歩手前であることが証明されてしまった。何で、そんな危険極まりない人物がノエルに付きまとうことになったんだ。
少なくとも、ラプラスのマスターがやったことではないことは間違いなさそうだけど。もし違っていたら百倍返しだ。
「そもそも、姉のその状況を妹さんはどう思っているんだよ?」
『そのロイクをノエルにけしかけたのが、レリアだ。彼女は二人に接点を持たせて、ロイクばかりを煽って基本は放置。自身はエミールとラブラブ交際だ』
「その妹が一番の元凶かよ!?」
「自分は安牌取って、主人公には面倒な相手を押し付けて放置とかあり得ないわよ!!」
まだ対面していないレリアのやらかしに、リオンとマリエは揃って頭を抱える。というか、オレも頭を抱えたい。
つーか、散々けしかけておいて放置って何!?身内がストーカー被害にあって大変な目に合っているのに、自分は交際している相手とイチャイチャ!?本当にその妹は何を考えているんだ!?押し付けたならせめて、双方が上手くいくように最低限のフォローはしろよ!!
しかもこれまでの情報から、レリアはゲーム知識持ちの転生者の可能性が高い。断定するには早いが、どっちにしろ信用すらできない相手になってきているぞ。
いや、話せば理解するか?ゲーム知識持ちなら、世界滅亡は何としても避けたい筈だし。
「念のために聞くが、その妹さんがお前のマスターと同じ可能性は?」
『その調査はマスターが尻込みして進んでいない。おかげで偽情報を掴ませて破滅させる作戦が決行できていないからな』
「あんたにも責任があるじゃない!」
こればかりはマリエに全面的に同意だ。後ろから刺す気満々の相手に、重要な調査を命じるなんて出来ないだろ。むしろ、よく一緒にいられるな。ルクシオンは何だかんだでリオンに従ってくれているのが、本当に奇跡で幸運なんだな。
『その為、私の使い道が本当に下らないことばかりでウンザリだ。その中でマシなのが、ノエルの周辺警護くらいだからな』
「いや、それは正直言って自業自得だからね?」
『……とにかく、現状の情報は全て伝えた。私はここで失礼させていただく』
ラプラスは教えるべき情報は全部教えたと言って、その場から立ち去ろうとする。
その前に、オレはラプラスに話し掛ける。
「少し待ってくれ。此方の行動方針をお前と、お前越しで聞いているであろうマスターに伝えておきたい」
『…………』
「もう察していると思うが、オレらの留学目的は二作目の破滅の回避だ。その最善として、聖樹のラスボス化を防ぐのが一番と考えている」
『…………』
「だから、そのラスボスの関係者―――ラウルト家のことも調べようと思っている。背景が分かれば、その最悪を回避できるかもしれないからな」
『…………』
「以上だ。後はそちらで判断してくれ」
オレがそう話を締め括ると、ラプラスは姿を消してその場から今度こそ立ち去った。
『チッ。消えると同時に反応が消えおった。尾行も追跡も不可能だな』
「向こうとの約束を破ろうとするな。アホ」
『旧人類の木偶との約束なんぞ無価値だ』
本当にハーツも相変わらずだな。約束は履行するのは大前提なんだぞ。向かうから破らない限りは。
「つーか、エド。あっちのマスターが俺達の会話を聞いてたと何で思うの?普通、報告を聞けば済む話だよね?」
「アイツの対応を思い出して言え」
「……うん。直接聞いた方がずっとマシだね。ルクシオンならその心配はないけどさ」
『マスターのその根拠のない発言には、素直に感心しますよ』
「不安を煽らないでくれない?」
ルクシオンも平常運転だな。
――――――
「ラスボス化の阻止っすかぁ……」
お二人も世界滅亡を阻止する為にわざわざ留学したんすね。いや、マリエさんも含めて三人っすかね。
確かにラスボス化を防ぐ方が一番の安全策っす。聖樹がラスボスになったら、経済含めて本当に大変になるっすから。
『今頃気付いたのですか?本当にお前は頭の回転がチンパンジー以下だな』
「そんな言い方は酷いっすよ!否定もできないっすけど」
確かにラスボス化の阻止を言われるまで、全然気付けてなかったっすけど。確かにあのゲームの通りに進んだら、今の聖樹が消えて、聖樹の苗木が新しい聖樹になるっすし。
でも、苗木が直ぐに今の聖樹と同じ大きさになるか分からないっすし、そもそも苗木を植えて終わったっすから、その後が本当に不明っす。
『少なくとも同じ活動は不可能と見るべきでしょう。そして、大幅に落ちたエネルギーの補填を魔石で賄えば、世界規模で魔石不足となるでしょう。その後は、資源を求めての侵略戦争です』
「……本当にラスボス撃破後が地獄っすよ」
下手したら共和国が違う形で滅びるっす。それに院長やチビ達も大変な目に……
こうなったら、私も覚悟を決めるっす。
「ラプっち。ラウルト家の調査をお願いできるっすか?」
『本当にあの魔装の所持者の戯れ言に従うのか?だったら今すぐ死ね』
「確かにそうっすけど!このまま何もしない方が一番のアウトっすから!」
『だから狗になると?本当にこのマスターはプライドがないな』
「プライドで平和は守れないっすよ!」
――――――
「彼女、授業が終わって早々に逃げたな」
「そうだね。それも分からなくもないけど」
実際、彼女はナルシス先生から逃げているし。現に……
『ティア君。良かったらお茶でも―――』
『結構っす!先生は私の好きなタイプじゃないっすから!!』
『そんな事を言わずに。話し合えば、気が合うかもしれないよ?』
ティア本人が明確に好きじゃありませんと言っているのに、ナルシス先生は軽ーく受け流しているし。これじゃ逃げ回るしかどうしようもないよな。
ちなみにジルクは早々にマリエの方に行った。一人だけで学院を散策するわけじゃないから、止めなかったけど。
「本当にあの先生もしつこいよね。あんなにティアが嫌がっているのに」
実際、ロイクにストーカーされているノエルも嫌悪感丸出しだ。この状況はオレ個人としては好ましくないんだが……ストーカーの撃退なんて、やったことないぞ。虐めの加害者の排除した事はあるけど。
あれは本当に酷かったからな。後輩が影に隠れて泣いているのを見つけて、そこから加害者たちとかち合ったんだよな。一応、虐めを止めるよう説得したけど相手はガン無視。むしろ、オレもターゲットにしたのか根も葉もない噂を流し始めたからな。だから、容赦なく徹底的に反撃してやった。
ボイスレコーダー、写真、映像、……ありとあらゆる証拠をかき集めて、それをネット掲示板やマスコミに流してやった。勿論警察にも匿名で通報したし、加害者の実家にも送り付けてやった。オマケにソイツらの親の会社にも。
それで学校は大炎上。そこに教師の虐めの黙認をマスコミ、警察、教育委員会に匿名で証拠付きで通報。校長も土下座する勢いで謝罪する事態にまで発展した。その校長も事なかれ主義で流そうとしたから、しっかりツケを払ってもらった。
親も巻き込んだのはやり過ぎかって?先に非通知でお宅の子が虐めに加担していると先に伝えたんだ。疑うなら証拠を送ってやると言っても信じなかったし、むしろ施設育ちの犯罪者予備軍の嘘とかほざいたので容赦なく地獄に落としてやった。結果、家族全員県外へのお引っ越しとなった。
全部足が付かないように仕返ししたけど……タイミングがタイミングだったから、オレがやったんじゃないかって噂になったんだよな。正解なんだけど。
それで《悪魔》と渾名が付けられて周りから腫れ物扱い。遠巻きに恐れられるようになったけど……元から親しかった奴らや、変になついた後輩がいたから寂しい学生生活にはならなかったな。うん。
……前世の記憶は今はいいか。それより今はノエルの方だ。
「お前の方は本当に大丈夫なのか?そろそろ退散しないと、押し掛けてくるんじゃないのか?」
「一応、大丈夫かな?ソイツ以外にも絡んでくる相手がいるし……」
え?ロイク以外にも絡まれてるの?本当にノエルの周りが酷すぎないか?
……一応、妹さんのことも聞いてみるか。
「そういえば、昼休みに小耳に挟んだんだが……ノエルには双子の妹がいるみたいだな。そっちは大丈夫なの?」
「レリアのこと?レリアは大丈夫かな。守ってくれる恋人もいるし、姉の私が言うのも何だけど、優秀な自慢の妹だからね」
「その優秀な妹さんには相談しなかったの?一応、姉妹なんだよね?」
「確かに姉妹だけど……そこは、姉の意地ってやつ?妹に余計な心配は掛けたくないんだよね」
リオンの質問にノエルはそう答えて、タハハと笑う。本当に妹思いの優しいお姉さんじゃないか。
オレがそう考えていると、ノエルの後ろを通ろうとした女子生徒がノエルをわざとかと疑うくらい、思いっきり突き飛ばした。
「きゃ……」
ノエルは短い悲鳴を上げ、リオンへと倒れ込む。それをリオンが咄嗟に受け止めるが……ラッキースケベをやらかしやがった。アンジェ嬢がいたら笑顔で詰められてるぞ。
「いたた……ちょっと!何すんのよ!?」
ノエルはリオンに胸を触られてしまったことに気付いていないのか、自分を突き飛ばした相手に文句を言っているけど。その相手は悪びれる様子もなく、冷たい目で睨み返していたけど。
「あら?通路にでっかいお尻を突き出している方が悪いんではなくて?」
「でっかくないわよ、ルイーゼ!そもそも、上級生の貴女がなんでここにいるのよ!」
「頼まれた教材を届けに来ただけよ。貴女と違って、優等生なものでね。それと、今日はあの子馬はいないのね」
ルイーゼ……?ひょっとして、【ルイーゼ・サラ・ラウルト】か?
もしそうだとしたら、彼女がマリエの言っていた、例の悪役令嬢に位置する女性か。タイミング的にまさかとは思うが……
「ひょっとして、例の付きまといの……」
「うん……とは言っても、厄介な方じゃなくて面倒な方の相手だけど」
……本当にノエルが不憫すぎるんだが。ストーカー化した攻略対象に悪役令嬢。どんだけノエルに負債が降り注ぐんだよ。
後、子馬はティアのこと何だろうな。人を子馬呼ばわりって……本当にノエルの心象はマイナスなんだな。いや、ノエルの実家を滅ぼした家なら、そうおかしくもないのか?
「……貴方、名前は?」
……うん?ルイーゼさんがリオンに詰めて、名前を聞いているんだが?あの冷たい表情が欠片もない、柔らかい表情なんだが?
「り……リオン。リオン・フォウ・バルトファルトです……けど」
聞かれたリオンも素直に答えたけど、声からして動揺しているな。けど、オレから見えるルイーゼさんの目が凝視しているように見えるのは気のせいか?
「ちょっと!リオンにまで絡まないでよ!ティアのことと言い、私の周りの人にまで因縁付けないでよ!」
そんな二人の間に、ノエルがすぐに割って入ったけど。ノエルはそのままリオンの腕を掴んで教室を後に……って、オレを置いていくなよ!?
オレは慌ててリオンとノエルを追いかけていくが……最後に見たルイーゼさんの表情は、嫌悪からは程遠いものにしか見えなかった。
――――――
「……本当にどうしてこうなった?」
「詰みの手前でもやるしかないだろ。やらなきゃ、全部終わるぞ」
あの後、ノエルとも分かれたオレとリオンは滞在先の屋敷への帰路に着いている。馬車とかではなく徒歩でだけど。
共和国にある車モドキは移動するには凄い便利なんだけど、その恩恵は共和国の貴族限定。路面電車は平民も乗れるけど、線路の関係から行動範囲は限られている。
つまり、徒歩でしか学院に通えない。別にいいんだけど。
「どうすんの、エド?このままじゃ、本当にマズイんだけど?」
「もう目の前の問題に臨機応変に対応するしかないだろ。全く宛にできないと肚を括るしかないぞ」
もうゲームのシナリオはオモクソ崩壊してるとしか言い様がないし。ラプラスの情報も嘘が混ざっている可能性は、現時点ではなさそうだし。
これからに対して頭を悩ませながら屋敷に帰ると、広間を掃除していたらしいヘルトラウダがペコリと頭を下げて出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ。随分とお疲れみたいですね」
「そうだね。本当に濃い一日だったよ」
「そっちは面倒なことはなかったか?」
「今のところ問題はありません」
そりゃ良かった。これでヘルトラウダにもトラブルが起きていたら、泣き崩れていたよ。
けど……使用人が出迎えることに慣れないな。元借金持ちの貧乏貴族で、使用人を雇える余裕なんてなかったし。
その後は夕食等を済ませたら、リオンと二人で本格的な今後の話し合い。もちろん、防音対策はバッチリだ。
「こうなったら、ノエルの妹に接触するしかないな」
「そうだな。ノエルのことについて聞きたいという体で、人の少ない中庭に呼び出して話し合うしかないね」
「そこで情報を擦り合わせて、協力体制を築ければ御の字なんだが……」
そこで素直に応じてくれるのかすら、怪しいのが現状だけどな。ノエルにストーカーを押し付けた一番の元凶だし。もしこれで問題ないとかほざいたら、ラプラスのマスター候補のティアより信用できないぞ。
とにかく明日、レリアに接触しよう。
あ、ちゃんとリビアに手紙も書かないとな。嘘偽りなく、正直に書かないと。それとクラリス先輩にも。
『典型的な尻に敷かれた旦那みたいだな、キャプテン』
別にいいだろ。リビアに敷かれているなら、むしろご褒美だ。
―――翌日。
「リオンくん。昨日は失礼したわね……自己紹介もできなかったから、ここで名乗らせて頂戴。私はルイーゼ・サラ・ラウルトよ」
通学の途中で、車モドキで送迎されていたルイーゼさんと出会した。イヤ、あの感じからしてリオンを探していたのか?
「それで、そちらの方は……」
「エドワード・フォウ・ファーレンガルドです。リオンと同じ、王国からの留学生の一人です」
オレは当たり障りのない挨拶でルイーゼさんに返す。六大貴族のトップがわざわざオレら……というよりリオンに自分から話し掛けるなんて、少し不思議だな。
「そう。それで、エドワードくん。君には少し申し訳ないんだけど、リオンくんと少しお話をさせてもらえないかしら?二人だけで、その……」
……これは、判断に困るなぁ。色々な意味で。異国の地で男女二人きり……知られたら浮気を疑われそうで怖いんだけど。その問題が、オレにも飛び火しそうだし。
かといって、国のトップである令嬢のお誘いを蹴るのも、それはそれでマズイし……
「……リオンが良ければ、どうぞ」
「おい!?」
スマンリオン。ここで突っぱねるのも得策じゃないし、彼女の意図が全然分からないんだ。それにどういう訳か、ルイーゼさんはお前のことを意識しているし。少なくとも、悪意があって近寄っているわけじゃなさそうだし。
「そ、そうよね。急に現れて迷惑よね。それならリオンくんの都合が良い時に……」
「あ、いえ!全然大丈夫です!」
ルイーゼさんの申し訳無さそうな態度に、リオンは咄嗟に大丈夫と返したことで、お二人のドライブ通学が決定しました。野郎一人、寂しく登校しますよー。
「お願いだから無駄使いしないで!」
「全くですよ!僕が稼いだ六百ディアが、その日の内にほとんど消えているんだから!」
「いや、どうしても必要な使い道なんだ」
「むしろ、六百ディアしか渡さない彼等の方が非情ですよ」
「非情じゃなく、かなりの温情ですよ!?」
「カーラの言う通りよ!お情けのカイルの日給がないと、今以上のカツカツ生活になっていたのに!!」