チートアイテムは色々な意味でアウトです   作:厄介な猫さん

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てな訳でどうぞ。


趣味人との協定

オレとリオンは学院に赴き、警戒心マックスで六大貴族のナルシス先生に相談という体で話し合っているのだが……

 

「すまないね。君たちの気持ちも分からなくはないが……取り返すのは不可能だと思う」

 

話を聞いたナルシス先生は、申し訳なさそうに頭を下げてくれた。正直、この対応は意外と思ってしまったよ。

ティアに付きまとっている割には、礼節を弁えていて意外とマトモな人物だった。ピエールやロイクのような傲慢さはないし、むしろ紳士に入る部類だ。身だしなみは最低限しかしてないみたいだけど。

 

「そうですか。まぁ、予想はしてましたけど」

「しかし意外ですね。一部の女子生徒から露骨に避けられているのに」

「ティア君のことかい?私も、彼女から色々とお話を聞きたいんだけど……最初から断れてるから、それも叶わないんだ。彼女には、冒険者として聞きたいことが沢山あるんだけどね」

 

……ん?冒険者として?一人の女性としてもじゃないのか?いや、素直に本心を話すとも限らないし……

オレがそう考えていると、ナルシス先生は困ったような笑みを浮かべながら話を続けていく。その内容は……自分語りに分類されるものだった。

 

「私も本当は教師じゃなくて、冒険者として活動したかったんだ……君たちも知っての通り、私は六大貴族の一人だからね。家のこともあって、冒険者になるのは叶わなかったんだ。こうして考古学を主にした教師をやっているのも、本当にやりたかった事を少しでもやりたいだけだからね」

「……じゃあ、何で担任教師に?考古学の専門講師の方が、本当にしたい事の時間が取れると思いますけど?」

「ティア君と少しでも話せる機会を作る為さ。彼女はあの歳で冒険して、ロストアイテムまで手に入れたからね。その時の話を詳細に、事細やかに訊きたいんだよ。最初に少しだけ話してくれたけど、それだけじゃ全然物足りなくてね。まあ、彼女自身にも興味は……少なからずあるのは確かだけどね」

 

えーと?それってつまり……

 

「冒険者としての話を聞きたくて、しつこく追いかけ回していると?」

「恥ずかしながら、その通りだよ。どうしても好きな事の前には、ついつい前のめりになってしまうんだ。それが逆効果になっている自覚は、あるんだけどね」

 

ナルシス先生はそう言って、自虐的に笑う。まるで我慢できず、ついついやり過ぎて反省する子供みたいだ。

何とうか……目の前に人参をぶら下げられた馬、なのかな?目の前に望むものがあるのに届かない……そんなもどかしさからついつい前に出過ぎてしまうみたいな。

 

「じゃあ、あの似合ってなかったウインクは?」

 

「それは……同僚のクレイン君からのアドバイスを参考にやってみたんだよ。身嗜みも彼からのアドバイスで、整えるように努めているしね。自然な身嗜みじゃないと、逆に引かれてしまうそうだからね」

マジか。ナルシス先生はストーカー予備軍のヤベー奴じゃなくて、試行錯誤で奔走している趣味人だったのかい。その方向性が明後日に向かっている上、ブレーキも若干壊れているみたいだけど。

 

何にせよ、ナルシス先生のティアを追いかけ回す理由が、拗らせ恋愛ではなく忠実な本望から来るものだった。その事実にオレは内心で拍子抜けしてしまったよ。

普通にちゃんと話し合えば解決してそうな事実だけど……攻略対象の一人やら、ロイクのストーカー化があって認識のズレが加速してしまったのか?これが全部狙っていたとしたら、この先生はオレ以上の腹黒だぞ。

 

『安心しろ。キャプテンの腹黒具合には誰も敵わんぞ』

 

嬉しくない誉め言葉をどうもありがとう。

 

「その意味では、君たちとも親しくなれたら嬉しいかな?冒険者としての話を、隅々まで訊きたいからね!」

「そうですか……時間があれば、お付き合いしますよ……」

 

ナルシス先生の屈託のない笑顔の要望に、リオンは若干引きながらも無難な答えで返す。下手に断って悪化させでもしたら、大変だからな。

それを加味しても……やっぱり自身の趣味に傾倒し過ぎていないか?重度のストーカー化しているロイクよりは、ずっとマシだとは思うけど。被害者の印象は別として、だけど。

つか、あの紫レンズ。絶対知ってて黙っていただろ。

……そろそろ話を戻そうか。

 

「じゃあ、聖樹が落とす宝玉辺りならどうですか?一応、俺達が手に入れたらその所有権は俺達になりますし」

「ナルシス先生は正直、どう思いますか?」

「正直に言うと……宝玉を賭けの品として提示しても、難しいと思う。七大……六大貴族間ならまだしも、平民や君たちだと無理矢理奪いに来ても不思議じゃないからね」

 

そこもやっぱりか。六大貴族間では早い者勝ちになるのは、あくまで力による取り合いじゃ泥沼の騒動になりかねないからだろうし。それで万が一にも聖樹の怒りを買えば、大損するのは自分たちだしな。

代わりに《加護無し》の平民や外国の人間ならお構い無しなんだろうけど。だから、宝玉が賭けの品に持ち込めないのは予想できていた。

 

「他に何かありません?向こうが賭けに乗ってもいい、そんな魅力的な品は?」

「あるとしたら……聖樹の苗木、だろうね。詳しいことはあまり話せないけど、六大貴族の誰もが聖樹の苗木を血眼になって探しているんだ。私も探してはいるけど……手掛かりすら見つけられていないのが、現状かな」

 

そこまで話してくれるんだな。詳細を教えないのは仕方ないにしても、自国の超絶重要な品を外の人間であるオレ達に話してくれるなんてね。おかげで誤魔化しが利くけど。

……せっかくだから、ティアの件も含めて色々解決しておくか。一応、ナルシス先生もそれなりの立場だから実家にも多少は意見を通せるだろうし。協力関係を築いておいた方が、融通が通しやすくなるかもしれないし。

当然しがらみが増えるけど……此方でも味方はいた方が非常事態の時に動き易くなるからプラスの方が大きそうだし。損得の塩梅も大事だし、この人なら信用は出来そうだしな。

 

「それでしたら、ちょっとした協力関係を築きません?彼女への過度になりつつある干渉も控えてくれれば、個人としても家としても損をしないように配慮しますから」

「それは……共和国に不利な働きに手を貸してほしいってことかい?」

 

オレの提案に、ナルシス先生の声が若干低くなる。リオンはオレの狙いを察して、半目で呆れたような視線を向けたけど。

その反応は至極当然のものなので、オレはあくまでフェアな取引となるようにナルシス先生と話を続けていく。

 

「違いますよ。あくまで互いに()()な交渉になるよう、オレ達の動きに多少目を瞑ってほしいだけです。例えば聖樹の苗木を見つけた場合の所有権とかを、ね」

「……確かに冒険者が見つけた財宝等の所有権は、その冒険者のものとなる。あくまで、その横取りをしないことかな?」

「ハイ。その認識で間違っていませんし、それを傘にした理不尽な交渉は極力控えますよ。今回の場合は流石に、穏便には出来ませんけどね」

「……俺達にも立場があるからね。あんまり舐められると、国王陛下に合わせる顔も無くなりますし」

 

実際はそんな事、オレもリオンも欠片も思っていないけどね。むしろ、頭を抱えて絶叫する姿を思い浮かべてスカッとするくらいだし。

それでも、穏便な対応は個人的にも国家としても無理だけど。王国は共和国の取引相手で属国ではないんだし。ここで引いたらますます付け上がって、一方的な搾取をされ続けるかもしれないしな。

ましてや今回は共和国から一方的に喧嘩を売ってきたんだ。そちらが圧倒的に悪いんだから、そこは我慢してほしいね。

 

「……理解はするけど、国に被害が出る行為には加担できない」

「別に国を裏切れだなんて言っていませんよ。今回の件―――フェーヴェル家に全部負わせるつもりですので」

 

オレはそう言ってニッコリと、ナルシス先生に向かって話を続けていく。

 

「全体の筋書きは此方が個人の賠償を国に払わせようとするところを、先生の実家の当主がフェーヴェル家のみに責任を負わせるように話を持っていきつつ、他の四家を説得してもらえるだけでもありがたいです。無理でも中立に立つだけで十分ですので。フェーヴェル家に対してかなり酷い負債を背負わせますが……その辺は暴走のツケということで諦めて下さい」

「ちゃんと交渉のテーブルに着いてくれるなら、特別にピエールの大衆の前での土下座くらいで勘弁して上げますよ。そっちが理不尽な条件を突き付けなかったら、だけどね」

 

リオンも参加したその交渉内容に、ナルシス先生はかなり難色を示している。そりゃ、共和国にとってかなり不利な内容だからね。でも、国際問題になるレベルで先に仕掛けてきたのはピエールだ。被害者が加害者に譲歩したら、周りの国に舐められてしまう以上、相応の対応じゃないと国内外の示しが付かないんだ。今の王国の状況じゃ、やり過ぎなくらいじゃないと抑止にならないだろうし。

 

ま、ピエールもその実家も突っぱねるのは分かりきっていることだけど。共和国は集合国家みたいなもので、六つの国が一ヵ所に集っている感じだから、基本的に他家の言葉に耳を傾けないみたいだし。

だから問答無用でもいいんだけど、今後の共和国内での活動を考えたら多少の繋がりはあった方がいい。どんなトラブルが起きるか、とっくに不透明になっているからな。

 

「……私でも働きかけるけど、期待はしないでほしい」

「ありがとうございます」

 

ナルシス先生も貴族の端くれからか、オレ達の提案を呑んだ場合のメリットとデメリット、それに伴う被害の範囲を想像して頷いてくれた。

逆に言えば共和国そのものに痛手を与えにくくなったが……今回のメインはピエールとフェーヴェル家だ。そっちへの落とし前が最優先だから、国に対しては多少は加減するとしよう。国同士の話し合いに関しては別問題だけど。

 

「それで……二人は時間の方はまだ大丈夫かな?」

「……そちらの授業に支障が出ない程度に付き合いますよ」

「ありがとう!」

 

一気に満面の笑顔になったな、ナルシス先生。本当に趣味の為に生きたいんだな。ちょっと羨ましいと思ったのは内緒だ。

パルトナーが眠っていた(という事にした)ダンジョンの発見までの流れとオレが見つけた隠し部屋、ロストアイテムについてナルシス先生に語ったオレとリオンは、解放されてすぐに学院を後にしようとする。今の状況じゃマトモに授業も受けられないし、やることがいっぱいあるからな。

……ロストアイテムの使い道に、かなーり不満げだったけど。

 

「リオン!エドワード!」

 

廊下を歩いていると、慌てた様子のノエルに呼び止められた。ティアもその後ろに着いてきていて、走っていたせいか息を荒げている。

 

「ノエルにティアか。そんなに慌ててどうしたの?」

「イヤイヤ!何でそんなに冷静なんすか!?そちらの方が大変になってるっすのに……!」

 

あー、この様子だともう知れ渡っているのか。本当に情報が早いな。いや、自慢気に語りでもしたのか?

 

「昨日の今日なのに、よく知ってるね」

「知ってるも何も……ピエールの奴が堂々と周りに大声で話していたからよ」

 

ああ、やっぱりピエールが周りに自慢していたのか。本当にどうしようもないな。

 

「ま、何とか解決するさ。俺もエドも、黙ってやられる主義じゃないし」

「だから二人はご心配なく。ジャンのことも含めて……百倍返しで地獄を見せるからな」

 

オレはそう言ってニッコリと笑みを浮かべると、リオンと共にその場を後にした。

 

 

――――――

 

 

…………。

 

「ほ、本当に解決できるのかな?相手は六大貴族の……ティア?」

 

エドワードさんのあの笑み……まるで私の大好きな先輩みたいだったす。

あの時の……先輩にまで虐めの手が伸びた時に見せた、あの……

 

『ご、ごめんなさい……私なんかを庇ったせいで……』

『大丈夫大丈夫。向こうがそう来るなら……百倍返しで地獄に叩き落とすから』

 

先輩は見たらゾッとするような笑顔を浮かべて、そう告げたっす。あの時の先輩の笑顔は本当に怖かったっすけど……その時は私を気遣っただけの言葉だと、そう思っていたっす。

でも、それは間違いだったっす。何週間かしたら、学校にマスコミが来るようになっていたっす。当時の私は意図的に周りの喧騒に意識を向けず、ひたすらに耐えて過ごすことだけを考えていたっすから……気付いた時には虐めていた人達が家族諸とも県外に引っ越して、何もしてくれなかった教師も辞めていたっす。

それで当事者なのに内容を全く理解できていないっすから……周りの噂からあの先輩が何かしたと分かってすぐに問い詰めたっす。そしたら……

 

『ああ、あれ?アイツらが出鱈目流したから、仕返ししただけ何だけど?ホント、調べるのに苦労したよ』

 

先輩はあくまで自分の為という体でしたけど、それだと教師までクビにはなってないっすから。すぐに建前と大義名分だと察したっす。それからっす、先輩のことをよく知ろうとしたっすのは。

結論から言うと……先輩はすっごい腹黒で優しい人だったっす。やられた時は相手の心をへし折る程に徹底的だったっすけど。

そんな先輩が好きになって……先輩は本当に鈍感だったっすから、顔から火が出そうになりながらもスキンシップをしたのに……私の初恋は実らず、先輩は事故で死んでしまったっす。

 

「……ティア。ティアってば!」

「……はえっ!?ノエっち!?」

「ノエっち、じゃないわよ。急にボーッとしてどうしたのよ?何度呼び掛けても、反応してくれなかったし」

「ご、ゴメンっす……」

 

ぜ、前世の昔の記憶に耽り過ぎたっす。今は先輩よりお二人の方っす。前世云々は話せないっすから、率直に感じたことを伝えるっす。

 

「えっと……ついボーッとしてたっすのは……あのお二人なら、大丈夫そうな気がしたからっす……」

「え?そうなの?でも、相手は……」

「誰が相手でも、きっと地獄に叩き落とすっすよ。エドワードさん……特にあの人は、あらゆる手を使って相手を陥れるっすよ」

「……それ、本当に大丈夫?リオン達じゃなくて、ピエールが」

「……そっちは諦めようっす」

「……そうだね!普通に嫌な奴だし、別にいいか!」

 

本当に憐れっす、ゲームの重要キャラのピエール君。ゲームシナリオが大きく狂いそうっすけど……もう今更っすね!双子とか留学生とか、ゲームになかった出来事が起きてるんすから!

 

『ここで開き直るか。本当にこのマスターは行き当たりばったりだな。そのまま崖に気付かず、足を踏み外して死ね』

 

悪かったっすね!ラプっち!!

 

 

――――――

 

 

屋敷に帰って早々、オレとリオンは急ぎの手紙を書いていた。ちなみにノエルとティアの後にルイーゼさんとも会って、ピエールの件を謝られたけど。

ルイーゼさんは議長の父に頼んで何とかできるように言っていたけど……そこは丁重に断らせてもらった。此方にも此方の都合があるからね。本当にルイーゼさんはリオンの肩を持つよな。ちょっと恐いくらいに。

 

手紙に関しては……リオンは嫌がらせで、オレは事の経緯を詳しく書いた上で、フェーヴェル家と激突する致を伝える内容だ。正義は此方にあると、堂々とアピールするためにね。子細が分からないと、ミレーヌ様も対応に困るし。

何せ……王国の王子であるユリウスに思いっきり危害を加えられたからな。しかも、土下座まで強要させられたから、このまま泣き寝入りしたら本当に大問題だからな。ここで厳正に対処しないと、今後も一方的に搾取されかねないし。

 

これはヴィンスさん……こっちはバーナードさん宛に……ヘルトルーデにも一応は伝えておくか。後で知られたら、絶対面倒になるし。

一応の安全策として、マリエたち全員を一時的にオレらの滞在先の屋敷に避難させた。ブラッドとグレッグの治療もあるし、今の状況でヘルトラウダを一人にさせるのは危険だしな。

 

食料の買い出しもマリエとカーラ、護衛としてユリウスとジルクの四人一緒にさせている。クリスは屋敷の警護役で、グレッグは本人の意思で非常時の護衛。ブラッドはダメージが大きすぎて未だベッドの上だ。カイルとヘルトラウダはみんなの世話に集中して貰っている。可能な限りリスクは減らしているが……過信するは危険だから常に注視しないと。

 

「本当に根回しって面倒だな。エドがほとんどやってくれるから楽だけど」

「これくらいはやるさ。お前の役目が一番キツいんだからな」

 

聖樹の苗木を手に入れて勝負の場に引き摺り出しても、あっちは自分たちが優位に立てるように裏工作するのは目に見えているからな。例えば生身で鎧と闘うとかな。

鎧同士の決闘は、鎧を用意できないように裏で手を回すだろうし。商人を懐柔しつつ、露骨な入国制限を掛けて。

そうなっても問題はないんだけどね。ルクシオンがアロガンツへと乗るように上手く誘導するだろうし。それにリオンも、ピエールを直接ボコボコにしたがっていたしね。

 

商人の柔方法も一応は調べてもらうけど。非合法なら、矛先を変えられるかもしれないし。そうなったらフェーヴェル家は益々肩身が狭くなるね。

しかも、この事態にオレ達からのお仕置きを恐れているマリエとカーラが大使館に抗議しに行ったみたいだし。ユリウスとジルクを連れて行って抗議したけど、難色を示されたみたいだ。一応通達くらいはしてくれるそうだが……期待はしないでほしいというのが対応した人物の弁だ。事前の根回しで、門前払いだけはされなかったけど。

 

もちろん大使館だけでなく、王国からも圧力を掛けてもらう。そっちもマトモに取り合わないだろうけど、そうしてくれた方がこっちが優位に立てるからだ。無礼な行動はそれだけで、不利益に働く。それを力で捩じ伏せているのが共和国だけど、その力を封じてしまえば後は積み重ねたツケの支払いだけになる。

周りをガチガチに固めてから、相手の一番の武器を取り上げて一気に叩く……この世界では、これが一番有効で効果的だからな。

 

それにオレが考えているアレが有効なら……ピエールは勿論、フェーヴェル家は精神的に大打撃だ。特にピエールは、実家すら敵に回るだろうしな。今は獲らぬ狸の皮算用だけど……そこは寝返ったフリをして潜入調査しているルクシオンの報告待ちだ。それと、奴の取り巻きにも落とし前は付けさせてもらおうかな。ブラッドとグレッグ、ジャンに重傷を負わせたツケを払わせないと、不公平だからね。

 

「あ。ひょっとしたらアレも使えるかも。本当はマリエ達のやらかしに対しての保険だったんだけど」

「そういえば、それもあったな。今の状況じゃ確認できないから……戻ってきた後、すぐに確認するか」

 

リオンが口にするまで忘れてたよ。普通、あれは何かあった時の為に確認するようなものだし。向こうが信じるか信じないかは別問題だけど。

 

 

 




「あの二人、本当に何をしてくれたんだぁあああああああっ!?」
「事の経緯と被害を見る限り、共和国がかなり強引な手を使ったみたいね」
「だからと言って、共和国に正面から喧嘩を売るか!?どちらも帰国したら処刑してやる!」
「……一応、共和国には此度の事情についての説明を求めましょう。向こうは応じないでしょうけど」
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