と迷ったため、取り敢えず書くことにしました。
気になった人は続きが読みたいとか何とか言ってください。頼みます←
“たとえば、己の一生が総て定められていたとしたらどうだろう───”
それはとある
黄昏の女神ではなく、何処にでもいて何処にもいない、ただ一つの恋が世界をねじ曲げたあとの世界。
青銅色の長髪、青銅色の瞳。絶世の美貌を誇る女が、柔らかな陽が差す玉座に座り、眼下を見下ろしていた。そこにいるのは、総勢五百以上の白いスーツの者。彼らは皆、額を床に付けて彼女の下に這いつくばっている。それを柔らかな笑みを向けて眺めている。
この世の名は架空第五神座、『
女が一言二言呟くと、五百人の信者は一斉に立ち去っていく。それを見届けてから、女は此方へ目を向けた。
此方? それはどこかというと──────
「ようこそ、そして初めまして。どういう理屈か分からないし姿も見えないが、私のこの世界を、見に来たのだろう?
ああ、別に咎めたりはせんよ。観客は大切にしたい主義だ。では、これより私の世界をとある人物の視点から旅して貰おうと思うが……その前に、まずこの世界について知ってもらわねばならん。そう長くはならんから聞いておくれよ。
かみ砕いて説明すれば、この世界は神が代替わりを繰り返すようになっている。私も四代目の神を廃したし、おそらく私もいずれ滅ぼされることだろう。神ごとに宇宙全域に流出させた理があり、神ごとの理想の世界を作る。
私にとってのそれが、この『万象青銅輪廻』なのだ。万象万物、私を愛し信仰する、という世界……それこそ我が理想。おまえたちも、共感できるのではないかね。愛されたい、求められたい、尊敬されたい、そういった気持ちは、誰しも持っているはずだ。しかも、お前たちにも利はあるのだよ? 私を信仰さえすれば、富、女、名誉、勝利、その人生の成功を保証してやろうというのだ。これ以上の桃源郷はあるまい。
……さて、現状私からおまえたちに言えることはこれで以上だ。
もし、更に私の世界について知りたいと言う者があれば、この世界を観測しおまえたちの目に届けている者───作者、と呼ばれているのかな、彼に伝えて欲しい。きっと私のところにその声は届くだろう。今では私の世界の異物でしかないおまえたちに、きっと私の世界の観客となる権利を与えよう。
ではまたいずれ。おまえたちに逢えることを願っているよ」
そう告げた女は静かに目を細め、最後に、と付け足す。刹那に光が一瞬増して女を包んだ。
再び女が姿を現したとき、そこに先程までの柔らかな笑みを浮かべた神はいなかった。挑戦的な視線を投げかけ、口元には獰猛な笑みが浮かぶ。身に纏うは、某国の親衛隊服。されど赤い腕章には第三帝国のシンボルはない。
彼女はそっと足を組み、顎に左手を添えながら、再び含み笑いをして。
「私の名は青銅。この世界の祖にして神である。
──では皆様、私の歌劇をご観覧あれ。先代の喜劇には、きっと遠く及ばないけれど。きっと楽しくなると思うよ
さあ、今宵の
以上、とある水銀狂いの妄言。
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