心を無くした男と、嘘つきな王サマ 作:朝霧=Uroboross
ないよぉ!?ストックがないよぉ!?
ちょっと忙しくなってきて、多分更新遅れると思うのですが、気長に待って頂けると幸いです………。
遅れた時はなるべく早く投稿再開しますね……。
オッス、オラ虚映!突然だけど、間桐邸に来ているお!ちな間桐邸の現状、報告!
その一!家主の臓硯が行方不明!というかワイらが持って帰ってお人形にしちゃったんだケドモ。
その二!ご当主一家夜逃げしちゃったよ!残念だね!!残ってたらモースにしてやったのに(ゲスゥ)
その三!というか、これが今回の本題────だったんだけどなぁ……うん。
今晩────開戦から三日目の夜、本来ならばライダー陣営がジル元帥の工房を燃やして、凜ちゃんが勇気を出す夜。けど、当のキャスター陣営はオレ達だし、どこぞの殺人鬼はモースにしちまったしでだいぶ改変したわな。
でだ、それで何をしにきたのかというとだ。現在無人となった間桐邸では、オレとオベロンが呼び出した"
それが、どうして…………
「ほほう?まさかお主らまでここに来たとは、いよいよ何かあると見たぞ」
「「勘弁してくれ……」」
オレとウェイバー君の声が重なる。いや多分、内包する意味は違うんだけど。マズいな、このままだと中で蠱毒の儀をやっているのがバレる……さて、どうしたものか。
「はぁ……まぁ、確かに怪しい気配の出所だとは悟ったさ。つっても、うちのキャスターに教えられてから、だけどな」
──最近、街におかしな気配が漂い始めていた。それにはわかってはいたが、出所がわからずどうしようもなかった。そんな中、キャスターに言われてようやく出所がわかり、こうして調査をしにきた────と、こんなシナリオでいいだろう。
今キャスターには、こっそりと中に入ってもらって、"一番優秀な生き残り"を回収しにいってもらっている。現状から離脱でき次第、モース毒やらいろんなもん打ち込みまくって再現させなきゃならんしな。
「ふぅむ、何やら他にもやることがある様子だな。であれば、早急に終わらせるとしよう────」
「──ん?おい待てライダー、お前何しようとしてんだよ」
なぜか手綱を握り直し、間桐邸の扉を真正面に構えるイスカンダル。いや、待て待て待て待て。まさかそのまま突っ込むとかないよな?いややるなよ?フリじゃないからな?やるなよ!?
「A-rrrrrrrrry!!」
「「何やってんだバカ──!!?」」
いやほんとに何してくれちゃってんの!?
ウェイバー君はまだ不法侵入とかそういうレベルで考えてるんだろうけど、中の状態知ってるこっちからしたらたまったもんじゃないよ!?
だって今中には──────
────蠱毒の影響で獰猛化している"黒妖犬"だらけなんだから。
「ぬぅ!?これは────」
「ひっ──」
驚き固まるイスカンダルと、反対に怯えて固まるウェイバー君。
あぁもうメンドクサイなぁ!
「"
──オベロンと契約を結んだことで、あくまでオベロンの"代理"として会得したこの『召喚術』。召喚術、と言うが、その実『虫』系か『妖精』系しか喚べないし、妖精に至っては、"黒妖犬"を始めとした一部のものか、索敵ぐらいにしか使えない弱小のやつ限定ときている。
『
一匹では切り傷ぐらいしかつけられない小さなハチなんだが、こいつの強みはそこじゃない。コイツの強みは、『喚ばれた際には必ず"群体"で現れる』という点だ。
考えても見てほしい。一匹だけではそう大した傷もつけられないような羽虫が、突如として群れを成して襲ってきたらどうなるかを。
────つまりはこうなる。
『キャゥッ──────』
断末魔さえ挙げる暇なく、あっという間に群れられて粉微塵にされる犬共。まさしく細切れと言っていいレベルにまで切り刻まれ、最早見る影もない。
「ふぅ────」
「ほぉ、見事なものだな」
ふん、何が見事なもんかい。こちとら『手札』一枚どころか二枚も曝すハメになっちまったよ。やれやれ、さっさと帰りたいものだわ。
現状使えるのはさっきの『斬撃瞬蜂』を始め、『黒妖犬』、そしてオベロンが使う『
とまぁ、あとは出した手札でやるしかない、と。どんな"縛り"だよ、怠いなぁ……。やるしかないけどサ。
そうこうしているうちに、イスカンダルは犬共を蹂躙しながらどんどん奥へ進んでいく。いやまぁ、ある種飢餓状態で強化と弱体が比例してるような感じだけど、普通そこまで蹂躙できるか?
「なぁおい、キャスターのマスターよ」
「虚映でいいさ。それで、どうした?」
なんだよ、こちとらここからどうするか思案中だったんだぞ?アンタに手札知られたりメチャクチャにされたりしたせいで、ある程度の方向性の修復がいるんだよ。
────まぁ予想の範疇内だけどさぁ。
「この如何にもな気配の出所は掴めんのか?」
「ん、ちょっと待ってな────キャスター」
「どうしたんだい?マスター」
探査魔術を使っている──風に見せかけてキャスターを呼ぶ。勿論、魔術は使っているよ?ただし『偽装用』の、だけどね。本当ならもう少し綿密に計画を進ませたかったが──文句は言ってられんしな。
とりあえず、オベロンから『最優秀作品』は回収したと報告を聞き、地下に強い反応があると言って奴らを地下へと向かわせる。
────出来ればここで仕留めたいが、まぁ無理な話だろうな。
と、悠長に思っていた時期がありましたとさ。
「なんだよ、あれ……人間、なのか……?」
「むぅぅ、なんと面妖な……」
「「──────」」
あ、ありのまま今起こってることを話すぜ!オレ達は屋敷の中でも、『最優秀作品』達がせめぎあっていた地下へ向かっていたんだ。そして、いざ地下に到着してみれば、中じゃ"黒妖犬"と"モース人間"が、みっちりとわんさか湧いているんDA☆。
何を言ってるかわかんねーと思うが、オレも何言ってるかわかんねぇ……。頭がおかしくなりそうとか、もうそんな次元じゃねぇ。どうしてこうなった?
どうにかこうにか二人して真顔を取り繕ってはいるが、流石にこれはビビる。オベロンも、こればっかりは意図するところじゃないみたいだし、ほんとどうなってんの?これ。
「──おい、虚映よ」
「なんだイスカンダル────いや、解ってる。解ってるんだがこれは……」
奴らがこちらを向く。こりゃあマズイネ(白目)。見たところ、憎悪やら飢餓やら、色んなもんがごちゃごちゃになってて従えようにも無理ゲーすぎる。
うぉぉぉぉ!?走ってきた、走ってきた!?B級映画かよこれ!?一心不乱に憎悪向けられながらも平然と佇む────とかできるわけねぇ!?
ウェイバー君を見よう────あ、ダメだ、腰抜けてら。いいなぁ、おれも座り込みたーい。どこぞの外宇宙の神話よりSAN値削られるんだが。一周回って冷静になってきたんだが。
「おぉぉぉぉぉぉ!!」
隣からクソでかい声がして現実に引き戻される。イスカンダルが雄叫びあげて突撃していきやがった。正気か?
次から次へとその戦車で轢き潰していくが、あまりにもキリがない。うーむ…………仕方ない。仮にもその『真名』で活動してんだから、片鱗だけでも見せてやらんとな。
「──オベロン。
「────、解った。さぁ、暖かな夢の話をしよう」
魔力の高まりを感じたのか、イスカンダルは周りにいる奴らを吹き飛ばしながらこちらに戻ってくる。モース人間共も、それを感じ取って殺到してくる。うーん、怖い。
「童心の君、夏の夜の後、恋は触らず、懐かしむもの────────
『
オベロンがその背の羽(モドキ)を大きく広げる。それと共に鱗粉が舞い、向かいくるモース人間達を包み込む。
すると──── 一人、また一人と、次々に倒れていき、ついには静けさを取り戻す。よくよく聞けば、彼らは皆、"寝息"を立てており、眠りこけているだけとわかる。
「────す、すごい」
「もう彼らが起きることはない。永遠に覚めない幸せな夢の中で、彼らは眠り続けるだろう」
オベロンがそう説明する。多分ウェイバー君は、これがどれ程とんでもない"大魔術"なのか、想像もつかないだろう。
『
「なんとまぁ……だが、余が言うのもあれだが、良かったのか?宝具なぞ我らに見せて」
「構わん。これぐらいで不利になるぐらいなら、こっちはとっくに負けてらぁよ」
鼻を鳴らして返す。当たり前だ。『彼方にかざす夢の噺』は確かにオベロンの宝具だが、それと共にそうではない。真名を知らない限り、それを悟られることもないが。
────最も、本当の真名を知ったところで、こいつの能力が解るわけでもないがな。
そうこうしている内に、眠っている奴らは次第に粒子に変わって消えていく。元が妖精やら、肉体が存在しない奴らだからな。当然と言えば当然か。
「今回の件、あとはこちらで後始末を行わせてもらおうか」
「うむ、よかろう、では、これにて一見落着といったところだな。────おぉ、そうであった。次の夜、セイバーの奴の城にて、以前言うておった"問答"をする故、お主らも来るが良い!ではな!!」
はいはい、さっさと帰った帰った。これで残りは隠蔽させてもらいましょうかね。実験結果の資料とかもあったし、帰ってくれてほっとしたわい。
──明日は聖杯問答、か。さてはて、もし仮にセイバーが、オベロンの本性に気づいたなら、こちらも一切の容赦が出来なくなるね。まぁ、気づいて欲しいという思いがないわけではないけどさ。
多くは語りません。前書きで書いたので。
具体的に言うと、作者の疲れが溜まって発散できてないんです……個人的事情で申し訳ない。
次回、聖杯問答。お楽しみに。
あ、感想・評価待ってます。返信はなかなか出来ませんが……
妖精國のメンツ増やす?
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増やせ!
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このメンツでええやろ(鼻ほじ)