ツバンツヒがどう動くか?
かなり悩んだけど、もう好きにしたwww
一瞬、突風が吹いた気がした。
だが勇者一行が風だと思ったのは、女性が素早く駆けたことによる風圧だった。
キルバーンの小柄な体が蹴り上げられ、宙に浮く。
次に、周囲に何度も響く打撃音と、
キルバーンのものと思しきうめき声。
女性は同時に飛び上がり、空中でも繰り返し殴ったのだ。
数秒後、ようやく・・・いや、辛うじて・・・
無惨な姿で無様に地面にうつ伏せの状態に叩きつけられ、
痙攣するキルバーン。
その手の甲を、女性はヒールの踵で踏みつける。
「どうして魔法で逃げられない?とか思ってるな?」
「残念~!
さっき、陛下の『次元回廊』は、
お前の魔法力も吸い尽くしてるのさ」
女性はそう言ってケラケラ笑った。
「「「陛下?!」」」
一同が目を見開いてソープの方を振り返る。
チウなどの極一部を覗いて。
同時にレオナ姫とフローラ女王は、自分達が感じていた違和感の正体に気づいた。
ソープは、自分を「魔法剣士だ」と言っていたが、
その「身のこなし」は、むしろ貴族や王族にしか見えなかったからだ。
「ちょっと!ツバンツヒ!!」
ソープが慌てるも、もう手遅れだ。
「痛!」
いつのまにか隣にいたログナーにゲンコツで殴られるツバンツヒ。
「口が軽いぞ」
そのままログナーは地面のキルバーンをつまみ上げると、
空中へ放り投げた。
だが、その体は地面に落下する前に静止する。
「・・・なんかバレちゃったみたいだけど、まぁいいや」
それを見て照れ笑いを浮かべながら頭を掻くのは、
やはりレディオス・ソープ。
「これもボクのオリジナル呪文だよ。
えーと、なんだっけ、あの、
相手の時間を止めちゃうやつ。
それをちょっと簡易版にアレンジしたんだ」
「まさか『凍れる時間の秘法』!?
それをこの一瞬で?!
日食は?」
「そうそう、それそれ。
でも、簡易版だって言ったでしょ?
だから、完全に止まってるわけじゃないよ」
そういうと、ソープはつかつかとキルバーンに近づき、
その頬をこれでもかと強く抓る。
みるみる苦痛に歪むキルバーンの表情。
ただし、声は出ない。
「ご覧の通り、ダメージは通る。
ほとんど動けないだけで、意識はあるし。
ただ、体の時間が『ほとんど』止まっているから、
どんな大ダメージでも、そう簡単には肉体は死なない。
・・・本人が死にたくても、ね。」
「あとは・・・まぁ好きにすれば・・・?」
そういうと、ソープは素早く飛び退いて
キルバーンから離れた。そして・・・
「闘気拳!」
「閃華裂光拳!」
「獣王会心撃!」
「ハーケンディストール!」
「アバンストラッシュ!」
もちろん止めは・・・
「『コレ』なら時間が止まってようが関係ねぇよなぁ〜!
メドローア(極大消滅呪文)!!」
ログナーは基本動きません。
あまり表舞台に立たないイメージだし?←
大筋は前回投稿版から
そう大きくはズレませんが
ちょっと違いが出てきたかもwww
まぁ、結末がどうなるかは
まだわからないです。
そもそも、読者さんがいないかもしれんしwww