ダイの大団円 (take2)   作:ギアっちょ

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やっと書けました第二話。

ツバンツヒがどう動くか?
かなり悩んだけど、もう好きにしたwww



過去の報い

一瞬、突風が吹いた気がした。

だが勇者一行が風だと思ったのは、女性が素早く駆けたことによる風圧だった。

 

キルバーンの小柄な体が蹴り上げられ、宙に浮く。

次に、周囲に何度も響く打撃音と、

キルバーンのものと思しきうめき声。

女性は同時に飛び上がり、空中でも繰り返し殴ったのだ。

 

数秒後、ようやく・・・いや、辛うじて・・・

無惨な姿で無様に地面にうつ伏せの状態に叩きつけられ、

痙攣するキルバーン。

 

その手の甲を、女性はヒールの踵で踏みつける。

 

「どうして魔法で逃げられない?とか思ってるな?」

 

「残念~!

 さっき、陛下の『次元回廊』は、

 お前の魔法力も吸い尽くしてるのさ」

 

女性はそう言ってケラケラ笑った。

 

「「「陛下?!」」」

一同が目を見開いてソープの方を振り返る。

チウなどの極一部を覗いて。

 

同時にレオナ姫とフローラ女王は、自分達が感じていた違和感の正体に気づいた。

ソープは、自分を「魔法剣士だ」と言っていたが、

その「身のこなし」は、むしろ貴族や王族にしか見えなかったからだ。

 

「ちょっと!ツバンツヒ!!」

ソープが慌てるも、もう手遅れだ。

「痛!」

いつのまにか隣にいたログナーにゲンコツで殴られるツバンツヒ。

「口が軽いぞ」

 

そのままログナーは地面のキルバーンをつまみ上げると、

空中へ放り投げた。

だが、その体は地面に落下する前に静止する。

 

「・・・なんかバレちゃったみたいだけど、まぁいいや」

 

それを見て照れ笑いを浮かべながら頭を掻くのは、

やはりレディオス・ソープ。

 

「これもボクのオリジナル呪文だよ。

 

 えーと、なんだっけ、あの、

 相手の時間を止めちゃうやつ。

 それをちょっと簡易版にアレンジしたんだ」

 

「まさか『凍れる時間の秘法』!?

 それをこの一瞬で?! 

 日食は?」

 

「そうそう、それそれ。

 

 でも、簡易版だって言ったでしょ? 

 だから、完全に止まってるわけじゃないよ」

 

そういうと、ソープはつかつかとキルバーンに近づき、

その頬をこれでもかと強く抓る。

 

みるみる苦痛に歪むキルバーンの表情。

ただし、声は出ない。

 

「ご覧の通り、ダメージは通る。

 ほとんど動けないだけで、意識はあるし。

 

 ただ、体の時間が『ほとんど』止まっているから、

 どんな大ダメージでも、そう簡単には肉体は死なない。

 

 ・・・本人が死にたくても、ね。」

 

 「あとは・・・まぁ好きにすれば・・・?」

 

 そういうと、ソープは素早く飛び退いて

 キルバーンから離れた。そして・・・

 

「闘気拳!」

「閃華裂光拳!」

「獣王会心撃!」

「ハーケンディストール!」

「アバンストラッシュ!」

 

もちろん止めは・・・

 

「『コレ』なら時間が止まってようが関係ねぇよなぁ〜!

  メドローア(極大消滅呪文)!!」




ログナーは基本動きません。
あまり表舞台に立たないイメージだし?←

大筋は前回投稿版から
そう大きくはズレませんが
ちょっと違いが出てきたかもwww

まぁ、結末がどうなるかは
まだわからないです。

そもそも、読者さんがいないかもしれんしwww




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