俺の青春にスマイルなどあるのだろうか?   作:紫睡

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お久しぶりです!覚えていますか?私です。作者です。紫睡です。

約一年ほど開けてしまったでしょうか?

今回はリハビリも兼ねているので少し拙いかもしれませんがそこはお目こぼしお願いしますm(_ _)m


後日談
第1話ㅤ比企谷八幡は着々と準備を整える。(1)


 ゴールデンウィーク。五月の始めにある連休の事だ。……ふと、思ったのだがなんで人はやたらと、ゴールデンだとかシルバーだとかカッパーだとか名前にくっ付けたがるのだろうか?カッコイイとか思ってるのかね?

 

「つまり、人は心の何処かに厨二の熱き想いを隠して生きてるって事だな……うん」

 

「………お兄ちゃん?休日の昼間っから小町に腰揉ませて何寝ぼけた事ほざいてんの?」

 

「ごめんなさい」

 

 

 

 

 本日は快晴のゴールデンウィーク初日。最近は五月なのに外の気温が二十五度を越える日も珍しくなく、比企谷家は去年よりも少し早めに扇風機の導入に踏み切り、俺と小町は快適な風の中で寛(くつろ)いでいた。

 

「お兄ちゃんはさ?まだ高校生にもなってない兄が夜(・)の(・)運(・)動(・)会(・)で痛めた腰の、マッサージをする妹の気持ちになった事ってある?」

 

「……………」

 

 あっれ……全然快適じゃないね?むしろ冷や汗が出てきてるわ……

 

「……おい、なんか言え」

 

 寒いわ、うん、扇風機切ろうかなぁ?

 

「あ、あのーですね。最近キャンディが帰って来たじゃないですか?」

 

「うん、良いことだよね。でもそれは関係ないよね?」

 

 言葉と共に、小町は摩るように揉んでいた部分に急に指でグリグリと体重をかけてくる。

 

 あっ!?そこグリグリやめてっ!?痛い!いたたたっあっ……なんか気持ち良くなってきたかも……

 

「実は……関係があったり?」

 

「………」

 

「無かったり?」

 

 ラジバンダリ?

 

「はっきり言え!」 パーン!

 

 平手が来た。

 

 

 

 

 現在ムスッとした小町………と何故か非常にニヤニヤした汚い笑顔を浮かべた母ちゃんを対面にしてソファに腰をかけている。つか、何で母ちゃんまで居るんだよ……

 

「小町ちゃん、小学生の妹に夜の性事情を詰問される兄の気持ちってわかる?」

 

「ぶはっ!?ちょっと八幡、アンタ最高!」

 

 母ちゃんは俺の言葉がツボにハマったのかゲラゲラ笑いながら缶ビールを呷(あお)る。……おい、休日だからって昼間っから酒飲んでんじゃねぇよ……

 

「もう!お母さんもちゃんと聞いてよね!お兄ちゃんったらお義姉ちゃん達と部屋で夜中までアンアンしてる癖に、それで腰痛めたからって小町にマッサージお願いしてきたんだよ!?信じられる!?」

 

「アハハハハッ!!なにそれ我が子ながらマジウケる!!」

 

 ……ウケんなよ

 

「ウケないよ!もうっ!……それで?キャンディが帰ってきた事と何が関係あるの?」

 

 お、本題に戻っで来た。

 

「……まぁ、実を言うとだな、小町も知ってると思うが俺達の初体験はクリスマスだった訳だが……」

 

 改めて説明を再開しようとするが、それを遮るように小町が立ち上がり……

 

「そりゃ覚えてるよ!?だってお布団の片付けしたの小町だもん!」

 

 うん、それはマジすまん。

 

「ぶふっ!?あっ、やばいお腹攣(つ)りそうあっ!いひひひっ!?痛いっひひひっでも可笑しくて笑いが止まらないっ!ひひっ!ふひっ」

 

 ……お前もう帰れよ。

 

「痛たたた。で、で?本当に小町がお布団片付けたの?いひひひっ」

 

 そうなのだ。実は俺達の体(・)液(・)や(・)ら(・)な(・)に(・)や(・)ら(・)で汚れた布団をあの後片付けてくれていたのは小町だったのだ。

 

「そうだよ。だって前からお兄ちゃんのお布団洗ったり干したりだって、小町がやってたから……あの日もいつも通りに片付けに行ったら部屋は凄い臭いだし、お布団は(・)ぐ(・)ち(・)ゃ(・)ぐ(・)ち(・)ゃ(・)だしで凄いびっくりしたんだからね!」

 

 俺達は次の日、起きたら直ぐに星空に呼び出されて、そのままピエーロとの戦いになっていたし、せつなはラビリンスに戻ってしまっていたので完全に後処理の事を忘れていたのだ。

 

「でも小町は片付けてあげたんでしょ?」

 

「当たり前でしょ!小町だってお義姉ちゃん達に期待してたし、一瞬だけど凄いテンションも上がってたもん!ほら見てコレ!布団に赤いシミが二箇所も着いてるでしょ!」

 

 言いながら小町が携帯を取り出して見せてきたのは、あの日の汚れた布団の写真だった。

 

「ちょ!?馬鹿お前!なんつーもんを写真に残してんだよ!?」

 

 急いで取り上げようと手を伸ばしたが、直ぐに携帯を引っ込められ小町にフシャーッ!と威嚇されてしまった。

 

「アハハハハッ!!息子も娘も最高じゃない!?コレだから親はやめらんないのよね!」

 

「はぁ、子育てを危ない薬みてぇに言うんじゃねぇよ……つか、話を戻すぞ」

 

 もうこれ以上掘り下げると更に厄ネタが出てきそうだから本題に無理やりに戻す。

 

「実はあの初体験のあと直ぐにキャンディが居なくなったんだよ」

 

「……え?キャンディが居なくなったのってお兄ちゃん達がヤったせいなの?」

 

「違うわ」

 

 いや、今の言い方的にはそう聞こえるかも知れないが違うから、ピエーロ戦で力を使い果たしたせいだからっ!

 

「とにかく、キャンディが居なくなってから戻って来るまでに大体三ヶ月ちょいってところだったろ?」

 

「うーん、多分そうだったかも?」

 

ㅤそうだったんだよ。

 

「結論を言っちまえば……まぁ、なんだ?キャンディが居なくなったばっかりなのにそんな直ぐにヤる気が起きなかったって言うか言葉のままというか……」

 

「いや、お兄ちゃんそれ言葉のままじゃん」

 

「ひっひぃ、つ、つまりそれってアレでしょ?キャンディちゃんが帰って来たから遠慮すること無くヤリまくれる用になって、腰を痛めるまでヤリまくっちゃったってことでしょ!?アハッ!やばいっ!ウチの息子も義娘達も性欲強過ぎっ!あーっ、お腹痛い」

 

「笑い過ぎだろこの親……」

 

「お母さんは笑い過ぎだけどお兄ちゃん達はヤリ過ぎ」

 

「うす、反省してます」

 

 

 

ㅤあの後、母ちゃんは「 笑い過ぎてマジで腹が攣って……痛い」とか抜かしながら二度寝しに部屋に戻って行った。マジであの人何しに起きて来たんだよ?

 

「お兄ちゃんはこの後お義姉ちゃん達と買い物に行くんだよね?」

 

ㅤ小町は台所でゴソゴソとやりながら聞いてくる。

 

「おう、ここ最近はキャンディが戻ってきたのもあってみんなで一緒にってのが多かったからな。四人だけで出掛けるのは久々なんだわ」

 

「へー、夕飯はどうするの?」

 

「あ〜、ちょっと相談してから決めるわ。みんなと合流したら話してメールするわ」

 

「りょーか〜い。楽しむのは良いけどまだ腰治ってないんだから朝帰りとかはやめてよね」

 

「いや流石にそんな事にはならねぇよ……多分」

 

「そこは自信持って言ってよね!?」

 

ㅤ小町はバッと振り返って言うが……

 

「いやだってさぁ……お前アイツらに誘惑されてみろよ?無理だよ?耐えるとか……もうすんごいんだから」

 

ㅤ凄いなんてもんじゃねぇよ?すんごいんだよ?

 

「あー、うん、じゃあ勝手に搾られてきな。夕飯の事だけよろしくね」

 

ㅤえ?そんな投げやりなって……あれ?今搾られて来いとか言った?

 

「あれー?小町ちゃん?こーまちちゃん?」

 

「……………」

 

ㅤ返事がない小町は不機嫌なようだ。

 

「……行ってきます」

 

ㅤ少しだけ声のトーンを落としてそう言い、扉に手をかける。

 

「ん、行ってらっしゃい」

 

ㅤ扉を少し開けたところで後ろから返事が帰ってきた!

 

「こーまーちー!!」

 

「早く行け!」

 

「うす!行ってきます!」

 

ㅤ小町との小粋?なやり取りに元気をもらって、俺は家を出るのだった。

 

 




ㅤこの親子すげー会話してんなぁって書いててニヤニヤしてしまいました。

ㅤ文章中でも書いていますが、実は事後の後処理をしてくれていたのは小町だったんですよね。考えてもみればヤったあと直ぐにピエーロと戦ってたれかちゃんってやべぇ女ですよね。

因みに次回の更新は来週とか固定の周期は考えていません。不定期にはなりますが、流石にひと月は空けないようにしますのでこれからも宜しくお願い致します。

久しぶりの更新なのに今回はれかちゃんが出ていませんが次回は出ます!てか出します!もちろん、せっちゃんもきょかちゃんも出てきますので!

ㅤそれでは次回もお楽しみに!
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