やってみせろよダービー!なんとでもなるはずだ!   作:つヴぁるnet

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身構えてる時には、ガチャで☆3は来ないものだよ、ハサウェイ。




第1話

 

あ、ありのまま 今 起こったことを話すぜ…?

 

 

おれは カボチャの頭を被っていたら

 

ウマ娘の世界に転生してた…

 

 

な …何を 言ってるのか わからねぇと思うが

 

おれも 何を言ってるのか わからねぇ…

 

 

カボチャの頭もどうにかなりそうだった

 

連邦だとか 反省を促すだとか

 

おふざけどころなもんじゃあ 断じてねぇ

 

もっと恐ろしい物の片鱗を 味わったぜ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜 1時間前 〜

 

 

 

 

 

ガチャの天井は見慣れても、見慣れない部屋の天井は目を覚ますのに強烈だった。

 

最初は気のせいだと思っていたけど、でも部屋が変わっていて、それでこの部屋が自分の部屋じゃないことはすぐにわかった。

 

一気に駆け巡る恐怖心。

 

だけど違和感。

 

先ほどまで俺は思いっきりアウトドアしていた筈だ。

 

なのに気づいたら知らない天井の下で眠っていた?

 

それとも酒を飲んで酔って眠りこけたとでも言うのか?

 

それならアルコールの香りが口から漂うはずだが、そんな香りは一切ない。

 

 

思い出せ、俺は確か……

 

ああ、そうだ。

 

休日に友人と集まって遊んでいた。

 

それもスタジオを借りて集まるレベルの話。

それで、とあるおふざけのために取り組もうと準備をしていた。

場所は値段の安い地下のスタジオだったけど、学生時代に集まりやすくて楽しいところだったから、時の流れと共に成人した仲間にメッセージを流して予定を合わせた。

 

全力で悪ふざけをするため、動画作りのための機材を持ち込み、 購入した真っ黒なタイツとカボチャの頭を用意する。

 

それからとあるCDも持ってきた。

 

それは最近上映された映画の主題歌……の、風評被害と言ったらアレだけど、空前のブームで始まり、味の出るCMとその構文、そして反省を促すあの踊りの曲だ。

 

それを友達と踊って動画にしようと思い、先にスタジオ入りして、準備した。

 

仲間が来る前にカボチャの頭を被って使い心地を確かめていると…

 

 

それで、足場が揺れて…

 

建物が激しく軋み…

 

上から崩れるような音が響き…

 

一瞬だけ走った激痛を最後に暗転した…

 

 

これが最後に覚えてる記憶。

 

つまり俺は…

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

 

思い出すのは、やめよう。

 

思い出せないなら、そうしよう。

 

脳がそうさせているなら、そうであるべき。

 

 

 

しかし…

 

そうか…

 

やはり、そう言うことなのか。

 

ぐむむ…

 

はぁ…

 

碌に、親孝行もできなかったなぁ。

 

悔やまれる。

 

でも、今の俺は何もできない。

 

仕方ないのだろう。

 

今はなんとか気持ちを入れ替えよう。

 

何か手軽な飲み物でも探し………む、これは??

 

 

 

「サプリメント?? いや、これは……薬??」

 

 

 

個室にテーブル。

 

分厚そうな本の隣に日記帳もある。

 

あと折り畳まれた紙もだ。

 

てかいまパジャマ姿か俺。

 

いや、今は良いや。

 

どれどれ?

 

日記帳あるなら判断材料としては申し分ないが…

 

開いてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2月1日

 

 

 

 

もう無理だ_______

____________

____________

____________

____________

____________

____________

____________

____________

________死にたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひぇ…」

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

 

テーブルの上にあるのは睡眠薬。

そして、自害のための……毒薬。

 

睡眠薬はわかる。

病院に相談すれば手に入る。

 

でも毒薬を手に入れるなんて相当だ。

 

間違ってもそこらで簡単には手に入らないものであるのに、それがココにあると言うことは、探し求めてココにあると言うことだ。 まだ未開封だが準備していたということはつまり…

 

何がなんでも必要としてたからココにあると言う話。

 

それだけ…

この人は死にたかったと言うことだ。

 

 

 

「この日記帳、懺悔ばかり書いてるな。 いや、それ以外だけど、この三女神に願ったのが失敗だったと言うのは…なんだ?」

 

 

 

てか、なんだろう?

 

三女神ってワード…

 

うーん、どこかで聞いたよな…

 

 

 

 

 

 

 

 

日記を読む。

 

 

_願った。 願ったのだ。

_これで小娘達は逆らえない。

_やっと立場を理解するだろう。

_はっきりとした上下関係のためだ。

_指導者には頭を垂れさせる。

_大丈夫だ、私は天才なんだ…

_これで証明してやるんだ!

 

 

 

「…」

 

 

 

 

 

 

次のページだ。

 

 

_最初だけだ…

_良かったのは本当に最初だけ…

_奴らは頑なに私を避けようとした。

_なんなら人間さえも私から離れてく。

_最初は陰湿なイジメかと思った。

_だが職場だけではなく街中でも同じだ。

_視線を合わせれば顔を歪ませる。

_終いには子供が泣き保護者に詰め寄られる。

_故に気づいてしまった。

_これは"呪い"だったのだと。

_そして失敗であり、間違いだ。

_何故だ、何故なんだ…

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

次のページ。

 

 

 

_自分の力では無い。

_指導者でありながら間違いを犯した。

_願ってどうにかしようとした自分の過ちだ。

_どうやら私は愚か者だったようだ。

_あの像の怒りに触れたんだと今理解した。

_今となっては娘達のしぼる耳がよく見える。

_そして次に感じるのは…敵意。

_あの目線が、あの声が、あの娘達が、怖い。

 

 

 

 

「…」

 

 

 

 

次のページを読む。

 

 

_人よりも力が強い。

_人よりも足が強い。

_人よりも体が強い。

_強い、強い、強い。

_ひどく恐ろしい生き物だ。

_そうとも、私はそう思っていたんだ。

_だからそうならないようにしたかった。

_けれど彼女達はそうではないんだ。

_話せば理解して、理解して頷き、最後に走る。

_私は一人その光景を遠くから眺めていた。

_ターフを駆ける彼女達は真剣だ。

_なら私のやろうとした事は一体…

_ああ……私は、なんてバ鹿な奴なのだ…

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

次のページを読む。

 

 

_こんな資格、取ったところで意味はない。

_何のために勉強したんだ???

_こんな知識、蓄えたところで意味はない。

_何のために会得したんだ???

_こんな覚悟、違えたところで意味はない。

_何のために渇望したんだ???

_こんな時間、稼いだところで意味はない。

_何のために投資したんだ???

_実力を示そうとせずに、願った結果。

_愚か者の末路に相応しいのだろう。

_後悔しても、もう取り返しのつかない。

_ぁぁ、疲れた、なぁ…

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

次のページを読む。

 

 

_呪いをどうにかしようとした。

_しかし動けば動くほど刺激をする。

_終いには水の中に投げられてしまった。

_三女神の像が嘲笑い見下ろしている。

_しかし一筋の慈悲が私に見せる

_それは簡単だった。

_栄光ある結果を残すだけ。

_そこに寄り添いがある事だ。

_故にわたしは絶望した。

_無理だ。 無理だろう。 こんな事は…

_こんな呪いで叶うものか。

_出来るはずが無いッッ…

_それから騒ぎを起こした私は職質を受ける。

_周りからしたら理解し難い現状。

_私はストレスを言い訳に振る舞う。

_中央からは自宅謹慎を言い渡されてしまう。

_しかし最後にひとつだけわかった。

_私はトレーナーになれなかったんだ。

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

次の日のページで厚みが薄くなる。

 

 

 

_家にいても考えが止まらない。

_けれど結局は同じ末路だろう。

_どれだけ頑張ってもダメなんだ。

_この呪いは指導者の存在を阻害するから。

_目を合わせれば怯えられる。

_でも最初はこれが正しいと思った。

_指導者の全てに屈服して、熟させるだけ。

_管理も全てこちらが行い、走らせるだけ。

_それが一番正しいと思っていた。

_しかし違う。 私は大事な事を忘れていた。

_二人三脚をいつのまにか忘れていた。

_そして目を合わせれば、怒りを買われる。

_とある日には目を合わせてしまい、殴られた。

_痛かった。

_すごく痛くて、でも報われないな、本当に…

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

次のページで最後だ。

 

 

_私は失敗した。

_もしくは私がダメなのか?

_答えは間違いなく後者だろう。

_そんな考えで指導者を果たそうとしたのだ。

_私と言う存在が失敗へと進んだ。

_なら私じゃ無ければいいのか?

_こんな愚か者に代われる指導者は居ないか?

_仮面でもいい。 虚栄でもいい。

_道化でもいい。 偽物でもいい。

_最悪、反面教師でも構わない。

_でも私が私じゃなければそれは答えか?

_いや、今となってはどうでもいい。

_もう私では無理なんだから。

_存在に価値はない。

_苦労して手に入れたバッジに意味もない。

_輝きも、道も、己で絶やした敗北者。

_私なんか一人消えたところで世界は動く。

_だからもういい疲れた…消えたい。

_この私は私から、消えたい…

____もう無理だ

____死にたい…

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

日記帳を閉じて、息を吐く。

 

この人間がなんなのかを理解する。

 

ふと、クローゼットを開けてみる。

 

そこには鏡があったが、ところどころヒビが割れている。 殴った後だろうか?

 

クローゼットの中身を見る。

制服やズボン、普通の服。

あとパーカーが異様に多い。

そして何故か……ハロウィングッズ。

 

部屋を明るくして鏡を見る。

ひどい姿が写っていた。

 

 

「!」

 

 

その眼は背筋を凍らせるようだった。

その眼は覗くだけ。

しかし恐怖心と警戒心が膨れ上がり、だんだんと抗いがたい怒りも湧き上がる。

自己防衛心とやらだろうか?

鏡を割って、視界から遮りたくなってくる。

 

 

 

 

__呪い

 

何となく意味が分かった気がする。

憎悪を込めて祟られたような感覚。

 

 

 

__後悔

 

自分がゆるせなくて仕方ない苛立ち。

けれど後悔したところで遅すぎた末路。

 

 

 

__反省

 

 

己自身を恨み、ひどく苦しみ、そして悲しみ、裁きを欲して報われたかった。

 

鏡を見てそんな感情が芽生える。

 

この体を通して、この存在が嫌で仕方ないのだろう。

 

再びハロウィンに目を落とす。

 

 

 

「携帯はあるな。 いくつか着信があるけど後だ」

 

 

 

俺は携帯を逆に持ち、そして自撮りする。

 

保存した後それを画像に大きく出す。

 

こちらに見えるように壁に立てかけた。

 

それからハロウィングッズをガサゴソと漁り、使うものを取り出す。

 

黒いタイツは流石に無いか。

 

諦めてカボチャの頭だけを___被る。

 

呼吸して、足首を少しだけ温めた。

 

後は……踊るだけ。

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

ひどい有様がうつされた画像。

 

俺は携帯に向けて 反省を促した(踊った)。

 

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

…

 

 

 

 

 

 

汗を掻きながら反省を促す、と言う新ジャンルを不謹慎ながらも楽しんだ後、シャワーを浴びることにした。

 

風呂場の鏡に映る自分に目が合うたびに気分が悪くなる。 日記に書かれていた呪いか。

 

慣れないといけない。

 

そもそも憑依した事についてもっと焦るべきか? でも日記帳のインパクトが強すぎて落ち着いた。 そしてどうしようもない現状に叩き落とされたと把握する。 本当に色々と手遅れでどうしようもない。 喚いたところで仕方ないのだろう。

 

今後の対策を考えながらお湯を浴びる。

 

身長は成人男性くらいなのに体は細っこい。

 

それと頬の窶(やつ)れと肌の荒れ具合を見る限り栄養不足だ。

 

あと髭も整えられてない。

 

この痩せ方はストレスだろう。

 

目に隈も出ているな。

 

睡眠薬を摂取しても眠れなかったのだろう。

これはひどい…

 

この家にスポーツドリンクはあるだろうか?

 

とりあえずあるものを少しずつ食すか。

 

元々力がなかったこの体で反省を促したんだ。

 

一気に疲れたし、空腹で少し目眩も起きそう。

 

風呂場を出て着替える。

 

台所を漁って、クラッカーが置いてある。

 

それを侘しく食していると、外の環境音に釣られて窓の近くまで歩みを進める。

 

どうやらここはアパートのようで上から道路を見下ろす形になっていた。

 

 

「普通に日本だな」

 

 

 

道路表記や左側通行。

 

あと車が右ハンドルだ。

 

よく見かけたことある自販機もある。

 

それで天気の良い中である大人と子供。

 

 

 

そして耳を生やした女の子。

 

 

へー。

 

 

 

それから耳を生やした奥方。

 

 

ほー。

 

そんでもって耳を生やした女性。

 

 

おー。

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

耳か。

 

耳、ねぇ。

 

でも可愛らしいな。

 

てか耳生やしてるのが流行りなんだ?

 

ふーん、エッチじゃん。

 

いや、でもピクピク動いて可愛いな。

 

へーぇ〜

 

…

 

…

 

 

 

 

「!?!?」

 

 

 

え!?

 

ええ!?

 

待て、待て、いや、え!?

 

どう言うことだ!?

 

いや、なんかピクピク動いとるぞ!?

 

てか…な、なんか既視感ある!

 

ええと、何だっけ…!?

 

 

っ!

 

テ、テレビだ!

 

 

電源を付け…って! テレビ無いやん!

 

携帯でも良い!

 

なんか情報を…!

 

 

ふむふむ。

 

なになに?

 

大阪杯??

 

ほー、たしか競馬だよな?

 

いや、まて、なんか違う?

 

動画がある。

 

再生。

 

ふむふむ…

 

え?

 

馬はどこ?

 

え?

 

女の子?

 

え?

 

何故に?

 

え?

 

ゲートイン?

 

え?

 

 

……は???

 

…

 

…

 

…

 

ふぁ!?!?

 

天然のウマ耳を生やした女の子が走っている!?

 

早っ!?

 

 

いや、で、でも、待てよ。

 

今ので理解した…

 

てか、理解せざるを得ない光景だ。

 

俺は知ってる。

 

知っているんだよ、コレを。

 

見たことあるんだよ。

 

実況の声を聞いて理解した。

 

これは…そうだ。

 

確か…

 

 

 

 

 

 

 

 

ウマ娘

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あ、うああぁぁあ!? お、思い出してしまったぁ!? っ、そ、そうだ! 確か! 俺! 事前登録したのにプレイしてなかったアプリゲームの奴じゃないか!」

 

 

けれども【ウマ娘】に関しては未プレイ。

 

その上アニメも未視聴の情弱野郎。

 

けれど過去に公式サイトだけは一丁前に流し読みをしていた。

 

友達や会社の同僚がウマ娘の話題で盛り上がっていたのは知っているし、ウマ娘の話も投げられたことがある。

 

そんな野郎達はウマ娘のソーシャルゲームにハマっていて、それで色々楽しんでるとか何とか。 休憩中にも携帯片手にポチポチやっていた姿も見ていた。

 

俺は「後でやるよ」とか言ってノータッチだった。 プレイ自体は楽しみにはしてたけど、稼働から1ヶ月くらい先延ばしにしていた事前登録勢に有るまじき姿を晒しつつ、それで……

 

俺は死んだらしい。

 

それなのに生きていて…

 

素性も知らぬ死に体な人間の体を貰っている。

 

言わばこれは"憑依"って奴だ。

 

しかもその先の世界が、ウマ娘ってことだ。

 

 

 

 

ふむ、なるほど。

 

 

 

 

 

「だぁぁあ!! 何がなるほどだ!! おいおい、ちょっと待てよ、これは…喜ぶべきなのか?? いや、いや、ちがうな! コレは呪うべきだろうよ!」

 

 

祝いじゃない、呪いだ。

 

マジでとんでもない野郎の体を貰ったようだ。

 

しかも、この持ち主だった奴、つまりそう言うことだ。

 

 

 

「ぐぎぎ、やはりトレーナーってやつか…」

 

 

ああ、うん。

可愛い女の子育てるゲームは知ってる。

 

そう言った話は聞いてる。

 

詳しくは知らないのに友達や同僚から、推しのウマ娘とか、システムとか、色々一方的に話投げられて相槌打つ程度にはウマ娘の話は聞いてた。

 

別にウマ娘じゃなくても競馬関連なら120億円がどうとかの話とかならある程度聞いてるし、多分120億円は関係ないけど競馬の中でゴルシって名前で親しまれてる馬が人気で凄いとか、あと有馬記念が冬にあるとか、まあ聞いたことある。

 

他にも競馬でも一着と二着を予想で選ぶとか、競馬の馬たちの名前は大体カタカナだとか、サラブレッドだとか、そこら辺はふんわりとした程度には知識ある。

 

だからといって今すぐ競馬のイロハを熱く語れと言われたら物陰にゲートインして知らないフリをする自信はある。

 

 

 

「でも、ここは…」

 

 

その競馬や歴史やらを擬人化して、それを美少女にしたウマ娘ってゲームの世界だろ?

 

 

ッッッ、いや、いやいや!

 

知らんがな!!

 

名前は聞いてたさ!

 

仕事中でも気になってた!

 

アニメだっていずれ見ようと思ってたよ!

 

でも、俺は別を優先したんだ!

 

大画面でカッコよかったんだ!

 

空中戦のあれは本当にすごかった!

 

そして何を狂ったのか俺は…!

 

反省を促すの方も見てた!

 

だから繁忙期落ち着いたら一気見を考えてた!!

 

それくらいは予定を立てていたよ!!

 

本当だよ!!

 

 

 

でも!

 

 

でも!!

 

 

でも!!!

 

 

死んだ!

 

 

亡くなった!

 

 

絶望した!!

 

 

 

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂

うわああああああああああああああ

 

 

 

 

 

 

 

 

…

 

 

 

…

 

 

 

 

 

「ぜぇ…ぜぇ…と、とりあえず腹減ったのでなんかデリバリーで注文するか。 ちょっと俺の姿、外ではダメっぽいから、な、うん」

 

 

なんか自分で言ってて嫌だよなぁ。

 

でも仕方ないか。

 

日記帳が真実としたら呪われてるし。

 

実際に鏡で自分の顔を見て気分が悪くなった。

 

でも仕方ないで済まされない話だろう。

 

もしやコレもゲーム仕様なのですか?

 

流石にゲームの世界だからと言ってそんな超常現象は…

 

 

え?

太っても保健室で休めば状態が治る?

 

じゃあオカルトはアリじゃねーかこの世界!

ふざけんな!

 

 

 

「ええと、それで配達は、と」

 

 

 

デリバリーで、ええと…

 

何? U-mar Eats??

 

わ、名前おしゃれかよ。

 

前世にも似たようなのあったわ。

 

いや、まて、これつまり…

 

ウマが eats するって事?

 

…

 

…

 

た、頼んでみるか、試しに。

 

 

 

「ええ?」

 

 

 

わー、なにこれ?

 

はちみー、ドリンク??

 

気になるな。

 

買ってみよう。

 

でもこの飲み物すごいな。

 

これ体に大丈夫か?

 

まあ濃すぎたら栄養過多でならない程度に薄めればいいだろう。

 

幸い家には水はある。

 

あと春雨スープ。

いや、食細すぎだろ!

 

 

さて、それでとりあえず注文は押した。

 

住所は確認して間違ってなかった。

 

思いっきり都内だけど。

そうなると配達員も多いだろうな。

すぐ届くと思う。

 

 

「その間に少し出るか…」

 

 

この建物を確認するために外に出た。

 

もちろんパーカーは被っている。

 

俺としては自称陽キャとしてパーカーで視界を隠すの慣れないなぁ。

 

でも誰かと目線を合わしたらダメらしい。

 

ワイはシャイでガイな(SCP096)ヤベーヤツかよ。

なんか寂しいなぁ。

 

瞬きしてみな…飛ぶぞ?

いやこっちは173の方か。

 

てか飛ばされるの俺の方だわ。

ウマ娘パンチで一撃やぞ。

 

とりあえず探索する。

 

まず部屋の中は1Kと言った一人暮らし用のアパートで、建物はそう古くない。

建物の階層は5階未満で、家賃は東京内でもまあ安そう…か?

 

この体の持ち主だった人がどれだけの稼ぎを持ってるのかは知らないけど。

でも東京に住んでる且つ、日記帳の限りだと指導者…

いや、トレーナーと言う役職に就いて…いるのか?

それともこれから就くのか?

 

色々と調べないとな。

 

うーん誰か便利な身内は居ないか?

 

後で携帯でその人に確認しよう。

 

とりあえず今日が休日でよかった。

 

もし休日出勤のブラック企業に勤めているんだったもう既に無断欠勤でオワタだけど、まあ酷い会社なら辞めちまおうそのまま。

 

どうなるかは知らないけど記憶喪失で言い訳してやる。

 

なんなら栄養失調で追い込まれてました云々で労基に暴いてやる。

 

やったことないけど。

やってみな、飛ぶぞ。

 

とりあえず記憶を頼りに数分ほど歩き回り、フードデリバリーの事を考えて家に帰ってきた。

 

するとタイミング良く玄関の前にやってきた。

 

インターホンを鳴らす前にドア越しから玄関前に置いて欲しいと頼み、配達員は「わ、わかりました」と、どこか怯えたように答えて商品を置くと走り去る。

 

扉を開けて左右を確認。

 

配達員__またはウマ娘の後ろ姿をみる。

 

本当に足速いんだな…

 

 

 

「ウマ娘…か」

 

 

 

配達物を拾い上げて、ほんの少しだけ形崩れた牛丼と、はちみードリンクを手に取り、春雨スープと共に食す。

 

やや胃袋に重たい。

 

春雨スープで中和しながら今後を考える。

 

とりあえず携帯を開いてみた。

 

 

「……通知が95件分か」

 

 

 

ほとんどが仕事仲間のグループメッセージ。

 

恐らくこの俺には関係ないのだろう。

 

 

 

「今日はとりあえず出来るだけの情報を集めよう。 ある程度の記憶を頼りに動ける。 時折頭痛はするけど脳が動いてる証拠だ。 心の傷は思い出せないが、後悔して来た事は体に刻まれているみたいで、何が不味いのかが感覚的に把握できるな。 野生の本能とかそんな感じか? あとテレビは無いがPCはあるようだからこれを頼りに……やるしかない」

 

 

 

憑依に絶望してる暇もない。

 

それ以上にこの青年の業が深い。

 

それらと付き合いながら第二の人生か。

 

 

 

 

 

 

随分と 重バな事で…

 

 

つづく




・三女神に願ったら、呪われた。
・憑依して辛くてコンテニューゲーム。
・視線を合わせない方がいい… ←今ここ


この小説の説明欄の通り、閃光のハサウェイは小説も読んだことなければ、動画やSNS、チンパンのアーケードゲーム、映画では一回しか見たことないので、正直よくわかってないけど、雰囲気だけで進めます。 あと作業BGMは閃光です。 あたりまえだよなぁ?


好評だったら続けるし、なんならもう1話書き終えてるから、それ次第では即日投下します。


ではまた

原作:閃光のハサウェイを読んだ事あるニュータイプの方はいますか?

  • 読んだ事ある。
  • 読んだ事ない。
  • ゲームや映画や動画並みの知識。
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