やってみせろよダービー!なんとでもなるはずだ! 作:つヴぁるnet
マジでビビったんだけど…
まんまやりたいこと書かれてビックリしたわ。
あとパリピ語ってなんだよ…
難し過ぎんだろ。 全然書けねぇ…
今年も夏が来た。
俺にとって一番困る時期。
夏の暑さにて発生するイライラはマフティー性を失わせる要因の一つであり「神経が苛立つ!」とハイジャックを受けてしまう。
熱によって失われてしまうマフティー性は冷却スプレーや冷たい飲み物でチャージする必要があり特に忙しい時期なのだ。
そんな時は搭載したミノフスキークラフトで抵抗するがやはり暑さというテロリストはそう簡単に鎮圧できない。 冷たいだけに。
なんとかこの状態に冷戦を求めようと俺は毎日苦労している。 冷たさだけに。
だが、今年はほんの少し違うらしい。
「マフT、渋みが入りました」
「ありがとうカフェ、助かる」
「いえ、コーヒーを飲める方がいて私も嬉しいですから…」
カフェの淹れるコーヒーは美味しい。
ホットも良かったがアイスも劣らずだ。
それにわざわざアイスコーヒー用として長いストローと大きめのグラスを購入して、冷蔵庫にはいつでも作れるように氷をいっぱい用意してくれる。 前はタピオカも作ってくれたし、なかなかに尽くしてくれるタイプであることがわかった。 すごくいい子で泣けてきた。
「カー、フェー、アー、ター、シー、もー」
「だらしないぞ、シービー」
「ぶー」
「ふふっ、すぐに淹れますね」
クーラーの効いたトレーナールームのソファーでミスターシービーはだらしなく転がっており、後輩のマンハッタンカフェにアイスコーヒーを強請り、マンハッタンカフェも楽しそうにつぎのアイスコーヒーを用意する。
お先にアイスコーヒーを頂いてる俺はいつも通り究極のごっこ遊びで得てきた情報をまとめ、新たなる究極のごっこ遊びを作成しているところだ。 日が落ちて外で活動しやすい時間になったら俺たちは練習を始める、それまでそれぞれ自由に過ごして良いのだが、シービーもカフェもトレーナールームで寛いでいた。
シービーは「マフTがいるから」と言って勉強道具や暇つぶしのライトノベルを持ち込んでいつもソファーを占領している。 それが夏になるとクーラーで快適な部屋と化すのでそのトレーナールームで過ごす頻度は増す一方だ。 そうして何かに飽きるたびに俺に話しかけてはトレーニングの事や今後のレース目標、それらとは何ら関係ないたわいもない話を広げる。
一応シービー達が寝住まう寮にもクーラーはある筈だがシービーはこのトレーナールームが良いらしく、俺がPCから顔を上げればソファーを占領するシービーがそこにいる。 稀に目が合わさり猫味あるその顔でニヤッと返される。 なので引き出しのにんじんチョコレートを投げてやるとシービーは顔を動かしてパクっと受け止め…れないし、成功したことない。
レース以外は不器用なウマ娘。
それがミスターシービーだ。
「シービーさん、どうぞ」
「んー、ありがとう。 お砂糖ある? 3本ほど」
「3本…」
「もうそれ普通に甘いジュース飲めば良く無いか?」
「カフェが淹れるコーヒーが飲みたいの!」
「黒く着色した液体に砂糖を入れて渡せばシービーはそれで良く無い?」
「ひどっ!」
「ご、ご自由に飲んでください…」
でも実際カフェの淹れるコーヒーは香りがよく渋みがあるが、その分苦味が強い。
砂糖を入れたくなる理由は分からないでもないが、苦くて飲めないなら無理しなくても良いだろう。
「シービーにはカフェ・オ・レが良いんじゃ無いか?」
「実は牛乳を切らしてまして…今日は普通のコーヒーしか淹れることが出来ません…」
「ああ、なるほど」
「あ"あ"あ"あ"、一本だけじゃ苦い!」
「掛かっているようですね。 コーヒーで一息付けると良いですが?」
「う"ぐ、そうす…あ"あ"あ"あ"、やっぱりにがい!!」
「無限ループって怖くね?」
ミスターシービーじゃなくミスター
しかしこのチームに入ってからはこのトレーナールームで過ごすことが多くなり、シービーと同じく勉強道具や小説を持ち込んだ。 更にコーヒーを淹れるための機材や煎るための豆も持ってきてカフェ専用のコーヒースペースが設けられている。
それから自分のために淹れたコーヒーは時間をかけて嗜み、テーブルで勉強したり小説を読んだりしている。 そんなカフェの姿は中々様になっている。
あとカフェにしか見えなかった筈の"お友達"は何故か俺にも見えているので、実のところPCの席から顔を上げて担当ウマ娘を見渡すと3人分見えている訳だ。 まあ基本的にカフェのイマジナリーフレンドはボヤけているのでその表情はよくわからない。 だがこちらと視線が合う感覚はカボチャ越しに伝わるので、カフェのイマジナリーフレンドと目が合えばその子は首を傾げたり、耳をピクピクと動かして反応する。
それにしても生きてるように見えるんだよなぁ。
最近はボヤけ方も随分と落ち着き、イマジナリーフレンドのフォルムが定まるとやはりウマ娘なんだと理解してからはウマ娘のように見ている。 仕草だけ見るとそこらの娘となんら変わりない。 投げ込まれる視線は気になるが基本的に無害な子だ。
ちなみにこのイマジナリーフレンドは現れるたびにサイズが違っている。
パターンは二つ。
一つは手のひらサイズ。 それでよくカフェの周りを無気力に浮いている。 ただいつのまにかPCの横にちょこんと座ってコチラをじーと眺めていることもある。 指で突っついてやると無気力にコロコロと転がる。 楽しんでるのか? 指に感触はないが触れた部分は一瞬だけ蜃気楼が切り別れたようになる。 ドライアイスの煙みたいだ。
またはカフェと同じ身長になってフラフラと動く。 今日はずっとトレーナールームの扉を眺めているようだが、俺の真横に立ってジッとこちらを観察したり、窓の外を眺めたりもする。 空いてる席に座って真上をボーと眺めたりを繰り返し、やや落ち着きない。 ただ頭に触れてやるとどこか嬉しそうにする。
__呪いが怖くないのか?
実を言えば俺は基本的にウマ娘を撫でたり、触れたりはしたことは無い。 最近は何かとパリピギャルが背中から抱きついてくることはあるにしろ、こちらからウマ娘に触れるアクションはこれまでしてきたことはない。 だが数センチ手を伸ばせば届く距離に迫られていてもシービーやカフェは俺を怖がることはもうない。 よくわからない。
そんな感じに未だこの呪いは解明されて無いところがある。 なので、もし触れた際に何かウマ娘にあると困るのでシービーやカフェの頭は一度も撫でたことないのだ。
まあ撫でられたい子は人懐っこいウマ娘くらいなので俺には無縁だろう。 シービーも特に撫でられたいとは思ってないだろうからこの辺りはあまり気にしてない。
しかしカフェのイマジナリーフレンドに関してはつい触ってしまい、やってしまった…と、後悔しそうになったが特に何も起きなかった。
イマジナリーフレンドだからなのか、本当は触れても問題ないのか? やはり呪いに対して情報が少なくて困り果てているが、それでもわかることは現状維持が一番だと言うことである。 あまり変にこちらからアクションは起こさずトレーナーを務めるだけ。
日記帳に書いてあった『大いなる栄光』
これを果たせば呪いは解かれる。
それを信じて俺はシービーに ___ 縋る。
本当…嫌になる。
俺はそのためにウマ娘を育てたい訳じゃない。
なんというか…最近はトレーナーとしてウマ娘を育てるのは楽しく感じている。
全身全霊を駆けるウマ娘の姿を見るのは心が躍るようになった。
ここに来たばかりの頃は…まぁ酷かった。
心底必死で、マフティーを仮初に振る舞って正常なフリを続けて、俺自身を騙してきた。
実のところ何度か家で吐いていた。
ひどくしんどかった。
どうにかなりそうだった。
あたまがおかしくなりそうだった。
体のツボを押して和らげようと必死になる。
それでも「マフティーなら…」と、俺自身を守るために作り上げた設定、なんなら人格といっても過言ではないだろうこの虚栄心にしがみつきながら俺は乗り越えてきた。
普通なら首でも締めてこの現状から俺も前任者のようにこの世を去ってしまいたくなるだろうが、それでも何故なのかはわからない。 脳裏には作り上げただけの存在のマフティーが訴えかける。
_なんとでもなるはずだ。
マフティーだった"ハサウェイ"はある意味独りよがりで、子供を捨てきれない
でも、信じた。
マフティーの名前の意味と、その大きさを。
だから俺も マフティー を信じた。
そして信じた結果、世間はマフティーに対しておかしく動くも俺は今もこのカボチャ頭と共にマフTと言う名のトレーナーとして続けている。 なんなら影響力も与え始めていた。
いつしか心に余裕が持てた事で落ち着き、風除けとして使っていた仮初のマフティー性も今となっては武器となった。 マフティーに認められた気がしたからだと思う。
いや、違うな。
訂正しよう。
マフティーは認めるとかじゃない。
コレはそうではない。
マフティーは過程であり目的である。
そしてそこに必要なのは…
子供を捨てきれない大人のような__純粋さ。
言わば"そこまで"をがむしゃらに出来るかどうかの話だ。
愚か者でも良い。
身勝手でも良い。
独りよがりでも良い。
求めることに意味があり、求めた上で手を伸ばすその働きに意味がある。
火星の王を夢見たあのキャラクターも同じ。
最後は一人の団員を守り、命を絶った。
当然の報いと、優しくない現実。
どこからどう見ても奴は愚か者だった…けれど、何もかもを求めたからこそなんだと思う。 結果論なんていつでも述べれる。 結末の最適解なんてどうでも良い。
そうするか、そうしないか。
この2択だけの話。
だったら選び取れる
俺は俺で愚か者を背負い、俺は独りでよがる。
マフティーに訴えられた通りにこのカボチャ頭で「なんとでもなるはずだ」とマフティーに意味を込めて俺自身はトレセン学園のマフTをするだけだ。
……脱線しながら長々と話したが、コレはそうしてきた覚悟の証ということ。
そしてそれは今も続き、マフティーとして定まっている。
それで、何が言いたいかと言うとだ。
俺も状況把握しながら冷却スプレーの用意も出来るくらいに落ち着き、このマフティー性も夏の暑さと戦いつつも安定している。 気持ちも整理がつき、ウマ娘の世界でマフティーとして足掻く覚悟も原作並みに決まっているつもりだ。
だからマフティーとしてではない俺の気持ちも考えた。
__トレーナーは楽しい。
乗り越えるだけの手段…と、言うにはトレーナーとしてやるしかなかったからいままでそうしているが、いつしか気持ちの整理がついて余裕が持てた頃にスッと体に入り込んだこの気持ちに疑いもなかった。
呪いの力を利用したインチキなのは紛れもない事実だが、それでもウマ娘と切磋琢磨してゆくこの時間は何というか…その、心地が良い。
皆可愛らしい女の子だから心が躍る理由もあるだろうけど、トレーナーとしてウマ娘と二人三脚ターフを踏みしめるこの職業はなかなかに漲るのだ。 恐らく俺はこの仕事を楽しんでいるんだろう。 そしてこの業界で愚かながらもマフティーとして振る舞うことに力が入り、それすらも含めて今が楽しいで溢れている。
もちろんやっていることは前任者が残した負の遺産から解放されるための足掻きであり、カボチャ越しから世界を眺めなければならない苦痛である。
マフティー補正でどうにかしてるとはいえ、マフティーを知らない者からしたら狂っている。 だから前任者は自分じゃない自分を望み、そして引っ張られてきたのがマフティーを知る俺なんだろう。
マフティーが粛正する___ために。
やはり、どこまでもマフティーなんだな。
俺って。
「あ、そういやさ、強化合宿どうしようか?」
「強化合宿?」
「チーム"名"を持っているところは合宿に出ることは可能らしいけど、俺たちは無いからなチーム名。 なので個人で動く必要がある」
「え……と、言うよりチーム名が無いとダメな理由って何?」
「あー、なんというか…すごく下らないぞ? 金のある中央の癖して俺も納得いってない」
「?」
「そのな、昔からの習わしとか、続いてる伝統とか、先人が昭和のノリで作り上げた面倒なナニカなんだよね。 無名がでしゃばるなとか…そんな感じ」
「なにそれ!? 意味わからない!」
「俺も納得いってない。 前に会議で話したんだ、無くしませんかって? もちろん理事長にも話した。 けどあの人も年でな、動くのが遅くて今年は無理だった…」
「…」
「ここって変なところで実力主義だ。 それでチーム名ってのはトレセン学園から認められた証であり、お認めになられてないチームに割く必要はないと口論になったんだ。 なんのための強化合宿だよって思うんだけど、まぁ変わらなかったよね。 今年は諦めろってな」
職会で思い出す。
体制を変えられずに終わった俺をニヤニヤと見る先輩トレーナー。
特にマフティーが心底気に入らない奴らだ。
醜い……連邦軍かな?? そう錯覚しそうになった。
「まぁそんな感じにこの実力主義のトレセン学園では権限振り回してしまえる体制なんだよね。 だからなれない新人トレーナーは居心地悪くてやめるし、担当のモチベーションにつながらないし、悪循環で人手不足につながる。 たづなさんが来て多少マシになったらしいけど、それでも俺たちが週二回程度、なんなら一回しかプール使えないのもソレが原因だったりする…って、生徒の君たちに言っても仕方ないよな。 すまない」
「ううん、アタシも聞いたことある話だからある程度知ってたよ。 マフTが言ったことで確証につながっただけ…
だからシンボリルドルフは会長になって変えたいって言ってたのか……」
そんでもってたづなさんに謝罪を受けてしまった。
不自由にしてしまったことに…
「でも気に入らないね。 それならマフTこそチーム名を貰うべきでしょ? マフTのウマ娘であるアタシは二冠だよ」
「わ、私はまだ特に……すみません」
「カフェは謝る必要無いさ。 さて…さっきも話したがチーム名を貰うにも条件がある。 トレセン学園側として重賞を取ったウマ娘を複数輩出した実績を持つトレーナーである事と、もしくは5人以上を担当して全員がメイクデビューを済ませていることが条件だと設けている。 これさえ果たせばそのトレーナーはチーム名を授かる権利を受けられるわけだ。 その先で担当が4人以下になろうと実績を残せるトレーナーとして許されるんだよ」
「かみ砕いていえば"信頼"が必要って事でしょ?」
「その通り。 シービーはよく言ってたよな『過程で結果が邪魔する』ってさ」
「……」
どれだけ有能でも、どれだけ実力があっても、やはり目に見える実績で認めさせた上でのし上がらなければならない。
最初から便利になんでも権限があり、それでいてどんな選択技を選んでも淘汰されない存在ってのはゲームの主人公だけだ。
現実はそう甘くない。
「…でも、アタシは認められない」
「シービーさん…」
「アタシはマフTを知ってる。 そしてマフティーも知っている。 それを描く事はどれだけ凄いかをアタシは知っているんだ。 世間がどうとか、公式だとか言うけど、アタシはそれらを認められるほどまだ大人じゃ無い。 でも、マフTは誰よりも凄いと言うことをミスターシービーであるアタシは良く知っている…ッッ!」
彼女は悔しそうに握りしめる。
怒りを持ち、そして悲しそうに顔を顰める。
「でも、それでも認めさせる方法をトレセン学園が設けると言うなら、その条件でターフを走れと言い渡すなら…マフT、アタシ達はやるしかないよ。 もちろんカフェも」
「はい」
「だから、そのためには、まず…」
シービーは立ち上がるとトレーナールームの扉の前まで歩き…
そしてガラガラガラガラと勢いよく扉を開けた。
すると扉の先にいたのは尻餅をついたウマ娘が一人。
それも…
「チョ!? ま、マジ!? なんで
そこにいたのは俺が良く知る女の子。
チームに入ってないにも関わらず接触率が高くて、何故か呪いによる威圧感に恐れを抱かないパリピギャルウマ娘だった。
「手伝え、ヘタレ在宅太陽神」
「ウェ!?」
「どうせマフTが目当てで来たんでしょ? それもわかるくらいにアピールしていて、気を引こうとしていた。 めちゃくちゃ
「ヘ、ヘタレじゃないから!!」
「いえ、どう見てもヘタレでしたね」
「ぐえッ、
するとミスターシービーはそのウマ娘の手を掴んで部屋の中に入れると扉を閉め、鍵をかけた。
確保されたウマ娘も鍵の音に悲鳴をあげて怯え始めた。
え??
マジで何してんのシービー??
「マフTは言ったよね? 戦いは数だよって」
「ま、まぁ、似たようなことは言ったけな…」
「だったらメンバーを増やして、このチームにも名前が貰えるようにしよう。 そのためまずこのヘタレギャルにいい加減応えてやらないとね」
「へ、ヘタレじゃないし!マジだし!」
「だったらそろそろ、そのしわくちゃになり始めた『紙』をマフTに渡したら?」
「!」
見てみると確かに何か持っていた。
「…どう言うこと?」
「すごく簡単な話。 このヘタレはマフTのチームに入りたくてずっとアピールしてんだよ。 でも中々勇気出せなくて、それでひっつき虫してるだけで満足しようとしてた。 アタシもカフェも遠目から眺めてたし、知ってたけどいい加減鬱陶しくなってきたから決めさせることにした」
「ぅ…」
耳が元気なく萎れる。
どうやらシービーの言う通りらしい。
そうなると。
「君はスカウトされたいと言うことか?」
「ぅぇ!!? ぁ、ぁ、ぅ、ぃゃ、その…ウチは……ええと…」
「……」
「その……ウチは…」
俺は立ち上がる。
そしてそのウマ娘の前までやってきた。
少し怯え始める。
けれどそれは呪いに対しての恐怖心ではなく純粋にこの状況に対しての恐怖心だ。
「チームに入りたいのか?」
「…………」
少し泣きそうになるパリピギャルウマ娘。
いつもの調子はなかった。
「…言い方を変える。 入ってくれないか?」
「ッ!? い、いい…の? ウチが入って…?」
「構わない。 ダメとは一言も言ってない」
「っ、その…ウチだよ?」
「どういうことだ?」
「だって、こんな凄いトレーナーに、ウチが入るんだよ? …マジ、無くない? こんなウマ娘がマフTのウマ娘なんて、わ、笑えるっしょ? 笑える…なくない?」
「どうしてそうなる?」
「!」
「君はパリピ、俺はマフティー。 それだけだろ?」
「ぁ…」
俺はパリピギャルから握りしめていた紙に目をやって手を伸ばして、胸元まで持ち上げる。 手のひらを優しく開いてパリピギャルウマ娘から何回も握りしめたくらいにしわくちゃになってしまった、チームへ加入するための大事な紙を受け取る。
これは本来生徒が容易く手に入れれるモノでは無く職員が管理しているもので、一体どこから手に入れたのかは知らないが、彼女はしわくちゃにしながらも何度も閉じて開いた跡を残していた。
俺はその紙を持って机の前に歩き、そしてペンを取り出すと慣れたように名前を書いて、最後は判子を押してファイルの中にしまった。
後でたづなさんに持っていくべきだろう。
申請するにはしわくちゃ過ぎる紙なので新しい紙で書く羽目になるだろうが…関係ない。
このしわくちゃの紙で通してやるさ。
「ぁ、ウチ…」
「君とは会うけどまだちゃんと自己紹介はなかったな。 初めまして、俺の名前はマフT。 またはマフティー」
「ぁ、ども…」
「さて…君がこの場所に来てマフティーを求めると言うならマフTは歓迎する。 そうでないのなら後ろの鍵はもう空いている。 そのまま何事もなく去ると良い」
「ッ、っ、良い…の? ウチのような変なパリピが、マフTってすごいトレーナーの元で走っても、マジで良いの?」
「 マジ 」
「!!」
尻尾がピーンとなり、元気の無かった耳が伸びてピクピクと動く。
どうやら彼女の顔色は良くなったようだ。
そして安心したようにも見える。 では仕切り直そう。
「もう一度聞こう。 恐怖を乗り越えマフティーを求めてこの場に来たのならマフTは拒まない。 そのかわり君の名前を君自身から聞かせて欲しい。 自身が抱える名前は"覚悟の証"だからな」
「!!……あ、は、はは、なんだ、そっか…簡単だった、えへへ…ウチ、ダサすぎ案件っしょ、マジ」
ほんの少しだけ流れそうになっていた涙を指で拭って、呼吸する。
そしてそこにいたのは俺が良く知るパリピギャルウマ娘だ。
「マフT! ウチはバイブス上げ上げのパリピ系ギャルティクウマ娘! カボってるマフティーに教えるウチのフォーエバーな名前は!!」
夏にフォーエバーなウマ娘が加入する。
彼女の持ってきた覚悟の証をたづなさんに渡した。
正式に加入が認められた。
G
U
N
D ダイタクヘリオス new‼
A
M マンハッタンカフェ
つづく
短編のつもりだったのにそこそこの長篇になりそう…
まぁいつものことだよな、うん。
さて G U N D A M で誰が入るかな?
まぁ、ある程度予想できるだろうけど。
(てか U はどうしようかな… ←今のところ無計画)
それよりいろんなところに反省を促す必要が出てきましたね。
はやく やよい理事長 就任してください。
ではまた
ヒシアケボノは引けましたか?(震え声)
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単発で引けた。
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10連で引けた。
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20連以上で引けた。
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100連以上で引けた…
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当たるまで引けば確定だから(または天井)
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今回は見送り(仕掛け準備のコツ)