異世界で美少女になった俺、地球に戻れたので裏垢やってみる。   作:貯水庫

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雪那目線に戻ります。


15話 プレゼント

 

 

目が覚めたら狭くて真っ暗な空間だった。

心が落ち着く。

なんだここ?

 

......ああそうだ、服部が棺桶を作ってくれて......って、あ、寝てた!?

 

すぐさま蓋を開けて体を起こすと、超乱闘をしていた服部に呆れ顔で迎えられた。

 

「やっと起きたか」

「す、すまん」

 

どうやら俺は棺桶に入った瞬間安心して眠ってしまったようだ。

時刻は21時。3時間も寝ていたか。

 

「鍵は掛かったのか?」

「あ、やってないや」

 

速やかに蓋を閉め、手探りで鍵を閉めると......うん、ちゃんと蓋は持ち上がらないようだ。

これでより安心して棺桶で寝ることができる。

素晴らしいものを作ってくれたな。

 

鍵を開けて棺桶から出る。

 

「大丈夫だったよ。まじでありがとうな。あ、そうだ、お礼の話なんだけど」

 

服部がビクッと反応する。

 

「あ、あー......いいわ。気にすんな」

「いやいや、俺の気が済まないんだよ。そういや、胸を揉みたいんじゃなかったっけ?」

「え、だめなんじゃないのか?」

「だめとは言ってない」

 

胸を揉ませてもいいくらいには感謝してるからね。

服部は嬉しそう......いや、どっちかというとホッとしてそうな顔?

 

「いや、本当にいいんだよ、俺も作るのは楽しかったしな」

「そう?でも何か困ったらいつでも言ってくれよ。吸血鬼の体は高性能だからね。魔法もあるし、何かしら役に立てると思うよ」

「ああ、分かった」

 

へえ。揉みたいんだったら揉めばいいのにな。

 

......ところで、部屋の端にあるダンボール箱の山はなんだ?

 

「服部、あれなんだ?」

「ああ、あの辺のダンボール箱は全部お前宛のプレゼントだぞ」

「は?」

 

多くない?そして、実に大小様々だ。服とかが送られるのかなと思っていたが、明らかに違うのもあるな。俺は何を貰ったんだ?

 

「ここで開けていい?」

「ああ、むしろここで開けないと車に入りきらんな」

「そっか......んーじゃあ、デカいのからいくか」

 

最初に目についたドでかいダンボール箱。このアパートの玄関スレスレで通してきただろう大きさだ。

 

さっそく開封していくと入っていたのは......

 

「青い......なんだこれ?」

 

青いでかいのを取り出す。ビニールの包みに入っていたのは、ぬいぐるみ質の......サメ?

 

「サメ?着ぐるみかな?」

「あー、そうっぽいな」

 

どうやらそうらしい。口から顔を出すタイプのかわいいサメの着ぐるみだ。

チャックが見当たらないので多分、口から入るやつだ。

 

「つまり、これを着ろと......?」

 

買ってもらったものだしもちろん着るんだが、なんか思ってた服とだいぶ違うのが来たな。

服部は苦笑いしている。

 

......次行こう!

大きい順にダンボール箱を開封していく。

 

 

 

 

「おお、サンタコスか!」

「もうすぐクリスマスだしな」

 

 

「これは、巫女服?」

「なかなかセンスがあるな」

 

 

「これは、カラーコーンだな」

「ああ、カラーコーンだな」

 

 

「セーラー服だ!」

「いいじゃん」

 

 

 

 

ダンボール箱はどんどん減っていき、ついに残り3つとなった。

少し大きめのものが1つと、小さいのが2つだ。

 

しかし大きいのは服と言うには重すぎるし、小さいのは服が入る大きさではない。

 

さっそく大きくて重いのから開封してみる。中身は......

 

「これは!」

「おお!」

「「性転堂カチャッチ!!」」

 

まじでか!?

 

「高橋、他にも何か入ってるぞ」

「本当だ!」

 

カチャッチを取り出すと下に埋まっていたのは......カチャッチのソフト!?それがいくつも!?

 

「な、なんだこれは......」

「すげえ奴もいたもんだな」

「超乱闘もある!」

「ああ。これでいつでもできるな」

 

超乱闘の他にも、ボールでモンスターを捕まえるやつや、車でレースするやつもあるようだ。普通の女の子でも楽しめそうなところを狙ったのだろう。

 

「おそらく、お前がコメントの返信でカチャッチをやってみたいって言ってたのを見たんだろうな」

 

なるほど。だとしてもここまでするか?

すごい人もいたもんだ。

 

「めちゃくちゃ嬉しいんだが、こんなのどうお礼すればいいんだ?」

「多分、お前が遊んでるところを見れればそれでいいんだと思うぞ。対戦ゲームなら、オンライン対戦を募集してもいいな」

「なるほど!」

 

それなら、送ってくれた人も来るかもしれない。

今度、超乱闘の対戦を募集してみるか。

 

 

 

ところで、まだプレゼントが2つ残っていたな。

どちらも小さいダンボール箱なので服ではないだろう。今度はなんだろうか?

 

さっそく、1つ開封してみる。

 

「これは......ヒモ?」

「いや高橋、それ多分水着だ」

 

............

 

 

何も見なかったことにして、最後のダンボール箱を開封する。

 

入っていたのは、こけしのような、何やら見たことがある形。

 

「............」

 

スイッチオン。

 

「ブブブブブブブブ」

 

スイッチオフ。

 

 

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