異世界で美少女になった俺、地球に戻れたので裏垢やってみる。   作:貯水庫

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視点が戻ります。


33話 終わった

 

 

「じゃあね服部、ありがとな」

「おう、じゃあな」

 

服部の車で送ってもらったプレゼントをいつものように2階にある俺の部屋の前のベランダまでジャンプして運ぶ。

こうすれば、家族にバレずにプレゼントを持ち込める。バイブとか頭のない女体とか間違っても見られるわけにはいかないしね。

 

「ただいまー」

「おかえりお兄」

 

玄関で妹が迎えてくれた。かわいい。

 

さて、さっそくプレゼントを部屋にしまいにいこう。

今日はかなり多いからね。どうやってしまおうか......

 

「そうだお兄、服をしまうところがないなら私の部屋使っていいよ」

「............え?」

 

ありがとうと言いかけて、固まった。

この子、なんで服のこと知ってるの?

 

ニヤリと笑っている妹。

まさかとは思うけど、裏垢のことバレてないよね?

 

「ど、どういう......?」

「いっぱいもらってきたんでしょ、スノウちゃん?」

 

バレとるやんけ!?!?

 

まずい。さすがにまずい。

まさか妹のフォロワーが俺の写真にリアクションしたか?そもそも妹がOwatterをやってるなんて知らなかった。

 

誤魔化しは......効かないな。

白髪美少女裏垢なんて俺しかいない。

 

写真も見られたよな。極限まで肌を晒した写真が。

俺の前世を知る人に見られた。理解のある服部ならまだしも、妹は元男がこんなことしてて気持ち悪く思うだろう。

 

終わった。

こうなればもう家での俺の扱いはオタク引きニートから露出狂変態キモオタ引きニートに大幅格下げだ。

 

「い、いつから......?」

「昨日だよ。クラスの男子が写真をフェバしてたから。あ、でも安心していいよ。誰にも言うつもりないから」

 

ん?

 

「ん?」

「え?」

 

誰にも言ってないってことは、両親にはまだバレていないということ。

それはよかった。でも俺が危惧してるのはそんなことじゃなくて......

 

「ええと、そうじゃなくて、俺がこんなことしてて気持ち悪いとかは思わないのか?」

「ううん。だってお兄が考えてることだいたいわかるもん」

 

まじか。

 

「お兄かわいいもんね。それを皆に見せてもいいと思うよ。......まあ、ちょっと過激かもだけど」

 

顔を赤らめ目を逸らす妹。

 

「なんというか、家族からアイドルがでたみたいな感じかな?だから、お兄の写真が伸びてたら私も嬉しいよ」

「そ、そうなのか」

 

どうやら、俺の裏垢を認めてくれているらしい。

よかった。妹にキモいとか思われたら生きていけなかった。

 

「でも、みーさんもやってたのは意外だったな。そのおかげでお兄に会えたんだろうけど」

 

あ、そうか、俺がバレたら連鎖的にみーさんもバレちゃうのか。

 

「生きているうちにみんなの記憶に残りたかったって。一応言っておくけど、みーさんのことは他の人には言わないようにね」

「わかってるよ。これから高校生活が始まるもんね」

 

わかってるならいいや。まあ、妹にバレたのは俺のせいだし、後で謝っておこう。

 

「ところでお兄、昨日もらったのはどこにあるの?」

「昨日......ああ、プレゼントのことか。ベランダにあるよ」

「ベランダ」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「わあーすご、これ全部もらったんだ」

 

プレゼントを入れた袋の中をごそごそと調べている妹。

そういえば裏垢が知られちゃったなら、昨日もらったお菓子は妹に食べてもらってもいいな。

 

「お菓子もいっぱいもらっちゃったから、好きなだけあげるよ」

「ほんと!?ありがとう!」

「雪○ちんすこうとか、スノーボールクッキーなんてのもあったな」

 

スノーボールクッキーってのはなんか白い粉まみれの丸いクッキーみたいなやつだ。

雪○だいふくは冷凍食品だから服部にもらっていただいた。

 

「へえー、......う」

 

突然妹が顔をしかめたと思ったら、その視線の先には大量の大人のおもちゃがあった。

 

「あー......それな、なんかよく送られてくるんだよね」

「うわ、信じらんない、セクハラだよ!セクハラ!」

「セクハラにお金かける人もいっぱいいるってことだね」

 

まあ、俺もかなり際どいことしてるからね。

肌晒して煽っといてセクハラするなって言うのもご無体な話だし、このくらいなら割り切っている。

 

「いっぱいあるしいくつかあげるよ」

「............いらないよ!!」

 

え?その間は?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

プレゼントをいい感じに整理した。

ベッド下に引き出しを入れて小物を整理し、かつラブドールを奥に隠すという一石二鳥の秘技だ。

大量の服は妹の部屋にも仕舞わせてもらった。今後も増えていくだろうし、妹に協力してもらえるのはでかい。

 

「ありがとうな。俺がもらったもので欲しいものがあったら言ってね」

「じゃあ私も配管工カートやりたい!」

「いいね、一緒にやる?」

「うん!」

 

なんと。妹とゲームなんていつぶりだろうか。

 

この日はとても楽しい時間を過ごすことができた。

 

 

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