タイトル回収はしていません。
タイトルを考えた時の筆者の衝動によってこのタイトルがつけられています。

駄文ですが、見て頂ければ幸いでございます。

1 / 1
お久しぶりです。

自分はFGOをやってはいないのですが、どうにも第二部六章の全ストーリーが解放されたようで。

いつかやってみたいなと思いながら、Fate/の二次創作を読んでいたところなぜかアイデアがポンと浮かんでしまいまして。月姫少しやった影響か、ひらがなで表記している単語も多くなっております。

ところで学生のみなさまはあしたから新学期でございます。みなさんもコロナウイルスに気を付けて、何よりも自分の命を大切にして生きていきましょう。

いつもと比べると短い文章で満足のいかない方も多いかと思われますが、どうか最後まで見ていただけると幸いでございます。


Dear ” A hollow world. ” ―― From a novelist

――この世界に、救いなんてものはない

 

星が輝く夜。天より流星は墜ち、尾を引きながら消えている。

北を向いて視線を(ソラ)に向けてみれば、そこには何ら変わりもなく道標(ポラリス)が輝きを放っていた。

 

――生まれた時から、きっとそうだった

 

夜空の一等星(唯一の存在)は、今だって粛々と、そして燦然とまたたいている。

その周りで輝いている星たちはきっと、一等星になりそこなってしまった悲しき星たちなのだ。

 

――そして自分も、そうだった

 

光の帯を構成しているちいさな星たち。

その星たちにどこか哀愁を感じて、手を伸ばそうとしてやめた。

 

――自分は、なりそこないだった

 

誰かに呼ばれたような、そんな気がして足を進めた。

そんなことをしても、何も意味のないことだとわかっていても、今はただ進むことしかできなかった。

 

――一等星(唯一の存在)に、なれなかったにんげんだ

 

つめたい、いたい風が、この身をたたく。

北にかがやく北極星(ポラリス)へ、ひきつけられていくように足を進める。

 

――でも、もし、

 

進めるだけ進んで、足をとめてみれば、その先に地面はなくなっていた。

がけ。落ちてしまえば、きっと助からない。

 

――一等星(唯一の存在)に、なれたのならば

 

さっきよりもかぜはつめたく、肌をさらにいためつけてきている。

びゅう、びゅう、と。風はどんどん強くなっていく。

 

――それなら、きっと

 

後押しをされるかのように、風に身を委ねるかのように、一歩を踏み出す。

瞬間、無限に感じる浮遊感。

 

――きっと、きっと

 

いままで立っていた地上は、すでに過去のものになっていた。

遠く、とおく、トオクなっていく一等星たち。消えていく、夢幻(無限)のような星。

 

――すばらしい、ものなのだろう

 

伸ばし損ねた手を、()に向かって伸ばす。

遠く届かない、夢の存在(モノ)だとわかっていても、ただ手を伸ばさずには、いられなかった。

 

――ああ、気がつかなかった

 

指先が冷たくなっていく。

真っ赤に染まる視界。

急激に遠のいていく自我(ジブン)

 

彼方の北極星は、いまも海を見つめている。

自分のような存在は見つめていないと、自分でも理解している。

 

――だからこそ、ひとは

 

でも、だからこそ自分は、この世界の片隅に"自分が生きた"証を残したかったのだ。

こうすればきっと、だれかの目に映ってくれるかもしれない。そんなありえざることの可能性を考えながら、自分はこの感覚に総てを委ねてしまったのだ。

 

――担い手(唯一の存在)を探し、

 

チカチカ。視界が明滅する。

グラグラ。脳漿が揺さぶられる。

ばらばら。身体を構成していたナニかが消えていくような感触。

 

これでいい。これでよかったのだ。

これで自分はようやく、唯一の存在に、なれる。

 

――永遠の時を、旅するのだろう。

 

 

 


 

 

 

Who can prove at this moment whether we are sleeping and dreaming or waking up and talking?

(今この瞬間、私たちは眠りながら夢を見ているのか、それとも起きて話をしているのか、誰が証明できるというのだろう)

 

自分の人生の主人公になりなさい。

あなたは人生で、自分の望むどんなことでも出来るのです。

 

古代ギリシャの哲学者、プラトンの名言より

 

 

 


 

 

 

誰かに呼ばれたような気がして、目を開く。

自分は死んだはずだというのに、なぜ意識があるのだろう。

 

ゆっくりと身体を起こす。目線の高さからして、今の自分はとても大人とは言い難い大きさになっていた。

周りを見てみても広がっているのは長閑な風景ばかりだ。現代で見ることなどできない、美しい自然が大量にある。

 

……わからない。

なぜ自分は、このようなところにいるのだろうか。

 

その問いに答える人物などは、この場には存在していなかった。

 

野暮なことを問うのはやめにして、歩き出すとしよう。

自分とは何者か。自分とはどこからきて、自分は何処へ行くのか。

それを知りに行くとしよう。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ほうほう、面白い人間がきたみたいだ。……ありえざる人間、か。私の夢見るハッピーエンドのために、彼は利用できるかもしれないね。

そうは思わないかい、ウーサー。そして、どこからか私のことを見守っている諸君?」




ちなみに続きません。
受験勉強が少し落ち着いて、天の鎖の投稿準備が整ったら投稿すると思われません。

やって見せろよ、作者!
何とでもなるはずだ!
短編小説だと!?

~作者に投稿ペースアップを促すダンス~(AA省略)

ネタの使いまわしは本当にダメ、絶対。

因みにタイトルの日本語訳はこれです。
親愛なる「虚構の世界」へ――一人の小説家より

このタイトルに意味はありません。
言葉に意味を持たせるのは筆者ではなく、きっと読者の皆様なのでしょう。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。