この素晴らしい天使に祝福を!   作:meigetu

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リアルが忙しくて、投稿が空きました
マジですみません。
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七話 お休み

「ここを、こう配線して...こうすると...」

「ジブリール。何しているんですか。」

 

と、図書館の制御室をいじっている際に唐突に後ろから声をかけられた。

 

「わっ。」

 

と、驚き後ろを振り返るとそこには、エリス様が興味深そうにこちらを見られていた。

 

「エリス様でしたか...驚かせないでください。」

「驚かせてしまいましたか。すみません。」

 

と、エリス様は申し訳なさそうに謝る。

 

「大丈夫です。単にびっくりしただけですから。」

「そうでしたか、それならいいのですが...」

 

と申し訳なさそうにする。

 

「そこまで、責めていませんから、大丈夫ですよ。それでどうしてこちらに?」

 

と、エリス様に聞く。

 

「ああ、仕事がひと段落ついたので今後の予定を決めようと思いまして、それよりも今、何をしているのですか?ジブリール。」

 

と、先ほどつなげていた配線を指さす。

 

「これは、魔導障壁を組み立てていましたね。」

「魔導障壁?」

 

と、エリス様は聞かれる。

 

「はい、先日機動要塞デストロイヤーを討伐した際に伝説級のコロナタイトを手に入れられたので、作ろうかと思いまして。」

「コロナタイト?討伐した際に持っていた大きな赤い水晶ですか?」

「はい、あれがないと作ることすらできないのでいい機会だと思い作りました。」

 

と、エリス様に説明する。

 

「どういう効果があるんですか?」

「攻撃魔法はたとえ爆裂魔法であったとしても、指定さえしていれば跳ね返すことができ、そのうえで内部にいる生物の魔法を私の意思一つで制限することなどなどができるように作りました。」

「な、なるほど...」

「まあ、そこまで使う機会はないとは思いますが...図書館を魔法で水びだしに前例がありますからね。」

 

と、言う。

 

「まあ、あれは...わざとやったわけではありませんし...」

「わざとでしょうが、ないだろうが関係ないですよ。そもそもここに来られる時点で不快です。」

「まあ、そういわずに...」

「まあいいです。それよりも、後一、二時間ほど待ってください。もうすぐ仕上がるので。」

 

「そうですか...わかりました。できれば暇つぶしの本とかがあれば教えてほしいのですけど...」

 

 

 

と、エリス様は聞かれた。

 

 

 

「そうですね...一時間ほどの暇つぶしであれば星新一なんていうものはいかがでしょうか。ショートショートで読みやすいとも思いますし。」

 

「ほし、しんいち?ショートショート?」

 

「ああ、ショートショートとは、小説の中でもとても短い小説が集まったものですね。そして星新一は、向こうでは有名なSF作家ですよ。」

「SFですか...サイエンスフィクションというのでしたっけ?私、科学というものに詳しくないのですが大丈夫でしょうか?」

「はい、なんとなく科学というものを知っていれば読めますよ。」

 

と、手では作業を進めつつ言う。

 

「そうですか...なんという題名がおすすめですか?」

「そうですね...『ぼっこちゃん』というものはいかがでしょうか?」

「『ぼっこちゃん』ですか。不思議な題名ですね。どこにありますか?」

「確か...中央14番目の列の左から5番目の本棚の、上から6番目の棚の左から7番目の本ですね。」

「わかりました。待っていますので、ぜひ早く終わらせてくださいね。」

 

と、階段を上がっていった。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「...すさまエリスさま、エリス様。聞こえますか?」

 

という声が聞こえてきた。

この声はジブリールの声だ。

 

「ああ、すみません。ついつい、本に集中していました。それで、魔導障壁は張り終えましたか?」

「はい、窓を見てもらえばわかると思いますが青い靄のようなものが見えますよね。」

 

と、ジブリールは窓を指をさす。

そこには、時折日差しに照らされて、青い靄のようなものがかかっているように見れた。

 

「すごいですね、試してみてもいいですか?」

「いいですよ。では...」

 

と、ジブリールは鼻のあたりに人差し指と、中指を立てて念じた後。

 

「そうですね。では何かスティールで盗んでください。」

「わかりました。では、『スティール』。」

 

と、私は腕を前に出しスキルを発動させる。

すると、手には何も握られていなかった。

念のためにもうニ、三度、スキルを発動させるが何事も手に入れることができなかった。

 

「手に入りませんね...」

「うまくできているようですね。では、一度外すので使ってみてください。ちなみにあたりは、この財布ですね。先日のダンジョンの報酬が入って、50万エリスは入っていますよ。」

 

と、ジブリールは再度念じた後、大きくなった財布を見せてきた。

 

「では、『スティール』」

 

と、スキルを発動させる。

すると手には何やら布ような感触があった。と同時にゴトッという音が鳴る。

少なからず、財布ではない感触に驚きつつ、確認するために手を広げる。

と同時にジブリールは恥ずかしそうに股に手をやった。

 

「これは...パンツですか...」

 

と、手を見てみると中にはジブリールの特徴的な黒いパンツがあった。

目の前に、視線を向けると、パンツで支えていたスカート代わりの布や腰回りの装備が落ち、あらわとなった秘部を、手と、羽で隠していた。

 

「あの...恥ずかしいので返してくれませんか。エリス様...」

 

と、ジブリールはもじもじとする。

私は、ジブリールの珍しく恥じらうことに、胸の奥がざわつき自然とジブリールに抱き着く。

 

「え、ちょっと待ってください。え、まだお昼ですよ。エリスんn」

 

と、ジブリールにしては、珍しく本当に戸惑った声が聞こえる。

意外な一面が見れてか、私の胸のざわつきが抑えられないほどに大きくなり、唇を私は押し付けた。

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「それで、何の用で来られたのですか、エリス様。」

 

と、一通りの長い情事を終わらせ湯浴みを終えた後、私はエリス様に声をかける。

 

「そんなに怒らないでくださいよ...」

 

申し訳なさそうな顔をして頬を掻きながらエリス様はそういった。

私は、抗議するようにそっぽを向く。

 

「ごめんなさい。いきなりヤッてしまって。」

 

私は、エリス様の方を見て言う。

 

「ヤったことに関しては、怒っていませんよ。現に前に甘えてくださいといいましたしね。」

「ではなんで、怒っているのですか?」

 

と、エリス様は聞かれる。

 

「今、何時だと思っています?」

 

と、エリス様は図書館の窓と時計を見て驚いた顔をされる。

そこには、夜がおりており、きれいな三日月が輝いている。時計はすでに夜の8時を過ぎていた。

 

「え、もうこんな時間なの。」

「そうです。エリス様は確か昼の2時頃来られましたよね。」

「もしかして四時間連続で...」

「そうですよ...愛してくれるのは嬉しいですけど...ちょっと...」

 

と、エリス様は驚いた顔をされる。

 

「まあいいです。それよりも、今日はどのようなようがあったのですか?」

 

と、私はひとまず話を切り替えた。

エリス様は、仕事モードになったのか、先ほどの浮ついた空気をなくし真面目な表情で語り始める。

 

「大きくは二つあって一つ目は、魔王軍幹部の二体目が討伐されました。」

「そうなのですか...前に討伐されてから一年もたっていないのに、かなり早いですね。ちなみに誰が討伐したのですか。」

「カズマ...といってもあなたは覚えていないでしょうね。あのアクア先輩を特典にした子です。」

「ああ、あの少年がですか...」

 

と、思い出す。

 

「意外ですね、ここ数十年誰一人として魔王軍幹部が討伐できていなかったのにここにきて二体撃破とは...」

「そうですね...」

「カズマ...始めの魔王軍のベルディアでしたっけそれを倒したのもあそこのパーティーでしたよね。確か、あいつが、堕天してから1年は立っていなかったはず...」

「そうですね...正確には9か月ぐらいでしたっけ。」

「すごいですね。今までも、伝説の勇者レベルの人が生涯をかけて、幹部を二人倒した方はいらっしゃりましたが、ここまでとは。」

 

と、感心し私は手を顎に当てて考える。

 

「では...英雄譚の編纂を?」

 

と、エリス様に問う。

 

「はい、お願いできませんか?」

「構いませんが...本当にやる意味はあるのでしょうか...魔王軍幹部を二人も倒したとなると人間たちが勝手に英雄譚を書き上げそうですけど...」

 

と、私はため息をつく。

 

「仕方がありませんよ。上層部は相も変わらず、悪魔に信仰をとられるのを必要以上に恐れているみたいで、実状は人間の悪感情をすするしか能がない連中なのですから。」

「まあ、そこまで嫌わずに...」

「なぜ、あなたがそこまで悪魔を擁護するのですか。まあいいです。前にも言った通り、上層部は、英雄譚を書く人間を操り悪魔に信仰が集まるように書く可能性が高いです」

 

 

 

「そしてもう一つのほうは?」

 

と、私はエリス様に聞く。

 

「もう一つは私お休みが今日から一週間ほど、とることができました。」

「エリス様がですか...」

「はい、ですからジブリールこれから、一緒にどこかに行きましょう。」

 

と、にっこりとエリス様は笑われる。

 

「なるほど。だから、午前中からあんなに、上機嫌だったのですね。」

「はい、で、どうしましょうか?ジブリールどこか行きたいところはありますか?」

 

と、エリス様は久しぶりの休みからか興奮したように聞いてくる。

 

「特にはありませんが...正直エリス様が行きたいところに行かれればいいと思います。私は最悪いつでもいけますから。」

 

と、言う。

 

「と、言われましても...何も思い浮かばないんですよね...ジブリールどこかおすすめの場所はありますか?」

「どういうような街に行きたいのですか?エリス様?」

「できれば普段いかないような場所に行きたいのだけど...」

「普段いかないような場所ですか...そうですね。エウリエアは、どうでしょうか?」

 

と、言うと、エリス様は激しく首を横に振る。

 

「いやですよ。何で、自分が信仰されている街に行くのですか。わざわざ休まりに行くのに気が休まりませんよ。」

 

と、反論された。

普段いかないような街で、エリス様の気が休まるところ...

 

「では、水の都アルカンレティアはいかがでしょうか。あそこには温泉もありますし、エリス教信者は一人としていないので気は休まると思いますよ。」

「アクア先輩の総本山ですか。珍しいですね、アクア先輩が嫌いな、ジブリールがその街を選ぶなんて」

 

と、エリス様は意外そうな顔をされてこちらを見てくる。

 

「そうですね。エリス様を第一に考えた結果ですね。少なくとも、アクアを信仰する気狂いの人間種(イマニティ)どもには罪がありませんから。」

「ジブリール、人間種(イマニティ)といわない約束をしたはずでしたが。」

 

と、エリス様から厳しい視線が送られる。

 

「すみません。人間でしたね。イラつくといつもこうなってしまいます。すみません。」

「わかればいいのですが。」

「で、どうでしょうか?」

「いいですね。温泉にも入れますしね。だけど...アクシズ教の人々はいろいろといいうわさが聞きませんが...」

 

と、不安そうな顔をされる。

 

「大丈夫ですよ。変なイマ...人間がほとんどですが、対処方法は考えているので、問題ありません。では、水の都アルカンレティアでよろしいでしょうか?ほかにも王都で、食べ歩きという案もありますが...」

「そうですね...でもアルカンレティアでお願いします。」

「わかりました。」

 

エリス様は少し悩まれた後そう答える。

 

「ジブリールは本当にいいの?」

「いいと思いますよ。それで...どうしましょうか...」

「どうしましょうかとは?」

 

と、エリス様は聞かれる。

 

「何泊されますか?」

「ああ、そういうことでしたか...とりあえずは二泊三日でどうでしょうか?」

「わかりました。では、明日の朝に向かいましょうか。こちらで荷物などを用意しておきますので、エリス様はお休みになってっください。」

 

と、言う。

 

「すみません。お願いしますね。」

 

と、言い、エリス様は寝室のほうに向かわれた。

私は、一通り荷物をパッキングした後、昼の間読む予定だった本を読んでいった。

 




一週間以内に次回は投稿します。

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