ありふれない能力者はとある世界に帰りたい   作:永劫闇

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10話 ライセン大峡谷?さっきいた場所じゃねェか

「突然で済まないがいくつか質問をしても良いだろうか?」

 

「・・・まァ、答えられる範囲なら構わねェが」

 

「では聞こう。なぜハウリア族を攻撃した?」

 

「別に俺らからは攻撃してねェよ。アイツらがいきなり因縁付けてきただけだ」

 

「・・・なるほど、では次だ。お前さんらは何が目的でこの森に来た?」

 

「大した目的はねェな。ただ7大迷宮をクリアしてェだけだ」

 

「つまり試練を受けに来たということか?」

 

「・・・ここに迷宮があンのか?」

 

「知らないのか?この森はハルツィナ樹海、この樹海の奥に迷宮があるんだが・・・」

 

「7大迷宮の場所までは知らねェンだよこっちは。まァいい、さっさと案内しろ」

 

一方通行がそう言った時アルフレリックの護衛と思わしき熊の耳を生やした男の亜人が前に出てきてこう言った。

 

「・・・おい、貴様。人間のくせ態度がでかいぞ」

 

「よせ、ガイル。彼らは迷宮を突破した資格者だ。お前さん如き一捻りだぞ」

 

「しかし!!」

 

「・・・そう言えば迷宮を突破した証拠はあるのかね?」

 

「・・・確か、オスカーの家で指輪を貰った。これで証拠になるか?」

 

 

一方通行は指輪をアルフレリック達に見せた。すると何人かは納得した表情をして熊の亜人に向けてアルフレリックがこう言った。

 

「少し前にもこの指輪を持った少年が来たな。その時はお前さんの上司がその少年に突っ込み大怪我を負い戦える体ではなくなっていたが・・・、お前さんもああなりたいか?」

 

熊の亜人を少し脅し黙らしたところでアルフレリックは一方通行に対して有益な情報を渡す。

 

「ハルツィナ樹海の大迷宮は霧の影響で行ける時と行けない時がある。今は行けない時で次に行けるようになるのはかなり先だ。そこで近くにある大迷宮を教えてあげようと思うんだがそれでいいか?」

 

「・・・まァ、構わねェよ」

 

「感謝する。それで大迷宮の場所だがライセン大峡谷。お前さんらが来た方向にある峡谷にある」

 

「あそこかよ・・・、まァいい感謝する」

 

一方通行は大迷宮の場所を聞くと番外個体をお姫様抱っこし背中から竜巻を4本生やし空を飛んでいった。その様子を見ていたアルフレリック達は驚愕していた。

 

「まさか人間のくせに空を飛べるとは・・・。南雲ハジメより凄い奴がいるとはな。」

 

 

「ねえ、能力のことバラしてもいいの?」

 

ライセン大峡谷に向かっている最中に番外個体がそんな疑問を口に出す。

 

「別に構わねェ。空を飛ぶだけが俺の能力じゃねェからな」

 

「まあ、初見でアンタの能力を見破れる奴はそうそう居ないわね」

 

「あァ、それにステータスプレートを見られても一方通行だけじゃワケ分かんねェだろ」

 

「そうね」

 

そんな会話をしているといよいよライセン大峡谷が見えてきた。

 

「・・・まずは大迷宮を探すことからね」

 

峡谷に降り立つと番外個体がそんなことを言ってきた。

 

「まァ、任せとけ」

 

「え?何かいい手段があるの?」

 

番外個体がそう言ったのも束の間、一方通行は峡谷の壁に手を置くと能力を使い超音波で大迷宮の場所を探して行った。

少しすると大迷宮を見つけたのか一方通行は峡谷の壁から手を離し徐に歩いて行った。番外個体は一方通行が何をしているのかまでは分からなかったが信用している相手だからと何も聞かずに一方通行について行く。

五分くらい歩いたところで一方通行が止まり近くにあった岩に触るとその岩を破壊した。

 

「ちょっと何してんの?」

 

「岩が大迷宮の入り口を塞いでいたからぶっ壊した」

 

番外個体は少し呆れつつも大迷宮の入り口を見て一方通行にこう言った。

 

「準備できてる?」

 

「当たり前だろが。とっとと行くぞ」

 




またサブタイ描くの忘れて投稿しちゃった
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