ありふれない能力者はとある世界に帰りたい   作:永劫闇

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11話 また面倒くせェ奴が出て来やがった

一方通行と番外個体がライセン大迷宮に足を踏み込んだ瞬間2人に目掛けて何かが飛んできた。しかし常に反射に設定してある2人には効かなかった。

 

「何今の」

 

「十中八九ワナだろうなァ・・・まァ俺たちには効かねェが」

 

2人が少し歩くとそこには一枚の石板がありそこにはこう書いてあった。

 

〝ビビった? ねぇ、ビビっちゃった? チビってたりして、ニヤニヤ〟

〝それとも怪我した? もしかして誰か死んじゃった? ……ぶふっ〟

 

「ねえ、これってもしかして煽られてる?」

 

「・・・関係ねェよ。先を急ぐぞ」

 

少しイラついた表情で進む2人。

そもそもこの迷宮は魔法が使えない状況でいかに自分の力で突破するかがコンセプトになっているのだが2人は魔法が使えない事に気づいていないし全ての攻撃を反射できるのでこの迷宮にとっては2人は相性最悪だった。

そんなこんなで全ての罠を反射で突破し、2人の目に見えてきたのは大きな扉だった。

 

「いかにもラスボスって感じだけど・・・なんかこの迷宮簡単だったわね」

 

「確かに簡単だったが・・・ここからだ。行くぞ」

 

そう言い歩き出した2人に対し、突如として扉の両脇に置いてあった2つの甲冑が動き出し襲いかかってきた。

 

「簡単には通させないって事ね。一方通行!ミサカは右をやるからアンタは・・・」

 

番外個体が言い終わる前に一方通行が右手を上げその手の中に竜巻を作り出しそれを動き出した甲冑に向けて発射した。竜巻は見事に甲冑に当たり、思い切り吹き飛び壁に当たりバラバラになった。

 

「・・・少しはミサカにも戦わせてよ」

 

「オマエが戦うより俺がやった方が早えェ」

 

「その通りなんだけど・・・まあいいや。扉、開けるよ?」

 

そして扉を開けた先にあったのは沢山の浮いている石だった。2人がそれを見て少し驚いた表情をしていると2人の真上から浮いてる石が落ちてきた。もちろん反射が働いているので避ける必要がなく、そのまま石は2人に当たりその衝撃で沢山の砂埃が舞った。

そんな様子を見ていた一体の巨大ゴーレムが言葉を話した。

 

「う〜ん、びっくりしすぎて固まっちゃったせいで潰されちゃった〜。これじゃ初見殺しだね〜、やっぱり罠はもう少し・・・」

 

「おい、誰が死んだって?」

 

その言葉を聞いた巨大ゴーレムは驚きながら砂煙の中を見てみるとそこには無傷の一方通行と番外個体がいた。

 

「オマエがこの迷宮のボスか?」

 

「・・・そうだよ〜、ここのボスをやっている皆大好きミレディ・ライセンちゃんだよ〜。それにしても凄いね、今のどうやって生き延びたの?」

 

「別に何でもイイだろ。そんな事よりとっとと戦え。俺たちの目的は神代魔法だけだ。戦わねェってンならオマエをスクラップにしてやる」

 

「私の質問に答えないばかりか凄いことを言ってることを自覚して欲しいな〜。・・・まあ良いや貴方達が欲しい物は私を倒したらゲット出来るよ」

 

ミレディと名乗った巨大ゴーレムはそう言うと一瞬で飛び上がり2人に向かって浮いた石を落とした。 




次回 一方通行&番外個体vsミレディ・ライセン

力の向きを操る一方通行と重力を操るミレディ・・・。ミレディ勝ち目なくね?
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