ありふれない能力者はとある世界に帰りたい   作:永劫闇

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ついに愛子先生登場!


15話 ンだァ?この教師。中身は大人でも見た目はガキじゃねェか

 

イルワ・チャングと名乗った男は早速気になった事を聞いてきた。

 

「早速で悪いがあの手紙はどこで手に入れたんだ?」

 

「ブルックの街のギルドの受付にいたおばちゃんから」

 

「ふむ・・・まあ十中八九キャサリンだろうね。彼女から貰ったんなら君たちは期待して良いな・・・よし君たちに依頼したい事があるのだが良いかね?」

 

「・・・内容次第ね」

 

「内容自体は簡単だ。行方不明者の捜索だ。北の山脈地帯の調査依頼を受けた冒険者一行が予定を過ぎても戻ってこなかったため、冒険者の一人の実家が捜索願を出した、というものだ」

 

「それだけ?」

 

「ああ、探して欲しいのはクデタ伯爵家の三男ウィル・クデタという人物だ。伯爵とは個人的な仲だからね。できるだけ早く見つけ出したいと思っている。どうか受けてくれないか」

 

番外個体はどうしたものかと一方通行の方を見る。一方通行は面倒臭そうな顔でイルワに提案した。

 

「なら、コッチでいくつか条件を付ける、だったら構わねェが」

 

「・・・その条件とは?」

 

「まず冒険者ランクを一番上の奴にしろ。それとギルド関連に関わらず、アンタが持つコネ全てを使って、俺達の要望に応え便宜を図ること。あと俺のステータスプレートを作ること、これだけだ、簡単だろ?」

 

「それは・・・」

 

イルワにとって2つ目の条件は厳しいものだった。なぜならこれを承諾してしまうとフューレンのギルド支部長が一人の冒険者の手足になるようなものだと理解したからだ。

 

「何をするつもりだい?」

 

「別に俺たちが何かをするつもりはねェが。少しでも貸を作っといた方がいいだろ?」

 

「・・・まあコネが多い方が動きやすいからな。・・・分かったその条件で依頼を受けて欲しい。・・・ウィルを頼む」

 

「・・・あァ」

 

 

話が終わったので2人は部屋を出た。そして人気の無い場所まで来ると翼を出し2人は北に向け飛んでいった。数時間飛んでいるとあたりが少し暗くなってきたので番外個体は一方通行に今日はどこで寝るのかを尋ねる。

 

「もう暗くなってきたけど・・・今日はこの後どうすんの?」

 

「後少しでウルっつー湖畔の街が見えてくる筈だ。そこの宿で寝る」

 

2人はウルに来ると寝る前の腹ごしらえと寝る場所の確保として水妖精の宿を選んだ。その宿に入りながら番外個体は一方通行にこう告げた。

 

「・・・ねえ、ミサカ達は元の世界の戻れるのかな?」

 

「ンなこたァ今は分からねェが・・・絶対に帰るんだよ。あのクソッタレな世界に」

 

「今!帰るって言ったのは誰!?」

 

2人がそんな事を話していると見た目が小学生ぐらいの女性が大声を出しながら奥の席から出てきた。

 

「・・・あなた達ですか?今帰るって言ったのは?」

 

「・・・あァ?確かに言ったがテメェは誰だ?どう見ても学園都市の連中の見た目には見えねェが・・・。あァ、そうかオマエらまた違う世界から来た連中か」

 

「ちょ、ちょっと待ってください。確かに私の生徒ではなさそうですが別の世界って何ですか!?詳しく話を聞かせてください!」

 

「・・・まァ、構わねェが」

 

その女性がいた席に連れられた2人は他にも人がいるのを確認するとその人達から一番遠い席に座った。

 

「まず状況整理しましょう。私の名前は畑山愛子。トータスに来た生徒達の担任をしています。こっちの子供達は私の生徒、こちらは私の護衛をしていただいている方々です。・・・さっき別世界から来たと仰っていましたがどう言うことでしょうか?」

 

「そのまンまだ。オマエ達とは違う世界から来た」

 

「・・・まあ私たちが違う世界から来ているのでまた違う世界があってもおかしくはありませんが・・・ところであなた達の名前は何と言うのでしょうか?」

 

「・・初対面のヤツに言うと思うか?」

 

そんなやりとりをしていると愛子の護衛の騎士デビットが怒鳴り声を上げる。

 

「おい貴様!愛子が質問しているのだぞ!質問に答えろ!!」

 

「・・・うるせェな。なンで俺たちがオマエの指示に従う必要があるンだ?」

 

その言葉に憤慨したデビットは腰にある剣を抜き一方通行に突きつけ脅そうとした。

 

「貴様!今の言葉を取り消せ!」

 

「なンで取り消さねェといけないンですか〜。つーかこっちは飯を食いたいンだ、分かったらそれを下せ」

 

「貴様ぁ!!」

 

「だめぇ!」

 

デビットは剣を振りおろした。愛子側は止めようとしたが間に合わず剣は一方通行に当たった。しかしその剣は一方通行に当たると折れた。何が何だかわからない愛子側は呆然としていた。

 

「・・・おィ、剣を下ろしたって事は死ぬ覚悟は出来てンだろォなァ?」

 

「ま、待って下さい。殺すのは勘弁してください!」

 

「・・・はァ?」

 

「今は情報交換の時間です。こちらの情報を渡すので彼を殺すのは勘弁して下さい、お願いします・・・」

 

「・・・チッ、オマエらが持っている情報次第だ」

 

「ありがとうございます。といっても私たちが持っている情報は多くはないのですが・・・」

 




以前感想を頂いた時に光輝は出さないのかという質問を頂き、出さないと回答しましたがやっぱり出す事にします。
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