階段を降りて行き少し歩いたところに美しい彫刻が彫られたとても大きな扉が現れた。
「いよいよラスボスってとこか?オイ番外個体、少し試してェことがあンだ。今回は手ェ出すな」
「試したいこと?」
「俺の能力についてだ。今の一方通行は今までで一番強ェ。出力の最終調整をやっておきてェからな」
「わかったわ。今回はミサカは見てるだけにするよ。気をつけてね」
「ハッ俺を誰だと思ってやがる。第1位様だぞ」
扉を開けた先に待っていたのは、体長30メートル、6つの頭を持っている、巨大なトカゲのような姿をした化け物だった。例えるなら『ヒュドラ』だろうか。化け物は一方通行を視界に入れた瞬間、殺気をこめた叫び声を上げた。
「グルアアアアアアアアアン!!」
「うるせェな。トカゲごときがァ!」
そう言うと一方通行は右足を上げ地面に向かって思い切り振り落とした。地面を踏んだ衝撃波は1直線に化け物の頭の1つに飛んでいき、その頭を消し去った。
その瞬間、頭の1つが白く光ったと思ったら先ほど消し去られた頭が再生していた。
「・・・再生の能力を持ってンのか。ならそれを上回る火力でぶッ殺す!」
その瞬間、頭の1つが黒く光ったと思ったら一方通行は何かを反射した感覚がした。
「なンかを反射した気がしたが、目に見えねェ攻撃をしたのか?・・・いやこの感覚は魔法か」
「グラアアアアアアアアアアアン!!」
「・・・あいつ何してンだ?」
一方通行が反射した魔法は相手にとってのトラウマや恐怖を見せるというものだ。それを反射され、数ヶ月前に自分を倒した青年と少女のことを見せられ発狂し、6つの頭は互いに攻撃し合っている。
「なンかよく分かんねェが攻撃してこねェンなら・・・あの能力を使ってみるか」
一方通行がそういうと片手を上に伸ばし、小さいプラズマ球を作り出す。それを化け物めがけて思い切り投げた。
そのプラズマ球はとてつもないスピードで飛んでいき化け物に当たると6つの頭が同時に爆発し、化け物は死んだ。
化け物は徐々に薄くなっていき最後には完全に消滅した。
「お疲れ。ねえ最後の攻撃は何をしたの?」
「図書館で魔法に関する情報を探してたときに見つけた魔法創造って言う能力で、当たったらソイツの生体電気を操り脳を破壊させる設定を組み込んだプラズマ球を作り出しただけだ」
「・・・つまり2つの力を同時に使っていたの?」
「あァ、だが脳への負担はねェ。俺自身の脳とミサカネットワークの2つを使ってるからな」
「・・・すごいわね」
そんな会話をしていると不意にどこからか扉が開く音がする。扉は化け物が死んだ方にあった。
2人は警戒しながら進んでいくと・・・そこには1件の屋敷があった。
脳を破壊するなら血液の流れを操ったほうがいいと思います。なんでこうしたかというと単に『生体電気』という言葉を使いたかっただけです。
あと一方通行は魔法創造という力を手にしました。彼は最強でいて欲しいので。
作者の一言 友達とは表面上仲良いふりをし裏では悪口を言っている存在のこと