2人が歩いた先にあった1件の屋敷。しかし一方通行は違和感を感じていた。
「なンでこんなに綺麗なンだ?」
「確かにこんなところに来る人はそうそう居なそうだけど」
「・・・いや少なくとも二人居るじゃねェか」
「奈落の底に落ちた転移者とそのお仲間ね」
「ああ。・・・そんなことはどうでもいい。とりあえずこの屋敷に入るぞ」
屋敷に入った2人。ひとまず1階から探索し、扉が開かない部屋もあったが順調に進んでいくと残る部屋は、3階の奥の部屋だけとなった。
「残るはここだけみたいね。いったい何があるんでしょうね」
「・・・開けるぞ」
一方通行が開けるとそこには床に貼られた1つの大きな魔法陣があった。
一方通行と番外個体は警戒しつつもその部屋に入っていった。
魔法陣を踏んだ瞬間、純白の光が部屋を包み込んだ。2人は眩しくて思わず目を瞑ってしまう。
光が収まり目を開けるとそこには、黒衣の青年が立っていた。
「試練を乗り越えよくここまで辿り着いた。私の名前はオスカー・オルクスという。この迷宮を作った反逆者の1人だ」
「反逆者ァ?」
「ああ、質問は許して欲しい。これは記録映像なのでね、君たちの質問には申し訳ないが答えられない。ただ世界の真実を知るものとして、メッセージを残したくてね。・・・どうか聞いてほしい、これが世界の真実だ」
そうして話し出したオスカー・オルクスの話をまとめると・・・
世界は何百年と絶えず争いが起きておりその争いを止めようとしたのが解放者と呼ばれる集団。
解放者のリーダーは神々が人を駒にして戦争を楽しんでいたという真意を知ってしまい志を同じくするものを同志を募る。
神々に戦いを挑んだが神は人を操り、世界に破滅をもたらそうとする神敵であると認識させ、神に仇なした反逆者とされ解放者達は討たれていった。
自分たちでは神を倒せないと判断し、迷宮を作り用意した試練を突破した者に自分たちの力を譲る。
いつの日か神の遊戯を終わらせる者が現れることを願って。
ということだった。
「君たちに神を倒すことを強要するつもりではない。ただ世界の真実を知って欲しかった。・・・君たちに私の力を授けよう。この力は君たちがどう使おうと自由だ。だが、願わくば悪しき心を満たすためには振るわないで欲しい。話は以上だ。君のこれからが自由な意志の下にあらんことを」
オスカーの話が終わり記録映像が消えると2人の頭にオスカーが言っていた力が入ってくる。少し頭が痛むが魔法を刷り込んでいるのでおとなしくしている。
「・・・大丈夫?」
「あァ、頭ン中いじくり回されてるみてェで気持ち悪いがこれがヤツが言っていた力か・・・」
「生成魔法?」
「鉱物に魔法を付与させて特殊な鉱物を作り出せる・・・あンまり使えなさそうな力だな」
「これって武器を作れるって事よね」
「確かに、鉱物を作り出してから形を変えれば作れるなァ」
「ミサカに作ってくれない?電撃使いだけなのは少し不安だから」
「・・・まァ気が向いたらな」
最後に一方通行が武器を作るフラグが立ちました。
その武器について少しだけ話すと、スペックは美琴の超電磁砲よりかなり上です。