ハウリア達に突っ込んでいった番外個体。自分の能力がどこまで通用するのかを試したくなった彼女は一方通行から貰った銃を右足の太ももにあるホルスターに仕舞うと電撃を体に纏いながら周囲を索敵した。
「気配を隠すのが上手い事で・・・まるで暗殺者集団ね」
足から微弱の電磁波を出し地面の下に砂鉄があることを確認すると、目の前から突っ込んでくるハウリア2人に対して電撃を撃ち込んだ。
しかし簡単に躱されてしまい逆に反撃されてしまう。
小刀のような物を顔目掛けて振り下ろしてきたのだがギリギリ躱し数歩下がると近くにあった木に身を潜める。
「あっぶな、少しほっぺた切られたし。相手も相当の手練れだわ。・・・今ある武器は、鉄釘と地面の中の砂鉄、あとミサカの電撃使いだけ。ここからどうしましょうか・・・。・・・そういえば気配感知とか言うスキルをゲットしたんだっけ、使ってみよ」
この世界に来たときにゲットした気配感知を使うとハウリアが今どこにいるのかが手にとるように分かった。ひとまず気配感知に引っ掛かった1番近い距離に居るハウリア2人の足に向かって鉄釘を使っての超電磁砲を撃つ。見事に命中し足を貫通されたハウリア2人は動けないでいた。その隙をみて番外個体はその2人に即座に近づき、肩に手を置くと死なない程度の電撃を流し込み気絶させた。
「よし、とりあえず2人。・・・さっき気配感知を使った感じミサカに向かってくるのはあと8人ぐらいかしら。2、3人同じ方法で気絶させよっと」
近くに隠れていた4人に対して同じ手段を使い気絶させると再び気配感知を使い残りの人数を探した。
すると遠距離攻撃である超電磁砲を恐れたのか2人のハウリアがナイフを持ち特攻してきた。番外個体は冷静に地面下にある砂鉄を動かし自分の両手に集め砂鉄の剣を作ると向かってきたナイフをその剣で受け止めた。
「何だ!?その剣は!?」
「アンタに教える必要ないでしょ」
受け止めたナイフに対して砂鉄の剣から電撃を送り込むとナイフを持っていた2人は気絶していた。
砂鉄を操り剣から鞭に変え気配感知を使い近くにいた1人に向かって振り下ろす。鞭を絡め捕まえると思いっきり上に投げ飛ばし、左手の標準をそのハウリアに合わせ500万ボルトの雷撃の槍を撃ち込んだ。
雷撃の槍はしっかりと当たりそのハウリアは黒焦げになっていた。
最後の1人を探そうとしたらそのハウリアは自分から出てきた。
「・・・ボスの武器を勝手に使い、私の部下達まで倒す貴様を絶対に許さない。この一撃に全てを賭け貴様を捻り潰してくれよう」
「受けて立つよ。まあミサカの方が強いけど」
そう言いお互いに右手を握り相手に向かって走り出す。
右手を振りかぶりお互いの顔目掛けて思いきり振り下ろす。
ハウリアの拳は番外個体の顔に当たらなかった。番外個体の拳の方が早く顔に当たりハウリアがのけぞってしまったからだ。番外個体はそのまま腕を振り切りハウリアを吹っ飛ばす。吹っ飛ばされたハウリアは数十メートル先にあった木にぶつかり気絶した。
「やっぱり能力だけだと厳しいか・・・。銃を使えばあっという間に終わってたわ。あ、一方通行の方は大丈夫かしら」
一方通行は大丈夫だと思っていても少し心配してしまう彼女は小走りで彼の元へ向かう。
やがて見えてきた一方通行を見て番外個体は安心した。
「ミサカが心配するまでもないか・・・」
そこには無傷で立っていた一方通行とその周りで血を流して気絶している数十人のハウリアがいた。
好きな人を小走りで追いかける番外個体を想像したらマジで可愛いと思った