僕も昔は 縛られてた』
ディズニー版ピノキオより。
氷結牢獄の独房でナグモはアルベドと向き合う。武器こそ取り上げられていたが、囚人服に着替えさせられたわけではないのでアルベドは普段のドレス姿のままだ。だが、収監されてからは手入れを怠っているのか、ドレスには皺が目立ち、純白だった色もどこか燻んで見えていた。
「今更何を話すというの? 守護者統括の地位も取り上げられ、こうして牢獄に繋がれた私なんかに」
衣服と同じ様に、捨て鉢気味な態度でアルベドは接していた。その顔は相手を馬鹿にしてる様な歪んだ笑みを浮かべていたが、むしろ“完璧な淑女”だった頃から落ちぶれた今の自分に対して向けてる様に見えた。
「それとも死体撃ちにでも来たのかしら? 悪趣味な性格ね」
「……アインズ様から聞いた。復活させる際にかつて弄った設定を消したと」
ミキュルニラが“ロンギヌス・レプリカ”の出力を最小限に絞ったお陰で蘇生可能だったアルベドだが、そのまま復活させてはまた暴走していただろう。ナグモ達の話でアルベドが狂った原因は自分が“モモンガを愛してる”と設定をしたせいだと気付いたアインズは、アルベドを復活させる際にその設定を消去したのだ。
「お前が狂った原因は内部データにあたる設定をアインズ様が弄っていたからだろう。それが消去された今、バグは取り除かれた状態だから会話は成り立つと判断したまでだ」
思えば、それがアルベドの乱心の元凶だろう。NPC達は創造主が作った設定、そして創造主自身の性格によって内面が左右される。例えばアウラとシャルティアは『お互いに仲が悪い』という設定がありながら、創造主のぶくぶく茶釜とペロロンチーノは本当に険悪な仲だったわけではないので、それこそ仲が悪いのは表面だけで二人は姉妹の様な関係を築けていた。
だが、アルベドはタブラ・スマラグディナが複雑な設定を作り、その内面も同じ様に精密な性格となった。そこへアインズが戯れで自分を愛させる設定を付け加えたのだ。さらにはその時、アインズはサービス終了時にもほとんど来なかったギルドメンバー達を恨んでいた。それはほんの小さな悪意ではあったが、設定を付け足した際にアルベドの深層心理にも刻まれてしまった。
かくして
「はっ、それが何? 私は悪くなかったとでも慰めてくれるのかしら?」
アルベドは噛みつく様にナグモに言った。
「全部アインズ様が私の設定を改変したせい、お前はただの被害者だとでも言ってくれるの? 貴方や香織を殺そうとしたのも………ミキュルニラが死んだのも………全部、私に責任は無かったとでも言ってくれるのかしら?」
「いいや? お前が何も悪くないとは言わない」
きっぱりとナグモは断じた。
「誰も予期してなかったエラーだったのは認める。でも、その時のお前の言動も相当に癪に障るものだった。香織を死体人形と侮辱したり、定期連絡の度に自分が正妻になれる様にアインズ様へ宣伝しろとしつこく言ってきた事とかな」
かつての言動にアルベドは顔を伏せる。狂愛の熱に浮かされていた時はともかく、今となっては自分の言動はあまりにも恥知らずだったと自覚したのだろう。
「だが………そんなお前を無視してきたのは僕だ。あるいはそこでお前のおかしな点に気付いていれば、こんな事にはならなかったかもな」
ナザリックのNPC達が神代魔法を習得出来なかった事から、ナグモはいち早くNPC達が生物ではなく人形の様な物だと気付いていた。だが、それを公表せず、また香織の処遇で揉めていた為にアルベドとは基本的に話そうともしていなかった。もしもナグモが人形としてでもアルベドの事を詳しく観察していれば、彼女の言動にバグが生じてきていると見抜けたかもしれない。
「“アインズ様が言及しなかったから僕が関与する事じゃない”、“至高の御方達がそう定めたのだから特に問題ない”………結局、そんな風に僕も思考停止していたんだ。それに香織の事を悪く言ってきたお前が嫌いだった。そうやって目を曇らせた結果がこの様だ」
今となっては香織を人形呼ばわりしていたアルベドは結果的に正しかったのだろう。だが、生まれて初めて他人を好きになり、偶然の奇跡でNPCから人間になれた
体が糸で縛られずに自由に動けても、心はまだ
「それに………今のお前はミキュルニラの事を悔いているだろ」
ナグモがそれを言った瞬間、アルベドの肩がピクリと強張った。
「あいつは良い奴だったからな。それこそ自分が“ロンギヌス・レプリカ”で消失しても、お前が消滅しない様にしてたくらいに」
きっとミキュルニラにも、最後にじゅーるが設定を変更した時の内面が反映されたのだろう。ミキュルニラがあらゆるNPCと仲良くしようとしたのは、息子を模った
「狂っていたとはいえ、あいつの死に思うところはあるんじゃないか? だから―――」
「うるさいわね! 勝手に私の心を読んでるんじゃないわよっ!」
それまで黙って聞いていたアルベドが突然大声でナグモの言葉を遮った。その顔には後悔と悔恨が滲んでいた。
「ええ、そうよ! おかしくなっていたとはいえ、あの子を………ミキュルニラを私が殺したのよ! 今更どの面下げて生きれば良いって言うの!?」
アルベドとて、元々は守護者統括という地位にありながらもナザリックの仲間達と仲良くやれる性格だったのだ。デミウルゴスの様に敵に対して冷酷さや残忍さを見せる事はあっても、それをナザリックの者達に向ける事などなかった。
だが、アインズが戯れに改変した設定により、その内面が捻じ曲がってしまった。アインズからの寵愛を独占する事だけが第一となり、アインズの威光を穢すならば仲間達すらも始末すべき対象にしか見えなくなったのだ。
そして去った後もアインズの心に残り続けている創造主達や、アインズに内面に大きな変化を
「こうなったのは全部アインズ様のせい! アインズ様が私の内面を書き換えなければ、ミキュルニラが死ぬ事もなかった! アインズ様への恋心を抱かなければ、私は完璧な守護者統括のままでいられた! そう言えたら楽なのに……なのにっ………!」
アインズの事を罵倒していたアルベドだったが、途中で嗚咽を漏らしながら黙ってしまった。それこそ自分の言った事すらも後悔してる様な姿は、本当にアインズが全て悪いと思ってるわけではないのだろう。
そして―――アルベドが言葉に詰まった理由はナグモには察しがついていた。
「好きだったんだろ、アインズ様の事………
その一言にアルベドは唇を噛んだ。
「アインズ様は自分を愛する様に設定を改変したと言っていたが………それとは関係なく、お前は最初からアインズ様の事が好きだったんだ。だから、自分の内面を弄ったアインズ様の事を憎む事など出来ない。違うか?」
「………なに? 前は人間はおろか、他人の事も寄せ付けない“人間嫌い”だったくせに、いつから
「観察と推論。それを結びつけた上で出した結論だ。このくらいは普通の人間でも出来る」
「そう。デリカシーが無いわね」
ナグモにそう返すと、アルベドは話し始めた。
「好きだったのよ、ずっと。この世界に来る前から………タブラ・スマラグディナ様がナザリックに来なくなってからも、あの方は毎日玉座の間に来て下さった。ずっと、ずっと………その姿を目に追っていたもの」
“ユグドラシル”時代、玉座の間はナザリックのメイン操作が行える場所だった。アインズはナザリックの残り資産やクエストで稼いだ金やドロップアイテムの確認に来ていただけなのだろうが、それでも玉座の間にずっといたNPC―――アルベドにとっては毎日、自分に会いに来てくれる様に感じていたのだ。
「身体が自由に動かなかった“ユグドラシル”の時から、アインズ様の事をずっとお慕いしていたわ。だから、あの日………私の
きっとアルベドは“ユグドラシル”の時からアインズに一目惚れしていたのだろう。直接会話した事は無いし、アインズがどんな性格だったのかも詳しくは知らない。だが、それでも毎日姿を見ていく内にアインズの事が好きになっていったのだ。そうして
「滑稽に思うでしょうね………アインズ様が本当は人間だった事も知らなかったくせに、愛に狂うだなんて。でも、それでもアインズ様の事を想っている間、私は幸せだったの。他の何を差し置いてもね………。私ではなく、
電子の人形は恋をして、歪んだ形とはいえ愛を知った。そうして………思い人は既に別の人が好きだった、という現実に破れた。
これはだたのそれだけの話なのだろう。それを滑稽と嘲笑う事は―――ナグモには出来なかった。
自分だってとっくに正常な物ではなくなったと知らずに恋人ごっこに興じていたのだから。
「だから、もういいわ………。正気に戻されようが、アインズ様の一番は私じゃない。同胞殺しの私なんか、もう放っておいて」
ナグモに背を向け、アルベドは独房の片隅で蹲る様に顔を伏せた。外界の一切を拒み、生涯をこの独房で一人寂しく過ごすと決めている様だった。
「ふざけるな」
唐突にナグモが静かに言い放つ。
「じゃあミキュルニラの死は何だ? お前が“ロンギヌス・レプリカ”を強奪する時に殺されたエルダーリッチは? 僕の部下達はお前がここで引き籠もる為に死んだとでも言うつもりか?」
大声で怒鳴っているわけではない。だが、ナグモの言葉には強い力を感じさせていた。
「言っておくが、僕はお前の事を絶対に許さない。だからこそ、ここでお前がのうのうと独房に籠もって死ぬなんて許すものか。ミキュルニラの事を悔やんでいるなら、あいつの分までこの先ナザリックの為に尽くせ」
それでも顔を上げようとしないアルベドに近寄り、ナグモはアルベドと目線を合わせる様にしゃがんだ。
「もう僕達は
間近で声を掛けられたアルベドはナグモを見る。その顔は以前の様な人形みたいに無機質な無表情でも、香織を恋人にしていた頃から見える様になった子供っぽさも消えていた。
「
だが、それでも――――ナグモにとって外の世界で得た事は無益だとは思わなかった。
じゅーるが与えてくれた自分という存在も、香織との恋も、ミュウとの出会いも、全て
ここで歩みを止める事は、それこそこれまでの自分に対して―――そして自分を生かす為に命を賭した、あの賑やかだった少女に対して――――やってはならない裏切りの様に思えていた。
「“恩には恩を、
じゅーるがよく言っていた口癖をナグモは話す。
「お前はミキュルニラの慈悲で消滅を免れた。その恩には必ず報いろ」
「………仮にも傷心中の女に随分と厳しいのね」
「ああ。僕からすればミキュルニラの
言いたい事は終わり、ナグモはアルベドに背を向けると独房の入り口に戻った。
「鍵は閉めなくて良い、とアインズ様に言われた」
独房のドアに手をかけながらナグモは振り向かずに言った。
「頭が冷えたら、アインズ様へ自分の足で詫びに行け。そして今後はアインズ様とユエ、そしてその子の為に魔導国に一層と尽くせ。ミキュルニラの件は一生許さないが、それで今回の事は手打ちだ」
そしてアルベドの返答を聞く事なく、ナグモは独房から出て行った。独房のドアは閉められたが、宣言通り鍵を掛ける音はしなかった。
「………やっぱり、貴方なんて嫌いよ」
しばらくしてアルベドはナグモが出ていったドアを見ながらポツリと呟いた。
「少し前まで弱い人間だったくせに………いつの間にか一丁前の口を利くくらい成長しているのだから」
ここで燻り続ける自分がより一層に惨めに思えて、アルベドは小さな子供の様にギュッと自分の膝を抱えていた。
***
ナグモが氷結牢獄の館を出ると、そこにアインズとコキュートスがいた。
「アインズ様。わざわざお越しになる必要はなかったですのに」
「アインズ様ハオ前ノ事ヲ心配サレテオラレタノダ。アルベドガ逆上シテクル可能性モゼロデハナイカラナ」
カシャカシャと口の鋏を鳴らしながらコキュートスはそう言った。第五階層の守護者として、コキュートスもアインズの護衛を兼ねてここにいたのだろう。
「………アルベドとは話せたか?」
「ええ。言いたい事は伝えてきました」
そうか、とアインズは短く答えた。ナグモがどうしても話しをつけたいと言ったので許可したものの、その話し合いがどうなるか、やはり不安だった様だ。
アインズはチラリとアルベドの独房がある窓を見る。あんな事があっても、未だにアインズの中ではタブラ・スマラグディナから預かった大切な娘も同然だった。
「やっぱり、俺もアルベドと話しをしに行くべきじゃないか?」
「それはお薦めしません。あいつにも言いましたが、会いに行くならあいつからアインズ様に伺いに行くべきです」
「ウム。上ニ立ツ者ハ下ノ者ノ気持チヲ汲ンデモ、顔色ヲ伺ッテハナラナイト言イマスナ」
ある意味では自分が元凶である為、アインズはそう言ってみたが配下の二人は首を縦に振らなかった。
「何ヨリ、アル意味デハアルベドニトッテ、イマ一番顔ヲアワセ辛イノハアインズ様デショウ。アルベドニモ今シバラク頭ヲ冷ヤス時間ガ必要デス」
「そうか………」
「もしも出て来たら、その時に話ぐらいは聞いてやるくらいが丁度良いでしょう。まあ、さっさと復帰して仕事に戻れと言いたいところですが」
「厳しいな。やはり、今でもアルベドは嫌いか?」
「こればかりはどうしようもなく。あいつのせいで、これからは一人で
アインズの顔を見ず、そう言ったナグモの横顔はどこか寂しげだった。それこそナグモがアインズと共に神代魔法習得の旅に出ていられたのも、ミキュルニラがナザリックの業務を肩代わりしてくれたのも大きかった。第四階層に他にNPCはおらず、信頼できる副所長がいなくなった彼はこれからは一人で全てやらなくてはならないのだ。
アインズはナグモに何か言葉を掛けようとしたが、その時に唐突に〈
「―――デミウルゴスか? どうした? ………何? ………そうか、すぐに向かう。近くにナグモとコキュートスがいるから、彼等には私から伝える」
しばらく独り言を呟く様に念話をしていたアインズだが、〈
「悪いが二人とも、これから守護者達を集めて緊急会議だ」
その声は硬く、同時に魔導王としての威厳に満ちており、ナグモとコキュートスは姿勢を正した。
「ハイリヒ王国の“光の戦士団”………エヒトルジュエと勇者達の軍隊が動き出した様だ。魔導国に対して宣戦布告を行い、全軍をもって魔導国の国境に向かって侵攻してきている」
***
「あのクズ勇者がぁぁぁぁッ!!」
周りに誰もいない室内でエヒトルジュエは怒り狂っていた。仮初の肉体として作った端正な顔は憤怒で歪められ、地団駄を踏む姿は神の威厳など欠片も無かった。
「どこまでもどこまでも、使えないクズめっ! 奴だけではないっ! どいつもこいつも使えていれば、我はとっくにこの世界を捨てて逃げれたというのにぃぃぃぃっ!」
自分への生贄となる人間を解放軍への勧誘で街から連れ去り、何かと目障りだったリリアーナと解放軍を潰そうとエヒトルジュエは画策していた。リリアーナがウィーンダムへ少数の護衛のみで向かったと聞いた時、“使徒”にしたカトレアにはリリアーナの暗殺、光輝には解放軍の本拠地であるウルの町へ向かわせたのだ。
リリアーナが死ねば解放軍は頭を失って瓦解していき、万が一にリリアーナ暗殺が失敗しても光輝に持たせた“洗脳の宝珠”で解放軍を操り人形に変えれば、やはり解放軍は壊滅する。自分が異世界転移する魔法の生贄にも出来て一石二鳥となる筈だった。
ところが、“使徒”カトレアはリリアーナ暗殺に失敗して何者かに討ち取られたばかりか、勇者の方も突然現れたヘルシャー帝国軍によって解放軍の洗脳に失敗したのだ。自分の策を潰したのは誰かは明白だった。
「アインズ・ウール・ゴウンッ! あの忌々しいアンデッドがっ! どこまでも神たる我の邪魔をしおってっ!!」
仮にも国という体裁があるからか、どういうわけか魔導国は他国となるハイリヒ王国の内乱には積極的に干渉して来なかった。フューレンで“真の神の使徒”の贋物を操って流通の乗っ取りをしていたものの、その頃にはエヒトルジュエはトータスを捨て去る決意をしていた為、フューレンの人間達も自分の部下だった“真の神の使徒”の事もどうでも良かった。それこそ自分が
そして魔導国がトータスの支配に腐心してる隙に、自分は生贄の魂を集めて逃げ出す算段だったのだが、ここに来て魔導国はリリアーナを通じて大手を振ってハイリヒ王国を攻め入る大義名分を手に入れたのだ。これで自分は悠長に事を構えてる時間など無くなった。それもこれも、光輝をはじめとした自分の手駒が役立たずばかりなせいだ。
「はぁっ、はぁっ………だが落ち着け。我の転移に必要な魔力はもう直ぐで貯まるのだ。焦る必要などない」
光輝から報告を聞いた後に自室で怒り狂っていたエヒトルジュエだが、しばらく激昂した後に自分に言い聞かせる様に深呼吸をした。手元には生贄の魂を魔力に変換させた宝珠があり、それはエヒトルジュエが必要とする量の九割方は集まっていた。
「こうなれば、いっそ魔導国と光の戦士団の軍勢をぶつけて、そこで最後の魔力徴収を行う事にするか………そうだ、それがいい。あの道化の勇者に最後の花道を作ってやろうではないか」
ニィッと神とはかけ離れた邪悪な笑みをエヒトルジュエは浮かべる。
幾千、幾万という時間をトータスの支配者として君臨し、数多の人間が絶望する姿を愉悦としてきた邪神。彼はこんな時でも人間が絶望に歪む顔を見たいという欲求が抑えられなかった。
何より、まだ
「そうと決まれば
エヒトルジュエの独り笑いが部屋に響く。それはまさしく世界を滅ぼそうとする悪魔の様に邪悪であった。
>アルベド
アインズが好きだったのは設定とは関係なく、ずっと前から。NPC達にはユグドラシル時代の記憶もある為、アルベドからすれば創造主がナザリックに来なくなった後もずっとアインズの姿を見てきたという事になります。
理由は特に無かったけど、何度も会ってる内に好きになってしまった。それはナグモに通じた話だったのかもしれません。
>エヒトルジュエ
この期に及んでもまだ愉悦したいんか……。一応、理由を言っておくとweb版原作「ありふれた職業の本領」で
>「奈落の魔物ですら圧倒的な殺意と生存本能を叩きつけてくる。だが、お前には何もない。空っぽだ。きっと、お前が仲間と共に積み上げて来たものを壊した時から、お前は空っぽなんだ」
と言われた事から、こいつの中身は薄っぺらで「自分が生死を賭けた勝負をしてる」という真剣さすら欠けてしまったのではないかと思っています。
今まで自分が圧倒的な上位者で舐めプをしても誰にも脅かされなかっただけに、「こんな奴等に追い詰められてるとか何かの間違いだし! まだ逆転のカードはあるから最後に一泡吹かせてやるわ!」と冷静な判断が出来てないです。なんなら原作でもユエの肉体を手に入れたならさっさとトータスから去れば良いものの、やる必要のない人類皆殺し宣言とか遊び過ぎですし。
さて、自分は明確な章分けとかを考えて執筆してはいませんが………次回から、いよいよ最終章という形になります。どうぞ最後までお付き合い下さい。