木ノ葉のお札屋さん 作:乙欄
14枚目
「そろそろカタナにも話しておくべき時がきたか──」
厳重に閉ざされた部屋の中……わたしとおじいちゃんの2人きりでした。
あの戦いから復興も進められてはいるものの、里に依然として戦禍の爪痕が残っています。
砂隠れの里は中忍選抜試験開始以前から風影が暗殺され、大蛇丸によって風影が演じられていたこと……そして全ての事件の発端が大蛇丸であることを公表。木ノ葉に全面降伏を宣言し──国力の復旧を最優先とした木ノ葉もこれを受諾。砂隠れとの問題はなくなったといってもいい状況になっています。まあ、きっぱりはっきりと言ってしまえば……砂隠れから奪いたいようなものは何もないから相手にするのも無駄だ、という感じですね。占領しても旨味はないですし、他国からの侵攻を警戒しなければならない以上、まったく余裕がないのです。風の国のことは風の国で処理してほしいというものです。
火影様は意識不明の重体で、回復されても執務は難しいと判断される状況──さらに現在の上層部は今回の件の責任を多かれ少なかれ問われています。そういうわけでして、信頼のおける強い指導者……つまり、新たな五代目火影が求められているのです。
おじいちゃんは里の
お札のベタベタ貼られた棺桶が転がっているという状況にはなかなか慣れないのですが……まあ仕方ないことなのでしょう。
術者の大蛇丸が解除しない限りはお二人はこのままということになってしまっています。命令札を取り替えれば……という話については、今までは二代目の扉間様しか穢土転生を使った人はおらず、実際に他の術者の穢土転生体の命令札を取り替えて果たして正常に働くかどうか、というのは理論上は大丈夫でも実際には不明なのです。故に、安全策をとる、そしてこれ以上お二人に何かするのも不敬だということで封印されたままになっているわけです。
「穢土転生について、昔に話したこと……実は、まだ続きがあるのじゃ」
おじいちゃんはそう、語りだしました。
大蛇丸の穢土転生についてはわたしも見たままを話したのですが……それは、開発者である扉間様の運用とは異なる、と。そんな話でした。
死者を蘇らせ、操る──それが穢土転生であり、大蛇丸はヒルゼン様と穢土転生体を戦わせていました。しかし穢土転生は戦わせるためには扉間様はあまり使っていなかったというのです。
扉間様の使い方は単純明快でした。穢土転生を使い、敵を蘇らせ情報を吐かせたあとに、敵陣に戻らせ自爆させる、と。
…………うーん。
まあ、戦争中でしたからね。ええ、戦時中なら……敵にやられたらと思うとゾッとしますね。忍びが忍びであることをなんだか再確認したような気持ちになります。
そのために穢土転生に組み込まれているのが互乗起爆札という起爆札が起爆札を口寄せするもので、穢土転生体に仕込まれるそうです。そして我が家は有事に備えて秘密裏にそのお札を作り続けているのだ、と。そう、告げられました。
……我が家にもそんな闇があったとは……いえ、まあ起爆札自体も戦いの道具ですし、何が違うのかと言われればはっきりとは答えられないのですが。
互乗起爆札の実物を書いて見せられると……確かに、合理性の極みとしか言えないような実直な術式になっています。扉間様のイメージが少し変わってしまいましたが……全ては里のため、大切な人のため、平和のためだったのですから……まあ、まあ、おいおい受け入れましょう。
「その互乗起爆札の起爆方法についても知らされているのですか?」
ふと出たわたしの疑問に、おじいちゃんは首を横に振りました。
「金庫と鍵は離して管理した方がいい、とのことじゃ……起爆方法を伝えられた人物がいるのは知っておるが、誰かは知らん。互乗起爆札を使う必要が出た際には、あちらから接触してくるじゃろうに」
作ってはいても起爆する立場ではない、ということに……ひどい話だとは思いますが、少し安堵してしまいました。やられた側にとってはどちらも大差ないでしょう。でも、自分の見えないところで人が死ぬ、ということについては……多少なりとも鈍感になれるのが人間だと思います。
でももし起爆方法が失伝したらどうするのだろうと思いましたが、愚問ですね。穢土転生で扉間様にでも聞けばいいだけなのです。
にしても……穢土転生って、本当に何なのでしょうか。輪廻転生、つまり生まれ変わり、そして前世という概念があることを知り、その前世の記憶のようなものを持つ自分はそれに該当すると思っていたのですが……だとすると穢土転生との整合性がありませんよね。昔聞いたときは幼かったので深くは考えていませんでしたし、むしろ魂という存在が確立されたことに納得したのですが、実際に穢土転生体を見てしまうとうーんと首を傾げてしまいます。……あの世の存在……この世との接続……チャクラが、全てを成しているのでしょうか。そうすると、穢土転生ではチャクラを持たない人間は生き返らせられないのかもしれませんね。
まあ、そもそもチャクラという前世の記憶にはなかったものがよくわからない力である以上、考えても仕方のない問題な気もします。もしかするとこんな不思議な術を開発した扉間様の側にも前世の記憶を持つ……転生した人なんかがいたりしたのやもしれませんね。
「しかしこうなるといずれ穢土転生の術をこちらでも使える者を用意せねばならんかのう……」
「いないのですか? 術の内容は知っている人もいますのに」
「禁術中の禁術じゃからな……術の全貌を知っておったのはそれこそヒルゼンくらいじゃわい。互乗起爆札は安全性のため、収納する口寄せ空間から取り出せるのは穢土転生の術を使うか当の札が口寄せした時のみにしておる徹底ぶりじゃぞ? 扉間様は本当に先見の明のある、素晴らしい御方なのじゃ」
……扉間様、なんだか色々とすごい人過ぎて本当に人間なのかどうか怪しいレベルなのですが……でもヒルゼン様との会話ではお茶目な感じもある優しそうな方に見えましたよね。ちょっと自分もお話してみたかったです。流石にそんなことのために封印は解きませんけれども。
火影邸にならおそらくどこかに穢土転生の資料が揃っているそうですが、探すのはまあヒルゼン様がお目覚めになるまでは待とうとおじいちゃんは結論づけました。大蛇丸もかなりのダメージを受けていたそうですからそこまで急がなくても大丈夫だろうという希望的観測と、あとは単純に術を知っているヒルゼン様に教わることができるならばそのほうがいいということのようです。あくまでも進言に留めるそうですが……やるならば穢土転生の術を使うべき時と使うべきでない時を正確に見定められるような方が習得されることを祈ります、はい。
──そういえば、術の習得で思い出しましたが。
「おじいちゃん、結界忍術に詳しい方に心当たりはありませんか? 修練したいと思うのですが……」
わたしがそう言うと、おじいちゃんは目をキュッと細めました。
「砂の守鶴と……うずまきナルトのためかの?」
「……はい。ああいう大きな生物を封じるには、やはり結界だろうと」
「そうか……そうか……」
わたしは結界忍術についての知識はあれど、それを張る経験が足りていません。もし今回のようなことが起きたらと思うと里を守るためには必要なことだと思うのです。
「手配しておこう。が、里も忙しい故いつになるかはわからん。なあに、一尾も九尾もそうそう暴れることはないじゃろうて」
一尾、九尾…………やはり我愛羅君とナルト君はお仲間さんでしたか。と言いますかおじいちゃん、口が滑りました? それともわざとですかね。まあ、いいです。とりあえずその単語は聞かなかったことにしますけれども。……いくつか、気になることも出てきました。
「……ありがとうございます。それで、ナルト君は普通に寝ていますけれど、問題ないのですか?」
「あれは守鶴が特殊じゃ。うずまきナルトには強固な封印がかけられておるし……今は鍵を持っとる自来也も側にいるそうな。カタナが心配する必要はないわい」
自来也様……大蛇丸と同じ三忍の一人ですか。ナルト君、いつの間にかそんな方と会っていたんですね。それでしたらとっても安心できます。あのガマ親分さんとの契約も驚きましたけど、自来也様に教わったということだったんでしょう。
最近カカシ先生がサスケ君にエコひいきしてると拗ねていて心配していましたが、ナルト君にもちゃんと師事する先生がいたんですね。でもナルト君が最近会ったと話していたのは確か「エロ仙人」と呼ばれる男性だったような…………いえ、それは違う人のことなんでしょう。
「我愛羅君の封印はどうなっているのでしょうか? あのナルト君用のお札、効かないどころか悪化する感じになっていたのですが……」
「よその里の封印はわからぬ。故に変に作用した可能性も捨てきれんが、守鶴については姿を現した際に呪印が身体を覆っておったのじゃろう? そこも関係しているやもしれぬな……」
呪印。化け狸、守鶴……おじいちゃんの言葉で言うなら一尾の砂の身体は、禍々しい文様で覆われていました。あの時はいっぱいいっぱいで気づいていませんでしたが、よくよく考えるとあれは呪印か、と思ったものです。よってサスケ君の呪印も守鶴のせいだったのかと考えたものの、あのあとサクラちゃんが教えてくれた話では中忍選抜試験時に大蛇丸につけられたものだそうで……サスケ君からは言うなと口止めされていたとのことなので本人には聞けませんし、カカシ先生に聞いてもはぐらかされるしでどういうものなのかはさっぱりです。サスケ君も今は普通にしていますし、大丈夫そうといえばそうなのですが……大蛇丸のあの異常っぷりを見た後だと警戒し過ぎても足りない気がします。
「……ふむ。守鶴についてだが、ようわからんのじゃ。カタナは忍の間で暗黙の了解としてやってはならぬとされることを覚えておるか?」
「ええ。まず忍び以外への攻撃。あとは組織的な……大規模での起爆札の使用、ですよね。施設なんかの被害がしゃれにならないですし、報復合戦になりますから。よってどの里も大量に保管し所有していることで互いを威嚇しあうけれど、小競り合いで個人が使う以外では使わないという感じだと……」
30年ほど前、
でもそういえば……扉間様、互乗起爆札バリバリ使ってますよね。一応、個人が使っているのでセーフなのでしょうか……? それに起爆札ではなく互乗起爆札ですしね、ええ。ギリギリセーフでしょう。たぶん。あとは使用した際は報復合戦になる前に根こそぎすり潰していたのでしょうね。
「左様。故に我が家は今でも一定量の起爆札を火影様に納め続けておるわけじゃな。そしてある種同様の存在が……尾獣じゃ」
「尾獣……?」
「一尾から九尾までの強大なチャクラを持つ妖魔。それが尾獣……それぞれ隠れ里が保有しておる。絶大な戦闘能力を誇るが、その不安定さもあって積極的に運用されることは少ないかの」
なるほど。つまり、今回我愛羅君にナルト君が対峙したのは偶然でしたけど本来はそういうものだったんですね。それぞれの里が保持する切り札で、持っていることで互いに牽制しあって、実際に使われたらこちらも使ってやり返す、と。いえ、そうなると本来なら我愛羅君が暴れている間にナルト君も砂隠れに行かせて暴れさせる、というものなのでしょうか。……うーん、業が深いですね。
「まあ今回は大蛇丸の非が大きい。木ノ葉出身かつヒルゼンの弟子のあやつの、な。加えて結果的に見れば守鶴による被害も軽微じゃった。故にこの件については うずまきナルトや守鶴がとやかく言われることも強要されることもはないじゃろう。むしろ問題なのは次の火影じゃな」
「現在の上層部のままでは駄目だと大名たちから猛反発があるんでしたっけ」
「そうじゃ。おそらく次代は……三忍である自来也か綱手姫になるであろうな。どの道、綱手姫には治療のため里に戻っていただきたいところじゃが……今頃どこにいるのやら」
「諸国に名を轟かせていますし、大蛇丸に対抗できる人となるとそのお二人になりますよね」
「そうなるのう。あやつが木ノ葉をまた攻めんとすのは明白じゃからな」
自らの故郷をそこまでして滅ぼしたい、という気持ちはさっぱりわからないのですが……どうしてなのでしょうね。いえ、どんな理由があろうとも、里に住む者としてわたしたちは抵抗しなければなりませんけれども。でも、謎といえばなぜサスケ君に呪印をつけたのかも謎です。
「大蛇丸が木ノ葉やサスケ君を狙う理由というのは、おじいちゃんにはわかりますか?」
「……あやつもガキの頃は可愛いもんであったがのう。今は何を考えているのかさっぱりじゃ。ただ、うちはサスケを狙う心当たりならばある」
「それは?」
「………………うちは一族はサスケの兄、イタチの手によって滅亡させられたのじゃ。その後イタチは抜け忍となった。故に、うちはサスケは最後のうちはであり、写輪眼保有者。どういう考えがあってかはわからぬが大蛇丸に目をつけられてもおかしくはない」
…………
………………
うちは一族滅亡。犯人はうちはイタチ。……それは、はじめて知ることで。
「サスケ君のお兄さんがって……それは、本当なのですか?」
「ああ」
わたしはサスケ君の自己紹介の時の言葉を思い出しました。『一族の復興と、ある男を必ず殺すこと』──それがサスケ君の野望でした。
ある男、とは。ほぼ間違いなく……自身の兄で、家族や親族を殺した男。うちはイタチのことなのでしょう。
わたしはサスケ君の──ひいては木ノ葉のことを全然知らなかったのだと。そう、思いました。
陽炎の里→アニオリで30年ほど前に木ノ葉との争いの際に里中に大量の起爆札を仕掛けた。けどそれを起動する前に里自体が滅んだからそのままになり、起爆札に誰も気づかなかった結果、ナルトと同期たちが奮闘することになる、というお話なものの……流石に忍の里として気づいて欲しいなあと思い、本作ではちゃんと起爆札に気づいて回収していたという設定に。起爆札を里中に設置とか白眼で見れば一発でわかるものをなぜ日向は気づかなかったのだ……とアニメを見てツッコミを入れ、どう考えても理由が思い浮かびませんでした。本作中ではたぶん昔におじいちゃんとかあたりが起爆札になんとなく気づき、日向の人に調べてもらうよう頼んだとか脳内でふんわりと考えています。カタナもお札とかのトラップには経験則上気づきやすいです。感知タイプの術はないのであくまでもある程度ですけれども。
「穢土転生について、昔に話したこと……実は、まだ続きがあるのじゃ」
→昔は互乗起爆札周りの説明はしませんでした。子どもに聞かせる話じゃないなあと考えたからですね。ただ、穢土転生について話したのは封印札の作り方を教える関係上、封印の術式を作るには穢土転生についての理解も必要だからです。でも穢土転生も子どもに話す話じゃない……。封印札や命令札の作成方法を川上家が有しているのは扉間なら伝えててもおかしくない、と思ったため。魔法の言葉ですね。
「我愛羅君の封印はどうなっているのでしょうか? あのナルト君用のお札、効かないどころか悪化する感じになっていたのですが……」
→ナルトにあのお札が効くのは大蛇丸が五行封印を上から施したように、一時的に四象封印を強化してナルトのチャクラを封じ込めていた、という設定です。だからたぶん四象封印とかまったく関係ない我愛羅にはほぼ効き目なし。守鶴だけ人柱力が眠れなくなるという特性は守鶴自身が封印術に長けているため反発が強いから、という感じで考えているので、カタナによる甘っちょろい封印の攻撃を受けた守鶴は猛反発した結果我愛羅の尾獣化が進んだ、という。もちろんカタナはあのあと3人に平謝りしました。謝ってばかりだな……。
よってサスケ君の呪印も守鶴のせいだったのかと考えたものの、あのあとサクラちゃんが教えてくれた話では中忍選抜試験時に大蛇丸につけられたものだそうで……サスケ君からは言うなと口止めされていたとのことなので
→サクラがナルトにこれを話すのは病院屋上事件のあとなのですが、信頼度の差とかタイミングとかからカタナへは先に話す形に。カタナが呪印についても知識があるのは呪印札とかがあるからです。この世界のお札、種類豊富で便利だなあ……。
今話はメタ的に言うとカタナと読者との認識のすり合わせ回ですね。独自設定や伏線も多分に含んでいますが。読者は神視点なので全てを知っているけれど、カタナであったり登場人物はそうではないのでどこまでの情報をその時点では知っているか、というのは矛盾のないように気をつけているつもりです。今回もおじいちゃんはうちは滅亡の真相とか大蛇丸の真の狙いとかを知らないとか。長くを生きているので里についてはある程度深く知っているものの、ヒルゼンやダンゾウほどではないという感じです。
話にはまったく出てはいないもののダンゾウについても考えながら書いていました。なぜこの時点では火影に名乗りをあげなかった、あるいは名乗りをあげても却下されたかについて。もちろん自来也のことが好きな大名がいるのもあると思うんですけど(勝手にイチャパラファンだからと考えてます、あれは)、観客であった大名の命も脅かされた木ノ葉崩しが起きた責任を現在の上層部に取って欲しいという意見も強くてそれをダンゾウは跳ね除けられなかったんじゃないかと。もちろん実際のところダンゾウであれば責任逃れしようと思えばいくらでもできたけれど、原作ではこの時点で好敵手であったヒルゼンが死亡しているため何とも言えない虚脱感というか、そんな感じの気持ちに襲われてうまく行動できなかったのではと考えています。本作ではヒルゼンが生存しているため、まだ火影になるにははやいというか、今火影になったところでヒルゼンの影響力を削ぐのは難しいと判断したと捉えています。
互乗起爆札の起爆方法については原作で知っていたらカブトは使うだろうな、と考えてなぜカブトは知らなかったのかを考慮してこんな感じに。ヒルゼンが穢土転生についての知識がある、というのは里の全部の術を知っているなら禁術もまた然り、と考えたからですね。飛雷神の術についても四代目に教えたのはヒルゼンじゃないかなと勝手に思っています。作中で使わなかったのはチャクラ量の問題、あるいは熟達度が二代目や四代目ほどではなかったとかかなあと。「互乗起爆札は安全性のため、収納する口寄せ空間から取り出せるのは穢土転生の術を使うか当の札が口寄せした時のみにしておる徹底ぶり」については互乗起爆札について知らないはずの大蛇丸による穢土転生だったにも関わらず互乗起爆札を二代目が使ったことでおそらく穢土転生の術式に互乗起爆札がデフォルトで入っているため、それはなぜかについての解釈です。あと飛雷神の術、影分身とかとの組合せで互乗起爆札を原作で使わなかった理由にもなるかなあと。
互乗起爆札とエドテンのコンボはエゲツないですよね……たぶんやられた人は皆殺しになっていたり、使い所は選んでいたから一部の木ノ葉の人間しか互乗起爆札の方は知らないんでしょう。エドテンが禁術になったのは流石にエドテンが世に広まると木ノ葉全体の倫理観が疑われますし、戦争のルールが壊れちゃうと卑劣様も考えてのことかなと思います。だから卑劣様だけが使い手になって、使いすぎには気をつけていたから木ノ葉も繁栄できたのかなと。卑劣様の意志を尊重してヒルゼンとかダンゾウもエドテンは使わず、秘密を保ってきたのでしょう。ただ後に木ノ葉が危機的な状況になったことを考えてエドテンは残しておき、互乗起爆札も作り続けておくよう命じた。おじいちゃんは卑劣様の命令をずっと守って作り続けていて、原作でもそういう人物がいたから卑劣様もそのことを信じ、エドテンされても互乗起爆札を発動させた、と脳内設定しています。だって自身の死後に互乗起爆札を使っても在庫切れになっているという可能性とかもありますし……。
父が1話でカタナが忍になるのを反対したのはこのエドテン関連のこともあってのことでした。川上家は互乗起爆札を秘密裏に作り続けなければいけませんし、娘が忍になるとエドテンされる可能性や人間爆弾になる可能性が頭に浮かぶのでしょう。だから下忍試験に何回も落ち、忍の才能がないならば辞めてほしいと思っていたのです。おじいちゃん的には尊敬する卑劣様と同じ忍になってくれることは素直に嬉しいので父とは異なって反対はしてなかったと思います。札作りに重きを置く人なのでカタナが忍になるのに賛成もしてはなかったと思いますが。