木ノ葉のお札屋さん 作:乙欄
4枚目
ペット探し。農作業。お家のお手伝い。エトセトラ、エトセトラ。
ペーペーの下忍の仕事というものは忍者、というよりはなんでも屋に近いような印象を受けるものでした。自分の家からの依頼を受けた時には驚きましたが。班員を家族に紹介できてよかったと言うべきなのでしょうか?
でもサクラちゃんはともかくナルト君やサスケ君への父の反応はいささか妙なもので……まさか、わたしの恋愛対象かどうか気にしていたんですかね。わたし以外の3人で恋のトライアングルを形成しているから大丈夫だと言ってあげるべきなのでしょうか。
さて。そんなDランク任務に不満を訴えるナルト君に、火影様はなんとCランク任務を与えたのです。わたしたち7班は護衛任務、しかも波の国という里外へ行くことになります。外国に行くのははじめてのことですし、護衛任務はやりたかったのでそこは嬉しいのですが、わたしたちのようなひよっこに務まるのかという不安が……。
家族もひどく心配してくれたのですが、忍者になった以上、与えられた任務をこなさなくてはなりません。家を出る際に餞別にとお札やら巻物やらを押し付けられました。ちょっと過保護だと思います。
あうんの門を出るとき、「出発ーっ!!」とはしゃぐナルト君は見ていて微笑ましく、しかし依頼人のタズナさんの様子を見ていると、なんだか客商売で培ってきた勘が不信感を告げているのでした。
そして、悪い予感とは得てして的中してしまうものなのです。
「まあ……お前らがこの任務をやめれば、ワシは確実に殺されるじゃろう……が、なーに! お前らが気にすることはない。ワシが死んでも10歳になるかわいい孫が一日中泣くだけじゃ! あっ、それにワシの娘も木ノ葉の忍者を一生恨んで寂しく生きていくだけじゃ! いや、なに、お前たちのせいじゃない!!」
道中、水溜りから2人の忍びが飛び出し、カカシ先生がバラバラの肉片と化してしまい────それは変わり身の術だったようですが、ともかく敵の忍びとの戦闘になったのです。
結果として誰も怪我なく敵は倒せましたが、明らかにこれはCランク任務などではありません。タズナさんの依頼時の話では山賊などからの護衛、ということだったのですけれども……実際には波の国に橋を建設しようとする彼はそれを邪魔したい大富豪のガトーカンパニー社長に狙われているとのこと。その護衛はBランク以上の高額な任務に当たります。C相当というのは虚偽の申告だったというわけです。
その嘘に油断してしまっていたわたしたちは、一歩間違えれば、カカシ先生がいなければ先ほどの戦闘で本当に細切れになっていたやもしれないのです。考えただけでゾッとします。もちろんどんな依頼にも集中して取り組まねばいけませんし、そこはわたしたちも悪いところはあったのですが……物事には、対価がつきものなのです。高額なものは理由があるから高額なのであって、施しを与えるような余裕は少なくとも今のわたしたちにはない、と。そう、考えたわたしは思わず口を開いていました。
「……タズナさん。確かに貴方がたのご事情は察するにあまりあります。けれど、もしわたしたちのうちの誰かが欠けて、それが貴方の虚偽の依頼が原因と知れたら。それこそ木ノ葉の里が貴方がたの敵に回るでしょう。そのことは、お考えになりましたか?」
わたしは、タズナさんが死ぬことより、お孫さんが悲しむことより、娘さんに恨まれることより。カカシ先生が、サクラちゃんが、サスケ君が、ナルト君が死んでしまうことの方がよっぽど怖いです。
二の句が告げなくなったタズナさんに代わり、わたしを説得しようとしたのはナルト君でした。
「……でも、でも、カタナちゃん! ここでオレらが帰れば、タズナのオッチャンは、オッチャンはっ!!」
………………
…………
……それでも。忍びとは、時には非情にならねばいけないと思うのです。
「落ち着け、ナルト。カタナもだ」
ポンポンとカカシ先生はわたしたちの頭を抑えてたしなめてきました。
「『義を見てせざるは勇なきなり』、『勇将の下に弱卒なし』。先代の火影の教えだ。これが忍の生き方。お金だけで忍は動くわけじゃあないよ」
でもお金も大切じゃあないですか。それに、命あっての物種です。
不満気なわたしに苦笑しつつ、カカシ先生は言葉を続けました。
「安心しろ。お前達はオレが死んでも守ってやる。オレの仲間は絶対に殺させやしなーいよ!」
それはそれはとても安心感のある笑みでした。
……カカシ先生が死ぬのも嫌なのですが。いえ、モノの例えでしょうし、お強いことはわかってはいますけれども。
「……ま! そういうわけで、とりあえず国へ帰る間だけでも護衛を続けましょう」
「……すまな、いや、ありがとう。…………本当に、ありがとうっ!!」
そう、真摯に頭を下げられてしまうと、こちらとしても何も言えません。少しの間関わっただけですけど、決してタズナさんに死んでほしいと思っているわけではないのです。できればみんな幸せになれる道が一番であるのはわかっています。
上忍の判断を、仲間の強さを信じましょう。
わたしの方からもタズナさんとナルト君に言葉が過ぎたとお詫びして。そうしてわたしたちは波の国へと足を踏み入れることになったのです。
コソコソと船に乗ってたどり着いた波の国は、霧が濃くて視界が悪いところでした。これが旅行であれば神秘的だと喜んだかもしれませんが、狙われているとなるとただただ厄介なものです。
周囲を警戒しながら歩くわたしたちでしたが、突然響いた大声にとてもとても驚かされました。
「そこかぁ!」
といいますか、ナルト君です。あのう……手裏剣を投げたのはともかく、大声は出さないようにしましょう。色んな意味で駄目だと思います。
しーです。しー。
そして手裏剣を投げた先には特に何もおらず。
怒られて反省したかに見えたナルト君でしたが、再び手裏剣を投擲しました。黙って投げたのは成長の現れでしょうか。
今度はいました。白うさぎさんが。可愛いことには可愛いのですが、今はそんなのに構わずにさっさとタズナさんを家まで届けなければいけません。
そう、思って歩いて──
「全員伏せろっ!」
空中を、何かが通り過ぎました。
伏せた身体を起こし、目をやると……そこには、異様な雰囲気を纏う男がいました。大きな刀を木に刺してその上に堂々と立っています。先ほどの2人と同じく、もちろん忍びのようです。剣術の使い手なのでしょうか。
「へー、こりゃこりゃ。霧隠れの抜け忍、桃地
他里にも名が知られている忍び。ということは、ほぼ間違いなく腕の立つ人なのでしょう。その隙のない立ち居振る舞い、カカシ先生の態度からも強敵であることは明白です。
「写輪眼のカカシと見受ける………………悪いが、じじいを渡してもらおうか」
互いにその名を、実力を知っている状態。再不斬の冷たいその視線はタズナさんの首をはねることなど造作もなくやってのけることを容赦なく伝えてきます。
「卍の陣だ。タズナさんを守れ……お前達は戦いに加わるな! それが、ここでのチームワークだ」
再不斬は興味なさげにわたしたちを見据えました。おそらく下忍、それも新米であることは一目で見抜かれているのでしょう。だからといって手加減してくれるような甘い相手ではないと思いますが。
「……
カカシ先生が眼帯のように斜めにつけている額あてをズラします。いつもは隠されている先生の左目は……赤く染まっていて、異様な、勾玉と輪っかの文様がありました。オッドアイ、なのでしょうか。その瞼には縦に切り傷が残っています。
「ほー。噂に聞く写輪眼を早速見れるとは……光栄だね」
…………シャリンガン?
同じく疑問に思ったらしいナルト君の問いかけに答えたのは、何か知っているらしいサスケ君でした。
「いわゆる瞳術の使い手は、すべての幻・体・忍術を瞬時に見通しはねかえしてしまう眼力を持つという……写輪眼とは、その瞳術使いが特有に備えもつ瞳の種類の一つ……しかし、写輪眼の持つ能力はそれだけじゃない」
「クク……ご名答。ただそれだけじゃない。それ以上に怖いのは……その目で相手の技を見極めコピーしてしまうことだ。オレ様が霧隠れの暗殺部隊にいた頃、携帯していた
なんかちょっと仲のいいような掛け合いになってしまっているような。いえ、おそらく再不斬がこちらを舐めているだけでしょう。
木ノ葉にも暗部があるとは耳にしています。霧隠れの中の同じようなところにいて、そして抜け忍になったと。暗部にいたにしては何か派手な、大きな刀を背負った休日のお父さんみたいな謎の格好をしているのですが、絶対に油断ならない相手です。
「さてと……お話しはこれぐらいにしとこーぜ。オレはそこのじじいをさっさと殺んなくちゃならねェ」
その言葉に弛緩しかけていた空気が再び引き締まります。サクラちゃんたち3人も武器を構え直していました。
「つっても……カカシ! お前を倒さなきゃならねェーようだな」
再不斬はあの重そうな刀を背負っているとは思えないほど素早い動きで木から離れ、水の上に立っています。あれは……水遁、いえ、チャクラコントロールでしょうか?
「忍法……霧隠れの術」
その言葉とともにどんどん霧が濃くなり、再不斬の姿もかき消えていきます。
上忍の、殺気。
そもそも、忍びとの初の命のやり取りをついさっき済ましたばかりのわたしたちにとって、それは動くどころか息をすることすらためらわれるようなものでした。身体を悪寒が這い回り、ガタガタとみっともない震えが止まりません。前世の記憶の、人を庇って死んだ、殺意を一心に浴びたあの瞬間を思い出します……その痛みも。
でも。それでも。わたしは、守らなければ。どうせ一度は死んだ記憶のある身なのですから。
ゆっくりと、深呼吸します。
………………動け、わたしの腕!
チャクラを込め、両脇にお札付きのクナイを投げます。
──土壁札!
幸いにも、きちんと発動したそれによって……むくむくと土が盛り上がっていくのが確認できました。
「みんな、落ち着きましょう! 後ろはわたしが……前だけを見て──」
【前だけ、ねェ…………】
面白がっているような、おどろおどろしい声が響き渡ります。
横には土壁を生やしたので、前と後ろと……あとは……上っ!?
突如。
タズナさんと3人の間に男は降ってきました。カカシ先生がこちらに突っ込んできます。
「タズナさんっ!!」
依頼中、一番に考えなければならないのは護衛対象の安全でしょう。引っ張って戦いの中心から遠ざけます。
加勢? 離脱? ……タズナさんの家まで、他の忍びが襲ってこない保証は? 他にもこの強さの敵が潜んでいたら?
……隠れて、指示待ちが妥当でしょうか。幸いにもあちらは水遁使いですし、土遁との相性はいいです。
「タズナさん、こちらへ」
土壁の裏へ隠れます。あちら側の戦闘が見えないのは難点ですが、つべこべ言ってはいられないでしょう。
木々の上から新手が来る危険性もあるのですが……見たところ、その気配はないようです。
聞こえるのは刃の振るわれる音。水の音。そしてナルト君の歓声。
戦闘が、終わった、のでしょうか……?
「そいつも
戦闘音。
ザブン! と激しい水音。
…………
………………。
「タズナさん、いつでも逃げられる準備を」
「あ、ああ。しかし……」
「準備を」
どうやら状況は傾いているようです。それも、こちらに悪い方向へ。
「お前らァ!! タズナさんを連れて早く逃げるんだ!! コイツとやっても勝ち目はない!! オレをこの水牢に閉じ込めてる限りこいつはここから動けない! 水分身も本体からある程度離れれば使えないハズだ! とにかく今は逃げろ!」
カカシ先生のひどく焦った声が響きます。こんなに余裕のない声を聞くのは初めてです。
水牢。先生は逃げられない。わたしたちだけで離脱…………先生は、殺される? でも、タズナさんを殺すために追手を、いや、どの道カカシ先生を消せればあとはわたしたちをゆっくり料理すればいいだけです。
どうする? どうすれば……
「うぉぉおおお!」
ナルト君の声が響いて。少し、落ち着きました。
「おい。そこのマユ無し……お前の
元気な声。完璧に切られた啖呵。
木ノ葉流忍者なんてないですし、
「嬢ちゃん……行かせて、くれ」
その決意に燃えた瞳は、逃げるという選択肢を望んでいませんでした。もちろん、わたしも同じ気持ちですとも。
さっそく任務違反ですけど、仲間を大切にしろと言うカカシ先生なら許してくださるでしょう。カカシ先生だって、わたしたちの大切な仲間なんですから。
「お前ら! 何やってる。逃げろって言ったろ! わからないのか!?」
カカシ先生は水の球の中に捕まっていて、そこには再不斬、おそらく本体もいます。水球に手をかざし続けているので、どうやら離れられないというのは本当のようです。その前には再不斬の水分身。それと3人とが対峙している状況でした。
「ワシが頼んだんだ……すまなかったなお前ら。なぁに、もとはといえばワシがまいたタネ。思う存分に闘ってくれ!」
その言葉にナルト君とサスケ君が戦う姿勢を見せます。なにか2人で作戦を立てているようだったんですよね……どうにか邪魔をしないように補助しなければいけません。
「サクラちゃん、タズナさんをお願いします」
「……うん!」
落ち着きましょう。相手が使うのは水遁。土遁には弱いです。チャクラの五大性質変化には相性があります。水は火に強く。火は風に強く。風は雷に強く。土は雷には弱いですが……水に、強いのです。
2人は……本体を狙うと、そう見ていいでしょう。というか狙って欲しいです。流石にあの水牢を土遁で攻撃しても相手との技量の差があるので壊すことは難しいと思われます。そうなるとわたしは水分身を担当するのが妥当、なはずです。
クナイを水分身に投げますが躱され──こちらへ向かってきた分身はサスケ君をあっさりと地に伏せさせました。体術も相当にできるようです。
ナルト君の多重影分身による攻撃も刀を振り回すことで防ぎきっています。おそらく今クナイを投げても弾かれるだけですね。
ナルト君がカバンから取り出した刀をサスケ君に投げ、受け取られたそれは開くと大きめの手裏剣になりました。風魔手裏剣でしょうか?
サスケ君の投げた手裏剣は水分身ではなく本体の方へと向かいます。よし、彼らを信じて本体は任せましょう。
水分身が手裏剣に目を奪われているうちに、土壁の裏に貼っておいた土壁札を起動させます。
水分身を真っ二つにするように発動させたそれは、1度は避けられたものの……3つ、4つと立て続けに出されては避けきれなかったようで、土に貫かれるとパシャリと消えてなくなりました。
本体の方はと目をやると、いつの間にかナルト君が襲いかかっているのが見えました。こっちにいたナルト君は消えています。移動した、というよりは……こちらにいたのは影分身だったのでしょう。
サスケ君に投げ渡した手裏剣が本当のナルト君の変化したもので、サスケ君は元々持っていた手裏剣と一緒に再不斬へ投げたんですね。ナイスコンビネーションです。
ナルト君の投げたクナイが腕に刺さった再不斬は激高して手裏剣片手に襲いかかり──それを、カカシ先生が手の甲で受け止めていて……先生が戦線復帰されています! これで一安心です。
ナルト君の作戦勝ちですね。すごいです!
でも川に飛び込んじゃってますね。回収しましょう。ここからは上忍2人の戦いになるでしょうし……水がたくさんあるこの場所は水遁にあまりに有利なのですから、大技が予想されます。扉間様ほどの水遁の使い手ともなれば水の無いところでも大技を繰り広げられるのだとおじいちゃんがよく自慢気にその武勇伝を話しますけど、再不斬はどうなのでしょうか……いえ、まあ、今はこうして水の豊富な波の国にいる以上詮無きことですね。
「ナルト君、はやく……掴まってください」
急いで引き上げてタズナさんたちとともに土壁の方まで退避します。少しくらいなら耐えられるでしょう。
そうですそうです。忘れてましたけど壁の裏に残ってるお札は回収しませんと……水遁で濡れると使えなくなっちゃうやもしれません。お札は基本的にチャクラを吸って育つ不思議な木(チャクラ樹と呼ばれています)から作られるので、チャクラに反応しやすい紙なんですよね。若木から作られた紙は特にちょっとのチャクラにすぐ反応するので、感応紙と呼ばれてチャクラの性質診断に用いられるほどです。本当に不思議な木ですよね……前世の記憶でも命を吸うとか噂される樹がありましたけど、ちょっと似たものを感じます。まあ、チャクラ樹は本当にチャクラを吸いますけど危ないものではありませんし、ないとお札が作れないのでとてもありがたい木です。
2人がとても長い印を結ぶと、2匹の水の龍がぶつかり合いました。高度な水遁なのでしょう。数秒で発動させた再不斬もすごいですが、それを完璧に真似して発動させたカカシ先生はその上を行っています。これがコピー忍者、写輪眼の力なのでしょうか。
に、してもやはりこっちにまで水が飛んできて回収しきれなかった分のお札が濡れ濡れになりました。まだ未使用でしたのに……。
対峙する2人ですが、カカシ先生の方が役者が上のようです。先生の発動した先ほどとは違う水遁によって再不斬は吹っ飛ばされ、木にぶつかり────────そして、飛んできた千本によって首を貫かれました。あまりにもあっけなく動かなくなった再不斬に、わたしたちはキョトンとしてしまいました。
下手人は白い仮面を被った少年。仮面の額にあるマークは再不斬の額あてと同じ霧隠れのものです。抜け忍を始末しに来た、ということなのでしょうか。でしたらもっとはやく加勢していただきたかったものですが。
「ありがとうございました。ボクはずっと……確実にザブザを殺す機会をうかがっていた者です」
「確かその面……お前は霧隠れの追い忍だな……?」
「さすが……よく知っていらっしゃる」
うーん。わたしたちが死体をどうにかするのは、霧隠れと木ノ葉の問題になってしまいそうです。となるとこの少年に任すしかないのでしょう。なんかわたしたちが頑張った分だけ損したような気がしますが。外交カードとかに使えないんですかね?
今にも噛みつきそうな勢いのナルト君をそっと抱き止めます。あんまりここで文句を言って霧隠れとの諍いになっても厄介ですし、ぐっとこらえてください。
でも、機会をうかがっていたということはずっと木の上に潜んでいたのでしょうか。気が付かなかった自分の鈍さが嫌になります。もし彼が再不斬側の人間だったら、その不意打ちを避けることは難しかったでしょう。再不斬ですら避けられなかったのですから。
少年は死体を処理すると言って抱えて去っていきました。追い忍仲間の下へ行ったのやもしれませんね。大柄な再不斬と大きい刀を持って移動しているとは思えないスピードでした。死体は重くて運びにくいと聞くのですが、持ち上げるコツでもあるのでしょうか。
「ふぅ。さ! オレ達もタズナさんを家まで連れて行かなきゃならない。元気よく行くぞ」
そう言ったカカシ先生について行こうとしたわたしたちの目の前で。
ドサリ、と先生は倒れたのでした。
あうんの門→あ う と大きく書かれた門。原作ではでていないものの小説版とかだとこの呼称。木ノ葉の正門らしい。
霧隠れの2人組→鬼兄弟。戦闘シーンはカットしたものの、原作との相違点としてナルトへの攻撃はカタナが防いだため、毒を喰らわなかった。
タズナに対するカタナのスタンス→本来ならば下忍が任務に口出しすべきではないとはわかっているもののついこらえ切れずに言ってしまった。もしタズナはガトーが忍すら使う危険な相手であると把握しておらず、「ガトーがまさかここまでするとは……」とか言ってたらまた話は違った。中忍レベルの次は上忍クラスが襲ってくるであろうことはカカシと同様予想しており、その危険性を考えてのことでもある。最終的には上司である上忍の判断に従った。
写輪眼→ウチハ一族の中でも一部の家系だけに表れる特異体質らしい。でも原作で出てくるうちはさんはみんな開眼してる気が……まあたぶん開眼しても隠す人も多かったのでしょう。座学トップのサクラでも写輪眼と聞いてはてなマークを浮かべてること、開眼理由なんかも考えるとうちは以外の子どもたちは知らないと考えたのでカタナも知らなかったと設定。
「安心しろ。お前達はオレが死んでも守ってやる。オレの仲間は絶対に殺させやしなーいよ!」のシーンを前倒しに→原作ではザブザの殺気に怯んだサスケを勇気づけるために言ってる。でもそのあと直ぐにザブザの水牢に捕まってるんだよな……と思ったのと原作そっくりそのままだとアレだな、と思って変更。カタナが下忍なのに殺気に耐性があるのは前世の記憶の恩恵。あと、お姉さんだからみんなを守らないと……的な意識が働いた。
木々の上から新手が来る危険性もあるのですが……見たところ、その気配はないようです。→たぶんこの時点で白はいたものの、感知タイプの術も持たないカタナには感知できず。