ウマ娘プリティダービー ~月毛のウマ娘~    作:蒙駄目猫

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♯27.出走取消

『第三コーナー、先頭で淀の坂を駆け下りるのはライラックブーケ、差がなくクイーンズホローとスイートメモリーと続きます! 無敗ダブルティアラのメイクンリリーは、まだ中団やや後ろ。ここから果たして届くのか!?』

 ティアラ路線最後の一冠、GⅠ秋華賞が京都レース場で開催されていた。一番人気はもちろん、無敗で桜花賞とオークスを制したメイクンリリー。今日、京都レース場に訪れた観客の多くが、無敗トリプルティアラウマ娘が誕生する瞬間を一目見ようと足を運んでいた。

 もちろん、秋華賞に出走しているウマ娘たちは、メイクンリリーのトリプルティアラ阻止と、最後の冠が相応しいのは自分だとの自負を持っている娘ばかりであり、それが必ずしも達成されるとも限らない。しかし、祈りにも似た期待はあまりにも大きかった。

 最後のティアラを自分の手にするべく、十八人のウマ娘たちが第四コーナーへ殺到する。

『きたきたきた! 第四コーナー半ばで遂にメイクンリリーが先団に取り付いた!! ライラックブーケ厳しいか! 先頭はクイーンズホロー! メイクンリリーが外からどんどん差を詰めて来る! クイーンズホロー逃げ切るか! メイクンリリー並んだ並んだ! 後100mを切った! クイーンズホロー意地を見せるか! スイートメモリーも再び並んできた! 勝つのは誰だ!』

 実況も観客も、最後の直線で繰り広げられる抜きつ抜かれつの大接戦に興奮しっぱなしだった。残り僅か50m、三人並んでの白熱した攻防に、観客席は総立ちとなる。

 ずっとこのレースを見ていたい。そう思わせるほどの白熱したレースはしかし、メイクンリリーが頭一つ抜け出した瞬間に幕を閉じた。

『三人並んでゴールイン! メイクンリリー、わずかに体勢有利か!』

 実況の言葉通り、掲示板の一着欄に点灯した数字は「7」、メイクンリリーのものだった。

『メイクンリリー! メイクンリリーだ! トリプルティアラ最後のティアラもこのウマ娘のものでした! メイクンリリー! 桜花賞、オークスに続いて見事秋華賞も手にして見せました! 無敗でトリプルティアラを達成! 歴史に残る快挙です!!』

 興奮しっぱなしの実況の言葉はしかし、それだけのものであることの証左とも言える。無敗トリプルティアラは、かのメジロラモーヌですら達成し得なかった偉業である。

 嬉しそうに涙を流しながら笑顔を浮かべるメイクンリリーの写真は、無敗トリプルティアラのベストショットとして今後幾度(いくど)となくニュースや雑誌などで使われることとなる。

 そして、その一週間後に同じく京都レース場で行われたクラシック級最後の一冠、菊花賞でも興奮が沸き上がった。

『もう誰も追いつけないか! アクアスフィア完全復活!』

 二着のグレアダイヤモンドに七バ身もの圧倒的な差を付けて快勝したアクアスフィアに、京都レース場は熱狂に包まれた。

 その後、春クラシック全勝のヴァイスシュトルムと完全復活を遂げたアクアスフィアの対決を待ち望む声は、次第に大きくなっていく。しかし、話題の中心となるヴァイスシュトルムの体調は、絶好調にはほど遠かった。

 アグネスタキオン特製の栄養剤を服用した日から、体重の減少はなくなり増加へと転じた。しかし、幾らトレーニングを行っても、落ちた筋肉は緩やかにしか戻らず、走りのキレを取り戻すには時間がまだ必要だった。

 日本ダービーでヴァイスシュトルムが見せた、閃光のような鋭い走りが見られなくなってから、早くも五ヶ月が経過していた。

 

 

 放課後になり、神谷のトレーナー室へと入ってきたヴァイスシュトルムは、応接スペースのローテーブルの上に置かれていたスポーツ新聞を一瞥(いちべつ)して複雑そうな顔をした。でかでかと『アイネスフウジン視界良好! 朝日杯フューチュリティステークスに向けて不安なし!』と、書かれた見出しと共に満面の笑みを浮かべるアイネスフウジンの写真は輝いて見え、それが殊更(ことさら)ヴァイスシュトルムの神経を逆撫でするように感じられた。

 もちろん、アイネスフウジンが勝利した十月三週目の未勝利戦は、現地観戦していたヴァイスシュトルムも素直に喜び、アイネスフウジンに直接おめでとうと祝福もした。しかし、いざ自分の不甲斐ない現状を考えると、もやもやとした言語化できない何かが胸の内に(くすぶ)っているのもまた事実だった。

「はー……。焦ってるのかなぁ、私……」

 そう独り()ちてソファに座ると、そのまま横にコテンと倒れる。倒れ込んだまま、ソファの座面に顔を埋めてくぐもった声を上げたヴァイスシュトルムの脳裏には、アクアスフィアが菊花賞で見せつけた、圧倒的な勝利の瞬間が鮮やかに再生されていた。

 距離適正、未だ不安定な体調の二面から出走を取りやめたヴァイスシュトルムとしては、復帰レースで圧勝して見せたアクアスフィアに心穏やかにいられるはずもなかった。

 到底簡単には出来ない、圧倒的な実力差を示して快勝するなどといった離れ(わざ)を、復帰して早々にやってのけたアクアスフィア。彼女の胆力と実力は、ただただ脅威の二字しか当てはまる言葉がなかった。

 一頻(ひとしき)り押し殺した声を上げたヴァイスシュトルムは、もぞもぞと起き上がると、手櫛で少し乱れた髪を整える。そして、レース前の作戦会議などで使用するホワイトボードの方へ顔を向けると、そこに貼り付けられている東京レース場のコース図を厳しい目で睨み付けた。

 数日前まで、アイネスフウジンの未勝利戦1600mについての情報が所狭しと書き込まれていたそれは、早くも2000mのものに張り替えられ、『天皇賞(秋)』について書き込まれ始めていた。

 真新しい紙の白さを(たも)った2000m用のコース図の上には、まだ名前を書いたテープを貼り付けていない、白、黒、赤、青、黄、緑、橙、桃色をした十八個ものマグネット――枠に設定された色と同じもの――が整然と並ぶ。

 コース図の用紙外には、『天皇賞(秋)』に現時点で登録している二十数名のウマ娘の名前が並ぶ。その中には、ヴァイスシュトルムの名前も並んでいた。

「……」

 天皇賞(秋)からジャパンカップ、有馬記念と冬の中長距離GⅠ制覇は、『秋シニア三冠』と呼ばれる。ただし、開催期間が集中していることもあり、同一年の達成は困難を極めるレースでもある。

 また、クラシック級であるヴァイスシュトルムにとって、海千山千のシニア級ウマ娘たち相手に、引けを取らない実力を発揮して見せなければならない。そういった意味でも、ヴァイスシュトルムにとって、今後シニア級のGⅠ戦線で通用するかどうかを占う試金石となる。

 とは言え、距離適正の観点から出走を諦めた菊花賞への未練もヴァイスシュトルムにはもちろんあった。例え大敗したとしてもクラシック競争最後の一冠に出たいという欲求は、簡単に捨てきれるようなものでもない。

「はぁ。……よし」

 ため息を吐いてホワイトボードから視線を外したヴァイスシュトルムは、鞄から体操服を取り出すとトレーナー室に新しく設置された一人用の簡単な更衣室に入る。パーテーションとカーテンだけで簡単に作られたそれは、運動着に着替えるだけなら充分な出来だった。半袖の体操服の上から長袖の上着を着用し、勢い良くファスナーを上げる。首元までしっかりとファスナーを閉じたヴァイスシュトルムは、トレーナー室の施錠を済ませると、トラックコースへと駆けて行った。

 

「芝コースあと一周で今日は終わろうか。ゴールしたらそのままクールダウンに入ってくれ」

「はい!」

 ヴァイスシュトルムは神谷に返事をして、芝コースに立てられたパネルをちらりと見る。首に『スタート』と書かれた札を下げ、真面目な顔をしたエアグルーヴの写真パネルに、ヴァイスシュトルムは何度見ても笑みを零してしまう。

「一体どんな気持ちでこのパネル用写真を撮ったんだろ……。でもまぁ、エアグルーヴなら生徒会活動の一環とでも言われたら丸め込まれそうではあるか」

 至極真面目にポーズを取るエアグルーヴを撮影するシンボリルドルフといったような想像をしたヴァイスシュトルムは、それにくすくすと笑ってから真剣な表情をした。見据えるターフの先には、東京レース場のコース風景が浮かび上がり、隣には天皇賞(秋)勝利を目論むウマ娘たちの幻像が、ゲートの開く瞬間を待っている。

 神谷の「スタート!」という掛け声と同時に、想像上のゲートがガシャンと音を立てて開く。瞬間、飛び出したヴァイスシュトルムは想像上のウマ娘達を置き去りにして、ぐんぐんと加速していった。

「……! 久し振りに足が軽い!」

 一本前の走りまで感じていた足の重さは、嘘のように取れ、調子を崩す前のように走れることにヴァイスシュトルムは顔を綻ばせる。そんなヴァイスシュトルムの様子に、神谷は一瞬驚いた後、彼女と同じように喜色を浮かべた。

「驚いた、まさかここに来て調子を崩す前の走りに近付くとは」

 放たれた矢のように飛び出したヴァイスシュトルムは、勢いそのままにぐんぐん加速していく。決してシニア級にも引けを取らない彼女の走りに満足して頷いた神谷は、手元のバインダーに目を落とした。

 天皇賞(秋)が目前に迫っていながら、ヴァイスシュトルムのトレーニング結果は芳しくなかった。デビュー以来、毎日のように更新していた成長度グラフは、日本ダービー後にガクンと落ち込んで以降、デビュー前よりも下を記録し続けていた。

 結果が出ないことに、ヴァイスシュトルムと同じかそれ以上に、神谷は気を揉んでいた。しかし、今ヴァイスシュトルムが見せた走りは、日本ダービーの直前トレーニングでヴァイスシュトルムが記録して見せた走りと遜色(そんしょく)のないレベルだった。

 

 日本ダービーで見せた走りとまでは行かなくとも、このまま順調に行けば、充分な実力をもってシニア級に乗り込める。神谷はそう確信していた。そしてそれは、神谷だけではなく、シュプリュレーゲンも、アイネスフウジンも、そして、彼女のライバルとなるウマ娘たちも同じ考えだった。

「ヴァイスの調子は上々といったところか。貴重なデータとしてきっちり記録しなければね」

「……あんなに急に速度を出して、……体の負荷は大丈夫でしょうか」

「カフェはヴァイスのことになると、途端に過保護になるねぇ……。ふぅン、何か特別なものでもあるのかな?」

「……無事に終われば、良いのですが」

「無視するのはやめたまえよ!」

 スタンドからヴァイスシュトルムを見守るマンハッタンカフェは、隣でギャーギャーと騒ぎ立てるアグネスタキオンの言葉も耳に入らないほど、ヴァイスシュトルムを注視する。

 軽快に駆けるヴァイスシュトルムの右脚からは、言葉にはできない嫌な予感が漂う。その嫌な予感はマンハッタンカフェにべったりと張り付いて離れなかった。

 

 調子良く駆けるヴァイスシュトルムは、半分となる1000mを59秒で走破し、なおもペースを保ったまま第三コーナーへと入っていく。

「もう少しペースを上げても平気かも」

 そう口の中で呟いたヴァイスシュトルムは、今までの不調が嘘だったかのように、軽やかな動きをする自分の身体に目を爛々(らんらん)と輝かせる。まるで、新しいオモチャを手にした子どものような笑顔を思わず浮かべたヴァイスシュトルムは、一体どこまで速く走れるのか試してみたくなった。

 第四コーナーに差し掛かろうとするタイミングで、今までよりもほんの少し力を込めてターフを踏み締める。グンと力強く地面に押されて身体は前へ進む。地面から力強く受ける反発が楽しくて、ヴァイスシュトルムは更に脚へ力を込めて再びターフを踏み込んだ。その瞬間、地面を踏み込んだ右脚からあらゆる感覚が消えた。

「……え」

 まるで、(くう)を踏んだかのような手応えのない感覚に、ヴァイスシュトルムは戸惑う。だが、それも(わず)か一瞬のことで、バランスを大きく崩した彼女の身体は、走りの勢いそのままにターフへともんどり打って倒れ込んでいた。勢い良く倒れ込んだことも手伝って、地面の芝を全身で(えぐ)り取りながら身体は何mか滑り続け、コースの外埒(そとらち)に近いところでようやくヴァイスシュトルムは停止した。

「ヴァイスシュトルム!」

 調子良く走り、ラストスパートに向けて準備していたはずのヴァイスシュトルムが、突然体勢を崩した瞬間、神谷の脳は何が起こっているのか認識できないでいた。ただ、とんでもないことが起きたという事実に、体は無意識のうちに駆けだしていた。それは、コースから離れた場所で見ていたシュプリュレーゲンとアイネスフウジンも同様だった。神谷と同じように、一体何が起こったのか理解できないといった表情を浮かべながらも、ヴァイスシュトルムへと駆け寄っていく。

 アイネスフウジンと遜色ないスピードでターフを駆けるシュプリュレーゲンに遅れながら、神谷もヴァイスシュトルムの元へと直走(ひたはし)る。彼が着いた時には既に、シュプリュレーゲンがヴァイスシュトルムを抱きかかえて楽な姿勢を取らせようとしているところだった。

「……ぅ」

 痛みに顔を(ゆが)ませるヴァイスシュトルムに、シュプリュレーゲンも思わず悲痛な表情を浮かべる。幸いなことに、ヴァイスシュトルムの足が、曲がってはいけない方向へ曲がっている、などといったことはなかった。それでもシュプリュレーゲンは、ヴァイスシュトルムの足が骨折しているかどうかを確かめることはできなかった。

 顔を青くしてヴァイスシュトルムの足から目をそらすようにするシュプリュレーゲンの姿に、神谷は奥歯を噛みしめた。

「ヴァイスシュトルム、足を触るぞ」

 そう固い声でヴァイスシュトルムに告げた神谷は、手を震わせながらヴァイスシュトルムの右脚へと手を伸ばす。

 ゆっくりと、足首から(ひざ)の方へと手を動かす。そして、()れ始めた膝の外側に神谷の手が触れた瞬間、ヴァイスシュトルムは激痛に顔をしかめた。

「痛っ! いたいぃ……」

「大丈夫、大丈夫だから落ち着いてヴァイス」

 足を襲った痛みに暴れ、まるで子どものように泣き出したヴァイスシュトルムに、手を握っていたアイネスフウジンが、なだめるようにヴァイスシュトルムの頭を撫でて落ち着かせようとする。それを横目に、神谷は呆然とヴァイスシュトルムの足を見ることしかできなかった。

「……とりあえず、病院に行こう。診察と治療して貰わないと……」

 順調にトレーニングの成果が見えてきていた矢先に、ヴァイスシュトルムを襲ったケガは、神谷たちを絶望的な気分にさせるのに充分だった。

 

「うん、膝蓋骨(しつがいこつ)……膝のお皿の脱臼(だっきゅう)だけで、骨折はしていないですね。靱帯(じんたい)も断裂はせずに少し伸びた状態なだけなので、五ヶ月ほどで本格的なトレーニングはできるようになるかと思います」

 レントゲン写真を見てそう言った医師は、脱臼の整復を行い、大事を取ってギプスで固定されたヴァイスシュトルムの右足を再び見る。医師の言葉に胸をなで下ろした神谷は、その後に続く医師の言葉をよりしっかりと聞く姿勢を取る。

「ただ、レースへの本格復帰は、大腿部(だいたいぶ)の筋力が回復するまで見送った方が良いでしょう」

「それは、何ヶ月ほどになるのでしょうか?」

「筋力の戻り方次第ですが……十ヶ月程度は覚悟された方が良いかと思います」

「十ヶ月……もですか!?」

 医師の言葉に目を見開いた神谷は、愕然(がくぜん)とした表情で聞き返す。それは、シニア級のほぼ一年はレースに出られないと宣告されたようなものだった。

「膝蓋骨の脱臼に限らずですが……、脱臼は繰り返す可能性が高く、特に癖になりやすいんです。癖になってしまえば、とても競走ウマ娘を続けることはできません。そうならないためにも、腰を据えてしっかりと治療することをオススメします」

「……わかりました」

 医師の真剣な表情に、神谷は引き下がるしかなかった。医師の言うとおり、脱臼が癖になることで付随する可能性がある骨折や、靱帯の断裂などを引き起こすリスクを考えると、医師の言葉に従うほかなかった。

 病院を後にするタクシーの車内で、ぐったりとした様子で自分にもたれかかってくるヴァイスシュトルムを横目に、神谷は暗澹(あんたん)とした考えに陥っていた。それは、天皇賞(秋)にヴァイスシュトルムが出走できなくなったことが原因ではなく、彼女の体調をきちんと見ることができなかった、自分への腑甲斐なさから来るものだった。

 どこか虚ろな目をしたままため息を吐く神谷に、ヴァイスシュトルムもまた、閉じていた目を薄らと開けて、情けない気持ちで神谷の顔を見上げた。自分の体調管理の不備を、我が事のように捉えて、辛そうに顔を歪める神谷が痛々しく、そんな顔をさせている自分が情けなかった。

「……すまない、ヴァイスシュトルム」

 神谷からこぼれた謝罪は聞かなかったことにして、ヴァイスシュトルムは再び目を閉じる。

 謝るべきは自分の方だと思うヴァイスシュトルムは、悔しさから目尻に薄らと涙を滲ませた。その悔し涙は、瞑色(めいいろ)をした空に煌々(こうこう)と浮かぶ満月だけが見つめていた。

 

 

『ヴァイスシュトルム、天皇賞(秋)出走取消』

 URAは本日午後、天皇賞(秋)に出走登録していたヴァイスシュトルム(日本ウマ娘トレーニングセンター学園)がケガのため出走を取り消したと発表した。詳しい症状(しょうじょう)については未発表。天皇賞(秋)は十七人で争われる予定。

(東京レーススポーツ)。




大変遅くなりました(土下座)。
第27話でございます。
28話の方も今月中に上げるので、よろしくお願いします。

実際の競走馬だと、脱臼してしまうとほぼ確実に予後不良となってしまうのですが(一部治療例も)、ウマ娘は幸いにも人型であり言葉も通じるので治療できる。この事実が個人的にはとても嬉しく思います。

さて、それではまた次回お会いしましょう。
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