ウマ娘プリティダービー ~月毛のウマ娘~    作:蒙駄目猫

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♯8.GⅢ サウジアラビアRC

 ヴァイスシュトルムが未勝利戦で圧勝してから早三ヶ月。夏の間もトレーニングに明け暮れたヴァイスシュトルムは、トレーナー室でだらしなくテレビを見ていた。

「ヴァイスシュトルムに夏バテは遅れてやってきたみたいだな」

 そう言って苦笑をこぼした神谷は、だらしない姿勢でソファに寝そべるヴァイスシュトルムの前にカップを置くと、対面のソファに座った。

「トレーナーさんが鬼のような練習メニュー組むからでしょ? 神社の石段駆け上がり連続二十本って何? 合間の休憩二分だし、休憩終わったらまた階段二十本だし……。そんなのが一週間毎日はさすがの私もバテるって……」

「はいはい、でもそのおかげでスタミナは付いたし、ピッチ走法も身に付いて坂が苦手じゃなくなったろ?」

「それはそうだけど……ううう~!」

 納得がいかないと顔に書いてあるヴァイスシュトルムは、(うら)めしそうに神谷を見る。しかし、神谷はそれを意に介した様子はなく、涼しい顔をしてカップを傾けたのだった。

『さあ! 今日のメインコーナー! ウマ娘レース情報局のお時間です! 正直これだけを楽しみにしてた人も多いことでしょう!』

『言い方! 他のコーナーがオマケみたいに聞こえる!』

 テレビの中で男性芸人がコーナー名を読み上げると、ヴァイスシュトルムは耳を何度か動かしてテレビへと顔を向けた。

『春レースの締めくくり、宝塚記念は凄かったですね。一番人気だったメイクンシャインを差し切って、今年シニア級に上がったファイントパーズが優勝! 激しい雨が降りしきる中、最後の坂で芝や泥を蹴り上げながら肉薄したファイントパーズと、懸命に逃げるメイクンシャインの(わず)か十五秒の競り合いは、応援するこっちも手に汗握る素晴らしいものでした』

『私としては、昨日のスプリンターズステークスも中々良かったと思いますよ。コメットストライクとスカイリーフの最速スプリンター決定戦! ハナの差で勝利したコメットストライクの涙はこう、ぐっとクるものがありましたねぇ』

 画面には話題に上った宝塚記念の映像と、スプリンターズステークスの写真が映し出される。大雨の中泥にまみれながらも全力疾走するファイントパーズとハナの差で勝利したコメットストライクの印象的な写真だった。

『さて、今週土曜日にはGⅢサウジアラビアRC、日曜日にはGⅡ毎日王冠があるんですけども、まずはGⅢサウジアラビアRCの有力どころから紹介していきましょう!』

 映し出されていた写真が消え、映像がスタジオに戻ると、そこには大きな写真と新聞パネルが用意されていた。

『まずはヴァイスシュトルム! メイクデビューこそアクアスフィアの後塵(こうじん)を拝して二着でしたけど、中一週で挑んだ阪神芝1600m未勝利戦で、二着のバウンティキラーに七バ身差の圧勝! これは期待できるんじゃないかなと』

 自分の写真が大写しになるテレビ画面に、頰を染めたヴァイスシュトルムは、どこか恥ずかしそうに耳を激しく動かしていた。

『メイクデビューの頃に、「ヴァイスシュトルムは月毛だから走らない」何て言ってた人たちの見る目がなかったと言う好例ですかね。メイクデビューの二着も、あのアクアスフィアと競り合った末の二着ですからね。アクアスフィアに大外を回らされてなければどっちが勝ってたかわからないんじゃないですか?』

『白木さんはヴァイスシュトルムがデビューしてからずっと応援されてますもんね。でも実際、この娘の実力はこんなもんじゃなさそうです。サウジアラビアRCでの活躍を期待したいですね』

 コメンテーターの白木の言葉に、とうとう耳も尻尾も(せわ)しなく動かすヴァイスシュトルムに、神谷は微笑ましい気分になる。未勝利戦後の藤城記者による取材も良い記事となり、そのインタビュー記事の掲載された月刊トゥインクルはヴァイスシュトルムの宝物になっている。

『さぁ、そんなヴァイスシュトルムに対抗するのがこのウマ娘! メイクンリリーとノーブルライトの二人!』

 雨の未勝利戦で撮影されたヴァイスシュトルムの写真から変わって、メイクンリリーとノーブルライトの二人の写真が映される。

『メイクンリリーはメイクデビューで一着、二戦目の新潟ジュニアステークスでは二着に五バ身差圧勝! ついでに勝ち時計一分三十三秒四と現在の距離になってから歴代一位タイ! 早くもクラシック級……来年のマイル女王との呼び声が高くなっています』

 メイクンリリーの二戦目、新潟ジュニアステークスの映像が流される。第四コーナーで抜けだして新潟レース場の長い直線に入ってから、後ろを突き放してぐんぐん加速するメイクンリリーは、楽しそうに疾走していた。映像はそのままGⅢ札幌ジュニアステークスの映像が流され、ノーブルライトがアップになる。

『そして、ノーブルライトはメイクデビューでは二着、二戦目のGⅢ札幌ジュニアステークス一着と、戦績だけ見ると完全にヴァイスシュトルムを上回ってますね』

『ジュニア級は走ってみるまでわかりませんからね……私としては、ヴァイスシュトルムに勝ってほしいところですが』

 渋い顔をしてコメントする白木が映されて、スタジオに戻った映像は再びパネルを映し出す。

 それまでテレビ画面に釘付けだったヴァイスシュトルムは、体を起こして神谷を見た。

「メイクンリリーとノーブルライトって、やっぱり強いの?」

「まぁ、そうだな。二人とも中等部だが、今年メイクデビューしたウマ娘の中では抜きん出てるな」

 コーヒーを飲み干した神谷は、適当な紙を裏返すとそこにウマ娘の名前を書き始めた。

「今メイクデビュー済みのウマ娘の中で有力と言われているのは、短距離がメイクデビュー 一着、GⅢ函館ジュニアステークス一着、GⅢ小倉ジュニアステークス一着のブリッツストライカ。マイルが今出てたメイクンリリーとノーブルライト、中距離以上がアクアスフィア、ダートがメイクデビューで二着に八バ身差を付けたアカツキテイオーと言われてる。で、ヴァイスシュトルムと被っているのはこの三人だ」

 神谷はメイクンリリー、ノーブルライト、アクアスフィアの名前を丸で囲むと、ヴァイスシュトルムの顔を見た。ヴァイスシュトルムは、じっと名前を見つめて何かを考えるそぶりを見せた。

「メイクンリリーは逃げ、先行を得意としてて、バ群に()まれるのを嫌がる。ノーブルライトは先行、差しを得意にしているから、先頭一人旅だろうがバ群に呑まれようがメンタル的には変わらない。まぁ、二人とも強いことに違いはないよ」

「うぅん……。スフィアにメイクンリリーにノーブルライトか……」

 腕を組んで考え込むヴァイスシュトルムを置いてソファから立ち上がった神谷は、ノートパソコンを手に戻ってくる。

「でもまぁ、逃げ差し万能で芝ならバ場を選ばないヴァイスシュトルムも厄介で強いなんて言われているから、安心して良い。良かったな、芝の万能変態ガール!」

「言い方ぁ!」

 目くじらを立てるヴァイスシュトルムに笑いながら、神谷はノートパソコンにとあるレース映像を表示する。

「これはメイクンリリーとノーブルライトのメイクデビューと二戦目……新潟ジュニアステークスと札幌ジュニアステークスの映像だな」

 四本同時に再生された映像は、スタートから二人がどのように動くかを良く捉えていた。メイクンリリーはスタート直後から積極的に前へ向かい、先頭に立った後は押し切る。ノーブルライトはスタート直後は抑えて中団に付け、第三コーナー終わりから徐々に先頭へ向かい、第四コーナーから直線に切り替わる辺りで先頭と競り合い、ゴール手前で差し切る。二人の性格が良く表れている映像だった。

「二人ともジュニア級らしからぬ勝負感とセンスを持っているが、それでも弱点はある」

 神谷はまず、メイクンリリーの新潟ジュニアステークスの映像を大きくして再生する。第三コーナー入りから半ばにかけて、メイクンリリーに後続のウマ娘が団子となって来たところで一時停止をかけた。

「メイクンリリーはここだな。逃げを得意にするせいか、バ群に呑まれるのを嫌がりすぎるんだ。ここからメイクンリリーに注目して欲しいんだが、後続が充分離れるまでの間、後ろを気にしすぎているのがよくわかると思う」

 そう言ってスローで再生された場面からは、メイクンリリーが後ろを気にしているように確かに見えた。だが、言われなければそうとはわからない程度のものだった。

「言われてみれば後ろを気にしているようにも見えるけど……うーん?」

「それじゃあ、こうしたらよくわかるか」

 神谷がメイクデビューと新潟ジュニアステークスの映像を同時に流し、同じような場面に差し掛かる。今度は、メイクンリリーが新潟ジュニアステークスの際にどれだけ後ろを気にしていたか、ヴァイスシュトルムにもはっきりと見て取れた。

「ホントだ、後ろに近づかれるのを凄い嫌がってる」

「だろ? だから、メイクンリリーには逃げられてもピッタリ貼り付け。と言うよりも、逃げさせて徹底的に後ろを取れ。で、ノーブルライトなんだが……走り自体にはそつがない」

 ノーブルライトのレース映像を二つ同時に流されるが、神谷が言うようにノーブルライトの走りには無駄がなかった。

「走りに無駄がないなら、弱点はないんじゃないの?」

「いいや、そうじゃない。走りにこそ無駄はないが、ノーブルライトはスパートを長く続けられない」

 神谷がノーブルライトのスパート時の比較タイムを出す。それは確かに、ノーブルライトのスパート継続時間が全く同じであることを示していた。

「それを踏まえてノーブルライトのメイクデビューと札幌ジュニアステークスを見せるぞ」

 ノーブルライトのスパートをかけるタイミングとそれに競り合うウマ娘の映像を見ると一目瞭然だった。メイクデビュー時のノーブルライトは、複数のウマ娘に競り合われた焦りからスパートを早くかけ過ぎて二着、札幌ジュニアステークスでは適切なところでスパートをかけて勝っていた。

「上手くスパートのタイミングをずらしてやれば、今のノーブルライトには効果がある。とは言っても、彼女自身スパートが苦手なことは問題視しているだろうから、対応される可能性もある」

 動画を止めた神谷はホワイトボードを引っ張ってくると、東京レース場のコース図を描き始める。

「そこで、だ。今回のサウジアラビアRCでの作戦なんだが……第三コーナーまではメイクンリリーの背後にピッタリと張り付き、第三コーナーに入ってすぐスパートをかけろ」

「……Wie?(なんて?) Können Sie das wiederholen?(もっかい言ってくれる?)

「……あー、もう一回言えってことであってるか?」

 首を縦に振るヴァイスシュトルムに、意味が合ってたことに内心ガッツポーズをして、神谷はもう一度同じ言葉を伝えるのだった。

 

 

 東京レース場の地下バ道で、ヴァイスシュトルムは大きく息を()いた。彼女の身体には、気力と闘志が十二分(じゅうにぶん)に満ち満ちていた。

「……ヴァイスシュトルム先輩!」

「ん……?」

 背中に届いた気合いの入った声にヴァイスシュトルムは、体ごと声の主に向き直る。そこには、二人のウマ娘が立っていた。

「メイクンリリーとノーブルライト……今日はよろしくね」

「はい。でも、今日は先輩に勝たせて貰います! いくわよ、ノーブル」

「リリーちゃん、待って……! あ、あの失礼します!」

 ヴァイスシュトルムに勝つと宣言したメイクンリリーは、頭の高い位置で()ったツインテールを揺らしてコースへと駆けていく。その後に続こうとしたノーブルライトは、一度ヴァイスシュトルムに向き直り頭を下げてから、メイクンリリーを追って同じようにコースへと駆けだしていった。

「私だって負けたくないから、勝ちは譲らないよ」

 そう呟きを(こぼ)して、ヴァイスシュトルムは二人に続いてコースへと駆けていく。

 サウジアラビアRC開催日の東京レース場は、同日にGⅠが開催されるわけではない。しかし、スタンドにはそれと比べても遜色(そんしょく)ない(ほど)多くの人が詰めかけ、大入り満員となっていた。

『さあ! 最後に十二番ヴァイスシュトルムが姿を見せました! グレード(スリー)、サウジアラビアRC、間もなくレース開始です!』

 スターターが旗を上げファンファーレが鳴り響く。奇数番のウマ娘達から順にゲートへ入っていき、最後に大外十八番のササノミストラルがゲートに入る。

『スタートしました! 大きな出遅れもなく、各ウマ娘横一線のスタートです。激しい先行争いを制して、メイクンリリー早くも先頭に立ちます』

 事前に研究した通り、メイクンリリーが先頭に立ってレースを引っ張る。ヴァイスシュトルムはメイクンリリーのすぐ後ろに付けて、メイクンリリーの集中を削ぐように走る。

『三番メイクンリリーがレースを引っ張ります。半バ身空けてヴァイスシュトルムが追走。二バ身空けて八番グレアダイアモンド、その内に五番オイシイクレープと続きます。九番ノーブルライトは先団やや後方、一バ身開いて十八番ササノミストラル。その後ろに一番アカノリュウセイ、十一番ホワイトデモン一番後ろからとなりました』

 1000mの標識を過ぎて、メイクンリリーはヴァイスシュトルムがピッタリと後ろに張りついている状況に、走りづらさを感じていた。

(っ! ヴァイスシュトルム先輩が後ろにピッタリと……走りにくい!)

 (しき)りに後ろを確認するメイクンリリーの様子に、ヴァイスシュトルムはほくそ笑む。第三コーナーに入り、ノーブルライトが徐々に先団へと向かってくるその時、ヴァイスシュトルムは動いた。

『前半600mを三十五秒二で通過、第三コーナーに入ります。ヴァイスシュトルムがメイクンリリーを交わした。ヴァイスシュトルムが先頭で第四コーナーに差し掛かる』

 メイクンリリーを交わしたヴァイスシュトルムは、徐々に加速して後ろを突き放しにかかる。メイクンリリーもノーブルライトもこれで千切れるはずだった。

『ヴァイスシュトルム後続を三バ身離したか! 大欅(おおけやき)の向こう側を通過していきます!』

 大欅を過ぎるまでの間で、メイクンリリーを三バ身しか離せなかったのは、ヴァイスシュトルムにとっては大きな誤算だった。

(もう少しスタミナを削れてるかと思ったけど、中々どうして……!)

 楽しそうに顔を(ゆが)めたヴァイスシュトルムは、直線に入って更に速度を上げる。

『ヴァイスシュトルム直線に入って更に加速! メイクンリリーは厳しいか、後ろからノーブルライトも迫ってきた!』

「……っの! あんたにも、ノーブルにも負けるかぁ!」

 限界に見えたメイクンリリーが()え、ヴァイスシュトルムに猛然と追いすがる。坂を登り切ってなお全力で駆けるヴァイスシュトルムにじわじわと追いついてくる。

「リリーちゃんに追いつきたい……置いて行かれたく、ない!」

 200mの看板を過ぎ、ヴァイスシュトルムとメイクンリリーの激しい競り合いに、ノーブルライトも加わる。残り僅か100mに満たない短い距離での激しい攻防に、観客の興奮は今日一番のものとなっていた。

『外からノーブルライトも飛んで来た! 凄い脚だ! 残り100m、三人横一直線に並んだ! 勝利するのは一体誰だ!? 激しい攻防に場内は騒然としています!』

 残り50m……そして、遂に決着の時が訪れた。

『残り50m! ヴァイスシュトルムか! メイクンリリーか! ノーブルライトか!』

「っ、あああああぁ!」

『今三人横一線に並んでゴールイン! ヴァイスシュトルム、メイクンリリー、ノーブルライトの三人が同時にゴール板を駆け抜けた! 一体誰が勝ったのか!』

 全力でゴール板を駆け抜けた三人は、ターフに膝をついてゼイゼイと荒い呼吸を整える。

 あまりの熱戦に観客は声もなく、掲示板の表示を見守る。掲示板は四着・五着の番号を点滅させるだけで、一着から三着は真っ黒のままだった。そして、ようやく点灯した文字は「写真」だった。

『写真判定です! GⅢサウジアラビアRCは写真判定になりました! 着順確定までしばらくお待ちください』

 写真判定にどよめいた観客の様子に、ようやくヴァイスシュトルムも掲示板を見る。

「写真……判定!」

 メイクンリリー、ノーブルライトも同じように掲示板を見つめる。それから五分後、遂に結果が出た。

「同着?」

 掲示板に点灯した三着九番に首を項垂れるノーブルライト。それから間を置かずに表示された同着の文字。掲示板の二着を示す「Ⅱ」の表示は「Ⅰ」に置き換わり、続けざまに番号が若い順に表示されて、隣に同着と点灯する。

 掲示板の左上に、赤地に白抜き文字で確定と表示された瞬間、観客からは拍手と歓声が沸き起こる。

『同着! 同着です! GⅢサウジアラビアRCは同着での決着となりました! 一着は三番メイクンリリー、十二番ヴァイスシュトルム! ノーブルライトは惜しくもハナ差での三着となりました!』

 鳴り止まない歓声を遠くに聞きながら、ヴァイスシュトルムは掲示板を見つめて立ち尽くしていた。勝つつもりで臨んだレースではあったが、メイクンリリーもノーブルライトも想定していたよりも遙かに強かった。そんな二人と競り合って、全力を出した結果メイクンリリーとは同着、ノーブルライトにはハナ差での辛勝。完全勝利とは行かない結果に、ヴァイスシュトルムは拳を握る。

「……これが重賞か」

「ヴァイスシュトルム先輩! 今日は同着でしたけど、次あたったときは絶対に完勝してみせますから!」

 メイクンリリーの宣言に、ヴァイスシュトルムは虚をつかれる。しかし、宣戦布告を受けたことを認識して、獰猛な笑みを浮かべた。

Ich werde auch nicht verlieren,(私も負けるつもりはないから、)also sei darauf vorbereitet, okay?(覚悟しておいてね?)

「っ!? そんなに怖い顔しても、ま、負けませんからっ!」

 流暢なドイツ語と、ヴァイスシュトルムの綺麗(きれい)でありながらも肉食獣を思わせる笑顔に面食らったメイクンリリーは、及び腰になってノーブルライトの方へと駆けていく。メイクンリリーに怖い顔と言われたヴァイスシュトルムは、不思議そうに首を(かし)げながら、観客席に居る神谷の元へと脚を動かした。

「お疲れ……よう、雌ライオン。生肉は用意してないぞ?」

「雌ライオンって何!?」




大変お待たせいたしました、第8話になります。
楽しんで頂けたでしょうか?
今回の結果は、悩んだ末にこうなりました。
ヴァイスシュトルムを負けさせるべきか、それとも波に乗せたままにするかの葛藤の末、同着と言う結果に落ち着きました。ヴァイスシュトルム的には悔しさが残る結果となり、これを次にどう生かすかが、宿題として作者にのしかかってきました。
……宿題嫌いなんすよ。

それでは、また次回お目にかけることができればとおもいます。
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