ウマ娘プリティダービー ~月毛のウマ娘~    作:蒙駄目猫

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♯9.トレセン学園 秋のファン大感謝祭(前編)

『ヴァイスシュトルム、GⅢサウジアラビアRC勝利! 次の目標は、GⅠ朝日杯フューチュリティステークスか?』

 サウジアラビアRC翌日のスポーツ新聞一面にはそんな見出しが躍っていた。昨日の同着は話題となり、ヴァイスシュトルム、メイクンリリー、ノーブルライトの三人は、(まさ)に注目の的だった。

「来週のファン大感謝祭、ヴァイスシュトルムもようやく『月毛』とは関係なく注目されそうだなぁ」

 トレーナー室のホワイトボードには、「秋のトレセン学園ファン大感謝祭」とカラフルに彩られたチラシがマグネット留めで掲示してあった。

 トレセン学園では春と秋の年二回、ファン大感謝祭が行われる。大阪杯の翌週に開催される「春のトレセン学園ファン大感謝祭」はウマ娘やトレセン学園関係者による多数の種目競技が目玉となっており、長距離走や借り物競走、障害物走(など)の体育祭的な要素が強く出ている。

 それに対して「秋のファン大感謝祭」は、トレセン学園生によるお化け屋敷やメイド喫茶、カフェ、ライブ等といった文化祭的な要素が強い。各トレーナー室こそ普段通りの様相を保っているが、廊下やウマ娘(たち)が一般授業を受ける教室、カフェテリア等は秋のファン大感謝祭に向けて、着々と準備が進行しているところだった。

 本来なら自分達トレーナーも当日の運営補佐や巡回、ライブステージの裏方などに忙しくしなければならないのだが、神谷はヴァイスシュトルムの担当ということで当日のインタビュー対応等のためにそれらを免除されていた。

「……竜胆先輩や沖野先輩には悪いけど、ヴァイスシュトルムが活躍してくれたおかげだな」

 土曜日、日曜日はトゥインクルシリーズのレースが行われるため、学園からはウマ娘やトレーナーの姿はめっきり減るのだが、ファン大感謝祭が近づくにつれて学園内には曜日関係なくウマ娘やトレーナーの姿が増えていた。

 学園内の雰囲気(ふんいき)も、ファン大感謝祭が近づくにつれて浮き足立ったものになり、廊下ですれ違うウマ娘達は誰も彼も楽しそうに準備を行っていた。

「学生時代を思い出すな……」

 外から聞こえてくるウマ娘達の弾んだ声に、懐かしさを覚えていた神谷は次の瞬間、轟音と共に引き戸が内側に向かって吹っ飛んだ事に理解が追いつかなかった。

「おっしぇーい! ゴルシちゃんレーダーからは逃げられないぞオラァ!!」

「は……!?」

「『は……!?』じゃねーよ。暇を持て余して枯れ始めてるトレーナーのために、せっかくこの美少女ゴルシちゃんが来てやったっつーのによ」

 嵐のような勢いでトレーナー室の扉と、穏やかな昼下がりの空気を吹き飛ばした自称美少女ウマ娘、ゴールドシップの勢いに神谷は圧倒される。そんな神谷を尻目に、ゴールドシップは何処(どこ)からともなく頭陀袋(ずだぶくろ)を取り出して神谷に(おお)(かぶ)せてきた。

「というわけで確保ー! ゴルシちゃんタクシー出発でーい!」

「もがっ!?」

 頭陀袋を被せた神谷を米俵よろしく肩に担ぎ上げたゴールドシップは、トレーナー室を後にして走り去るのだった。

 

 

「お! フジキセキ、パス!」

「ちょっ……ま……!?」

「ええっ!?」

 頭陀袋を被せられた神谷はゴールドシップによってフジキセキに投げられた。急に「何か(神谷)」を投げられたフジキセキは慌てたものの、その「何か(神谷)」の正体が人だと認識した瞬間、優しく抱き留める。

「ぐぇ……」

「ゴルシ、この袋の中身は一体誰だい?」

「ん? 誰ってそりゃおめぇ、暇してたトレーナーに決まってんだろ!」

 ゴールドシップがやや乱暴に投げつけ、自分が受け止めた頭陀袋の中から聞こえた男のうめき声に、頰をひくつかせてフジキセキが尋ねる。フジキセキの方を向いたゴールドシップは、悪びれることもなくあっけらかんと言い放った。

「暇つぶしを知らねぇトレーナーが、天気も良いのにトレーナー室に閉じこもってたからよ。扉をこじ開けて連れ出して来たんだよ」

「う、うーん。どこから突っ込むべきか……」

 ゴールドシップの破天荒ぶりに、フジキセキは苦笑いをするしかない。いつまでも抱いているわけにもいかず、ゆっくりと地面にトレーナーを置いたフジキセキが頭陀袋に手を伸ばした瞬間、ゴールドシップを呼ぶ怒声が辺りに響き渡った。

「ゴールドシップ! そこを動くな!」

「やっべ、もう来やがったか! 動くなと言われて動かねー奴はいないんだぜ!」

 怒りの形相でこちらへと駆けてくるエアグルーヴに、ゴールドシップは笑みを浮かべて逃走する。フジキセキが止める間もなく走り去る二人に、フジキセキは疲れたようにため息を()いてトレーナーに向き直った。

「やれやれ……ごめんね、今助けるよ」

 そうして、数分ぶりに神谷は自由になったのだった。

「……酷い目にあった」

「……まさかヴァイスのトレーナーさんだったとはね。何があったんだい?」

 頭陀袋の中から出てきた神谷に、フジキセキは目を丸くする。そんなフジキセキに顔を向けた神谷は、苦々しさを存分に表情に出していた。

「いや、トレーナー室で新聞を読んでいたら急にゴールドシップが扉を吹っ飛ばして入ってきてな。そのまま頭陀袋を被せて来やがった」

「それで、今に(いた)る、と……」

 神谷の話を聞いてもよくわからない状況に、フジキセキは困ったように眉を下げるしかなかった。ゴールドシップの破天荒ぶりが遺憾(いかん)なく発揮されている。

「あぁ……扉どうすっかなぁ……。あれ完全にガラス割れてたし、ベニヤがくの字になってたし……交換するしかないよなぁ……」

 無残(むざん)にも吹き飛ばされた自室の扉を思い出した神谷は、ぶつぶつと愚痴(ぐち)をこぼしながらどこか遠くを見るような目で頭を抱え込んでしまう。たづなさんに何て言えばいいんだとぼやくその姿に、フジキセキは気の毒そうにしながらも、口の端が緩んでしまっていた。

 一際(ひときわ)大きくため息を吐いた神谷は、先程までの陰鬱(いんうつ)な様子とは打って変わって、普段通りに戻っているように見える。どうやら、ため息と一緒に色々なものを()き出したらしい。

「ところで、フジキセキは何をしてるんだ?」

「私かい? 感謝祭でのステージ準備の手伝いだよ。私も出演することだしね」

 そう言ってフジキセキが示した先には、確かに彼女の言うようにステージらしきものが組み上がっていた。様々な()(もの)があるのか、巨大なモニターやスピーカーらしきものも見受けられる。そのステージの広さに、神谷は目を丸くした。

「思っていた以上に大きなステージなんだな……」

「ライブを行ったりもするみたいだからね。後は演劇とかゲストのトークショーとかかな」

 フジキセキから渡された予定演目リストに目を通していた神谷は、気になるタイトルを見つけてしまった。

「『会長の快調なジョークショー』……? フジキセキ、これの内容知ってたりするか?」

「ううん、私も知らないよ。それが気になるのかい?」

「少しな。時間が合えば覗いてみるか……」

 フジキセキも知らないと言うトークショーに俄然(がぜん)興味がわいてきた神谷は、演目の開始時間を確かめるためにリストに目を戻す。すると、手触りの良い何かが神谷の左腕を(しき)りに(たた)いてきた。叩かれると言っても痛くはなく、むしろくすぐったさの方が強いのだが、神谷の視線をリストから離すには充分だった。

 神谷の腕を叩いてきた物は、黒く(つや)やかな、非常に手入れの行き届いた美しい青鹿毛の尻尾だった。

「えーと、フジキセキ?」

「なんだい?」

「……いや、何でもない」

 ()ねたように頰を膨らませて神谷の腕を尻尾で叩き続けるフジキセキに、神谷は再び演目予定リストに目を落とす。そして、取り(つくろ)うように再び口を開いた。

「あー、その、なんだ。フジキセキの出演する演目はどれなんだ?」

 その質問は、どうやら正解だったらしい。拗ねていた顔はパッと明るくなり、神谷の腕を叩いていた尻尾は嬉しそうに左右に揺れる。彼女の耳も気持ちを表すように動いているのを見て、神谷は内心安堵の息を吐く。

「私が出るのは、この演劇とイリュージョンショーと……」

 先程(さきほど)とは打って変わり、楽しそうに自分が出演する演し物の説明をしてくれるフジキセキが年相応にはしゃぐ姿を微笑ましく思いながら、神谷は彼女の話に耳を傾け続けたのだった。

 

 

 クラスの出し物であるメイド喫茶の準備を手伝おうとしたヴァイスシュトルムは、レース後だから休んでてとクラスメイト達に断られてしまった。せっかく学園に来たのに何もしないのも勿体ないと思ったヴァイスシュトルムは、暇つぶしがてらトレーナー室へと足を運ぶことにしたのだった。

 レースのない土日と月曜日は休養日として設定されているため、トレーニングは行われない。特にレース翌日は自主トレも制限されていたため、ヴァイスシュトルムが出来ることと言えばビデオ研究くらいの物だった。

「ビデオ研究なら足に負担はかからないし、問題な……なにこれ」

 トレーナー室の前に立ったヴァイスシュトルムは、無残に吹き飛ばされた扉を見て絶句していた。室内に向かって吹き飛んだ扉はくの字に折れており、ガラスも砕けて散乱していた。あまりの惨状(さんじょう)にヴァイスシュトルムが立ち尽くしていると、後ろから芦毛(あしげ)のウマ娘が入ってきた。

「お、何してんだおめぇ。そんなとこに突っ立ってたら扉の交換できねーだろ」

「えっ……ゴルシ?」

 声に振り返ったヴァイスシュトルムの目に入ってきたのは、小脇に扉や板、工具等を抱えたゴールドシップだった。突然現れたゴールドシップにヴァイスシュトルムが混乱していると、ゴールドシップは手に抱えていたものを脇に置いて、ヴァイスシュトルムを(かか)え上げた。

「ちょっと、ゴルシ!?」

「ほらほら、おめぇはソファの上で大人しくしてろ。作業の邪魔だから」

 ソファの上に置かれたヴァイスシュトルムは、ゴールドシップの方を見る。ゴールドシップはヴァイスシュトルムを気にした様子もなくテキパキと室内を養生し始める。

「何でゴルシがここの片付けしてるのさ……」

「何でって、そりゃーアタシが散らかしたんだからアタシが片付けるに決まってんだろ」

「なんだ、そうだったんだ……いや待って?」

 何でもないことのように衝撃の事実を告げるゴールドシップに、ヴァイスシュトルムも聞き流しそうになった。――今さらっととんでもないことを言われた気がする――。衝撃を受けるヴァイスシュトルムをよそに、ゴールドシップは鼻歌交じりに扉の残骸(ざんがい)を片付ける。(よど)みなく行われる扉の交換作業にゴールドシップの謎がますます深まったヴァイスシュトルムだった。それからたった十分足らずでゴールドシップは扉を新品に交換していた。

「よーし、終わった! それではアテクシは失礼いたしますわよ! あ、この手紙と新しい鍵、お前のトレーナーに渡しとけ。んじゃなー!」

「あ、うん……ご苦労様?」

 ゴールドシップはそう言い残して、あっという間に残骸とともに部屋を出て行った。嵐のようなゴールドシップの奇行に、ヴァイスシュトルムは自分がこの部屋に来た目的を見失いかけて、ようやく思い出した。

「……とりあえずレース映像見て忘れよ」

 一先(ひとま)ず、神谷にトレーナー室の一件とレース映像を見ていることをスマホのメッセージで伝えると、アクアスフィア、メイクンリリー、ノーブルライトのレース映像を中心に何度も見返す。画面を食い入るように見つめる彼女の視線からは、次のレースに向けて戦意がかなり高いことが(うかが)えた。

「……やっぱり、スフィアの走り綺麗(きれい)なんだよね。悔しいけど……」

 二時間集中して何度もレース映像を見返していたヴァイスシュトルムは、アクアスフィアの走りを見れば見るほど、そのブレの少ない体幹と無駄のない走りに見惚(みと)れそうになる。映像が終わり、もう一度見返そうとヴァイスシュトルムがリモコンを操作するとほぼ同時に、背後から制止する声が聞こえてきた。

「ヴァイスシュトルム、そこまでにしよう」

 

 

 まだ話をし足りないといった顔をしたフジキセキと夕食を一緒にする事を約束して一旦別れた後、スマホのメッセージを確認した神谷は自分のトレーナー室へと歩いていた。

「それにしても、ゴールドシップは何がしたかったんだ……」

 思わず漏れた独り言は、疲れとゴールドシップへの呆れが入り交じった複雑な色をしていた。トレーナー室の扉を破壊し、中のトレーナーを拉致した後、自分が破壊した扉を交換する。いくら考えても、ゴールドシップにメリットは一つもなかった。

 考えてもわからないことに頭痛がしてきた神谷は、それ以上考えることをやめた。

 

 神谷が新しくなったトレーナー室の扉を開けようと手にかけたとき、違和感を覚えた。

 ゴールドシップに破壊された扉は、安く大量に生産された内の一つといった物だったのだが、この扉は見た目こそ同じでありながら、大量生産された物とは違う一点物といったように質感が全く異なっていた。まるで、生徒会室や理事長室に備えられている扉の(がわ)だけを変更したような印象を受けた。扉にはめ込まれていたガラスも()りガラスとなり、心なしか分厚くしっかりした物になっている気がする。

 わざわざ自分の担当トレーナーでもないトレーナー室の扉を破壊して(たとえ自分の担当トレーナーであっても、破壊して良いわけはないと思うが)、その破壊した扉をグレードの高い物に交換するゴールドシップの意図が、神谷には余計にわからなくなってしまった。しかし、その謎はトレーナー室に置かれた手紙によってすぐに解けることになる。

 神谷がトレーナー室に入り、テレビ画面に釘付けになっているヴァイスシュトルムに声を掛けると、彼女は驚いたように肩を跳ねさせて慌てて神谷の方へ振り向いた。

「とっ、トレーナーさん! いつからそこに?」

「今戻ってきたところだよ。それより、ずっと映像を見てたんだろう? 時間も時間だから続きは明日にしなさい」

 (せわ)しなく耳と尻尾を動かすヴァイスシュトルムを横目に、神谷は机の上に置かれていた手紙を手に取り読み始める。

「それ、ゴルシがトレーナーにって」

「ああ……手紙で扉を破壊した理由はわかったんだが、はたして破壊する必要があったのかちょっと困惑してる」

「ちょっとどころじゃなさそうだけど、大丈夫?」

 手紙を読み終わるなり頭を抱え混んでしまった神谷に近寄ったヴァイスシュトルムは、横から手紙を覗き見る。そこにはゴールドシップが扉を交換した理由が書かれていたのだが、確かに破壊する必要はなかったように思える。

「うーん……。まぁ、ゴルシだしね」

「ゴルシだしで終わるのなんなの? え? ゴールドシップってそういう扱いなの?」

 ヴァイスシュトルムの言葉に、彼女の顔を見る神谷だったが、只々(ただただ)苦笑いを浮かべているヴァイスシュトルムに、何も言えなかった。

「あー、まぁいいか……。ヴァイスシュトルム、もし良ければ一緒に夕飯どうだ?」

「行く」

 勢いよくソファから立ち上がったヴァイスシュトルムは、手早く映像資料を仕舞(しま)いトレーナー室の入り口へと向かう。あまりの早業(はやわざ)に、今度は神谷が苦笑いを浮かべる番だった。

 急かすように扉の(そば)で待つヴァイスシュトルムに、神谷も手早く荷物を鞄に(まと)めると、肩に掛けて部屋を出る。しっかりと扉を施錠したことを確認して、二人並んでフジキセキが待つカフェテリアへとゆっくり歩いて行くのだった。

「ああそうだ、フジキセキも同席するぞ」

「フジが? ……トレーナーさんさぁ、最近フジと仲良すぎない?」

「……そんなことはないだろう」

「えー? 並んでるときの距離とか近い気がするけどなぁ……」

 

 

 二人がトレーナー室から離れて数分後、一人の男が神谷のトレーナー室を訪ねて来た。男はトレーナー室の明かりが消えていることを確認すると、懐から神谷しか持っていないはずであるトレーナー室の鍵を取り出し、鍵穴に差し込み回そうとした。今朝まではそれですんなりと開いた扉は、男の鍵を受け付けず、男は焦ったように扉を開けようと四苦八苦する。

「やっぱり戻ってきやがったな」

「!? 誰だ!」

 背後から聞こえてきた声に男が振り向くと、そこには背の高い芦毛のウマ娘が立っていた。

「誰だって言われても、通りすがりの美少女ウマ娘ゴルシちゃんに決まってんじゃねーか」

 まるでインドの踊りか何かのような、そんな謎の動きをするゴールドシップに男は面食らう。唖然(あぜん)とする男を無視して、ゴールドシップは男に詰め寄ってきた。

「ところでおめー。おめーが必死になってる理由ってコレ(・・)か?」

 ゴールドシップが男に見せた物は、黒い箱にコードが付いた物、詰まる所盗聴器だった。コードの部分を無造作に掴み、釣り上げた魚を彷彿とさせる姿は、とても彼女に似合っていた。

「いくら情報が欲しいからって、ジュニア級の奴らの部屋やらトレーナー室に手当たり次第仕掛けるのは見逃せねーな」

「……なぜわかったんだ?」

「そんなもん電波を受信したに決まってんだろーが! ゴルシちゃんレーダーなめんなよ!」

 至極(しごく)当然のように言い切るゴールドシップだが、彼女の手には電波の受信機など見当たらない。一体こいつは何を言っているんだ? と男が疑問に思っている間に、ゴールドシップの中で男への制裁が決定したらしい。

「うっし、おめーへの罰は『ドキドキ☆徹夜でゴミ拾い』だ! そうと決まったら海行くぞ海! あ、断ったら『ボキボキッ☆記者のおっさん二つ折り』な!」

 笑顔でそう言いのけるゴールドシップに、男は何も言えずに従うしかなかった。大人しくなった男に頭陀袋を被せて担ぎ上げたゴールドシップは、宣言通り海に向かって走り去った。

 

 翌朝、たった一晩でゴミ一つ残さず綺麗になった海岸が話題となり、地域住民が感謝する様子がニュースで流れたのだった。

 




お 待 た せ
9話目になります。

ところで、フジキセキの湿度が高い気がするのは気のせいですかね?
ゴールドシップはまぁ、うん。彼女の魅力を少しでも表現できてたら良いなって思います。

それではまた、次回をお楽しみに
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