トレーナー協会のイメージアップの為結婚ドッキリが始まるのか?


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これ何人称になっているんだろ。


プロローグ

「ドッキリですか…………」

 

「はい。手頃にできる結婚ドッキリをしましょう」

 

 ここ最近大きなレースもなく、これといったイベントもなく、働きすぎてなにも仕事がないことが暇すぎてドッキリするとか言ってくる。

 資料に間違いがないのか確認が終わり、ハンコを押す。

 

「ドッキリする時点で、手頃もなにもないと思いますよ」

 

「ですけど、やりますよ!」

 

 たづなやる気満々だ。自分もやりたいということもあり、一応たづなさんに目線を送る。

 両手を胸の前でグッとしてやる気満々のご様子だ。

 

「自分もやりますけど、ガンガン話を進めないでください」

 

「準備しに行きますよ」

 

「わかりました」

 

 自分たちは部屋を出ていく、視線はチラチラと右腕を挟んでいるたづなさんの胸へ行っているが。だって男だからねしょうがない。

 

 

「できましたね」

 

 自分の声と共に結婚届の書類が完成した。まさかネットに画像が出ているとは思ってもみなかった。

 

「やっぱり喜んだりしてくれるんでしょうか?」

 

 だってさ、もうそろそろ30代突入するおじさんだぜ? 顔だってイケメンじゃないしスタイルだっていい訳ではない。たづなさんがジト目でこちらを見ている。

 

「トレーナーさんあなたの功績わかります?」

 

「えっと……まずURA優勝」

 

「それも担当全員」

 

「彼女達の才能と努力の結果です」

 

 だってそうじゃん。俺が季節の変わり目で弱っている中みんなしっかりとトレーニングしてるし、見舞いにも来てくれる社会にでてからも受けいいんだろうな。

 

「はぁ。次にライバルの桐生院さんとミークさんの和解」

 

「ライバルいたほうがみんな成長しますから」

 

 ライバルいたほうがタイムとか伸びそうじゃん。結果プライベートで遊ぶ中になっているけど。

 

「理子さんの担当ウマ娘達とのレースに勝利」

 

「彼女達の強さと団結の力の賜物です」

 

「自分のできたことは誰にでもできる。トレーナーさんはこういいたいんですね?」

 

「そんな感じですよ。相手と対等の立ち位置で二人三脚で頑張るって、意識があればできると思うんだけど」

 

 たづなさんは、はぁと提出した書類が別な書類でやらかした感じで溜息をついた

 

「そういえば上の方からこのような物が」

 

 たづなはスカートのポケットから、きれい折った紙を出してきた。

 

「内容は?」

 

「ここ最近あまり話題に出るようなことないので、ドッキリ番組をして話題にしよう。です」

 

「えぇぇ...」

 

 

 たづなの読み上げに声が漏れる。流石にそれは本気なのだろうか? とトレーナーは思う、上層部以外の許可にもサトノ家、メジロ家、ファイン家の御三家に劣るがキングの所などと怒られてスポンサーの援助許可が降りなければあまり大きくできない、スポンサー降りられてもおかしくないだろうと、口に出していたのかたづなさんがその疑問に答えた。

 

「娘達がどんな反応するか見たいと書いてあります」

 

「うそでしょ」

 

 親よ、いいのかそれでと言いたくなったが、頑張って思いついた妥協の言葉で我慢する。

 言いたいことが山盛りのトレーナーにたづなは、ドッキリの書類を渡す。どれどれ、と読むトレーナーを驚愕させた。

 

「あなたが結婚すればこんなことしませんよ」

 

「こんな労働環境ではね~」

 

 なぜ自分を見て言ってくるのか目をそらしながらも無難に返す。この職場に入ってからは結婚なんて考えもないし、こんな職場に生まれ、職場で死ぬって言えるような労働環境で結婚も婚活もあったものじゃないし、パートナーの浮気で心が死ぬ。

 

「トレーナーさんが結婚してない、離婚後以前にどうも結婚できないほどにトレセン学園はブラックだという噂が出ているため、結婚していなくても楽しい生活しているよというイメージアップも狙っていると思います」

 

「誰ですかそんな噂流しているの。噂レベルでもわろと評判って下がりますよね」

 

「だからこそのドッキリです。このことは正式にウマ娘協会も理事長も認証している正式書類ですので頑張りましょう。設定としてはこちらの自由なので色々決めていきますよ」

 

 確かに正式書類だ、ハンコも良く見慣れたものだし、しっかりと会議に出る者協会全員分の署名もある。

 最後に理事長の直筆の名前もあった。

 

「よく考えてみてください。例えば自分が結婚したことをエアグルーヴさんに報告したらどんな反応をするのか」

 

 たづなの言葉にトレーナーの想像力では、予想がつかないのかやる気になったのか口角があがった。

 

「まず、初回ってこともありますし理子さんからいきません?」

 

「葵さんじゃないんですね。上司を泣かせるんですか」

 

 たづなはトレーナーにジト目で『こいつ本気か?』と呆れた視線を送るが、彼には効果がないというか、気づかない。やれば彼もしたことに気づくだろうと携帯電話で理子を呼ぶ。

 

「後はご自身でお願いしますね。そこのカメラで様子は確認しますから」

 

「はっ、え?」

 

 さよなら代わりに手をひらひらさせて行くたづな、ヒトはともかくウマ娘達の反応不安が残る。

 




他のシリーズ放置して書く新シリーズは、楽しいね(ネタ不足でやけくそ)

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