ザツな旅   作:クリス

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お待たせしました


各務原なでしこ 志摩リン(2)

 

 

 

 

 

「38度2分……」

 

 体温計に表示された温度を見て深いため息をつく。

 

 なでしことリンのあんな姿を見てしまってから一夜明けた。

 

 胸のモヤモヤが治らないまま朝を迎えたわけなんだけど、なんだか妙に身体がだるい。

 

 まさかとは思いつつも試しに体温を測ってみたところ、こんな体温になっていた。

 

 頭がぼんやりして全然回らない。サボろうかなとは思っていたけど本当に休まなきゃいけないことになるとは。

 

 とりあえず学校に連絡入れてあとは寝ておこう。

 

「風邪引いたのなんていつぶりだろうな………」

 

 少なくともすごい久しぶりなのはたしかだ。あの時は一人でなんとかしたっけ。

 

 家に一人きりなのはいつものことなのに、なんだかすごく心細かった。

 

「なでしことリンに会いたいな……」

 

 一人きりの家で、ボクのつぶやきが誰にも聞かれることなく吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

 ボクの荒い息が暗い部屋の中にこだます。

 

 あれから何時間たったんだろうか。眠れもせず起き上がることもできず、ただ辛い時間だけが過ぎていく。

 

「うぅ、頭痛いよぉ……」

 

 息をするたびに頭をハンマーで殴られたみたいに頭痛がする。一応風邪薬はなんとか飲んだけど全然効いてる気がしない。

 

 これは本格的に拗らせてしまったみたいだ。

 

 こんな時になでしことリンがいたらどれだけ心強かったか。でもわざわざ来てくれなんて言えるわけがないしなぁ……

 

「寂しいな……」

 

 こうして誰もいない家で一人きりだと、嫌でも昔を思い出してしまう。

 

 お父さんがいなくなってしまって、お母さんも家にあまりいられなくなってしまって一人ぼっちになった昔のボク。

 

 寂しくて悲しくて、けどどうすることもできなくて泣きながらご飯を食べたこともあった。

 

 誰かが悪いわけじゃない。でも、そんな理屈で心にぽっかり開いた穴をどうにかできるんだったらボクはボッチじゃなかった。

 

「寂しいな……」

 

 天井を見つめながらつぶやく。

 

「寂しいよぉ……」

 

 なんだか視界が滲んできた。目が燃えるように熱くなって目尻から涙がこぼれる。

 

 二人に会いたいなぁ……

 

 暗くなっていく世界の中で二人の大好きな友だちのことを考える。

 

 たぶんだけど、ボクはきっとなでしことリンのことが好きなんだろう。けどその好きは友だちとしての好きじゃない。

 

 ただの友だちのはずなのに、それだけじゃ物足りなくなってしまった。その先に行きたいと思った。

 

 思ってしまった。

 

 一度に二人の子を、それも付き合っている子たちを好きになるなんて、どうかしてるよボク……

 

「寂しいなぁ……さびしいよぉ……」

 

 どんどん世界が暗くなっていく。意識がぐるぐると回りながら沈んでいく。

 

 もうなにも考えることができない。

もうなにも考えたくない。

 

「──! ──ちゃん!」

 

 滲んだ視界に桜色のなにかが映ったような気がしたけど、今のボクにはそれがなんなのか確かめることすらできなかった。

 

 落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 ふと、歌が聞こえた。

 

「……ん?」

 

 それが鼻歌だと認識した瞬間、ぼんやりとしていた意識がだんだんと形になっていった。

 

 そうか、ボクあのあと寝ちゃったんだ。どれだけ寝ていたのかわからないけど、身体はさっきよりもずっと楽になっていた。

 

 不意に横で雑巾を絞った時のような音が聞こえた。もしかして、誰かいるの?

 

 恐る恐る目を開ける。焦点の合わない視界に桜色の人影が映った。

 

「あ、双葉ちゃん目が覚めたんだね」

 

 聞き覚えのある優しい声。ボクはこの声を知っている。

 

「……なでしこ?」

 

「うん、そうだよ。ごめんね双葉ちゃん、ちょっと汗拭くね」

 

 ボクが返事をする前に首筋に冷たいなにかが当てられた。この濡れた感触。きっとタオルだ。

 

「双葉ちゃん、気持ちいい?」

 

「う、うん……」

 

 首筋と顔を優しく拭かれまとわりついていた汗の気色悪い感覚が消えていく。

 

「な、なんで部屋にいるの?」

 

 自慢じゃないけどボクの家のセキュリティーはけっこう厳重だと思う。

 

 玄関のドアはオートロックで暗証番号を入れないと絶対に開けられないようになっている。

 

 閉め忘れたなんてことはそもそもありえない。

 

「ごめんね勝手に入っちゃって。前に双葉ちゃんが玄関開ける時に番号入れてるの見て覚えちゃったんだ」

 

「あっ……」

 

 そういえば一緒に家に入る時、とくに番号隠したりしてなかったな。ボクの家になでしこが来るのは珍しいことじゃないし、そりゃ覚えるか。

 

 一人で納得しながら辺りを見回す。閉められていたカーテンはいつの間にか開けられていて窓から青い空が見えていた。

 

 あれ、青い空?

 

「そういえば、今何時?」

 

 もう春とはいえ放課後になったらそれなりに日は沈む。窓から見える空がオレンジならともかく、青いのはどう考えてもおかしい。

 

「えっと……1時だよ」

 

「えっ! 学校はどうしたの?」

 

 なでしこから告げられた時間に驚く。

 

 今日はいたって普通に日課だったはず。本当ならこんな時間になでしこがいるのはありえないのだ。

 

「えへへ、先生に事情話して早退してきちゃった。リンちゃんも学校終わったらお見舞い来るって言ってたよ」

 

 あ、リンも来てくれるんだ……

 

 いや違う。そうじゃない。嬉しいけど今はそれどころじゃない。

 

「だ、ダメだよなでしこ。ちゃんと学校行かなきゃ」

 

「学校なんかより双葉ちゃんのほうが大事だもん!」

 

「え、あ、うん……」

 

 なでしこらしくない強い否定の言葉に思わずびっくりする。口調こそいつもどおりだけど、その目はどこまでも真剣だった。

 

 目を見ればわかる。この子は本気で学校よりもボクのことを大事だと思ってくれているのだ。

 

「そ、そっか……変なこと言ってごめん」

 

「そんなことないよ。双葉ちゃんが言ってることもわかるもん。わたしも最初はお母さんに頼んで様子見に行ってもらおうかなって思ったよ」

 

 新しく絞ったタオルをボクの額に乗せてくれる。火照った頭が濡れタオルで冷やされてなんとも気持ちがいい。

 

「でもね、双葉ちゃんが一人で辛い思いしてるのに一人になんてできないよ」

 

 そう言って、なでしこがにっこりと笑った。その言葉に去年なでしこが初めてボクの家にきた時のことを思い出す。

 

 もう絶対に一人にしない。なでしこはあの時泣きながらボクに言ってくれた。

 

 あの言葉、覚えててくれたんだ……

 

「ありがと……」

 

 嬉しいとも恥ずかしいとも言えない、言葉にできない感情で心がごっちゃになって頭がおかしくなりそうになる。

 

 やばい、なでしこの顔直視できないよぉ……

 

「双葉ちゃん、顔赤くなってるけど大丈夫?」

 

 目と鼻の先になでしこの顔が近づく。

 

「え!? あ、うん、全然大丈夫……いや、べつに大丈夫じゃあないのか?」 

 

 寝る前に比べたらだいぶ元気になってるけど、たぶんまだ熱は下がってないだろうし。

 

 まあある意味じゃ大丈夫じゃなかったけどさ……なでしこなんかいい匂いしたな……

 

「そうだ。双葉ちゃん。ご飯、食べられそう?」

 

 なでしこに言われてハッとする。そういえば今日は水しか飲んでないな。

 

 そのことを思い出すと途端にお腹が空いてきた。と、同時にお腹が間抜けな音を鳴らす。

 

 お腹の音を肯定を受け取ったのか、なでしこがにっこりと笑って立ち上がる。

 

「ちょっと待ってて! 今おかゆ作ってくるよ!」

 

 そう言って、なでしこがドアの向こうに消えていった。

 

 再び静まりかえる部屋。けど、状況は同じはずなのに寝る前に感じた寂しさは綺麗さっぱり消え去っていた。

 

「えへへ……」

 

 布団を押し上げて顔を覆い隠す。きっと今のボクの顔はものすごいだらしないことになってるんだろうな。

 

 でもしょうがないよね。だってこんなに嬉しいんだもん。

 

「ふへ、ふへへ……」

 

 やっぱ、ボクなでしこのこと大好きだな……

 

 改めてそう思うボクなのであった。

 

 

 

 

「おいしかった? 双葉ちゃん」

 

「うん! すっごいおいしかった!」

 

 なでしこに作ってもらった卵粥を食べ終えて(全部食べさせてもらったのはたぶんどうでもいいことだと思う)ひと息つく。

 

「顔色、良くなったね。よかった〜」

 

 ボクの顔を覗き込んだなでしこがにっこりと笑った。たしかに、さっきと比べるとずいぶんと気分も良くなった。

 

「なでしこのおかげだよ。本当にありがとね」

 

「えへへ、どういたしましてだよ〜」

 

 屈託のないなでしこの笑顔を見ていると、なんだか急に瞼が重くなってきた。

 

「もしかして双葉ちゃん眠いの?」

 

「うん……たぶんそうだと思う」

 

 お腹がいっぱいになったからってのもあるだろうし、なにより安心したっていうのが大きいんだと思う。

 

「ごめん、ちょっと寝るね」

 

 眼鏡を外して起こしていた上半身をベッドに沈める。

 

 ぽふんとマットレスに身体が沈み込んで気持ちのいい感触が身体を包む。意識がどんどん薄れていく。なんだか今ならいい夢が見れそうだ。

 

 そんな時だった。

 

「ふぁ〜 なんだかわたしも眠くなってきちゃったよー」

 

 横からそんな声がして掛け布団がモゾモゾと動き出す。そして、視界っぱいにちょっとだけボヤけたなでしこの顔が映った。

 

「な、なでしこ!?」

 

 突然の出来事に眠気が一気に吹っ飛ぶ。え、ど、どういうことなの? 

 

「双葉ちゃん、一緒に寝ていい?」

 

「布団に入りながら言うセリフじゃないと思うなあ」

 

「えへへ」

 

 まあいいんだけどさ。でも、なんていうか……

 

「双葉ちゃん、まつ毛すごい長いんだね〜」

 

 か、顔が近い! 

 

 ちょっと頭を動かせば鼻と鼻がぶつかるくらいの超至近距離にいるせいでなでしこの綺麗な顔を直視しないといけない。

 

 なでしこの目、近くで見るとすごい綺麗だな……って、違う違う!

 

「双葉ちゃんの身体あったかいね」

 

「だ、ダメだよ。風邪うつっちゃうよ!」

 

「わたし双葉ちゃんになら、うつされてもいいよ」

 

 あまりにもあっけらかんとした言いように絶句する。なんで、ここまでしてくれるんだろう。  

 

 ボクたちはただの友だちなのに。

 

「……ねえ、なんでそこまでしてくれるの?」

 

 絞り出すようにたずねる。長い沈黙のあと、なでしこは口を開いた。

 

「だって……わたし双葉ちゃんのこと好きだもん」

 

 その一言はあまりにも唐突だった。

 

 唐突すぎて、なでしこがなにを言ったのかを理解するまでに時間がかかってしまった。

 

「ぼ、ボクもなでしこのこと、す、好きだよ」

 

 内心の動揺を悟られないように必死に取り繕おうとするけど、口から出る言葉はたどたどしくて誰の目から見ても動揺しているのが丸わかりだった。

 

 だって、ボクのことを好きだというなでしこの顔は、いつもと違ってあまりにも綺麗だったから。

 

「えへへ、ありがと双葉ちゃん。でもね、わたしが言ってる好きは、そういう好きじゃないんだ」

 

「……え?」

 

 一瞬頭が真っ白になる。そういう好きじゃない。つまり、そういうことだ。

 

 な、なでしこがボクのこと好き!?

 

「って、なに言ってるの! なでしこリンと付き合ってるんでしょ!」

 

 嬉しいって感情で頭が埋め尽くされそうになったけど、リンのことを思い出してなんとか踏みとどまる。 

 

「あ、やっぱりバレちゃってたんだ〜」

 

「たんだ〜じゃないって!」

 

 照れたように頭をかくなでしこに風邪を引いていることも忘れて大声をだしてしまう。

 

「だ、ダメだよ! 浮気なんてしちゃ!」

 

 なでしこが好きって言ってくれるのはすごく嬉しい。正直今でも顔がにやけそうになるのを抑えるのに必死だ。

 

 けど、手放しで喜べない。だってなでしこはすでにリンと付き合っているからだ。

 

 だから、こんなことは間違っている。

 

「浮気じゃないよ。だってリンちゃんも知ってるもん」

 

「え? 知ってるってなにを?」

 

「わたしが双葉ちゃんのことも好きなの」

 

「……そうなの?」

 

 なんか話が変な方向に行ってる気がしてならない。リンもなんで知ってるのになにも言ってこないんだろう。

 

「それでね聞いて聞いて! リンちゃんもね、双葉ちゃんのこと大好きなんだって!」

 

「え、あ、うん、そっか……」

 

 ダメだ。さっきから話にまったくついていけない。いったいどういうことなの? 

 

 なでしこはリンのことが好きで、だけどボクのことも好きで、そしてリンもボクのことが……す、好きらしい。

 

 まあ思い当たる節がないと言ったら嘘になる。リン4月に入ってから異常にスキンシップするようになってきた。

 

 え、あれってそういうことなの? ダメだ。全然わからない。

 

「双葉ちゃんの身体、あったかいな〜」

 

「ひゃ、な、なでしこ!?」

 

 頭の中でぐるぐると自問自答してると、突然ボクのお腹になでしこが手を回してきた。

 

「あ、双葉ちゃん赤くなってる。かわいい〜」

 

「え、あ、うぅ……」

 

 左手で頭を撫でながらささやかれなにも言い返すことができない。ボク、さっきからなでしこにされるがままだなあ。

 

「双葉ちゃんは、わたしのこと好き?」

 

 ささくような質問が頭の中で反響してゾクゾクとしたよくわからない感覚に襲われる。

 

「す、好き……」

 

 その感覚をなんとか言葉に絞り出そうとしても、出てくる言葉はひどくつたない。

 

「好きって、どっちの好き?」

 

「え、い、言わなきゃダメ?」

 

「だーめ」

 

 頭をぐっと引き寄せられて耳元でなでしこがささやく。吐息が当たって肩がびくりと震えてしまう。

 

 本当に言っちゃっていいんだろうか。頭の中に残ったわずかな理性がそう告げる。

 

 ……まあいっか。

 

「えっと、なでしこと同じ……す、好き──」

 

「わたしも双葉ちゃんのこと大好きー!」

 

 ボクが全部言い切る前になでしこが上から覆いかぶさるように抱きついてくる。

 

 柔らかい身体の感触、甘い匂い。なんだこれ……頭がくらくらする……

 

 でもなんかすっごい幸せ。

 

「双葉ちゃん……」

 

 なでしこが身体を少し起こしてボクの目をまっすぐ見つめた。そうやって見つめ合ったまま心地のいい沈黙が流れる。

 

「……いいよね?」

 

 なんとなく、雰囲気が変わったのだけはわかった。たぶん、そういうことなんだろう。

 

 小さくうなずく。ボクの返事に優しく微笑むなでしこ。顔がゆっくり近づいてくる。

 

 初めてのキスはお粥の味がした。

 

 

 

 

 

「で、わたしに抜け駆けして勝手にキスしたと」

 

 ボクの横で寝ているリンがそう言った。

 

「えへへ、双葉ちゃんがかわいすぎてつい」

 

 そして、これまた同じようにボクの横で寝ているなでしこがそう言った。

 

 この状況はどう説明すればいいんだろうか。挟まれているってこと?

 

「えへへじゃねえよ」

 

 あのキスから少ししてリンもボクの家にやってきた。そして気がつけばこうなっていた。正直展開が早すぎてついていけない。

 

「だってリンちゃんばっかりずるいんだもん! わたし知ってるんだよ! この前3人でショッピングモール行った時にリンちゃんが双葉ちゃんにキスマークつけたの」

 

「なっ!? し、知ってたのかよ」

 

 え、ボクそんなものつけられてたの。全然気が付かなかった。

 

「て、ていうかなんで二人ともボクのベッドで寝てるの?」

 

「え、今さら?」

 

 なに言ってんのみたいな感じで言わないでほしい。聞いてるこっちがおかしいみたいじゃないか。

 

「そ、それでさ双葉はなでしこの告白受けたんだよね」

 

「そ、そうだよ」

 

「ふぅーん」

 

 右から聞こえるリンの声がなんだか怖い。ほんと、どうしてこんなことになってるんだろう。

 

 ボクはいったいなにを間違えたんだろうか。誰か説明してほしい。

 

「双葉、こっち見て」

 

「あ、うんっ!?」

 

 振り向いた瞬間、リンの顔がドアップになって唇に暖かくて柔らかい感触が押し付けられる。

 

 ぼ、ボク今リンにキスされてるの!?

 

「んっ……んんっ!」

 

 なでしこよりも激しいリンのキスに頭が真っ白になる。やばい、これ好き……

 

 リンはたっぷり30秒ほどキスしたあと、ようやく顔を離してくれた。お互いに肩で息をしながら見つめ合う。

 

「わたしも双葉のこと好きだから」

 

「わたしも双葉ちゃんのこと、大好き」

 

 なでしこが背中から覆いかぶさって耳元でささやく。

 

 大好きな二人に挟まれてキスされて好きってささやかれて……な、なんだこれ……

 

 真っ白になって全然考えることができない。頭の中を幸せの文字が埋め尽くす。

 

 3人で付き合うとか、ボクばっかり好き勝手されてるなあとか、いろいろ考えなきゃいけないことがあるはずだったけど、もうどっかにいってしまった。 

 

 なんか、もうめんどくさいからいいや。

 

「双葉ちゃんの身体、やっぱあったかいね〜」

 

 あったかい?

 

 そういえばさっきからなでしこが同じことばかり言ってるけどどうしてだろう。

 

 ……あっ

 

「ボク、風邪ひいてるんだった……」

 

 このあとめちゃくちゃ3人で風邪ひいた。




(えっちなのは)ないです

なでリン編はこれでおしまいです。次からは別の話になります。
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