サムライミ版のピーターに憑依した男っ!! 作:紅乃 晴@小説アカ
時間は深夜になろうとしていた頃。
ウルトロン・オートマトン事件を発端とした「フォースメン」の登場。そして俺が「スパイダーマン」であることを公表した「パーカーショック」のおかげでどえらい目に遭った。オズボーンさんや、オクタヴィアス博士から軽く怒られて、ハリーからはすごーく低い声で「正座」って言われて「……っス」と有無を言わさず説教を食らった。(誰かがセーブポイントとか言ってる気がするが気のせいだろう)
グウェンからは茶化されながらも「今度はデートに付き合ってね」とか言われるし。いいんか?異世界のピーター氏と恋仲やったんやろ?と聞くと、「昔は昔、今は今よ」と言い切りやがったですよ。まぁ世の中どうなるかわかったもんじゃないし……なによりゾラこと、ウルトロンが「インフィニティ・ストーン」の存在を示唆していたのだ。この世界に激ヤバストーンがあるのかは不明だが……あったとしたらタイムストーンとかいうとんでもストーンがある。
もしかするとグウェンが失ったピーターを取り戻せるチャンスもあるのかもしれない。だから、デートに誘われても俺はグウェンに本気にはならないようにしようと思う。原作のMJとかの女性関係見る限り、トビー・マグワイアスパイダーマンは女難の相があるのは間違いないからね!
さて、「パーカーショック」でJ.J.ジェイムソンから独占取材を受けて「若き天才!蜘蛛男となる!」とかいう記事を書かれて頭を抱えたり。
ちなみにハリーが「スパイダーマンのほうが語呂は良くないか?」と言うと編集長も「それだ!」って言って一面を差し替えてた。俺?俺はスパイダーマンのコスチュームきてカメラマンの前でポーズを取ってた。
止めろよ親友(ガチギレ)
あとは記者団からもいろいろな質問攻めにあったり、企業方針の中にスパイダーマンの運用方針が盛り込まれたり、無闇やたらとスーパーパワーを使うなと釘を刺されたり、研究室に缶詰にされたから腹いせに腕時計型の超小型通信デバイスを開発したらバカ売れしてオズボーンさんとハリーに「加減しろ」と怒られたり、研究に行き詰まったオクタヴィアス博士と自作したアメリカンチョッパーで大陸横断して怒られたりと、怒涛の日々を過ごしていた。
そして今日は、子会社時代にハリーと一緒にめぼしいベンチャー企業と面接していた頃に知り合ったアルドリッチ・キリアンと会っていた。彼が提唱するエクストリミス理論について色々と話し合った結果、人体への影響などについてデータを集め、今後はパーカー・エレクトロニクス社がバックについて研究を進める話で落ち着いた。
「あー全くもって疲れた!A.I.Mの資本金出資の件でこうも時間が取られるとは……」
ていうか、彼……アイアンマン3の宿敵だったような。障害は確かにあったが、その頭脳は天才のそれだ。危険な要素はまだまだあるが、エクストリミスは人体科学の新たな扉を開く可能性に満ちた研究でもある。兵器転用は社内規定で禁止事項としているので、清い研究と付き合いをしていきたいものだ。
深夜まで食い込んだ打ち合わせを終えた俺がオフィスに戻る。入り口は開いていたのでおそらく研究に行き詰まって唸り声を上げてるオクタヴィアス博士か、酒を飲むハリーがいるかと思ったのだが……オフィスは真っ暗で誰もいなかった。
「ハリー、オクタヴィアス博士〜……まだ残ってる?」
両手に抱えたA.I.Mの研究資料をとりあえず脇に置いて部屋の電源をつけるが……照明がうんともすんとも言わない。おかしい。明らかな異様な気配。スパイダーセンスも反応を示している。警戒しながら自分のデスクがある部屋へと足を進めると……。
「夜分遅くに申し訳ない。突然の来訪をどうか許してくれ」
ニューヨークの夜景が見えるガラスの前。俺に背中を向けているデスクチェアには一人の男が座っていた。
「君がスパイダーマンであると……スーパーパワーを世に知らしめたことで、状況は変わりつつある」
男は静かに立ち上がると、ゆったりとした足取りで入り口に立っている俺の元へとやってくる。なんだか……知っているシチュエーションだぞ、これ。
「貴方は……誰ですか?」
あえて聞く。すると街明かりの光が歩いてきた男の顔を照らした。
「ニック・フューリーだ。アベンジャーズ計画について話がしたい」
to be continued
長らくお待たせして申し訳ございませんでしたぁ(五体投地土下座)
とりあえずイメージ通りの完結まで持っていくことができました!え?これで完結?一旦はですね!!新シリーズも考えていますが仕事がクソ忙しかったので少し構想を練ろかと……。
とりあえず要望が多かったスパイダーバースの短編はやろうかなって思ってます。続編については考えちゃうです。エイジオブウルトロンはやっちゃったし、アメリカのケツをどう出すか悩み中ですね!!
とりあえずヴェノムは出します(強い決意)
というわけで、ここまで読んでくださりありがとうございました!!
良き隣人であれるよう頑張ります!!