天才物理学者と筋肉バカのヒーローアカデミア   作:いぷしろん

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戦兎「仮面ライダービルドで天ッ才物理学者の桐生戦兎は、救助訓練を行うために再びUSJに来ていた。まずは山岳での訓練って事で俺は仮面ライダービルド、ローズコプターフォームへと変身!華麗な救助で緑谷をいとも簡単に救出!」

万丈「そういや最近ベストマッチの数、多くなってきたよな。お前何本ボトル持ってんだよ。」

戦兎「2、4、6、8……31本だな。」

万丈「じゃあそのうちの一本や二本くらい俺に貸してくれよ。もうドラゴンフルボトルだけじゃキツいって。」

戦兎「しょうがねえなぁ。後で渡すから今はあらすじ紹介するぞ。ってなわけで次は倒壊ゾーンで訓練を行ったわけだが、その時突如ヴィランが出現!しかし新フォームの仮面ライダービルド、サメバイクフォームでヴィランを倒したのでありました!まぁ実際はオールマイトだったわけだけど…。」

万丈「何してんだよオールマイト!…ってかいつのまにかバイクフルボトルなんか手に入れたんだ?」

戦兎「美空からもらったんだよ。」

万丈「2本目も作れんのか!じゃあもうボトル量産し放題じゃねえか!」

戦兎「でも美空の体力を考えると一本作るのに1ヶ月かかるからそれは無理だな。大人しくボトルを集めるしかねえって事だ。」

万丈「そう上手くはいかねえってわけか。」

戦兎「そして俺はアレを作んなきゃいけなかったんだけど、その前に第15話どうぞー。」

万丈「ちょっと待てアレってなんだよ!なあ!教えろよ戦兎!!!」
















雄英体育祭編
B(n)=(Σ[n=0→∞](kⁿ/k!))/e⇒B(4)=15話


雄英高校襲撃事件から2週間。あっという間に過ぎてついに雄英体育祭当日を迎えた雄英生徒らは控え室で出場準備をしていた。

 

轟「緑谷、戦兎、話がある。」

 

緊迫したこの状況下で沈黙を破ったのは轟だった。彼の言葉を聞いてそこにいた全員が轟の方を向く。

 

轟「客観的に見ても俺は戦兎より弱いと思うし緑谷よりは強いと思う。でも緑谷はオールマイトに目つけられてるよな。そこ詮索する気はねえがお前たちには勝つぞ。」

 

と2人に向かって宣言した。切島が仲裁に入るが緑谷はすかさず

 

緑谷「轟くんがどういうつもりで僕に勝つかは分からないけど、僕だって本気で獲りに行く。もちろん戦兎くんにも勝つ腹づもりだよ。」

 

と反論する。しかし戦兎は1人、制作キットでラビットタンクスパークリングの調整をしていた。

 

切島「なぁ、戦兎は何か言いてえこととかねえのか?宣戦布告されたからにはさ。」

 

戦兎「そうだな。言いたいことがあるのは山々なんだけど、選手宣誓の時にまとめて言うよ。俺代表だし。」

 

「「「マジかよ!!!」」」

 

戦兎はさらっと重要なことを言って再び調整に戻った。みんなは声を出して驚いたが、そういえばヒーロー科入試のトップだったことを思い出し納得した。

さあ、待ちに待った雄英高校の体育祭の開催だ。

 

プレゼント・マイク『雄英体育祭!ヒーロの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!どうせてめーらアレだろ、こいつらだろ!!?ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!ヒーロー科1年A組だろぉぉ!!?』

 

多くの観客が上げた歓声を浴びながら入場する一年A組。緊張と興奮でドギマギとする者もいた。

そしてA組に続きB、C、Dと入場していく。普通科、サポート科、経営科。体育祭ではあまり目立たない科も入場。主審として18禁ヒーローのミッドナイトが登壇した。

 

ミッドナイト「選手宣誓!選手代表!1年A組、桐生戦兎!」

 

そして戦兎はカツカツと足音を立て、台の上に登る。

 

戦兎「宣誓、スポーツマンシップに則り、正々堂々と勝負し、この天ッ才物理学者の桐生戦兎が一位をとることを誓います!」

 

戦兎はいかにもな煽り文で生徒たちを苛々とさせる。当然ブーイングもたくさんあったが、戦兎は何やらそれを狙っていたようで…

 

戦兎「当然こう言ったからには俺に集中攻撃が来るのは分かってる。でも俺だけを目の敵にしてると意外な奴に抜かされるから気をつけろよ?」

 

と軽く忠告した上で降壇した。飯田にいちゃもんをつけられたり、爆豪に『何調子乗ってんだボトル野郎!』と言われたりしたが、このおかげで少しは皆の緊張がほぐれたことだろう。

 

ミッドナイト「さーて、それじゃあ早速第一種目行きましょう!いわゆる予選よ。毎年ここで多くの者が涙を飲むわ(ティアドリンク)!さて、運命の第一種目。今年はコレ!」

 

ミッドナイトが示したパネルには大きく『障害物競走』の文字が表示されていた。簡単なルールを説明しておくと、『4kmの外周を“個性"を使って1番早くゴールしろ!』というレースだ。当然、障害物は普通のものではない。適する"個性"でない者には第一関門を突破するのでさえ容易でないだろう。

生徒たちは続々とスタートラインに並び出す。

 

万丈「おーい!戦兎!!!」

 

戦兎「万丈!」

 

戦兎が並ぼうとすると万丈が駆け足で近づいてきた。

 

万丈「お前あんなこと言って大丈夫かよ。」

 

戦兎「全部計算のうちだって。それよりお前の方こそ、分かってんだろうな。」

 

万丈「当たりめえよ。任せとけって。」

 

そう言って戦兎の肩を叩く万丈。

全員が並び終わり、スタートの合図を待っている。

 

ミッドナイト「START!!!」

 

その瞬間、多くの生徒たちが門を潜り抜けようと躍起になったが、戦兎はそうしなかった。

 

戦兎「さぁ、実験を始めようか!」

 

ベルトを腰に巻き、シャカシャカと2本のフルボトルを振って成分を活性化させる。周囲にはいつもの難解な数式が宙を流れ、それが観客たちを驚かせた。そしてその2本のフルボトルをスロットに差し込む。

 

Bat!Engine!Best Match!!!Are you ready!?】

 

戦兎「変身!」

 

暗黒の機動王!!!バットエンジン!!!イェーイ!!!】

 

戦兎は長らく使っていなかったバットフルボトルを使って仮面ライダービルド、バットエンジンフォームへと変身。

 

プレゼント・マイク『おいおい宣戦布告ボーイ!スタートもせずに派手な見せものかよ!!!』

 

相澤『アレがあいつの“個性"だからな。仕方ない。』

 

そして変身が終わると、ベルトからトランスチームガンを召喚。万丈に渡した。バットエンジンフォームは蒸気機関繋がりでマッドローグと同様にトランスチームシステムを用いる武器を召喚できるようだ。

ちなみに万丈は“トランスチームガンは武器であり、変身する人も限られない”という理由でトランスチームガンを没収されているので、わざわざこうやって渡す必要があった。

 

万丈「ありがとな戦兎。」

 

戦兎「気にすんなって。それよりさっさと行くぞ。」

 

万丈「分かってるって!」

 

そういうと万丈は戦兎からもらったフルボトルの一つ、ヘリコプターフルボトルを取り出し、ボトルを振って成分を活性化させる。

 

Fullbottle! Steam Attack!!!

 

ボトルをセットし、銃を上に構えてトリガーを引くと、銃口から特殊な蒸気のトランジェルスチームが生成され、それが形を変えてプロペラとなった。

そして戦兎は、背中にコウモリの大きな翼を生やし、万丈とともに天空へ高く飛翔する。

 

プレゼント・マイク『おいおい!もう第二関門突破してるぜ!ヒーロー科轟焦凍!』

 

轟「戦兎の野郎はまだか。調子に乗っていた割には拍子抜けだ。」

 

しばらくして、轟は早くも最終関門に至っていた。最終関門は多くの地雷が地面に埋まっている危険地帯。轟は後続に追いつかれることを嫌い、地雷の隙間を縫うようにして急ぎ足で渡っていく。

 

プレゼント・マイク『ってなんだなんだあの未確認飛行物体は!?UFOか!?ついにUFOが現れたのか!?』

 

相澤『そんなわけねえだろ。よく見ろ。』

 

プレゼント・マイク『ホントだ!UFOじゃねえ!あれはヒーロー科A組、桐生戦兎と同じくB組、万丈龍我だァ!!!生徒ほとんどごぼう抜き!パネェなアイツら!!!』

 

そのアナウンスを聞いた轟は、すぐさま後ろに振り向いた。するとそこにはコウモリのように飛ぶ戦兎と、トランスチームガン銃口から出ているプロペラによって浮力を得ている万丈が後ろにまで迫ってきていた。

 

轟「ついに来たか…!」

 

彼らをみた轟はすぐさま氷を真上に向かって生成。戦兎たちの足止めをする。

 

万丈「2:1か。これなら負ける気がしねえ!」

 

爆豪「てめえの相手は俺だ!クソ筋肉野郎!」

 

轟を追いかけていた2人をさらに後ろから追いかけていた爆豪がここでトップに追いつき、万丈に爆破を仕掛ける。

 

戦兎「俺が轟の相手をする。そっちは任せたぞ。」

 

万丈「分かってるって!」

 

2:2の戦闘となった万丈と戦兎。爆豪と轟が共闘など、この時期にはあり得ないのだが、入試時から戦兎にイジられていたことや戦兎が爆豪に比べ圧倒的力を持っていたことが原因なのだろう。

 

プレゼント・マイク『まさかのタッグ!犬猿の仲の2人が共闘かよ!奇跡って起こるもんなんだなぁ…。』

 

相澤『お前はアイツらのことをなんだと思ってるんだ…。』

 

プレゼント・マイクと相澤が軽く実況をしている一方…

 

Ninja!Comic!Best Match!!!Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

忍びのエンターテイナー!!!ニンニンコミック!!!イェーイ!!!】

 

戦兎は仮面ライダービルド、ニンニンコミックフォームへと変身。顔に付いているBLDシグナルで視覚情報から地雷の位置を把握し、それらを避けながら轟の氷も華麗に避ける。

 

【分身の術!!!】

 

【火遁の術!!!火炎斬り!!!】

 

さらに四コマ忍法刀のトリガーを一度引いて9人に分身。さらに2回トリガーを引いて、四コマ忍法刀に炎を纏わせる。

 

轟「その形態でも炎使えるのか…。前に戦った時より断然戦いにくい…ッ」

 

懸命に氷を使って動きを止めようとする轟だったが、素早く9人もいる上に、炎を帯びている刀によって完全に無効化されている。

 

戦兎「俺は研究するタチでね。勝利の法則は決まってるんだよ。」

 

と余裕綽々とそう言う戦兎。一方万丈たちはというと…

 

爆豪「死ねぇ!!!」

 

万丈「危ねぇ!!!お前人殺す気かよ!」

 

爆豪はがむしゃらに万丈目掛けて爆破する。爆豪は器用に爆破させて常に宙に浮いている状態を保っているため、地雷の起爆を心配することなくぶっ放しているが、万丈は爆豪の爆破と地雷の起爆という2つの爆発から逃れなければならなかった。

 

万丈「そうだ!いいこと考えた!」

 

そういうと万丈は爆豪の攻撃を交わしながらマイクフルボトルを取り出し、トランスチームガンにセットする。

 

Fullbottle! Steam Attack!!!

 

爆豪「ガハッ…!」

 

トリガーを()()()向けてではなく()()()向けて発射した。マイクの強烈な音圧により地面の地雷が起爆。さらに衝撃波が周りを刺激し、周囲の地雷が一斉に爆発。その推進力使い、わずか数秒で左ストレートを爆豪のみぞおちに直撃させた。

さらにその衝撃は轟と戦兎の方にまで届き、彼らの近くまで爆発していた。

 

プレゼント・マイク『おいおいおいおい!お前ら爆発大好きかよ!もう避けるどころか利用しちゃってんじゃねえか!』

 

相澤『A組でヴィラン連合の襲撃を受けて経験値を得た戦兎はともかく、万丈もA組上位の轟、爆豪に食らいついている。』

 

プレゼント・マイク『経験の差をものともしないってか!マジパネェな!』

 

4人の対戦はしばらく続き、他の生徒たちもぞろぞろと地雷原にやってきだした。そんな中、1人奇妙なことをする者がいた。

 

耳郎「何してんだ緑谷…!」

 

そう、緑谷出久である。最終関門にたどり着いた緑谷は入り口付近の地雷を12〜13個ほど掘り出し、自分の前に集めていた。

 

緑谷「借りるぞかっちゃん!大爆速ターボ!!!」

 

そういうとその地雷の塊の中に緑谷は思いっきり飛び込む。するとカチカチと地雷が起爆。さらに周囲の地雷も巻き込むように起爆したため、万丈と同じように大きな推進力を得ていた。斜法投射で発射された緑谷は一気に4人の頭上を通過し、一気に一位へと躍り出る。

 

プレゼント・マイク『後方で大爆発!?なんだあの威力!?偶然か故意か、A組緑谷が爆風で猛追!!!っつーか抜いたぁぁぁ!!!』

 

勢いよく飛ぶ緑谷に轟と爆豪は瞬時に反応。それぞれ氷と爆破ですぐさま緑谷の元へ駆けつける。そして戦兎もすぐさまボトルを取り替え…

 

Rabbit!Tank! Best Match!!!Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

鋼のムーンサルト!!!ラビットタンク!!!イェーイ!!!】

 

ラビットタンクフォームにチェンジ。そして緑谷の元へ向かう…わけではなく、少し様子を見た。すると2人は緑谷が地面に板を思いっきり叩きつけられたことによる爆風で爆豪、轟は妨害され、緑谷は地雷原を突破する。その隙にホップスプリンガーのバネで急加速しながらジャンプ。2人が怯んでいる間に、緑谷の後に続いて地雷原クリアした。

 

プレゼント『緑谷、間髪入れずに後続妨害!地雷原即クリア!それ続いて桐生も地雷原クリアだ!イレイザーヘッド、おまえのクラスすげえな!どういう教育してんだ!』

 

相澤『俺は何もしてねえよ。アイツらが勝手に火付け合ってんだろ。』

 

2人とも地雷原をクリアしたものの、戦兎は流石に勢いづいた緑谷を越すことは出来なかった。

 

プレゼント・マイク『さぁさぁ、序盤の展開から誰が予想できた!?今一番にスタジアムへ還って来たその男、緑谷出久の存在を!!!』

 

観客はまさかの下剋上に一斉に沸き上がる。間一髪というところで戦兎が2位。そして、轟、爆豪、万丈と続き、塩崎以降は順位が原作とは二つずつ後ろにズレた結果となった。よって本来なら入るはずの発目、青山が脱落。

故に緑谷から吹出までの計42人が第二種目の出場権を得た。

本来とは異なる方向へと向かう体育祭。第二種目はどのような結果になるのだろうか。

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