万丈「俺のクローズドラゴンがしっかり1000万を取り返してて、どうにか一位になれたんだよな!」
戦兎「さっすが俺の発・明・品!やっぱり俺って天才だなぁ〜」
万丈「何調子乗ってんだよ!言っとくけど俺がクローズドラゴン申請してなかったら1000万取り返せてなかったからな!俺のおかげだろ!」
戦兎「そして、俺はアレの開発に必要な材料を取りに行く途中にNo.2ヒーローのエンデヴァーと出会い、自身の思いを吐露したのだった。ってなわけでどうなる第18話!」
万丈「おい無視すんなよ!なんか言えっておい!!!」
プレゼント・マイク『さぁさぁ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目!進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!一対一のガチバトルだ!!』
昼飯を食べて再び会場に集まった生徒たち。ところが何故かA組女子はチアリーダーが着る服を着ていた。謎である。
ミッドナイト「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります!レクに関して、進出者16人は参加するもしないも個人の判断に任せるわ!んじゃ一位から順に…」
その時1人の生徒が手を挙げた。尾白だ。『俺は心操の“個性"によって操られていて記憶がなかった。よって俺が出場するのは自身のプライドが許してくれない』と出場を辞退。同様の理由でB組の庄田、泡瀬も辞退の希望する。
ミッドナイト「そういう青臭い話はさァ…好み!庄田、尾白、泡瀬の棄権を認めます!繰り上がりは5位の拳藤チームだけど…」
拳藤「そういう話で来るんならほぼ動かなかった私らよりアレだよな?最後まで頑張って上位キープしてた鉄哲チームじゃね?馴れ合いとかじゃなくてさ、フツーに。」
鉄哲「お…おめェらァ!!!」
一悶着あったが、これでようやく出場メンバーが確定した。
ミッドナイト「というわけで鉄哲、塩崎、常闇が繰り上がって16名!組はこうなりました!」
彼女がそういうとモニターにトーナメントの組み合わせが示された。第一回戦は以下の通りである。
第1試合
緑谷出久VS心操人使
第2試合
轟焦凍VS瀬呂範太
第3試合
塩崎茨VS上鳴電気
第4試合
飯田天哉VS万丈龍我
第5試合
芦戸三奈VS常闇踏陰
第6試合
桐生戦兎VS八百万百
第7試合
鉄哲徹鐵VS切島鋭児郎
第8試合
麗日お茶子VS爆豪勝己
戦兎「第六試合…。八百万とか。」
万丈「俺は第四試合だ。飯田ってあの足速い奴だよな。俺の相手にはピッタリだな!」
戦兎「ってか順調に行けば俺と万丈が戦うのは決勝戦の時か…。お前負けんなよ。」
万丈「分かってるって。お前こそ途中で負けたら許さねえからな!」
2人は最終種目に向かって意気込む。他の選手たちもやる気に満ち溢れていた。
プレゼント・マイク『よーしそれじゃあトーナメントはひとまず置いといてイッツ束の間!楽しく遊ぶぞレクリエーション!』
激しい戦いが行われてきた第1種目と第2種目とは打って変わって、普通の体育祭で行われる大玉転がしや借り物競争などのレクリエーションが行われた。参加は自由なようだが、戦兎はそれどころじゃないと参加しなかった。万丈は楽しそうだから参加したらしい。流石筋肉バカと言ったところだろうか。
そんなこんなで時はあっという間に経ち、ついにその時がやってきた。
プレゼント・マイク『Hey guys!Are you ready!?色々やってきましたが結局これだぜガチンコ勝負!頼れるのは己のみ!心・技・体に知恵知識!総動員して駆け上がれ!』
最終種目。“個性“使用あり、1:1の格闘勝負だ。降参、場外、戦闘不能、あるいはヒーローとしてらしからぬ行為を行った場合、のいずれかで勝敗が決まる。
第一回戦、第二回戦、第三回戦は原作同様に緑谷、轟、塩崎の3人が勝ち進んだ。
一方で緑谷はいつものヒーローオタクが発動しているようで、ヒーローノートにぶつぶつと言いながら塩崎のことを記録していた。
麗日「終わってすぐなのに先見越して対策考えてんだ?」
緑谷「ああ!?いや!?一応ね。せっかくクラス外のすごい"個性"見れる機会だし。あ、そうそう。A組の皆のもちょこちょこまとめてるんだ。麗日さんの
緑谷は意気揚々と自身のヒーローノートを広げてみせた。そこには彼が書いたヒーローの絵とそのヒーローに関する説明がびっしりと書かれてある。
戦兎「熱心だなぁ。ってかそれどんなこと書いてんの?」
緑谷「基本的には“個性"についてだったり必殺技だったり…。戦兎くんはベストマッチフォームのほかにトライアルフォームもあるでしょ?60本ボトルあるって聞いたから組み合わせ考えると900フォームにもなるし、一つ一つのフォームにすごい機能が組み込まれてて、さらにそれぞれに必殺技があるっぽいからまとめるのがすごい楽しくて!それに有益な技の使い方とか考えるのも好きだし…。」
戦兎専用のヒーローノートを取り出し、指を差しながら説明する緑谷。その目はいつになくキラキラと輝いている。
戦兎「だからビルドのことあんなに知ってたのか…。」
緑谷「ごっ、ごめんつい!」
いつものようにブツブツと語ってしまった緑谷。つい語りすぎた!と口を押さえた。ビルドの知識についてはビルド開発者の葛城親子に負けずとも劣らない。いや、もしかしたらいずれ葛城親子さえも超えるかもしれない。
戦兎「別に構わねえよ。ってかそんだけライダーシステムに興味あるんなら、万丈の戦いよく見といた方がいいかもな。」
緑谷「えっ?それってどういう…」
プレゼント・マイク『さぁどんどん行くぜ!一回戦第四試合だ!』
緑谷の言葉を遮るようにマイクが叫ぶ。そして始まる第四回戦。
ついに万丈の出番だ。
プレゼント・マイク『ザ・中堅って感じ!?ヒーロー科飯田天哉!VS!ごめん!戦兎にくっついてるイメージしかねえ!ヒーロー科万丈龍我!』
万丈「おいそれどういうことだよ!!!」
プレゼント・マイクの酷い紹介に万丈は文句を言った。
飯田「万丈くん…。君の“個性"は見たことがないな。しかしどんな“個性"でも俺のスピードの前には敵わないさ。」
万丈「本当にそうかよ。だったら見せてやるぜ。俺の“個性"!」
そう言って万丈は、ニヤッと笑いながら右手に持っている"モノ"を顔の横に持ってきて見せつける。
緑谷「あっ、アレは戦兎くんの!?」
戦兎「そう、ビルドドライバーだ。」
そして万丈はビルドドライバーを腰に巻き付ける。
万丈「来い!クローズドラゴン!」
万丈が左腕を頭上に掲げると、どこからか飛来してきたクローズドラゴンがガジェットモードへと変形し万丈の左手に収まる。そしてポケットからドラゴンフルボトルを取り出し、シャカシャカと成分を活性化。キャップを合わせてフルボトルをクローズドラゴンへ差し込み、そのままドライバーへクローズドラゴンを差し込む。
【Wake up!Cross-Z Dragon!!!】
万丈「オラオラオラオラオラァ!!!」
流れる待機音とともにベルトのボルテックレバーを回転。スナップライドビルダーが展開されてクローズの装甲が出現する。
【Are you ready!?】
万丈「変身!!!」
【Wake up burning!!!Get Cross-Z Dragon!!!Yeah!!!】
ファイティングポーズを構えた後、展開されたスナップライドビルダーが万丈を挟み、さらに追加の装甲であるドラゴライブレイザーが後ろから万丈を覆うような形で合体した。
ついに万丈は仮面ライダークローズへと変身してしまった。
プレゼント・マイク『なんと!万丈がビルドに変身しちまったぞー!!!コイツはパネェ!!!』
万丈「ビルドじゃねえ!!!クローズだ!!!」
またもやマイクにそうツッコむ万丈。ビルドしか見てきていない彼らにとってそう見えてしまうのも無理はない。
飯田「まさか君もそんなものを隠していたなんて!というかなんで今まで変身をしなかったのか?」
万丈「カッコ良く見せるために決まってんだろ?ヒーローはカッコ良くなくっちゃな!」
万丈はUSJ事件の時にはハザードレベル3.0に到達している。しかしせっかく初変身を披露するならカッコ良く見せたいということでここまで引っ張ってきたのだ。ちなみに現在の彼のハザードレベルは3.2である。
プレゼント・マイク『そろそろ始まるぜ!それじゃあよーいSTART!!!』
開始の合図がなされた瞬間、飯田は爆速のレシプロバーストで万丈に蹴りを入れたが…
万丈「一度見た技は通じねえ!」
と、右腕でその脚を直に掴み、その場でグルグルと回る。そして遠心力を使って飯田を投げ飛ばした。元々の身体能力の高さと
飯田「残り10秒でケリをつける!」
飯田は爆速で万丈の元へ駆けつけ、再び万丈の頭上から蹴りを入れる。今度は蹴りを入れる際にフェイントを行ったため、今度は直接ヒット。普通の常人であれば地面に倒れ伏すほどの威力であるが…
万丈「言っただろ!一度見た技は通じねえってな!」
クローズの装甲の前には多少のダメージを与える程度で大事には至らない。万丈は飯田の腹を直接殴って怯ませた後、ボルテックレバーを勢いよく回した。
【Ready Go!!!Dragonic Finish!!!】
万丈は拳に蒼炎のエネルギー体であるクローズドラゴン・ブレイズを纏い、飯田に向けて拳を突き出し、クローズドラゴン・ブレイズを発射させた。
飯田「ここで負けてたまるか!」
飯田はなんとか体制を立て直し、クローズドラゴン・ブレイズに対抗する。初めはレシプロバーストの勢いもあり、押すことは出来ずとも押されない、いわば互角程度にまでは抑え込むことができていたが…
飯田「クソッ、時間切れかッ…!」
プスンプスンと飯田のエンジンが音を立て始めた。次第に飯田はクローズドラゴン・ブレイズに押され、ジリジリと場外のラインに近づいていく。そしてついにはクローズドラゴン・ブレイズに飲み込まれてしまった。そして勢いよく場外の壁と飯田は衝突した。
ミッドナイト「飯田くん場外!万丈くんニ回戦進出!!!」
万丈「どーよ!俺の"個性"!」
万丈は飯田に向けてガッツポーズをした。ようやく披露し、カッコいいヒーローデビューができた万丈は満足な様子である。
飯田「いやはや、流石だ万丈くん。必殺技のレシプロバーストも効かなかった。完敗だ。」
徐に立ち上がりながら万丈に握手を求める飯田。万丈はそんな彼に応え、握手を交わして腕を振った。
緑谷「すごいや万丈くん!クローズ…だったっけ?早速メモしなきゃ…。単純な格闘術しか見せてないけど、あのドラゴンは常闇くんのダークシャドウみたいに勝手が効くかどうかでだいぶ強くなりそうだしそうでなくても戦闘においては非常に強い!しかも飯田くんのレシプロバーストさえも見切ってたし反応速度上昇もあるのかも。他にも…」
麗日「デクくん、ちょっと怖い…。」
こうして華々しい仮面ライダークローズのデビュー戦は終わった。そして…
プレゼント・マイク『さあ息つく暇もなく第六試合といこうじゃねえか!全能変身!正直出来ないことの方が少ねえんじゃねえか!?ヒーロー科桐生戦兎!VS万能創造!推薦入学とあってその才能は折紙付き!?ヒーロー科八百万百!』
次は戦兎の第一試合。万丈に続いて勝利を収めることができるのか。
戦兎「さあ、実験を始めようか!」
2本のフルボトルを振って活性化させながら、意気揚々に言う戦兎であった。