天才物理学者と筋肉バカのヒーローアカデミア   作:いぷしろん

27 / 101
戦兎「仮面ライダービルドで天ッ才物理学者の桐生戦兎は、職場体験三日目でヒーロー殺しステインとの戦うことになった。見事戦いを制した戦兎だったがその場にいて負傷していた緑谷、轟、飯田が入院することになる。翌日、お見舞いとして3人のいる保須総合病院へと脚を運んだ戦兎だったが…。」

万丈『おい戦兎!お前ヴィランに出会ったんだろ!?大丈夫だったのかよ!?』

戦兎「ば、万丈!?どうして…。今日は一人で自由にやろうと思ったのに…」

万丈『電話だよ電話!ま、心配して電話かけちまったけどその様子なら大丈夫そうだな。今あらすじやってんだろ?俺も手伝ってやんよ。』

戦兎「手伝うっつっても特に何もやってないぞ?ただヒーロー辞めそうになったり緑谷たちと話したりしただけだし。」

万丈『いやあるじゃねえか!ってか何勝手にヒーロー辞めようとしてんだよ!』

戦兎「しょうがないでしょうが!そうしねえとアイツらまで責任負うことになりそうだったし…。結局俺たちの活躍を隠すことで処分は免れた訳だけど。」

万丈『とりあえず無事なら良かったぜ…。』

戦兎「お前も職場体験頑張れよ。ってなわけでどうなる第27話!」















hyper(3,4,2)=27話

ヒーロー殺しが倒された『保須事件』から三日間。轟、緑谷、飯田は自身の治療に専念するために職場体験が行えなかった。また、戦兎はエンデヴァーが忙しかったためにバーニンら炎のサイドキッカーズによる指導及び強化訓練をみっちりと受けさせられた。市街地に出てパトロールなどは行えなかったようである。

そして職場体験七日目。最終日。入院していた3人は無事退院した。

 

戦兎「短い間お世話になりました。」

 

戦兎がそう言うと2人で礼をした。その対象はエンデヴァーではなくバーニンである。なぜなら今日もエンデヴァーはいないから。

 

バーニン「ホントアンタたち凄いことしでかしたな!まだまだ未熟だけど!」

 

轟「ええ。俺たちはヒーローとして未熟です。でも今回のことをキッカケに成長出来たんじゃないかって思うんです。」

 

バーニン「殺されかけたくせによく言うよ!」

 

そう言うとバーニンは戦兎と轟、2人の背中をバシッと叩く。

 

バーニン「別れの言葉はこれで終わり!ウチはやる事なす事多いからアンタたちに構ってる暇はないんだよ!」

 

そしてバーニンは彼らを車に無理矢理押し込んだ。

 

バーニン「ショート、ビルド。アンタたちの未来を見守るのも仕事のうちだからね。」

 

ドアを閉めてそう呟いた。車のガラスに遮られて声は聞こえなかったが、確かに想いは受け取った。たくさんのことがあったけどそれを糧に更に成長し、最高のヒーローになろうと再び決心した2人。

そんな彼らの職場体験は今日をもって終了する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万丈side

 

日にちは少し遡ること職場体験1日目。戦兎とはまた別の仮面ライダーが職場体験に行こうとしていた。

 

万丈「ここがヒーロー事務所か…。デカすぎんだろ!」

 

しばらく公共の交通機関に揺さぶられ、着いた先はとてもデカいヒーロー事務所だった。そのデカさはエンデヴァー事務所に劣りはするものの、首を限界まで上げてようやく全長が収まるほどだった。

そのデカさに圧倒されながら自動ドアの門をくぐる。すると、

 

「キミキミ!もしかして職場体験の子?そうだよね!体育祭見たよー!凄かったねー!」

 

と、水色髪のパツパツコスチュームを来た女の子が突然話しかけてきた。万丈はすこし驚いていたが、すぐに落ち着きを取り戻す。

 

万丈「体育祭見てくれたのはありがてえけど…お前誰だよ。プロヒーロー…じゃねえだろ?」

 

「そ!私は雄英高校3年A組の波動ねじれ!インターン生なんだよね!」

 

万丈「インターン生…?なんかよくわかんねえけど先輩ってことだな!俺は万丈龍我!よろしくな!」

 

インターン生が何か分かっていない様子の万丈。彼がインターンのことを知るのはまだまだ先のことなので気にしないでおこう。

 

ねじれ「さっそくだけど、君にはこれから試練を受けてもらいます!こちらへどうぞ!」

 

ひとしきり自己紹介を終えたところで事務所案内かと思いきや、何処かへ案内される万丈。事務所内をグルグルと巡りながらたどり着いた先は荘厳なドアが立て付けてある部屋だった。

 

ねじれ「さ、開けて開けて!今日から一週間お世話になるんだからあいさつしないと!」

 

万丈「分かったから押すなって!…失礼します。」

 

と無理矢理万丈の背中を押して入るように言う。緊張しながら万丈は徐にドアを開けると、1人のプロヒーローが座って待っていた。

 

「待ってたよ。私はドラグーンヒーロー、リューキュウ。よろしくね。」

 

彼女は席を立ち、握手を求めた。

万丈の職場体験先はNo.9ヒーロー、リューキュウだった。"個性"がドラゴンというカッコよさとその"個性"にふさわしい実績で人気を博するヒーローだ。

 

万丈「雄英高校一年B組の万丈龍我だ。よろしく。」

 

万丈はそう言いながら握手に応じた。握手を交わした後、リューキュウは再び椅子に座って足を組む。

 

リューキュウ「さっそくだけど今から試練を受けてもらうわ。と言っても実力調べ的なものなんだけどね。万丈くんはコスチューム着て準備できたらすぐに始めるから…」

 

万丈「いや、今すぐにでも俺は大丈夫だぜ。俺にはコスチュームねえからな!」

 

そう言うとカバンの中からビルドドライバーとクローズドラゴンを取り出した。

 

リューキュウ「ああ、そうだった。君はその戦闘スタイルだったね。私に着いてきて。」

 

すると3人は部屋を出て、再び事務所内を歩き回る。辿り着いたのは事務所内の訓練場で、何人かのサイドキックが戦闘訓練を行っていた。

 

リューキュウ「万丈くん、君は今から私と戦ってもらうわ。"個性"がどういうものか、もうある程度知ってるけど戦わなきゃわからないことだってある。手加減なしで本気でかかってきなさい。」

 

万丈「そういうことか。後悔してもしらねえからな!」

 

ベルトを腰に巻いてクローズドラゴンにドラゴンフルボトルをセットし、そのままベルトにクローズドラゴンを押し込む。万丈が『オラオラオラァ!』と叫びながら勢いよくハンドルを回すとスナップライドビルダーが展開されていく。

 

Wake up!Cross-Z Dragon!!! Are you ready!?

 

万丈「変身!」

 

Wake up burning!!!Get Cross-Z Dragon!!!Yeah!!!

 

スナップライドビルダーが合体し、万丈は仮面ライダークローズへと変身した。その様子を見ていたねじれは『すごーい!!!』と目をキラキラさせて子供のようにはしゃいでいた。

 

万丈「マジで手加減しねえからな。覚悟しろよ!」

 

と言うと地面を蹴ってリューキュウの元へ急接近し、右ストレートを打った。躱しきれずに腕をクロスさせて衝撃を受け止めるが、万丈はそこへさらに数打パンチを叩き込んだ。しかしリューキュウは数発殴らせた後に万丈の腕をガシッと掴む。そのまま万丈を背負い投げた。地面に強く背中を打ちつけられたがリューキュウは手加減しない。万丈の腹を踏み潰そうと勢いよく脚を下ろすが万丈は横にゴロンと回転してそれを避け、ブレイクダンスのように回転してリューキュウの脚を挫かせて転倒させた。

 

リューキュウ「なるほど、なかなか強いわね。素人の動きじゃない。」

 

両者ともにゆっくりと立ち上がる。

 

万丈「当たり前だろ!俺は元格闘家だからな!」

 

気合を入れて叫びながらリューキュウの方へ突進。飛び蹴りをするもリューキュウはスッとそれを避ける。軽くこけそうになった万丈の顔面を思いっきり蹴り、軽く後退りさせた。

両者拳での格闘はほぼ互角。力面では万丈が、技術面ではリューキュウが優っていると言えるだろう。万丈の攻撃は単調なので読みやすいということも関連しているが、それでもライダーシステムと上手く戦える辺り、さすがNo.9ヒーローと言えよう。

 

リューキュウ「確かに速いし強い。プロヒーローにも通じるよ。君本当に一年?」

 

息を整え、澄ました顔のリューキュウ。ダメージはあるだろうに、それを万丈に悟らせないようにしている。

 

万丈「まあな。でも俺の強さはこれだけじゃねえ!」

 

と言いつつ自身の剣であるビートクローザーを召喚する。そして刀身に蒼炎を纏わせて自信ありげに見せつけた。

 

リューキュウ「ああ、そういうのもあったね。かかってきなさい。」

 

すると今度はリューキュウの方から仕掛けてきた。刃物に対して距離を詰める。万丈は叩き切るように剣を振り下ろすがサッと避けられ、すぐに間合いに入られてしまう。万丈の装甲部分を右手で、万丈の右手首を左手で掴んだ。

 

リューキュウ「剣に関しては素人レベルのようね。型破りなことしたいならきちんと型学んだ方が良いよ。それは型無しになってる。」

 

手首をグイッと捻って万丈の剣を落下させ、蹴って遠くへ飛ばす。その後再び背負投げをしようとしたが、万丈は全身を蒼炎で包んでリューキュウに触れていられないようにした。リューキュウが反射的に『熱い!』と言って手を離した隙に少し距離を取った。

 

リューキュウ「だいたいあなたの能力は分かったけど…。そうね、あとは必殺技。撃ってきて。」

 

万丈「言われなくてもそのつもりだっつうの!」

 

躊躇もせずにグルグルとハンドルを回転させる万丈。リューキュウも身構え始めた。

 

Ready Go!!!Dragonic Finish!!!

 

エネルギー体ドラゴンのクローズドラゴン・ブレイズが万丈の周囲を取り囲み、そのドラゴンと共に勢いよくライダーキックを放つ。あまりの速さにリューキュウは思わず"個性"のドラゴンを発動。万丈のキックを両手で受け止めるが、ズルズルと後退りし、両者共に弾かれてしまった。

万丈は変身が解除され、2人とも床に転がり込んだ。

 

万丈「マジかよ…。これ防ぐの強くねえか?」

 

リューキュウ「あなたこそ、私に本気出させるなんてやるじゃん。」

 

リューキュウは"個性"を解除し、立ち上がり万丈の方に手を差し伸べる。

 

リューキュウ「万丈くん。君のヒーロー名は?」

 

万丈「クローズ。仮面ライダークローズだ。」

 

万丈はリューキュウの手を掴んで、リューキュウの目を見ながらゆっくりと立ち上がった。

 

リューキュウ「良い名前ね。これから一週間よろしくね。」

 

万丈「ああ。よろしくな。」

 

その時、万丈のロードラゴンフルボトルが反応し、成分が十分に充填されていった。ロードラゴンフルボトルを取り出すと普通のドラゴンフルボトルとは違う紺色のドラゴンフルボトルになっていた。

その間に万丈がリューキュウに認められたという喜びを分かち合いたいねじれが万丈の近くまで駆け寄ってきて

 

ねじれ「やったね万丈くん!リューキュウに認められるのって難しいんだよ!」

 

と、飛び跳ねながら万丈を褒め称えた。

 

リューキュウ「元々受け入れるつもりだったけどね。」

 

ハイテンションなねじれを横目に苦笑いしながらそう言うリューキュウ。

どちらにせよ認められたことは事実だ。

 

リューキュウ「さ、今日は特に仕事はないし、万丈くんも遠くから来て試練もして疲れただろうし休みましょうか。明日から本格的にヒーローとしての仕事もしていくから覚悟しておいてね。」

 

万丈とねじれは『はい!』と大きな声で返事をして、そのまま今日はリューキュウ事務所で休息を取った。こうして万丈の職場体験1日目は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職場体験四日目。

 

万丈「とりあえず無事なら良かったぜ…。」

 

戦兎『お前も職場体験頑張れよ。』

 

万丈「おう、じゃあな。」

 

朝から戦兎と電話をしていた万丈。先日戦兎たちがヒーロー殺しステインと遭遇。戦闘を行ったと聞き、心配して電話をかけていたのだ。

電話を切り、ポケットに携帯を突っ込むとリューキュウが自室に来るよう呼び出した。早速部屋に行くと既にねじれとリューキュウが待っていた。

 

リューキュウ「さて、今日は大仕事になるわ。気合い入れてね。」

 

万丈とねじれにそう呼びかけるリューキュウ。万丈は顔を曇らせて、

 

万丈「今日もパトロールじゃねえのか?」

 

と質問した。

ちなみに二日目に行ったことはリューキュウがイベントに出るためそのお手伝い件マネージャー、三日目はパトロールとヴィランの情報収集である。

 

ねじれ「今日はとあるヴィラングループを捕まえに行くの!強盗、窃盗、拉致、殺人に人身売買。20人程度のグループだけどやってることは凶悪だし、私たちの守備範囲で暴れちゃってるから突撃!ってね。」

 

リューキュウ「昨日情報を集めたのはそのため。ようやく奴らのアジトが分かったの。君にも少しだけ戦いに参加してもらうわ。良い経験になると思うよ。」

 

そう言うとリューキュウは今回のヴィランについての資料を配り始めた。

 

リューキュウ「ヴィラングループのリーダーは『ウルスス』。"個性"は大熊。その名の通り熊にできることはだいたいできるし、5mほどの高さの巨大熊に立ってなれちゃう。その子分たちも熊に関する"個性"持ちね。なかなかに手強いと思うから油断しないように。それじゃあ行くわよ!」

 

ねじれ・万丈「「了解!!!」」

 

強く意気込む3人。事務所を出るリューキュウの後を2人はついていく。

万丈は今回が初の本格的なヒーロー活動。果たして上手くいくのだろうか…。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。