天才物理学者と筋肉バカのヒーローアカデミア   作:いぷしろん

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戦兎「仮面ライダービルドで天才物理学者の桐生戦兎は、ホークスにやってヒーロービルボードチャートに招待され、トップ10の発表を見ていた。」

万丈「リューキュウが7位、幻さんが4位、ホークスが2位か…。幻さんが4位なのは納得いかねえ」

一海「このヒゲ、神野でブレイクして調子のってやがんだ。」

幻徳「時代がようやく俺に追いついただけだ」

戦兎「その割には担任業務放り投げてインタビューばっか受けてただろ?相澤先生が代わりなの良くあったし」

幻徳「俺は悪くない」

戦兎「開き直りかよ!…っと、そんなことがありつつ向かった福岡ではホークスに脳無の情報を聞きつつ食事をしていると脳無が襲撃。果たしてビルドとホークスは勝つことができるのか。どうなる第86話!」
















(√2/πlog884736744)^2=86話

ハイエンド「どレが一番強イ?」

 

戦兎「俺だ!」

 

戦兎はハイエンドを煽るかのように脳無とビルの隙間から飛翔して脳無の背中側に回り、ホークガトリンガーで背中を打つ。

 

ハイエンド「お前カ!」

 

ハイエンドは一瞬にして戦兎へ突撃するも戦兎はそれを左によけて回避。さらにそのまま上空へ逃げる。

 

【Ten!Twenty!Thirty!Forty!Fifty!Sixty!Seventy!Eighty!Ninety!】

 

上昇しながらホークガトリンガーの回転式リロードユニット(リボルマガジン)を手動で回転。弾が装填されていく。そんな戦兎を下からハイエンドが肩部のジェット機構で飛びながら追ってくる。

 

【One hundred!Full bullet!!!】

 

照準センサー(サードアイホーク)により狙いをハイエンドに定めつつ、戦闘被害を抑えるための三次元球のフィールドを展開。銃口(シックスガンマズル)から放たれた100発もの殱滅光線(バレットイレイザー)が鷹の形をしながら全弾ハイエンドの身体に着弾した。

 

ハイエンド「かユいナ…」

 

煙が晴れてハイエンドが姿を現す。体表が銃弾により少しだけボコボコと凹んでいるものの、ハイエンドにダメージはない。しかもそのボコボコももう治り始めている。

 

戦兎「やっぱり効かないか…!」

 

ハイエンド「コんなので俺レを殺セるとと思ったカ?」

 

その瞬間、ハイエンドの右腕がぐにゃりと伸びたかと思えばその腕を補助するかのように筋肉が増える。そして戦兎の上半身をガッチリと掴み、ビルを引っ掻くように引き摺り回した。

 

戦兎「ぐぁぁぁっ!!」

 

そのまま戦兎を地面に向かって叩きつけた。地面にはクレーターができるほどの力の強さである。

 

戦兎「クッソ…!USJとかのと同じ奴…いや、それ以上に強い!」

 

"肩部のジェット機構"、"変容する腕"、"筋肉増殖"、"超パワー"、"超再生"の五つ。さらに体表にはところどころ黒い鋼鉄の装甲のようなものが付いており、その部分は銃弾をも弾き返すほどの硬さをしている。

 

戦兎「パワーとジェットならコイツでどうだ!」

 

Gorilla!Jet!Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

戦兎は二つのボトルをチョイスしてレバーを回す。変身したのは仮面ライダービルド、ゴリラジェットフォームだ。

戦兎は背中のエイセスウイングから炎を噴射し超音速飛行を実現。ハイエンドの周囲を囲い攪乱させる。

 

ハイエンド「ミ、見エない!」

 

【Ready Go!!!Vortex Attack!!!】

 

その隙に戦兎はレバーをぐるぐると回転。ジェットの推進力でハイエンドに何度も何度も突撃を繰り返す。右腕のパワーユニット(サドンデストロイヤー)から放たれる怪力がハイエンド目掛けて何十発も放たれ、その度にハイエンドを貫く。

 

ハイエンド「今度ハいいパンチ…最高ダ!」

 

しかしハイエンドは伸縮する腕と筋肉増殖、超再生を以てして身体をあっという間に復元。さらに自身の腕を放射状に伸ばすことで、視覚的に捉えられずとも戦兎を腕で絡めて拘束することに成功。そのままビルに向かってラリアットを決めるかのようにビルへ戦兎をたたきつけた。

 

戦兎「ぐはっ…マズイ…!」

 

戦兎がぶつかり、ハイエンドの伸びる腕で亀裂の入ったビルは一気にバランスを崩し、ずり落ちるようにビルが崩壊する。しかもそのビルは飲食店が入っているビルだったらしく、まだたくさん人がいるのが確認できる。しかし今の戦兎にはそれを救う余裕など…

 

ホークス「救助は俺がする!やけんもうすこし耐えろ!」

 

先ほどまでいたビルで避難誘導を終えたホークスが登場。自身の"剛翼"で被害者76名をものの十数秒で避難。その直後、ホークスの羽が戦兎を拘束しているハイエンドの腕を斬り、戦兎を解放。ハイエンドを殴り飛ばして距離を取った。

 

戦兎「ありがとうございます!」

 

ホークス「礼を言っとる場合やなか!」

 

戦兎「分かってます!ちょっとだけ脳無の相手をお願いします!」

 

戦兎は言葉を交わしながらボトルを装填。レバーを回す。

 

Taka!Comic! Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

そして戦兎は仮面ライダービルド、ホークコミックフォームへと変身。右手にはホークガトリンガー、左手には4コマ忍法刀を携える。

 

【分身の術!!!】

 

戦兎は9人に分身したかと思えば、ソレスタルウイングを広げて崩壊するビル付近へ向かう。

 

【火遁の術!!!火炎斬り!!!】

 

【Ten!Twenty!Thirty!Forty!Fifty!Sixty!Seventy!Eighty!Ninety!One hundred!Full bullet!!!】

 

ビルと9人の戦兎を覆うように再び球体を展開。炎を纏った斬撃と計900発の弾丸がビルを細かく粉砕。そして…

 

Soujiki! Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

次は仮面ライダービルド、ホーククリーナーフォームへと変身。左腕の掃除機(ロングレンジクリーナー)で粉砕したビルを全て吸い込んだ。

 

ハイエンド「面白イ…」

 

その様子を見ていたハイエンドはホークスと交戦していたがそれを放棄してこちらに飛来してくる。が、謎の物体が飛んできてハイエンドに直撃。下を見るとそこには

 

「ホークス!加勢する!!」

 

と現れた地元ヒーローが数人。彼らの攻撃だった。

 

ハイエンド「邪じゃっ…邪魔!」

 

その瞬間、ハイエンドは代表をボコボコとさせ、9体の白い脳無を生成。そのまま地上へと放った。

 

戦兎「新しい脳無…!?」

 

ホークス「あんま力押しには強くないから困るんだけどな…。ビルド!しばらく持ち堪えてくれ!俺は白い脳無の対応してくるから」

 

戦兎「了解!」

 

戦兎はハイエンドの拳をロングレンジクリーナーで防ぎながらホークスに返事をした。

 

ハイエンド「コれで戦いニ集中デキる!」

 

ハイエンドはそう叫ぶと戦兎の右足を掴み、そのまま地面へと叩き下ろした。

 

戦兎「ガハッ…!くそっ、ベストマッチ程度じゃ歯が立たないか!」

 

USJや保須の黒い脳無はかなり強かったが、それは当時の戦兎はハザードレベルが低かったからでもあった。今現在ハザードレベル5.0に到達している戦兎にとってはスパークリングを使わなくても対処できるだろう。それならば被害を防ぐため上空で戦い続けたかった。しかし想定以上の強さを持つハイエンドに対し、地上戦を強いられるのであれば話は別だ。

 

RabbitTankSparkling!!!

 

戦兎はラビットタンクスパークリング缶を起動。ベルトに装填してレバーを回した。

 

【Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ」

 

シュワッとハジける!!!

RabbitTankSparkling!!!イェイイェーイ!!!

 

戦兎「さぁ、第二ラウンドだ!」

 

戦兎はようやくラビットタンクスパークリングへと変身。わざわざ上空戦をする必要がないのであればこちらの方が使い勝手が良い。

パチパチとした赤い泡が弾けると瞬きする瞬間にハイエンドの懐に潜り込み、前蹴りをすることでタンクのキャタピラを用いた装甲の剥ぎ取りを行う。奴が堅いのは"個性"の一部であろう"装甲"である。

 

ハイエンド「やメ…ヤメロ!」

 

装甲が削られるのが嫌なのか、ハイエンドは飛び跳ねて後方へと下がる。しかしひるみもせずに戦兎は歩いて近づき、胸にある鋼鉄のコアのような装甲を左拳で殴る。

 

ハイエンド「ぐうぅコれなラどうダ!」

 

ハイエンドは腕を伸ばしてぐるぐると戦兎に巻きつける。

 

戦兎「くっ…はなっれろ…!!!」

 

Ready Go!!! Sparkling Finish!!!

 

戦兎は動かない右腕をなんとか動かし、レバーを握って回す。音声と共に体全体からメントスコーラのように泡がシュワっと溢れ出し、絡まった腕を引きちぎりながら泡の力で空へと飛んでゆく。そしてワームホールのような図形が出現し、ハイエンドのいる地面に向かって炭酸をまとったライダーキックを喰らわせた。

 

戦兎「やったか…!」

 

爆発の煙が晴れるとそこには戦兎のキックによって身体に穴をあけられたハイエンドだったものがそこにあった。ピクピクと痙攣をしていて再生する兆しもない。しかしそのハイエンドの身体には違和感があった。

 

戦兎「頭が…ない?」

 

ハイエンド「正解ダ!」

 

背後の声に反応して振り向いた瞬間、重く鈍い拳で顔面を強く殴られ数メートル吹き飛んだ。

 

戦兎「ぐはっ…」

 

さらにムチのようにしなる腕によるウィップ攻撃で何度も何度も衝撃を喰らわせられる。戦兎はなんとか体勢を整えるも、オールマイトに匹敵するパワーの拳を喰らい、軽く脳震盪を起こし思考がまとめられない。

 

Phoenix!Robot!Are you ready!?】

 

戦兎「ビルド…アップ…!」

 

不死身の兵器!!!フェニックスロボ!!!イェーイ!!!】

 

戦兎は朦朧とする意識の中で仮面ライダービルド、フェニックスロボフォームへと変身。全身を燃やして腕の攻撃を腕ごと燃やして回避。そのまま炎の翼(エンパイリアルウィング)を展開して上空へと逃げつつ、自身を癒す再生の炎でなんとか思考がまとまるまで回復。

 

戦兎「ようやく意識がはっきりしてきた…。にしてもさっきのあれ…どっから…」

 

ハイエンド「待テ…!もっト戦うゾ…!!」

 

戦兎を追いかけて上昇してくるハイエンド。戦兎の元に着くわずかな間にに先ほどのハイエンドの瞬間移動について考えていた。

 

攻撃を受けた身体には頭部がなかった。しかし復活したハイエンドは五体満足であった。脳無の弱点は頭部の脳。逆にそこが無事であればいくらでも再生できる。これより導かれる結論。それは、戦兎が腕をちぎって上昇したとき、瞬時に腕を超再生。その後頭部をちぎって戦兎のキック範囲外へと投げて頭部のみ回避した後、頭部から体全体を超再生した…と言うものだった。

 

とどのつまり、彼を倒すためには超再生されないように頭部を攻撃して意識を失わせるか、高濃度のエネルギーで消滅させる他ない。しかし厄介なことに…

 

ハイエンド「ツぎはドウくるヒーロー…!」

 

戦兎「考えてやがるな…!」

 

今までの脳無とは違うところ。それは思考していると言うこと。戦闘が長引けば長引くほどこちらの狙い(頭部への集中攻撃)がバレる。しかしそのためにはスパークリング等では与えるダメージが小さく先ほどのように復活されてしまう。つまり…

 

戦兎「使うしかないか…」

 

今までは万丈たちもいたから良かったものの、ホークスもいない今、暴走せずにハザードトリガーを扱える自信はない。そもそもホークスとの事前談合ではエンデヴァーが暴走を抑えると言う役割のもと使用するという取り決めだったが…

 

【Hazard on!】

 

戦兎は言いつけを破り、ベルトにハザードトリガーを接続。

大丈夫。暴走する前に、立ちくらみが来た瞬間にトリガーを外せばいい。何度も自分に言い聞かせる。

 

Taka! Gatling! Super Best Match!!!Are you ready!?】

 

戦兎「ビルドアップ!」

 

【Uncontrol Switch!!! Black Hazard!!!ヤベーイ!!!】

 

そして戦兎は仮面ライダービルド、ホークガトリングハザードフォームへと変身。

 

ハイエンド「コないナラコッチから行くゾ!」

 

肩部のジェット機構で加速しながらこちらの首を掴みに来るハイエンド。それを俊敏に回避。すぐさま後ろに回り込むと同時にホークガトリンガーを連射しつつ距離を取る。

 

戦兎「暴走する前に終わらせる!」

 

【Ready Go!!! Hazard Attack!!!】

 

ホークガトリンガーで牽制しつつ前に出た戦兎。闇を纏った拳でさらにハイエンドを打ち上げ、真上に向かって黒の鳥弾を撃ち込む。さらに自身の羽を最大限まで広げ、下から上へ突き刺すようにハイエンドへライダーキックをキメた。

 

戦兎「早くトドメを…うっ…頭が…」

 

トドメを刺そうともう一度ベルトのレバーを握るも力が入らず意識が朦朧としてくる。先ほどの脳震盪の影響もあるのだろう。想定よりもかなり早い段階でプログレスヴェイパーが脳に浸透し始めている。

すぐさまハザードトリガーを外し、意識を取り戻すため急いで酸素を取り入れようと深呼吸した。そのときだった。

 

ハイエンド「油断シたな」

 

戦兎「しまっ…」

 

顔面を鷲掴みにされ、そのまま地面へと急降下。高さ約300mから地面へ顔面を強く打ち付けられたことでついに戦兎は強制変身解除をしてしまった。

 

戦兎「あがっ…」

 

脳が揺れる。この脳無は人間の弱点が脳であることをよく分かっている。自分の弱点が脳であるから相手もそうなのだと考える理性がある。だからこそ執拗に頭を狙うのだ。そのせいで再び意識が遠のく。

 

ハイエンド「モッと…ツ強いヒヒーローは…?」

 

ハイエンドはぶつぶつと垂れ流すようにそういいながら戦兎に向かって拳を振り上げる。

最悪だ。こんなバッドエンドを迎えるなんて…。こんなことなら暴走した方がマシだったのか…?

 

戦兎「最悪だ…こんなところで俺は殺されるなんてな…」

 

「させねえよ!!!!」

 

そのとき、荒々しい女性の叫び声と共にドカンと言う音が響いた。

朦朧とする意識の中でハイエンドの方を見る。

 

戦兎「あなたは…」

 

「ラビットヒーロー、ミルコ!助けに来た!」

 

視界の先には蹴り飛ばされて後ずさったハイエンド。そしてウサギの耳が特徴的なミルコの姿があった。

 

戦兎「…ラビット…!」

 

戦兎の眼に光が灯る。希望の灯火が光る。その希望は、紅に染まっていた。そしてその紅は今、産声を上げるかのように鈍く輝き始めた。

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