妖怪にまで零落した女神と契約して異世界に信仰を広めに来たものの、成功よりも失敗の方が多かった。
僕がその過程で学習した事は、自分と成果の両方を守り切れる拠点が無ければ、何も為せない事をようやく悟ったのだ。
「ねえ、僕らでここにお城を建てない?」
能力の成長が頭打ちになった頃に、仲間たちへ提案することにした。
魔物退治は冒険者……というか傭兵にとって飯のタネ。
南領エリアでの何度目かの魔物退治で、僕はかねてからの計画を進めた。
僕がその過程で学習した事は、自分と成果の両方を守り切れる拠点が無ければ、何も為せない事をようやく悟ったのだ。
「ねえ、僕らでここにお城を建てない?」
能力の成長が頭打ちになった頃に、仲間たちへ提案することにした。
魔物退治は冒険者……というか傭兵にとって飯のタネ。
南領エリアでの何度目かの魔物退治で、僕はかねてからの計画を進めた。
第一部 | |
そうだ、城主になろう! | |
城主に成りたい理由 | |
小神の使徒 | |
最低限の訓練と備え | |
被害を出さない為の戦 | |
会見相手の変更 | |
文明開化の音がする | |
荘園を手に入れ、荘園に手を入れる | |
洞府を開く為に | |
洞府 | |
とある洞府の銀天君 | |
オオトカゲの大捕り物 | |
降臨 | |
第二部 | |
やがて金字塔へと至る再点火 | |
成形 | |
今後を見据えて | |
伯爵家のお家事情 | |
目下の目標 | |
北進 | |
苦い酒宴 | |
一難去って、また一難 | |
避けられない難題 | |
奇妙な解決の仕方 | |
作戦の確立 | |
緋雁原攻略戦:前編 | |
緋雁原攻略戦:後編 | |
帰還 | |
一年目の終わり | |
外伝:転生前後 | |
第三部 | |
裾野か、頂きか | |
技術と知識の精練 | |
新しい目標に向けて | |
面倒な問題 | |
通行権の為の贈り物 | |
アポイントメント | |
蜂対策にもタワーディフェンスを! | |
ちょっとした災難 | |
ご長男と中央の料理 | |
未来の義兄弟と行く | |
紅来川の街にて | |
紅包の来訪 | |
水棲種族との邂逅 | |
島へ | |
ジャイアントビー対処計画 | |
駆除作戦の開始 | |
ジャイアント・ビーの駆逐 | |
人虎と社会コミュニティ論 | |
とある些細な公共事業 | |
密室での解決 | |
第四部 | |
新年度の開始 | |
捨拾選択の要 | |
水利の推理 | |
求めるモノ | |
フェーデ | |
勝算 | |
予期せぬ仲裁者 | |
私闘の始まりと、私闘の終わりと | |
決着とその向こう側 | |
まずは治水から | |
河川協同組合 | |
色々な作戦指導 | |
第五部 | |
北上作戦へと至る前に | |
参謀旅行 | |
南方鎮台とそのエリア | |
中央南群と、その歴史 | |
インフラの見積もりと大商人 | |
今後の予定 | |
路線変更 | |
目の前の不満と、最終目的による鎮静作用 | |
パラダイムシフト | |
作戦立案とその始動 | |
勝つよりも先に未来の布石を | |
魂鎮めの祀り | |
解放戦の終了 | |
戦後処理 | |
第六章 | |
やる事と情報のトリアージ | |
収穫祭に向けて | |
賑やかな収穫祭 | |
来年度の目標 | |
架橋の実験:前編 | |
架橋の実験:後編 | |
魔女狩り | |
必要なのは消火方法ではなく、防火対策 | |
嵌め手と対抗策 | |
同行者 | |
策士は策に溺れ、時に泳ぎ切るもの | |
南商豪という男 | |
西領の公子さま | |
無難な計画よりも、夢のある計画を | |
共生と共闘と | |
来年に向けて | |
第七章 | |
新年と戦闘準備の幕開け | |
西よりの使者 | |
オーデーン | |
偽装情報 | |
大公の思惑と、対抗する思惑 | |
雨天の進軍 | |
上陸作戦は将棋のように | |
魅了する魔物:前編 | |
魅了する魔物:後編 | |
後方拠点の設営 | |
大公の謀略 | |
人を呪わば穴二つ | |
来たるべき提携 | |
覚悟を決める時 | |
出兵計画の終了 | |
第八部 | |
西領上陸戦 | |
南蜃砂の戦い:前編 | |
南蜃砂の戦い:後編 | |
速攻か、遅攻か | |
謀略における巴戦 | |
そして最終局面へ | |
戦争は終りぬ | |
第九部 | |
訴状のイニシアティブ | |
最期の手札 | |
勝負のコール! | |
大団円 | |
やがて、おとぎ話になる |